問題一覧
1
合成樹脂塗に使用される代表的な樹脂は何ですか?
アクリル樹脂, ポリエステル樹脂, エポキシ樹脂, フェノール樹脂, アルキド樹脂, メラミン樹脂, フッ素樹脂
2
アクリル樹脂がさまざまな分野向けの塗料に使用されているのは、どのエステル基と組み合わせるかによって熱可塑性樹脂を熱硬化性樹脂へ、あるいは溶剤溶解性(油性)を水溶性(水性)へと性質を変えることができ、扱いやすい為
○
3
塗料に使用される代表的な樹脂は?
合成樹脂, セルロース系樹脂, 天然樹脂, 油類, 硬化型架橋剤
4
塗料に使用されるニトロセルロースやCAB(セルロース アセート ブチレート)などの樹脂を何というか?
セルロース系樹脂
5
セラニックス、ラッカー、アクリルラッカー、塩化ビニル樹脂塗料の乾燥タイプは?
揮発乾燥
6
硬化剤架橋剤の代表的な樹脂は?
ポリイソシアネート
7
乾燥の種類をすべて答えよ。
加熱反応硬化乾燥, 融解冷却乾燥, 酸化乾燥, 反応硬化乾燥, 光重合乾燥, 融着乾燥, 揮発乾燥, 電子線重合乾燥
8
一般焼き付け塗料の乾燥の種類は?
加熱反応硬化乾燥
9
塗膜が空気中の酸素を吸収して酸化し、さらに重合して硬化する、フタル酸樹脂塗料の乾燥の種類は?
酸化乾燥
10
触媒や硬化剤によって樹脂が反応硬化する乾燥の種類は何ですか?
反応硬化乾燥
11
有効波長の外線の照射で重合し硬化する乾燥の種類は何ですか?
光重合乾燥
12
顔料は溶媒に溶解し、染料は溶媒に不溶である。
×
13
染料と顔料は、どちらが溶媒に不溶ですか?
顔料
14
無機の有彩瀬料として従来から多用されていたが、有害な金属であるため、使用されなくなった金属は?
鉛, カドミウム, クロム化合物
15
体質顔料は、着色がなく、屈折率が比較的低く、塗膜中に存在しても視覚的には目立ちにくいど特性を持っている。
○
16
体質顔料の配合の目的でがないものはどれか?
塗料に機能を付与する機能付与剤
17
炭化水素系溶剤として知られる有機溶剤は何ですか?
トルエン, キシレン, ミネラルスピリット
18
ミネラルスピリットはどのような系統の溶剤ですか?
脂肪族系
19
アルコール系の溶剤として知られるものは何ですか?
メタノール, プロパノール, ブタノール
20
酢酸エチルと酢酸ブチルのような溶剤を、グリコールエーテル系溶剤という。
×
21
アセトン、MEK、MIBKのような溶解力の弱いケトン系溶剤は、エポキシ樹脂の溶解に使用する。
×
22
ブチルセロソルブなどのグリコールエーテル系溶剤は、水性塗料に使用される。
○
23
ミネラルスピリット等脂肪族系は弱溶剤塗料に使われる。
○
24
⑴、⑵、⑶は、強溶剤である。
ウレタンシンナー, ラッカーシンナー, エポキシシンナー
25
強溶剤は、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素とエステル、ケトンなどで構成されている。
○
26
特定化学物質に指定されている溶剤はどれか?
エチルベンゼン, MIBK(メチル イソブチル ケトン)
27
工業地帯に適しているのは何か?
架橋構造を形成する2液形
28
内装や天井の塗装に適しているのは何か?
合成糖指エマルションペイント塗り
29
浴室など水がかり部位には何を使うべきか?
つや有り合成樹脂エマルションベイント塗り
30
以下のうち、塗膜性能が良好なものはどれか?
常乾ふっ素樹脂エナメル塗り
31
ほとんどの塗料に使用されている、化学反応により合成されている樹脂を何というか?
合成樹脂
32
ロジン(松脂)やセラック等の地中に埋もれ化石化した樹脂や樹木より採取された樹脂を何というか?
天然樹脂
33
動植物から絞って取り出した油等の樹脂を何というか。
油類
34
代表的な樹脂が、ポリイソシアネートやメラミンホルムアルデヒド樹脂等のものを何というか?
硬化剤架橋剤
35
塗料の大きな役割を3つ答えよ。
保護, 美観, 特別な機能の付与
36
塗料の製造時に用いられる添加剤を何というか?
顔料分散剤, 湿潤剤
37
塗料の貯蔵性を改良する添加剤を何というか?
沈降防止剤, 皮張り防止剤, 増粘防止剤, 防腐剤
38
セメント系及び石膏ボード系素地に共通する特徴で正しいものを選択せよ。
表面が金属と比べて均質ではない。, 表面が非常にもろい、硬く綿密なもの多孔質なものなど、素地としての癖があるものが多い。, 表面付着物やひび割れ、穴等がありすぐに塗装できないものが多い。
39
金属系の塗装で、塗膜付着性の悪いものを選択せよ。
ステンレス, 亜鉛めっき, 電気めっき・クロムめっき, りん酸塩化成処理, アルマライト(アルミニウム系)
40
木材塗装の目的は、保護・美粧のほか、『寸法安定性』『防虫・防かび・防腐』『汚れ防止・耐摩耗性向上』の目的がある。
○
41
窯業系屋根材をすべて選べ。
新生屋根材, 波型スレート, 陶器瓦, プレスセメント瓦, 乾式洋瓦
42
ラッカーシャーシーの特徴は何か?
ニトロセルロースラッカータイプで、速乾性
43
フタル酸シャーシーの特徴は何か?
酸化重合型アルキド脂を主成分とするもので、乾燥は遅いが肉持ちが優れている
44
水性シャーシーの特徴は何か?
水性タイプで、一般的には水溶性樹脂またはエマルション樹脂が使用される
45
ツヤ消し剤の主成分は何か?
シリカ系顔料
46
高温多湿時の白化(ブラッシング)防止や高温時の肌荒れ防止の『ノンブラッシング』は、ラッカー用とウレタン用があり、それぞれ指定されたもの以外でも使用することが出来る。
×
47
重防食塗装は、何から守ることを目的としているか?
さび
48
鉄の腐食の形態としては、常温で起こる【①】と、鉄の精錬や熱間圧延時によって酸素と反応して起こる【②】がある。
湿食, 乾食
49
さびの生成は、鉄がイオンとなって熔解し電子が放出される【①】反応と、放出された電子が酸素または水と反応して水酸基イオンが発生する【②】反応が同時・同速度で進行し、その時に【①】から【②】に腐食電流が流れるために起こる。
アノード, カソード
50
鉄の腐食を防ぐ方法として、塗装や金属・非金属被覆の【①】、流電陽極法・外部電源法の【②】、耐候性鋼、ステンレス鋼の鋼材の改質、腐食抑制剤や腐食因子の除去の環境処理がある。
表面被覆, 電気防食
51
JIS K 5659:2018 「鋼構造物用耐候性塗料」に規定されているA種の上塗り塗料の樹脂を答えよ。 1級:【①】 2級:【②】 3級:【③】
フッ素樹脂, シリコン樹脂, ポリウレタン樹脂
52
JIS K 5659:2018 「鋼構造物用耐候性塗料」に規定されているA種は【①】型塗料で【②】を主要な揮発成分とし、主剤、硬化剤などを混合して反応硬化させる塗料。ポットライフは、【③】時間。B種は【④】型塗料で【⑤】を主要な揮発成分とし、主剤、硬化剤などを混合して反応硬化させる塗料と1液で硬化反応させて用いる塗料がある。ポットライフは、【⑥】時間。
溶剤, 有機溶剤, 5, 水性, 水, 3
53
(1)ショッププライマーに要求される性能 ①防錆性能 一次防舗がなされた鍋材は最終工程までの組み立てまでかなりの期間大気に晒されることになります。ショッププライマーの防錆力はその間、維持されなければなりません。この期間は一般には【①】~【②】カ月程度です。
3, 6
54
ショッププライマー (1)ショッププライマーに要求される性能 ②付着性 一次防錆された鋼材は移動、加工、組み立てなどの過程で様々な機械的力を加えられます。鋼材との付着性が良好で【①】や【②】などに優れていなければなりません。
耐衝撃性, 耐屈曲性
55
ショッププライマー (1)ショッププライマーに要求される性能 ③溶断・溶接性 一次防錆がなされた鋼材は溶断・溶接などの加工を受けるのでその作業に支障のないことが要されます。特にジンクリッチプライマーは【①】の場合、溶断作業に悪影響を及ぼし、溶接では【②】や【③】などを生じるので好ましくあません。
厚膜, ブローホール, ピット
56
ショッププライマー (1)ショッププライマーに要求される性能 ④上塗適合性 ショッププライマー塗膜は各種の塗り重ねられる塗料との【①】に優れていなければなりません。
付着性
57
ショッププライマー (1)ショッププライマーに要求される性能 ⑤速乾性 一次防錆がなされた鋼材は塗装後短時間のうちに移動されることが多く、通常【①】分以内に乾燥することが必要です。
10
58
ショッププライマー ■ショッププライマーの種類 ショッププライマーは、【①】と【②】に分類されます。
エッチングプライマー, ジンクリッチプライマー
59
①エッチングプライマー エッチングプライマーは化成処理と塗装の両機能を有する化成処理形防錆塗料です。下塗塗装ま での暴露期間や暴露環境および塗装系に応じて【①】と【②】があります。IS K 5633/ 「エッチングプライマー」として規格化されています。
短ばく形エッチングプライマー, 長ばく形エッチングプライマー
60
JIS K 5633 「エッチングプライマー」で規定されており、1種が【①】エッチングプライマー、2種が【②】エッチングプライマーです。
短ばく形, 長ばく形
61
ジンクリッチプライマーについて -------------------------------------------- ジンクリッチプライマーは樹脂と【①】から構成され、有機、無機二つのタイブがあります。 JIS K 5552Iジンクリッチブライマー」として規格化されています。1種が【②】ジンクリッチブ ライマー、2種が【③】ジンクリッチブライマーです。 【①】は鉄に比べ、イオン化傾向が【④】金属であるため、【①】が犠牲になって腐食するこ とにより鉄の腐食が防止されます。これを【①】の【⑤】作用といいます。 なお、【⑤】によって良好な耐食性を発現するためには鋼板表面のさびや残存塗膜を十分除去 する必要があります。
亜鉛, 無機, 有機, 大きい, 犠牲防食
62
無機ジンクリッチプライマーについて ------------------------------------------- 樹脂としてエチルシリケート系樹脂(SinOn-1 (OCHs) 2 (n+1))が使用されます。 Si(OC₂H₅) 部分は酸性触媒の下で空気中の水分により加水分解され、アルコール(C₂H₅OH)を放出してシラノール基(-SiOH)となり、これが脱水縮合してシロキサン結合(-Si0Si-)を形成しポリマー化します。 シラノール基は亜鉛や素地の活性な鉄面とも結合します(Fe-O-Si-O-Zn)。 【①】が強く【②】に優れます。素地調整が不十分な面に塗装すると十分な【③】が得られません。
防錆力, 耐熱性, 付着力
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短ばく形エッチングプライマーは、主として素地との【①】を向上させるのが目的であり、単独では【②】が劣ります。 通常、ショッププライマーとして用いられるのは単独模でも【③】カ月程度の防錆力を有している長ばく形エッチングプライマーです。 長ばく形エッチングブライマーは【④】塗料で暴露防錆性を付与するためにポリビニルブチラ一ル樹脂にアルコール可溶性のフェノール樹脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂などを添加して耐候性、耐水性、耐薬品性、可とう性を付与したものです。
付着性, 防錆力, 3, 2液型
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ジンクリッチぺイントについて ------------------------------------------ ジンクリッチプライマは15~20 μm程度の【①】に塗装され、一時的な防錆を目的としますが、 ジンクリッチぺイントは50~75μm の【②】に塗装され、重防食塗装仕様の中で長期防食性を要求されるさび止め塗料(犠牲防食作用を利用)として用いられます。 JIS K 5553「厚膜形ジンクリッチペイント」として規格化されています。 1種が厚膜系【③】ジンクリッチペイント、2種が厚膜系【④】ジンクリッチペイントです。 船舶·海洋構造物·橋梁·鉄塔· タンク·海上構造物·化学プラント·電力施設に対する重防食塗装系の防食下地として確固たる地位を占めています。
薄膜, 厚膜, 無機, 有機
65
有機ジンクリッチプライマーについて ------------------------------------------------- 1液形に使用される樹脂は、ポリスチレン高分子エポキシ樹脂、エポキシエステル樹脂などです。 2液形はアミン硬化形工ポキシ樹脂が用いられることが多いです。 防錆性、付着性に優れていますが、無機系に比べて溶断、【①】及び【②】が劣ります。
溶接性, 耐熱性
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ジンクリッチペイント施エ上の注意事項 ------------------------------------------------- ①素地調整程度 ・犠牲防食作用を十分に発揮させるために、ミルスケール·旧塗膜·さびなどを入念に除去する。 →除錆度は【①】と呼ばれるグレード(ISO8501-1:2007 Sa 21/2) 以上のブラスト処理を行う。 ②塗装時の塗料の取り扱い ・塗料の調合は指定の【②】を守らなくてはいけません。 ・ジンクリッチベイント専用の【③】塗装機を使用。 ・亜鉛は比重が高く【④】しやすいので塗装中は常時穏やかに撹拌する。 ・ウエット膜厚管理により過剰厚膜にならないよう注意。
ニアーホワイト, 混合比, エアレススプレー, 沈殿
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無機ジンクリッチベイントについて ------------------------------------------------ アルキルシリケートやアルカリシリケートをビヒクルとした【①】形態。 ・有機ジンクリッチペイントに比べ鉄素地防錆性が優れる。 ・高度の下地処理(除錆度、表面粗さ) ・ 過大膜厚の場合に【②】が発生することがある。 ・次層を塗り重ねるときにミストコートなどの【③】措置が必要。 ※ミストコートとはジンクリッチぺイントの上層に塗る塗料をシンナーで【④】~【⑤】 重量%希釈したもの。
1液1粉末, 亀裂, 発泡防止, 30, 60
68
有機ジンクリッチベイントについて -------------------------------------------- エポキシ樹脂をビヒクルとした【①】形または【②】形態。 ・無機ジンクリッチペイントに比べ【③】が優れる。 ・塗装作業性が良く、施工条件の制約が少ない。 ・無機ジンクリッチペイントより、防食機能の持続時間が【④】、【⑤】が劣る。
2液1粉末, 2液型, 付着性, 短く, 耐溶剤性
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鉛·クロムフリーさび止めペイント -------------------------------------------- 有害性が高い鉛系顔料の代わりにリン酸塩系、亜リン酸塩系、モリブデート系防錆顔料とフタル酸系の合成樹脂を使用したJIS K 5674-2019 鉛·クロムフリーさび止めペイント」が制定されました。 1種が【①】系で2種が【②】系です。同塗料は従来の鉛·クロム系のさび止めペイントと同等の性能を有しています。塗膜中の鉛は【③】%以下、クロムは【④】以下と規定されています。
溶剤, 水, 0.06, 0.03
70
鉛・クロムフリーさび止めペイントに用いられる防錆顔料 ------------------------------- 【代表的な防錆顔料】 リン酸亜鉛(Zn₃(PO₄)₂・nH₂O) 塩基性リン酸亜鉛(Zn₃(PO₄)₂・nH₂O/ZnO) リン酸マグネシウム(MgHPO₄(PO₄)₂・3H₂O) ・防錆顔料とは化学的に金属の【①】反応を抑制する機能を持つ顔料。防錆硬化は顔料から溶出する防錆イオンに基づく。 ・鉛やクロムなどの有害重金属を含むものから、【②】や【③】なとから構成されるものに変化。 ・リン酸塩には正リン酸塩、ポリリン酸塩、亜リン酸塩、 次亜リン酸塩などがあり、その使用する金属も多くの無公害型のものが検討。 ・亜船、カルシウム、、アルミニウム、マグネシウムを始めとして、チタン、マンガン、ストロンチウム、バリウム、鉄、ジルコニウム、セリウムなど のリン酸塩が有効であるとされています。 ・リン酸亜鉛系が【④】・【⑤】用、リン酸マグネシウムが【⑥】用として、鉛、クロメート系防舗顔料の代替に使用されています。その作用はリン酸塩顔料から溶出したリン酸イオンが鉄鋼表面の鉄イオンと反応して水不溶性の複雑な構造の密着性のある化成皮膜を形成し、これが鉄鋼表面を不動態化することによります。亜鉛系素地に対してはイオン化傾向の関係もありマグネシウム塩が有効です。
腐食, リン酸基, 亜鉛, 鋼板, 安価, 亜鉛
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一般用さび止めペイント(JIS K 5621-2019) ------------------------------- ・さび止め顔料の含有量が【①】。 ・防錆性をあまり必要としない用途で使用。建物内部の主要でない部分、仮設、短期の一次防錆、サービスコート等。 ・ビヒクルは、1種が【②】、2種、3種(超速乾性)が【③】を揮発成分とするワニス、4種が【④】を主な揮発成分とするワニス。
少ない, ボイル油, 有機溶剤, 水
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鉛·クロムフリーさび止めペイントの樹脂の違いによる特徴 ------------------------------------- ①乾性油(ボイル油)系さび止めペイント (JIS 規格:JIS K 5621 1種) ・酸化乾燥する。溶剤が揮発した後も長時間にわたって【①】性がある。 ・さびに馴染むが乾燥が【②】く、ほとんど使われない。 ②速乾さび止めペイント (JIS 規格:JIS K 5621 2種、 3種) ・酸化乾燥。 ・乾燥は【③】が乾性油さび止めペイントに比べて、 さびに馴染みにくい。 ・【④】・【⑤】は乾性油さび止めペイントより優れる。 ③水性さび止めペイント (JIS 規格:JIS K 5621 4種、JIS K 56742種) ・一液の水溶性やエマルションのエポキシエステル樹脂、アルキド樹脂、 アクリル樹脂等が使用される。 ・屋内の建築用や【⑥】で使用。
流動, 遅く, 早い, 耐候性, 耐水性, 学校関係
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鉛・クロムフリーさび止めペイントの用途 ------------------------------- ・厳しくない腐食環境下で【①】樹脂塗料の下塗りとして使用されることが多い。 ・腐食の著しくない環境にある、鋼橋・鋼構造物 ・一般建築鉄骨、鋼製建具 ・船舶内部住居区域
フタル酸