問題一覧
1
人格障害の診断で入院した20歳の患者に精神発達遅延の疑いが生じた。必要な検査はどれか。
改良版ウェクスラー成人知能検査(WAIS-R)
2
次の組み合わせで間違ってるのはどれか
文章完成法(SCT) ー 質問紙法
3
認知を評価する検査はどれか
Mini-Mental State Examintion(MMSE)
4
左右対称形の10枚の図形を用いて、絵が何に見えるかで知能と性格を検査するのはどれか
ロールシャッハテスト
5
躁病の治療薬はどれか
炭酸リチウム
6
ジアゼパム服用患者で注意するのはどれか
転倒
7
うつ病患者がSSRIの服用を開始した。観察が必要な症状はどれか
嘔気
8
電気痙攣療法の副作用となるのはどれか
健忘
9
電気痙攣療法の適応となるのはどれか
うつ病
10
抗精神病薬を服用中の患者が「足がムズムズして座っていられない」と訴えた。考えられる副作用はどれか
アカシジア
11
三環系抗うつ薬の副作用はどれか
尿閉
12
向精神薬服薬を続けてきた患者。入院14日の予約時に40.0℃の発熱と多量の発汗があった。適切な対応をふたつ選べ
筋強剛の有無を確認する, 与薬を中止して主治医に報告する
13
集団精神療法の効果が最も期待できるのはどれか
薬物依存症
14
認知行動療法で最も期待される効果はどれか
物事の捉え方のゆがみが修正される
15
精神科デイケアの目的はどれか
社会生活機能を回復する
16
入院集団精神療法において、看護師が担うリーダーの役割で正しいのはどれか
沈黙も意味があると受け止める, 患者の非言語的サインに注目する
17
神経伝達物質はどれか
アセチルコリン
18
目的とする効果が安定して発現するまでに最も時間がかかる薬はどれか
抗うつ薬
19
精神科デイケアの目的で最も適切なのはどれか
対人関係能力の向上を目指す
20
48歳男性。統合失調症の診断で入院し、3ヶ月の治療を受けて退院した。合併症はみられない。アパートで一人暮らしを始めたが、前回退院後拒薬が見られたため、主治医の指示により退院と同時に医療機関の訪問看護が開始された。アパートは開静な住宅地にあり、訪問中にはほとんど騒音は聞こえない。訪問の頻度は週1回であった。 患者は退院後常に耳栓をし、訪問看護師が来るとはずしていた。この状況の説明でただしいのはどれか。
幻聴
21
22歳の女性。母親は2年前に病死し、父親と妹との3人暮らしであった。最近、転勤のため一人暮らしになったのをきっかけに不安感が現れ、食事の摂取量が少なくなった。眠れない夜が続き会社を休んでいる。電話で父親に「お母さんが私を呼んでいる。テレビで自分のことが放送されているようでつらい。「殺す」という声が聞こえてくる。と訴えたため、父親が付き添って来院し入院することになった。入院後、食事にはほとんど手をつけず、入浴や着替えもしたがらない。抗精神病薬が処方されているが「病気ではないし、飲み始めたら手が震えるようになったのでいや」と言って服薬を拒んでいる。 問題 入院時のアセスメントで適切なのはどれか 2つ選びなさい
意欲が低下している, 被害妄想がある
22
抗精神病薬を勧める説明が適切なのはどれか 2つ選びなさい
手の震えはほかの薬でなおすことができる, 「殺す」という声が聞こえなくなる
23
統合失調症の秒型と症状との組み合わせで正しいのはどれか
緊張 ー 混迷
24
統合失調症患者が、自宅を訪問した看護師に「私は天皇陛下の子孫である」と興奮して話した。解釈として正しいのはどれか
血統妄想がある
25
統合失調症の秒型でら10歳大後半から20歳大前半に急激に発症してら精神運動興奮などがあり、抗精神病薬が有効なものはどれか
緊張型
26
統合失調症の陰性症状はどれか
感情鈍麻
27
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、夜害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2カ月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は、家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。 Aさんの退院について、両親は「退院は反対。入院前のように隣人とトラブルになるのではないかと不安です。私たちも高齢になってきたので負担が大きい です」と話した 問題 この時の両親への看護師の対応で適切なのはどれか
退院後に活用できる社会資源について情報提供する
28
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、彼害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2カ月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は、家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。 その後もAさんの両親は、高齢であることを理由に自宅への退院に同意しなかった。 問題 Aさんの退院を計画的に進めるために行うことで適切なのはどれか
医療保険入院者退院支援委員会の開催
29
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、彼害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2カ月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は、家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。 Aさんの退院については、アパートでの単身生活か、共同生活援助(グループ ホーム)での生活を目指すことになった。 問題 Aさんの精神科リハビリテーションを進めるにあたり、病棟看護師が連携する 職種で最も優先度が高いのはどれか
退院後生活環境相談員
30
統合失調症の幻覚や妄想に最も関係する神経伝達物質はどれか
ドパミン
31
82歳の男性。3ヶ月前に脳梗塞で倒れ病院に入院したが、内科的治療により病状が安定したため老人保健施設へ移った。右片麻連が残り、車椅子への移乗に介助を要する。話しかける内容についてはほぼ理解しているが、物の名前が出てこなかったり、ハサミを「ハスイ」と言ったりする。 【問題】患者の言語障害で正しいのはどれか
運動性失語
32
Aさん(80歳、男性)は、脳梗塞の治療のために入院した。 Aさんは多弁であり「めがねとってください」のことを「めとねをとってください」などと話す様子が観察される。 問題 Aさんの症状で正しいのはどれか
錯誤
33
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく入院形態ではないのはどれか
勧告入院
34
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により病院の管理者か精神科病院に入院中の患者に対して制限できるのはどれか 2つ選びなさい
任意入院患者の解放処遇, 信書の中の異物の受け渡し
35
措置入院について正しいのはどれか
入院の要因はに2人以上の精神保健指定医が判断する
36
「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の平成7年改正で充実が図られたのはどれか
精神障害者の福祉
37
19歳の男性。大学生。2週前から自分の部屋に閉じこもるよ こうになり、日中はベッド上にいることが多くなった。夜はブッ ・ブツ独り言を言いながら自室内を歩き回り、3日前から自室から一歩も出ず家族と全く会話をしていない。食事も摂らないので、心配した家族がドアを壊して入室した。髪はボサボサ、ヒゲは伸び放題で、ベッドに座り下を向いたままであった。 開眼はしているものの呼びかけても発語はなく、同じ姿勢を保ち続けていた。家族は困惑し精神保健福祉センターに相談して精神科を受診。精神保健指定医の質問に対して、時にうなずくような動作はするものの返答は全くなかった。入院の必要性を説明するが患者の同意は得られなかった。 問題 患者は入院することになった。精神科病棟への入院形態で適切なのはどれか
医療保護入院
38
19歳の男性。大学生。2週前から自分の部屋に閉じこもるよ こうになり、日中はベッド上にいることが多くなった。夜はブッ ・ブツ独り言を言いながら自室内を歩き回り、3日前から自室から一歩も出ず家族と全く会話をしていない。食事も摂らないので、心配した家族がドアを壊して入室した。髪はボサボサ、ヒゲは伸び放題で、ベッドに座り下を向いたままであった。 開眼はしているものの呼びかけても発語はなく、同じ姿勢を保ち続けていた。家族は困惑し精神保健福祉センターに相談して精神科を受診。精神保健指定医の質問に対して、時にうなずくような動作はするものの返答は全くなかった。入院の必要性を説明するが患者の同意は得られなかった。 問題 内服薬を勧めたところ、患者は服薬しようとしなかった。看護師の対応で適切なのはどれか
治療の必要性を説明した上で指示薬を注射した
39
19歳の男性。大学生。2週前から自分の部屋に閉じこもるよ こうになり、日中はベッド上にいることが多くなった。夜はブッ ・ブツ独り言を言いながら自室内を歩き回り、3日前から自室から一歩も出ず家族と全く会話をしていない。食事も摂らないので、心配した家族がドアを壊して入室した。髪はボサボサ、ヒゲは伸び放題で、ベッドに座り下を向いたままであった。 開眼はしているものの呼びかけても発語はなく、同じ姿勢を保ち続けていた。家族は困惑し精神保健福祉センターに相談して精神科を受診。精神保健指定医の質問に対して、時にうなずくような動作はするものの返答は全くなかった。入院の必要性を説明するが患者の同意は得られなかった。 問題 1週が経過し患者は入院時の自分を自分の状況を話し始めた。看護師の適切なのはどれか
「つらかったでしょう」といたわり言葉をかけた, 患者が疲れない程度にゆっくり会話した
40
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行ったものの医療及び観察に関する法律の目的はどれか
社会復帰の促進
41
19歳の女性。身長160cm、体重35kg。交際していた相手から 太っているといって言われ、55kgだった体重を1年半で現在の体重 まで減量した。月経は停止している。 「まだまだ太っているのに、私は意志が弱くてやせられない」といい、心配する母親に食事を盛り付けた食器を投げて怪我させるなどの暴力行為があるため、精神科病棟に入院した。入院時の血液検査では血清総番自6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、Hb9. 8g/dlである。 入院後も自らは食事をしようとせず、看護師が付き添って食事した後にもトイレで嘔吐していた。 「太っていても平気な人の気が知れない。あなた、よく恥ずかしくない わね」と看護師を攻撃した。 アセスメントとして正しいのはどれか
身体像が障害されている
42
19歳の女性。身長160cm、体重35kg。交際していた相手から 太っているといって言われ、55kgだった体重を1年半で現在の体重 まで減量した。月経は停止している。 「まだまだ太っているのに、私は意志が弱くてやせられない」といい、心配する母親に食事を盛り付けた食器を投げて怪我させるなどの暴力行為があるため、精神科病棟に入院した。入院時の血液検査では血清総番自6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、Hb9. 8g/dl である。 入院3日。「生理が止まってお腹が膨らんできた。最近はセックスしていないけれど妊娠しているかもしれない」と言う。尿の妊娠反応は陰性であり、下腹部は軽度膨満し、打診で濁音が確認された。 入院以後、排便は確認されていない。 腹部が膨らんでいる理由で正しいのはどれか
便秘
43
Aさん(22歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹をたて母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともにAさんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ始めたため、精神科病棟に入院となった。 入院当日、Aさんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか
Aさんの心身を心配していることを伝える
44
小学校2年生の男児。授業中に座っていることができず、授業はほとんど理解できないようである。忘れ物が多く、そのことを注意しても反応をしめさないため担任教師から家庭に連絡があり、両親が付き添って外来を受診した。 この子供に行われる検査はどれか2つ選べ。
知能検査, 脳波検査
45
入院翌日、母親が面会に来たが、Aさんに要求されるままにお菓子を大量に持参した。Aさんは、面会室でお菓子をすべて食べた直後に、トイレにこもり、嘔吐しているところを看護師が発見した。Aさんは泣きながら「食べると止まらなくなる。太りたくない」と訴えた。主治医は、Aさんが右第2指を使って嘔吐していた痕跡を認めたことを、Aさんが「中学の時から過食と嘔吐を繰り返していた」と話したことから神経性過食症と診断した。入院時の身体所見:155センチ、48キロ 検査所見:赤血球400万/1l、Hb12. 5/dL、白血球6300/mL、Na135mEq/ K2. 7mEq/L, CL98mEq/L, AST30U/L, ALT35U/L. F-GTP32U/L 問題 Aさんの状態をアセスメントするために優先度が高い検査はどれか
心電図
46
入院後3週、Aさんの精神状態は落ち着き、職場に早く戻りたいと意欲があったため、退院に向けての準備をすることになった。自傷行為は、入院前の1回のみだった。Aさんは「また過食をしないか心配だ」と看護師に訴えた。そのため主治医はAさんと話し合い認知行動療法が開始となった。Aさんの退院に向けて、医師、看護師チームと連携するメンバーで最も適切なのはどれか
臨床心理士
47
Aさん(男性、26歳、会社員)は高校時代に自閉症スペクトラム障害の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則になり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してAさんは「家にいると仕事の事ばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくりと休みたい」と話した ため。Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。 問題 看護師が入院時に聴取する情報で優先度が高いのはどれか
職場の人間関係
48
Aさん(男性、26歳、会社員)は高校時代に自開症スペクトラム障害の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレ 冬が少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則になり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してAさんは「家にいると仕事の事ばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくりと休みたい」と話した ため。Aさんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。 問題 入院中のAさんは、面会や検査等の予定が急に変更になると混乱し、看護師に対して予定を繰り返し確認することがあった。このときAさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
文字や図を用いて説明する
49
入職後1カ月、Aさんは十分な休養が得られた。退院後の職場復帰にあたり、 Aさんから「仕事がうまくいかないと、すごく混乱して落ち着かなくなってしまう。 そうなったときはどうしたらよいか」と看護師の相談があった 問題 Aさんへの助言で適切なのはどれか
1人で落ち着ける場所に移動しましょう
50
31歳男性。両親と第との4人春らしである。22歳で大学を卒業し、就職したが6ヶ月で辞めた。その後、無気力な状態が1年余りも続いたので精神科を受診、統合失調症と診断された。半年間デイケアに通い、アルバイトをするまでになった が、27歳ころからは自分の部屋に閉じこもりがちになった。 部屋は乱雑で、母親が掃除しようとしても拒むようになり、最近は入浴もせず、両親と口をきかなくなった。外来通院と服薬は続けていたが、母親は受診時にこのままの生活では本人はだめになってしまうので入院させてほしい」と訴えた。これまでの家庭内のことは母親が1人でしてきた。父親が来年 定年退職することもあって、母親はこれからの生活に不安をもっているようであった。 問題 援助していくうえで優先度の高い情報はどれか
本人の考えていることや気持ち
51
31歳男性。両親と第との4人春らしである。22歳で大学を卒業し、就職したが6ヶ月で辞めた。その後、無気力な状態が1年余りも続いたので精神科を受診、統合失調症と診断された。半年間デイケアに通い、アルバイトをするまでになった が、27歳ころからは自分の部屋に閉じこもりがちになった。 部屋は乱雑で、母親が掃除しようとしても拒むようになり、最近は入浴もせず、両親と口をきかなくなった。外来通院と服薬は続けていたが、母親は受診時にこのままの生活では本人はだめになってしまうので入院させてほしい」と訴えた。これまでの家庭内のことは母親が1人でしてきた。父親が来年 定年退職することもあって、母親はこれからの生活に不安をもっているようであった。 問題 家族に勧める社会資源で適切なのはどれか
精神障害者福祉手帳の申請
52
31歳男性。両親と第との4人春らしである。22歳で大学を卒業し、就職したが6ヶ月で辞めた。その後、無気力な状態が1年余りも続いたので精神科を受診、統合失調症と診断された。半年間デイケアに通い、アルバイトをするまでになった が、27歳ころからは自分の部屋に閉じこもりがちになった。 部屋は乱雑で、母親が掃除しようとしても拒むようになり、最近は入浴もせず、両親と口をきかなくなった。外来通院と服薬は続けていたが、母親は受診時にこのままの生活では本人はだめになってしまうので入院させてほしい」と訴えた。これまでの家庭内のことは母親が1人でしてきた。父親が来年 定年退職することもあって、母親はこれからの生活に不安をもっているようであった。 問題 家族関係の改善に向けた援助として適切では無いのはどれか
本人の就労への援助を開始する
53
抑うつ状態による生活行動上の変化で誤っているのはどれか
他人に干渉するようになる
54
抑うつ状態の患者で正しいのはどれか
小さなことでも被害的に話す
55
躁状態の患者に見られる特徴的な訴えはどれか
思考が競争しているような感じ
56
躁状態ちよる生活上の変化で正しいのはどれか
睡眠時間の減少
57
Aさん46歳男性。体型は痩せ型。会社員で営業部門の担当である。 最近になり帰宅後も仕事関係のメールのやり取りに追われ、深夜まで仕事をする日々が続いた。「体の疲れが取れず。寝つきが悪く、やっと眠っても2時間程度で目が覚めてしまう。ねむらなくてはと思う が、起き上がってパソコンに向かってしまう。食事をしても味がせず、がんばって仕事をしても自分の存在が全く意味のないように感じる」と話す。体重が1ヶ月で3kg減少した。妻と来院した。 (1). アセスメントで正しいのはどれか
うつ状態
58
Aさん46歳男性。体型は痩せ型。会社員で営業部門の担当である。 最近になり帰宅後も仕事関係のメールのやり取りに追われ、深夜まで仕事をする日々が続いた。「体の疲れが取れず。寝つきが悪く、やっと眠っても2時間程度で目が覚めてしまう。ねむらなくてはと思う が、起き上がってパソコンに向かってしまう。食事をしても味がせず、がんばって仕事をしても自分の存在が全く意味のないように感じる」と話す。体重が1ヶ月で3kg減少した。妻と来院した。 AさんにSSRIが処方された。 妻は「この薬は、ふつうどれくらいできくのでしょうか」看護師に質問した。妻への説明で正しいのはどれか
1〜2週間で効果が現れます
59
22歳男子学生。両親との3人暮らし。就職活動中、2社から内定通知があった。第二志望の会社に断りにいったところ、逆に長時間説得され就職を同意した。その後、友人宅を訪れて夜になっても大声でしゃべり続けた。友人の家族が見かねて家に連絡し、自宅に連れ戻された。自宅でも興奮して両親に手を振り上げ、一睡もせずに家の中を歩き回っていた。翌日、両親に連れられて来院し、躁病と診断されて入院した。「会社に連絡しないと大損害を起こす。入院などしていられない」とドアを蹴っ飛ばし、他の患者を怒鳴りつけている。看護師に「僕のアイデアで会社は30億もうかるはずだ」と繰り返しいっている。母親はおろおろし、父親は「もっと早く気づかないのか」と母親を責めている。 (1)入院時のアセスメントで適切なのはどれか2つえらべ
精神運動興奮がある, 誇大妄想がある
60
22歳男子学生。両親との3人暮らし。就職活動中、2社から内定通知があった。第二志望の会社に断りにいったところ、逆に長時間説得され就職を同意した。その後、友人宅を訪れて夜になっても大声でしゃべり続けた。友人の家族が見かねて家に連絡し、自宅に連れ戻された。自宅でも興奮して両親に手を振り上げ、一睡もせずに家の中を歩き回っていた。翌日、両親に連れられて来院し、躁病と診断されて入院した。「会社に連絡しないと大損害を起こす。入院などしていられない」とドアを蹴っ飛ばし、他の患者を怒鳴りつけている。看護師に「僕のアイデアで会社は30億もうかるはずだ」と繰り返しいっている。母親はおろおろし、父親は「もっと早く気づかないのか」と母親を責めている。 (1)入院時の対応で適切なのはどれか2つえらべ
静かな場所へ誘導する, 他の患者に理解を深める
61
不安が強いうつ病患者への対応で最も適切なのはどれか
病気の治療とともに不安が軽減する可能性があることを伝える
62
会社員のAさんはらうつ病の診断で精神科クリニックに通院している。これまでも外来での診察中に自責的な発言繰り返していた。ある日Aさんから外来看護師に自殺念慮の訴えがあった。
死にたくなるくらいつらい気持ちでいるのですね
63
歩道を歩いている途中で立ち止まってしまったAさん。ブロックの繋ぎ目を踏んでは行けないという考えが頭の中で繰り返され動けないという。Aさんの症状はどれか
強迫観念
64
入院中のうつ病患者が「この病棟の患者が落ち着かないのは、全て私のせいです。私はみんなに迷惑をかけている悪い人間です」と訴えている。患者に見られる症状はどれか
罪業妄想
65
うつ病で入院している患者が「自分は重大な過ちで皆に迷惑をかけてしまいました。死んでお詫びします」という妄想を訴えた。この患者にみられるのはどれか
罪業妄想
66
統合失調症患者が、自宅訪問した看護師に「あなたは先週来た時私のお金をとったでしょう」と言葉を荒げて尋ねた。解釈で正しいのはどれか
被害妄想がある
67
躁状態の患者にみられる特徴的な訴えはどれか
考えが次々と浮かぶ
68
せん妄で正しいのはどれか
意識障害である
69
せん妄状態を起こしやすい疾患はどれか
髄膜炎, 頭部外傷
70
てんかんの患者が硬直間代性けいれん発作を起こし、畳の上に仰向けに倒れた。正しい対応はどれか
発作の持続時間を観察する
71
27歳の男性。会話をしていたところ話が急に数秒途切れ、再び話し始めた。本人も意識消失を自覚していた。顔面はやや蒼白になったが、呼吸の異常や発 汗はなかった。考えられるのはどれか。
てんかん発作
72
てんかん発作のうち意識消失がみられるこはどれか
欠伸発作
73
25歳の未婚女性。大量服薬のため救急車で搬送された。これまでも慢性の抑うつ状態の中で死にたいとしきりに訴え、手首を切るなどの自傷行為 や家族の目の前で車に飛び込もうとする行動がみられていた。そのような衝動行為の後には、イライラ感が減少するという。気分のよいときは相手には極端な好意を寄せてつき合うかと思うと、ささいな行き違いから、急に怒り出しては相手をひどく責めることがたびたびあった。また、男女関係ではこれまで、同棲しては別れるということを3回繰り返し、仕事も転職を繰り返して、現在は無職である。会話は普通にできるが、家庭内葛藤が強い。 問題 最も考えられるのはどれか。
境界性人格障害
74
Aさん、21歳男性。境界性人格障害と診断されている。 家族との緊張が高まり2週間前に入院した。病室内でたばこを吸ったり、病棟の規則を守らないので他の患者から苦情が出ていた。 主治医との契約で外出が禁止になっていたAさんが同部屋の患者と喫茶店に出かけようとしていた。それをみた日看護師が注意すると、病棟のホールにあった花瓶を床に叩きつけて割ってしまった。 C主任看護師が来て「弁償してください」と強い口調で言った。 その場に駆けつけたプライマリナースであるD看護師をAさんはにらみつけて「頭にきた。退院してやる。」と病室のほうへ走っていった。 問題 花瓶をたたきつけた行動のアセスメントで適切なのは
行動を制しようとしたB看護師への反発
75
Aさん、21歳男性。境界性人格障害と診断されている。 家族との緊張が高まり2週間前に入院した。病室内でたばこを吸ったり、病棟の規則を守らないので他の患者から苦情が出ていた。 主治医との契約で外出が禁止になっていたAさんが同部屋の患者と喫茶店に出かけようとしていた。それをみた日看護師が注意すると、病棟のホールにあった花瓶を床に叩きつけて割ってしまった。 C主任看護師が来て「弁償してください」と強い口調で言った。 その場に駆けつけたプライマリナースであるD看護師をAさんはにらみつけて「頭にきた。退院してやる。」と病室のほうへ走っていった。 問題 この直後にD看護師がとる対応で他正しいのはどれか
Aさんを追いかけて病室へ行く
76
Aさん、21歳男性。境界性人格障害と診断されている。 家族との緊張が高まり2週間前に入院した。病室内でたばこを吸ったり、病棟の規則を守らないので他の患者から苦情が出ていた。 主治医との契約で外出が禁止になっていたAさんが同部屋の患者と喫茶店に出かけようとしていた。それをみた日看護師が注意すると、病棟のホールにあった花瓶を床に叩きつけて割ってしまった。 C主任看護師が来て「弁償してください」と強い口調で言った。 その場に駆けつけたプライマリナースであるD看護師をAさんはにらみつけて「頭にきた。退院してやる。」と病室のほうへ走っていった。 問題 今後の看護チームの対応で適切なのはどれか 2つ選びなさい
他の患者からの苦情を本人に伝え、現実の出来事に目を向けさせる, 問題行動については許容しない姿勢をもつ
77
境界性人格障害の患者が、病棟の他患者に過剰に干渉してトラブルを起こし、主治医からその傾向を指摘された。診察後 患者は感情的に不安定になっている。 問題 今後の患者の行動で注意するのはどれか
衝動行為
78
成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復に対する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りが見られ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか
境界性人格障害
79
自我の防衛機制としての退行はどれか 1つ選びなさい
より低次こ発達段階に逆戻りする
80
昇華という防衛機制の説明で正しいのはどれか 1つ選びなさい
破壊的衝動をスポーツや文化的な活動に向ける
81
心的外傷後ストレス障害に認められるのはどれか
危うく死ぬような体験し、恐怖を覚えた, 外傷の原因となった体験が何度もよみがえる
82
Aさん、22歳の女性。両親と3人暮らし。短大卒業後、就職したが長続きせず、閉じこもりがちな生活になった。半年前から家の中が不潔だと言い、消毒薬で畳やドアを拭き始めた。最近では、他者が触ったものは汚いと言い、自分のやり方を強要するようになった。例えば、Aさんに洗濯をした衣類を渡すときには、母親であっても、まず手を洗い、衣類の時発待ってへさんが差し出じた筆の上に乗せるというものであった。 その手順や乗せ方が気に入らないと「不潔になってしまった」と泣き叫び、洗濯しなおすことを母親に要求した。対応に疲れた両親は、Aさんとともに精神科受診した。 問題 下線部の行動の解釈で適切なのはどれか
不安の軽減
83
Aさん、22歳の女性。両親と3人暮らし。短大卒業後、就職したが長続きせず、閉じこもりがちな生活になった。半年前から家の中が不潔だと言い、消毒薬で畳やドアを拭き始めた。最近では、他者が触ったものは汚いと言い、自分のやり方を強要するようになった。例えば、Aさんに洗濯をした衣類を渡すときには、母親であっても、まず手を洗い、衣類の時発待ってへさんが差し出じた筆の上に乗せるというものであった。 その手順や乗せ方が気に入らないと「不潔になってしまった」と泣き叫び、洗濯しなおすことを母親に要求した。対応に疲れた両親は、Aさんとともに精神科受診した。 問題 Aさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか
不合理だとわかっているがやめられない
84
Aさん、22歳の女性。両親と3人暮らし。短大卒業後、就職したが長続きせず、閉じこもりがちな生活になった。半年前から家の中が不潔だと言い、消毒薬で畳やドアを拭き始めた。最近では、他者が触ったものは汚いと言い、自分のやり方を強要するようになった。例えば、Aさんに洗濯をした衣類を渡すときには、母親であっても、まず手を洗い、衣類の時発待ってへさんが差し出じた筆の上に乗せるというものであった。 その手順や乗せ方が気に入らないと「不潔になってしまった」と泣き叫び、洗濯しなおすことを母親に要求した。対応に疲れた両親は、Aさんとともに精神科受診した。 問題 Aさんは納得の上で入院したが「ベッド柵を消毒してほしい」「シーツを取り替えてほしい」「トイレのドアノブをさわれないのでついてきてほしい」などと次々と要求した。病棟まで一緒に来た母親はどうしたらよいかとオロオロし、看護師の方をみた。 対応で適切なのはどれか
すぐには要求きおうじず、Aさんの反応を待つ
85
パニック発作でみられるのはどれか
強い予期不安
86
62歳男性。会社員の妻と二人暮し。40年間会社に勤め、60歳で定年迎えた。それまでは毎日、日本酒3合の晩酌をしていた。定年後は妻が仕事に出た後、暇にまかせて朝から飲酒し、一日中、飲み続ける生活をしていた。 1週間前から食事も摂取できなくなり、極度にやせて歩行もおぼつかない状態で妻に伴われて受診し、入院した。 入院直後、てんかん発作をおこした。 入院時に最も留意すべき項目はどれか。
意識レベル
87
62歳男性。会社員の妻と二人暮し。40年間会社に勤め、60歳で定年迎えた。それまでは毎日、日本酒3合の晩酌をしていた。定年後は妻が仕事に出た後、暇にまかせて朝から飲酒し、一日中、飲み続ける生活をしていた。1週間前から食事も摂取できなくなり、極度にやせて歩行もおぼつかない状態で妻に伴われて受診し、入院した。 入院直後、てんかん発作をおこした。 入院2日から発汗、動悸および手指の振戦が激しくなり、不眠となって入院3日にはいった。最も考慮すべき状態はどれか
せん妄への移行
88
アルコール依存患者と家族に対する支援プログラムぇ適切でないのはどれか
老人クラブ
89
症候群と症状とこ組み合わせで正しいのはどれか
アルコール離脱症候群 ー 幻覚症
90
アルコール離脱症状はどれか
幻視
91
覚せい剤使用の影響で正しいのはどれか
耐性が生じ、使用量が増加する
92
Aさんは鎮咳薬による薬物依存症と診断され、任意入院となった。入院2週間後、Aさん、主治医および担当看護師で、今後の治療について話し合った。Aさんは「今までは自分の力で薬をやめられると思ったけれど、やっぱりできなかった。仕事もしていないし、家に帰ったらまた薬をかってしまいそうだ。今度こそ何とかやめたい」と話している Aさんへの対応として最も適切なのはどれか
薬物依存症者のリバビリテーション施設の情報を提供する
93
Aさん(43歳男性会社員)は妻(38歳)と二人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からA さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため救急車で救急救命センターへ搬送され、入院となった。器質性検査および整理検査では異常がみとめられなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさん はアルコール依存症と診断された。 問題 入院後3日までにAさんに出現する可能性が高い症状はどれか 2つ選びなさい
幻覚, 振戦
94
Aさん(43歳男性会社員)は妻(38歳)と二人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からA さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため救急車で救急救命センターへ搬送され、入院となった。器質性検査および整理検査では異常がみとめられなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさん はアルコール依存症と診断された。 問題 入院後3日。面会に来た妻は、飲酒によって多くのトラブルを抱えているAさんへの対応に困っており、Aさんの飲酒行動に対する関わり方について、今後どのようにすればよいか看護師に相談した。 Aさんの妻に対する助言で適切なのはどれか
Aさんの飲酒によるトラブルを代わりに解決しないようにしましょう
95
Aさん(43歳男性会社員)は妻(38歳)と二人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前からA さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、Aさんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため救急車で救急救命センターへ搬送され、入院となった。器質性検査および整理検査では異常がみとめられなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、Aさん はアルコール依存症と診断された。 問題 入院中にAさんは、退院後に再び飲酒してしまうのではないかとい 不安を看護師に訴えた。 Aさんの断酒を支援するための看護師の提案で適切なのはどれか
セルフヘルプグループへの参加
96
Aさん(57歳男性)は妻(55歳会社員)と二人暮らしている。Aさんは、飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された。 その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き、体調が悪化したため受診し、アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された。医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった。Aさんは最近、倦急感が強く食欲がなく、1週前から飲酒もできなくなった。妻に付き添われて受診した際、外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した。 Aさんは食道静脈瘤硬化療法を終えて、アルコール依存症の治療を受けるため精神科病院に転院した。転院して2カ月、病棟ではAさんの退院に向けた話し合いが進められている。Aさんは「退院した後にお酒をやめられるか自信がない。体力が落ちており、何もしていないとお酒を飲んでしまいそうです」と悩みを打ち明けた。 問題 Aさんへの看護師の声かけで適切なのはどれか
アルコールの問題で悩んでいる人達との話し合いに参加してみましょう
97
76歳の男性。3年前にアルツハイマー型痴呆と診断。 最近になって、鍵や現金の置き場所を忘れて泥棒に入ったという訴え や、妻がいないときに1人で外出し帰宅できずに警察に保護されることが頻繁になった。そのため精神科に入院した。 入院してからも昼食直後に「食事を食べていない」と訴える。 また盛夏であるにもかかわらず、季節を尋ねると「冬」と言う。 問題 この男性に認められる精神症状はどれか 2つ選びない
記銘力障害, 見当識障害
98
76歳の男性。3年前にアルツハイマー型痴呆と診断。 最近になって、鍵や現金の置き場所を忘れて泥棒に入ったという訴え や、妻がいないときに1人で外出し帰宅できずに警察に保護されることが頻繁になった。そのため精神科に入院した。 入院してからも昼食直後に「食事を食べていない」と訴える。 また盛夏であるにもかかわらず、季節を尋ねると「冬」と言う。 問題1 今日も昼食直後「食事を食べていない」と言っている。対応として適切なのはどれか
昼食の用意ができるまでこお話をしましょう
99
76歳の男性。3年前にアルツハイマー型痴呆と診断。 最近になって、鍵や現金の置き場所を忘れて泥棒に入ったという訴え や、妻がいないときに1人で外出し帰宅できずに警察に保護されることが頻繁になった。そのため精神科に入院した。 入院してからも昼食直後に「食事を食べていない」と訴える。 また盛夏であるにもかかわらず、季節を尋ねると「冬」と言う。 問題 入院2週間後、夜間の徘徊が始まった。対応として適切なのはどれか
しばらく一緒に歩き「着きましたよ」と臥床を促す