問題一覧
1
抗感染症薬について、正しいのはどれか
バンコマイシンは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症の治療薬である
2
高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)を用いる滅菌法について、正しいのはどれか
2気圧、121度、20分
3
毒素系食中毒を起こすのはどれか
ボツリヌス菌
4
抗菌薬について、正しいのはどれか
ペニシリン系抗生物質の作用機序は、細菌細胞壁の合成を阻害することによる
5
病原微生物について、正しいのはどれか
真菌は、日和見感染の原因となり得る
6
抗菌薬について、正しいものを一つ選べ
バンコマイシンは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対し、抗菌力がある
7
胎盤を介して胎児に移行する免疫グロブリンについて、正しいものを一つ選べ
IgG
8
細菌について、正しいものを一つ選べ
A群レンサ球菌(化膿レンサ球菌)は、猩紅熱、リウマチ熱および腎炎の原因となる
9
呼吸器疾患と検査の組合せで、正しいものを一つ選べ
肺結核ー喀痰塗抹検査
10
治療薬と疾患の組合せで、正しいものを一つ選べ
リファンピシン ー 結核
11
大腸菌について、正しいものを一つ選べ
腸管出血性大腸菌はベロ毒素を産生する
12
昆虫媒介による感染症について、正しいものを一つ選べ
デング熱
13
三類感染症について、正しいものを一つ選べ
腸管出血性大腸菌感染症
14
結核について、誤っているものを一つ選べ
三類感染症である
15
血液について、正しいものを一つ選べ
血小板は血液凝固に重要な役割を果たす
16
滅菌と消毒について、正しいものを一つ選べ
消毒用エタノールは細菌や結核菌などに有効である
17
皮膚感染症とその病原体の組合せで、正しいものを一つ選べ
伝染性膜痴修(とびひ) ー ブドウ球菌
18
細胞内に存在し、遺伝情報を有する核内物質について、正しいものを一つ選べ
DNA
19
リケッチアが原因となる感染症について、正しいものを一つ選べ
つつが虫病
20
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における感染症の類型と疾患の組合せで、正しいものを一つ選べ
二類感染症 ー 結核
21
結核について、正しい組合せをーつ選べ a.肺結核は、患者数の減少が続き、現在では根絶された b.肺結核は、結核菌の感染以外にもウイルスの感染で発病することがある c.肺結核では、組織学的特徴として、 乾略壊死巣がみられる d. 結核菌が血中に入り、様々な職器に広がって多数の結節巣を形成する場合を栗粒結核という
c.d
22
滅菌と消毒について、正しいものを一つ選べ
高圧蒸気滅菌法は、芽胞も死滅させる
23
内視鏡器具に使用される消毒薬について、正しいものを一つ選べ
グルタラール(グルタルアルデヒド)
24
発熱時の熱型について、正しいものを一つ選べ
間欠熱とは、高熱と平熱が一定の期間をおいて交互に現れるものをいう
25
感染性廃棄物の取扱いについて、正しい組合せを一つ選べ a.バイオハザードマークは全国共通である b. 血液が付着したガーゼなど固形状のものは、赤色のバイオハザードマークの付いた容器に廃棄する c.血液や叶物など夜状のものは、橙色のバイオハザードマークの付いた容器に廃棄する d.注射針など鋭利なものは、黄色のバイオハザードマークの付いた容器に廃棄する
a.d
26
ワクチンについて、正しいものを一つ選べ
麻疹ワクチンは生ワクチンである
27
血液を介して感染するのはどれか
B型肝炎
28
インフルエンザについて、正しいのはどれか
飛沫により感染する
29
予防接種法に基づき予防接種が行われる感染症について、正しいものの組合せをーつ選べ a.水痘 b.風修 c.後天性免疫不全症候群(AIDS) d. C型肝炎
a.b
30
原虫が原因となる疾患について、正しいものを一つ選べ
アメーバ赤痢
31
真菌が原因となる疾患について、正しいものを一つ選べ
アスペルギルス症
32
DNAウイルスはどれか
ヘルペスウイルス
33
疾患とウイルスの組合せで、 誤っているものを一つ選ベ
流行性耳下腺炎 ー ノロウイルス
34
皮膚疾患について、 誤っているものを一つ選べ
単純ヘルペス(単純性疱疹)ウイルスI型の感染では、下半身に症状が出現する
35
ウイルスについて、正しいものを一つ選べ
水痘と帯状疱疹は、同じウイルスが原因である
36
感染症と潜伏期間の組合せで、正しいものを一つ選べ
風疹 ー 2〜3週間(平均17日)
37
ウイルス性肝炎について、正しいものを一つ選べ
B型肝炎は、母子感染防止対策が行われている
38
アデノウイルスが原因となる疾患について、誤っているものを一つ選べ
手足口病
39
次の組合せで、正しいものを一つ選べ
EBウイルス ー DNAウイルス
40
子宮頸がんについて、誤っているものを一つ選べ
ヒトパピローマウイルス感染の予防に、ワクチン接種は無効である
41
性感染症について、誤っているものを一つ選べ
エイズはヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染直後に発症する
42
母子感染(垂直感染)について、正しい組合せを一つ選べ a.妊娠、分娩及び授乳を通して、母体に感染している病原微生物が児に感染することをいう b.原因となる病原体に単純へルペスウイルスがある c.母体が妊娠後期に風疹に罹患すると、児が先天性風疹症候群を発症する確率が高い d.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、母乳により児に感染することはない
a.b
43
感染症と症状の組合せで、正しいものを一つ選べ
風疹 ー 発熱、発疹、リンパ節の腫脹
44
肝疾患について、誤っているものを一つ選べ
C型肝炎のほとんどは急性肝炎として経過し、慢性化することはない
45
ワクチンとその種類の組合せで、正しいものを一つ選べ
流行性耳下腺炎(ムンプス)ワクチン ー 生ワクチン
46
ワクチンとその種類の組合せで、正しいものを一つ選べ
BCGワクチン ー 生ワクチン
47
妊娠期の風疹について、正しいものを一つ選べ
先天性風疹症候群の主要症状は、心臓奇形、眼異常、聴力障害である
48
生殖器疾患について、正しいものを一つ選べ
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスの感染と関連がある
49
手足口病の病原体について、正しいものを一つ選べ
コクサッキーウイルス
50
芽胞に最も有効な消毒薬はどれか
グルタラール
51
感染経路について、正しいのはどれか
成人T細胞白血病は母乳を介して感染する
52
免疫について、正しいのはどれか
免疫グロブリンはIgG、IgA、IgM、IgD、IgEに分かれる
53
小児予防接種について、正しいのはどれか
接種時期と回数が規定されている
54
感染症について、誤っているのはどれか
インフルエンザは、1類感染症である
55
病原微生物と感染経路の組合せで、正しいものを一つ選べ
A型肝炎ウイルス ー 経口感染
56
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症とその看護について、正しいものの組合せを一つ選べ a.感染直後から日和見感染を起こしやすくなる b.傷のある患者の清拭は、手袋を装着して行う C.本人を感染源としての個室隔離は必要ない d.CD4陽性T細胞が増加すると、後天性免疫不全症候群AIDSを発症する
b.c
57
タンパク質を合成するものについて、正しいものを一つ選べ
リボソーム
58
免疫について、 正しい組合せを一つ選べ a.マクロファージは食作用をもち、病原菌を細胞内に取り込み、殺菌し消化するという感染防御を行っている b. 抗体が関与する免疫反応を細胞性免疫という c.赤痢は感染後にかなり強い病後免疫ができる d.エイスズはHIV感染により、免疫グロブリンの産生を促す免疫担当細胞(T細胞)が破壊され、免疫不全状態になる
a.d
59
細菌が産生する外毒素 ・ボツリヌス菌、破傷風菌:① ・腸管出血性大腸菌:② ・黄色ブドウ球菌:③、表皮剥離毒素、毒素性ショック症候群毒素 ・サルモネラ、コレラ菌:③ ・溶血性レンサ球菌:④ ・クロストリジオイデス(クロストリジウム)、ディフィシル:⑤( ⑥ )
神経毒, ベロ毒素(赤痢毒素), エンテロトキシン, 溶血毒, 腸管毒, CDトキシンA∕B
60
感染経路 空気感染は、病原体を含む①または②を吸い込んで感染する。 ③、④、⑤などの感染経路である。 飛沫感染は、病原体を含む⑥を吸引するか、⑦や⑧の粘膜に付着して感染する。 ⑨、⑩など多数の病原体の感染経路である。
飛沫核, 塵埃, 結核菌, 麻疹ウイルス, 水痘帯状疱疹ウイルス, 飛沫, 鼻, 目, インフルエンザウイルス, 風疹ウイルス
61
消毒薬 ・高水準の①や②などは毒性が強いので、人体には使用できない。 ・中水準の③や④は手指消毒や創傷部位、手術野の消毒に最も多く利用される。 ・低水準の⑤は一般細菌や真菌に有効であるが、結核菌、芽胞や多くのウイルスに無効である。 皮膚刺激が弱いため皮膚の消毒に用いられる。
グルタラール, ホルマリン, ポビドンヨード, 消毒用エタノール, クロルヘキシジン
62
ワクチン ・生ワクチン:病原微生物を①したものを接種するため自然感染に近く、液性免疫と細胞性免疫の両方が誘導できるため、②が期待できる。 生きた微生物を使用するため、免疫不全者や③には使用できない。 ・不活化ワクチン:ホルマリンなどで変性させた④全体または一部を接種するので発症のリスクはない。 ただし、⑤のみの誘導となり、免疫期間も短いものもある。
弱毒化, 終生免疫, 妊婦, 微生物, 液性免疫
63
細菌の酵素の必要性による分類と、代表的な細菌 ・好気性菌:①、②、③、④、など ・ ⑤ :ブドウ球菌、レンサ球菌、腸内細菌科細菌など ・ ⑥ :破傷風、ウェルシュ菌、クロストリジオイデス(クロストリジウム)、ティフィシル、ボツリヌス菌など。
炭疽菌, セレウス菌, 緑膿菌, 百日咳菌, 通性嫌気性, 嫌気性
64
黄色ブドウ球菌の感染経路 感染経路は①が主である。 ②、③( ④ )のどちらもある。 食中毒の場合は、⑤である。
接触, 市中感染, 医療関連感染, 院内感染, 経口感染
65
水痘・帯状疱疹ウイルスの病原性 初感染は水痘( ① )である。 その後、脊髄後根神経節に②する。 ③や④に再活性化し、神経支配領域に激しい痛みを伴った水疱を形成する帯状疱疹を引き起こす。 水疱内には多量の⑤が含まれる。
水ぼうそう, 潜伏感染, 加齢, 免疫能低下時, ウイルス
66
疾患と病原ウイルスの組み合わせ ・子宮頸がん:ヒトパピローマウイルス ・流行性角結膜炎: ① ・急性灰白髄炎: ② ・手足口病: ③、 ④ ・急性耳下腺炎: ⑤
アデノウイルス, ポリオウイルス, エンテロウイルス, コクサッキーウイルス, ムンプスウイルス
67
細菌とウイルスの違い ・細菌
自己増殖能力を持っている, 細胞分裂をして数を増やす, 抗生物質が有効, 高温多湿の環境を好む, DNAとRNAの両方を持っている
68
細菌とウイルスの違い ・ウイルス
自力で増殖ができない, 感染した細胞の力を利用して増殖する, 抗生物質は効かない, 高温多湿の環境に弱い, DNAかRNAのどちらかしか持っていない
69
食中毒の原因となる細菌
腸管出血性大腸菌, 黄色ブドウ球菌, サルモネラ菌, カンピロバクター, コレラ
70
ダニや蚊が媒介する病気
つつが虫病, ライム病, マラリア, デング熱, 日本脳炎