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運動学Ⅱ 後期期末試験
  • 荒井和

  • 問題数 97 • 1/2/2025

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    問題一覧

  • 1

    骨盤を構成する骨の種類を列挙せよ

    寛骨(腸骨、恥骨、坐骨)、仙骨、尾骨

  • 2

    主な骨盤の関節、結合を3種類列挙せよ

    寛骨の連結、恥骨結合、仙腸関節

  • 3

    寛骨の結合の主な機能はどれか

    寛骨臼を形成し、股関節を構成する

  • 4

    恥骨結合の主な機能はどれか

    骨盤輪に構造的安定性をもたらす, 骨盤帯へのストレスの軽減

  • 5

    恥骨結合の機能の一つに「骨盤輪に構造的安定性をもたらす」が挙げられるが、その機序について詳しく説明せよ

    正常な恥骨結合の場合、作用力は内側に向いている。そのため、骨盤の後方には相対的に外側に開こうとする力が働き、仙腸関節が伸張される。伸張されたことにより、仙腸関節には抵抗力が生まれ、内側に閉まる力が生じる。つまり、骨盤には前後ともに内側に閉まろうとする力がかかるため、骨盤が安定する。そのため、仙腸関節は骨盤の安定性には関与していない。

  • 6

    恥骨結合の機能の一つに「骨盤帯へのストレス軽減」があるが、その機序について説明せよ

    人体の荷重(P)は仙腸関節を介して腸骨へと伝わり、床反力(R)は股関節を介して腸骨と恥骨結合へと伝わっていく。腸骨に向かった床反力と同じく腸骨に伝わっている荷重は相殺され、恥骨結合に向かう床反力は線維性結合組織からなる恥骨間円板によって吸収される。この恥骨間円板によって、骨盤帯のストレスはある程度軽減されている。

  • 7

    仙腸関節の機能はどれか

    骨盤帯へのストレス緩和, 荷重伝達の安定化

  • 8

    仙腸関節について正しいのはどれか

    安定性を意図して作られている, 半関節である

  • 9

    nutationについて正しいのはどれか

    仙骨のうなずき運動(前傾)である, 矢状面上における腸骨に対する仙骨岬角の前方への回転である

  • 10

    counter-nutationで正しいのはどれか

    矢状面上における仙骨に対する腸骨の前方への回転, アウトフレアが起こる, 仙腸関節の安定性は低下する

  • 11

    仙骨は脊柱と骨盤のどちらの構成要素にも含まれている。したがって、骨盤と脊柱の運動は連動して行われる。この共同運動のことを何というか

    腰椎ー骨盤リズム

  • 12

    骨盤傾斜角として正しい角度はどれか

    60°

  • 13

    骨盤傾斜角の角度、どこを結んでいるか、また、どことどこの角度かを答えよ

    骨盤傾斜角は、仙骨岬角と恥骨結節上縁を結ぶ線と坐骨を通る垂平線がなす角度のことであり、正常角度は60°である。

  • 14

    臨床においてよく用いられる骨盤傾斜角はどこの角度で、何度であるか

    PSIS(上後腸骨棘)と恥骨結節上縁を結ぶ線と坐骨を通る水平線がなす角度で、正常角度は30°である。

  • 15

    骨盤の生理的前傾角の求め方と、基準値を述べよ

    生理的前傾角は、矢状面上におけるASIS(上前腸骨棘)を通る水平線とPSIS(上後腸骨棘)を通る水平線との間の距離で求めることができ、2~2.5横指(2~2.5㎝)が正常値である。

  • 16

    矢状面上の「骨盤直立位(中間位)」を骨盤傾斜角と生理的前傾角を用いて説明せよ

    骨盤の直立位は、地面に90°に立っているときの骨盤のことを言う。脊柱は、生理的湾曲が存在しているため、骨盤も一定の傾きが存在する。正常な傾きを表したものが骨盤傾斜角と生理的前傾角であり、骨盤傾斜角は60°か寛骨のみで求めた角度であれば30°、生理的前傾角はASISとPSISとの距離が2~2.5横指でやや前傾している状態である。脊柱の生理的彎曲により生まれる骨盤傾斜角と生理的前傾角によって傾いている状態が骨盤の直立位である。

  • 17

    体幹骨格と骨盤は仙腸関節で強固に接続しているため、腰椎の配列は骨盤の回転によって変化し、逆もまたしかりである。この関係を何というか。

    腰椎骨盤リズム

  • 18

    対方向性腰椎骨盤リズムを二種類述べよ。

    骨盤前傾と腰椎伸展, 骨盤後傾と腰椎屈曲

  • 19

    腰椎伸展に伴い腰椎に起こる変化を簡単に説明せよ

    腰椎の伸展により、髄核は前方に移動し、椎間孔は狭小化され、椎間関節は圧迫される。

  • 20

    腰椎の屈曲に伴い腰椎に起こる変化を簡潔に述べよ

    腰椎の屈曲により、髄核は後方に移動し、椎間孔は拡大し、椎間関節は離開する。

  • 21

    同方向性腰椎骨盤リズムを二種類述べよ

    骨盤前傾と腰椎屈曲, 骨盤後傾と腰椎伸展

  • 22

    立位からの体幹前屈時の同方向性腰椎骨盤リズムの運動学的変化について、股関節と腰椎の運動で正しいものを選択せよ

    股関節60°屈曲, 腰椎45°屈曲

  • 23

    骨盤と股関節の運動はある決まった相対運動パターンを呈する。正しいものをすべて選択せよ。

    骨盤前傾=股関節屈曲, 骨盤前方回旋=股関節外旋, 骨盤挙上=股関節内転, 骨盤後傾=股関節伸展

  • 24

    トーマステストとは何か

    股関節運動に必要な筋のうち、何の筋が弱いのかを確かめ証明することができるテストである。

  • 25

    トーマステストの機序を選択せよ

    端坐位にて片脚を胸の前で抱えて、背臥位姿勢にさせる。, 背臥位になったら、セラピスト役の人は抱えている足をさらに押し込む(股関節屈曲増強させる)。, 同時に腰椎前彎が無いか床と腰椎の間に手を入れて、腰椎が付いていることを確認し、反対脚の状況を確認して、あてはまる項目すべてに〇をする。

  • 26

    トーマステストにて、腸腰筋が陽性になった場合、どのような反応が見られるか。

    反対の足が上に上がってきた(床から浮いている)

  • 27

    トーマステストにて、大腿直筋が陽性であった場合、見られる変化はどれか

    反対の足の膝が伸びてきた(または80°以上屈曲しない)

  • 28

    トーマステストにて、大腿筋膜張筋が陽性である場合、どのような変化が起こるか

    反対の足が外転した

  • 29

    トーマステストにて、縫工筋が陽性である場合、どのような変化が起こるか

    反対の足が外旋した

  • 30

    トーマステストで何故股関節屈筋群の伸張性を測ることができるのか、簡潔に説明せよ。

    トーマステストでは、対側の股関節が可動域を超える屈曲をすることで、骨盤は後傾し、検査速下肢は相対的に伸展する。そのため、股関節屈筋群の伸張性が低下している場合は、短縮した筋の作用に応じた検査側下枝の運動が起こる。

  • 31

    大腿骨は何関節か

    臼状関節

  • 32

    大腿骨頭は、内側及びわずか後方に突き出して寛骨臼と股関節を形成している

    ×

  • 33

    大腿骨頭の角度は360°である

    ×

  • 34

    大腿骨頭の中央部には大腿骨頭靭帯による窪みがある

  • 35

    大腿骨頭の表面は線維性軟骨でおおわれる

    ×

  • 36

    大腿骨頸部は大腿骨頭と大腿骨幹部を結びつけている

  • 37

    大腿骨幹部は後方に弯曲している

    ×

  • 38

    大腿骨幹部は遠位では内側に向かっている

  • 39

    寛骨臼は腸骨と坐骨が占める割合は75%である

  • 40

    寛骨臼の角度は180°しかなく、半球の窪みである。

  • 41

    寛骨臼の関節面は円形である

    ×

  • 42

    寛骨臼窩は寛骨臼関節面の非接触部分である

  • 43

    寛骨臼周辺の関節唇は何のためにある構造か

    寛骨臼の角度は180°と非常に浅いため、本来は不安定な構造である。そこに線維軟骨性の関節唇が加わることで、関節窩の深さを補完し、安定性を確保している。

  • 44

    頚体角は前額面上から見た〇〇と〇〇との角度である。

    大腿骨頸部中央線、大腿骨骨幹部中央線

  • 45

    正常な頚体角は何度か

    125度

  • 46

    前捻角は水平面上から見た〇〇と〇〇との角度である

    大腿骨頸部中央線、大腿骨顆部を通る水平線

  • 47

    正常な前捻角は何度か

    15度

  • 48

    CE角は前額面上における〇〇と〇〇の角度である

    大腿骨頭中心への垂直線、大腿骨頭中心と寛骨臼上外側縁

  • 49

    正常なCE角は何度か

    35度

  • 50

    股関節の「運動軸」は、〇〇と〇〇を結ぶ線である

    大腿骨頭中心、膝関節中心

  • 51

    股関節の解剖軸は〇〇である。

    大腿骨骨幹部中央線

  • 52

    股関節の解剖軸は運動軸に対して何度傾いているか。また、それはなぜか。

    6度、大腿骨頸部の存在によって骨幹部が外側に位置しているから。

  • 53

    股関節の解剖軸は運動軸よりも「前外側」に位置する

    ×

  • 54

    股関節の静的安定性要素を三つ述べよ

    重力&床反力、関節唇、関節腔内の陰圧

  • 55

    股関節の関節唇の静的求心性について説明せよ

    寛骨臼、大腿骨頭、を用いて説明できていればOK

  • 56

    股関節において、関節腔内の陰圧の静的安定性について説明せよ

    関節唇、密封、陰圧、22㎏を用いて説明できていればOK!

  • 57

    股関節の動的安定性要素を三つ述べよ

    関節包、靭帯、骨格筋

  • 58

    関節包が股関節にもたらす動的安定性について説明せよ。

    強靭な関節包、凹んだ筒状、関節唇と結合、靭帯の補助を用いて説明できていればOK!

  • 59

    腸骨大腿靭帯の起始停止で正しいのはどれか

    下前腸骨棘ー転子間

  • 60

    恥骨大腿靭帯の起始停止部で正しいのはどれか

    恥骨ー小転子

  • 61

    坐骨大腿靭帯の起始停止部で正しいのはどれか

    関節窩縁の坐骨部ー大転子内側

  • 62

    大腿骨頭靭帯の起始停止で正しいのはどれか

    大腿骨頭窩ー月上面の先端付近

  • 63

    股関節靭帯は大腿骨頭靭帯を除き、①〇〇位で緊張し、②〇〇位では全て弛緩する。

    伸展, 屈曲

  • 64

    筋作用は二つの作用に分かれ、関節運動としての作用を持つ〇〇〇〇と関節を求心位に保つ作用の〇〇〇〇〇があり、特に後者が働くことで関節の求心性を高めている。

    回転分力、安定化分力

  • 65

    股関節の代表的なインナーマッスルとは何か

    深層外旋六筋

  • 66

    股関節には常に〇〇モーメントがかかりやすい

    内転

  • 67

    片脚立位時は、前額面上で同側骨盤〇〇、股関節〇〇方向への崩れが起きやすい。

    挙上、内転

  • 68

    外転筋の低下による代償動作として、体幹の〇〇への〇〇で骨盤の傾きを修正することが挙げられる。

    同側、側屈

  • 69

    歩行時、片脚立位時に骨盤が崩れる跛行を何というか

    トレンデレンブルグ徴候

  • 70

    トレンデレンブルグ徴候の特徴として、立脚側の骨盤〇〇、遊脚側の骨盤〇〇が挙げられる

    挙上、下制

  • 71

    歩行時に、片脚立位時の体幹の崩れが生じる跛行を何というか

    デュシャンヌ歩行

  • 72

    デュシャンヌ歩行の特徴として、立脚側側への〇〇〇〇が見られる

    体幹側屈

  • 73

    膝関節は三つの関節からなる複合関節であるが、三つの関節全てを挙げよ。

    脛骨大腿関節、膝蓋大腿関節、近位脛腓関節

  • 74

    大腿骨の遠位には大きな〇〇〇と〇〇〇が存在し、そこから突き出す内・外側上顆は内側外側側副靭帯の起始部となる。

    外側顆、内側顆

  • 75

    外側顆と内側顆を分けるように〇〇〇〇が存在し、十字靭帯の通路となる。

    顆間切痕

  • 76

    大腿骨内側顆と外側顆は前方で癒合し、〇〇〇を形成する。この溝は〇〇〇〇関節の関節面となる。

    滑車溝、膝蓋大腿

  • 77

    大腿骨滑車溝の外側小関節は内側小関節よりも前方に出ている

  • 78

    脛骨顆部の上面は〇〇という

    脛骨高原

  • 79

    脛骨高原は内側面で〇〇く〇〇である。

    広く、凹状

  • 80

    脛骨高原は外側面で〇〇く、平坦か〇〇である。

    狭く、凸状

  • 81

    脛骨高原は、大腿骨顆部と比較して〇〇の大きさしかない

    1/2

  • 82

    膝関節の不安定な関節構造について説明せよ

    ①関節面の形状が一致していない(大腿骨も脛骨も凸面・脛骨の方が小さい) ②関節包が薄く、安定化機構にならない ③筋の付着部が関節運動中心に近く力学的効率と安定化機構が劣る(モーメントアームが短く、筋収縮によるトルクの作用が生じにくいため、筋が安定化機構にならない)

  • 83

    脛骨大腿関節の生理的外反角(FTA)は何度か

    175度

  • 84

    膝関節の伸展位→屈曲位における滑りー転がり運動の説明で間違いがあれば訂正して文章を書きなおしてください ①初期屈曲の10度~20度まで純粋な滑りのみ ②30度~徐々に転がりが加わってくる ③屈曲最終域=純粋な滑りのみ

    ①初期運動の10度~20度まで純粋な転がりのみ②20度~徐々に転がりが加わってくる

  • 85

    膝関節を最終伸展位でロックするためには〇〇の〇〇(10~15度)が必要である

    下腿、外旋

  • 86

    膝関節伸展可動域の最終30度から起こる下腿の外旋を何というか

    終末強制回旋

  • 87

    終末強制回旋の誘導因子を3つ述べよ

    大腿骨内側顆の形状、前十字靭帯の張力、大腿四頭筋の外側への働き

  • 88

    終末強制回旋の誘導因子である「大腿骨内側顆の形状」について説明せよ

    内側顆の滑車面は滑車溝に地下ずくに連れて外側にカーブしているため、脛骨は進展に伴い外側に湾曲した経路を通ることになるため、下腿の外旋が起こる。

  • 89

    膝の完全伸展位からの屈曲時に、終末強制回旋によるロックを外す役割を持つ筋肉は何か

    膝窩筋

  • 90

    膝関節の安定化機構として作用するのは〇〇と〇〇である

    半月板、靭帯

  • 91

    内側半月の特徴で正しいのはどれか

    内側側副靭帯と結合している, 大腿四頭筋、半膜様筋と結合している

  • 92

    外側半月板の特徴で正しいのはどれか

    外側側副靭帯と結合していない, 大腿四頭筋、半膜様筋、膝窩筋と結合する

  • 93

    半月板の構造で正しいのはどれか

    内縁より外苑の方が分厚い, 線維性軟骨である

  • 94

    半月板の主な機能を2種類述べよ

    接触面を広げ、圧縮力を分散させる。脛骨関節面の窪みを増大させる。

  • 95

    半月板の運動について、正しいのはどれか

    下腿の外旋→外側半月板は前進、内側半月板は後退, 膝関節屈曲→両半月板は後退

  • 96

    膝の内側側副靭帯(MCL)の起始停止で正しいのはどれか

    脛骨内側顆ー大腿骨内側上顆後方

  • 97

    外側側副靭帯(LCL)の起始停止で正しいのはどれか

    腓骨頭ー大腿骨外側上顆後方