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都市環境
  • ウエダhiroto

  • 問題数 41 • 8/1/2024

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  • 1

    1. 「快適」という感覚を構成する 2 つのフェーズを示し、その違いを述べなさい。また、これからの建築空間に求められる快適 性の質についてあなたの考えを述べなさい。(15 点)

    快適性とは精神状態を表し、不快の除去を意味する消極的な快適性とプラスαの獲得などより良い状態を求めた積極的な快適性に分けられる。消極的な快適性はコンフォートといい、積極的な快適性はプレザントネスという。 快適性の中で 1/fゆらぎがある。規則性のない空間的、時間的な変化や動きのことでランダムでも周期的でもある。自然の風には 1/f ゆらぎがある。機械による快適性を求めるのではなく、1/f ゆらぎのような自然を感じられる空間をつくることも重要だと考える。

  • 2

    2. 北海道を除く日本の大半が属する気候帯における民家の環境工学的特徴を述べ、そこに暮らす住民が快適に過ごすため に住宅に求めた環境性能の基本的な方針を述べなさい。(15 点)

    北海道を除く日本の大半が属する気候帯は季間蒸暑地域で、夏は蒸し暑く、冬も適度に寒く暖房を必要とする地域である。年間蒸暑地域の民家に類似して開放的であるが、寒さへの対応のため細部の工夫が緻密である。夏は日射を遮り、太陽高度の低い冬は日射を取り入れ、雨を防ぐために深い軒となっている。屋根が比較的大きく、熱の緩衝空間として利用される。南面開放の架構形式(北半球)で夏の暑さと冬の寒さの両方に対応し、南面からの風がよく入り、 他の方角と比べ日射の当たる時間が長いため冬は多くの日射熱を取り込む。庭に池、打ち水をして、水分が蒸発、風が吹いたときに熱を奪って建物を冷やす。

  • 3

    右下の写真の建物について環境工学的な側面からその形態や構造を分析しなさい。(20 点)

    雪の加重に耐える頑健な構造が必要で、冬季の寒さに対する対応が重要である。冬に日光を 取り入れるために庇がない。雨が少ないため浅い軒である。屋根は雨や雪を落とすために傾斜 がついており、屋根裏空間は熱の緩衝空間として用いられず、居室として利用される。壁や窓 の二重化など断熱・機密効果に期待する工法をしている。寒冷地域なので蓄熱を考慮した構造 になっている。

  • 4

    (1) 建築の太陽エネルギー利用におけるパッシブシステムとアクティブシステムの違いを説明せよ。

    採光など太陽エネルギーを積極的に利用しようと意図されたものをパッシブシステムで、太陽熱集熱器や蓄熱槽、太陽電池などの設備機器を利用するものをアクティブシステムという。

  • 5

    (2) パッシブシステムの一つである「トロンブウォール」の概要を説明しなさい。

    住宅の南面のガラス面の内側に表面を黒色塗装または選択吸収箔などをはりつけた厚いコンクリ ート壁などで、昼間、外表面を加熱した太陽熱が夜に一定の時間遅れで室内に出てくるようにした 壁体。

  • 6

    (3) 太陽エネルギーを利用したヒートポンプの利点を説明しなさい。

    通常の空気熱源ヒートポンプの室外機熱交換機の替わりにガラスやケーシングのない裸の太陽熱集熱器を用い、大気熱とともに太陽熱を利用できる。通常のヒートポンプと比べ、成績係数がよくなり、着霜しても集熱能力の低下が小さく、低外気温の日でも安定した運転が可能。

  • 7

    (4) 未利用エネルギーがこれまで「未利用」であった理由を挙げなさい。

    技術的、経済的あるいは行政的制約のいずれかのために実現不可能か見送られてきたから。

  • 8

    (5) 再生可能エネルギーや未利用エネルギーの利用を促進するためには、建築的・都市設備的にどのような工夫が必要になる か、記述しなさい。

    大都市においては DHC(地域冷暖房)網の利用して、都心で生まれた未利用エネルギーを集合団地などへ移動しエネルギーを使用する。また他種類のヒートポンプや固形燃料を組み合せて高効率で安定したエネルギー供給をする。

  • 9

    5. 「環境共生建築」が備えるべき 3 つの基本方針の標語を挙げ、それぞれ具体的な手法を挙げなさい。(12 点)

    ローインパクト 地球環境の保全 省エネルギーや未利用エネルギーの利用、コンクリートなどの廃棄物の再利用。 ハイコンタクト 周辺環境との親和性 屋上緑化やビオトープなどをつくり自然との距離を近づける。 ヘルス&アメニティ 居住環境の健康・快適性 高気密で高断熱な住宅で換気もできるようにする。外部環境のメンテナンスをする。

  • 10

    伝統的民家とは

    伝統的民家は、自然の力を利用して快適な居住空間を得ようとする人によって造られてきたものであり、長い間自然環境の中にとけ込んできた。故に民家は(生態学)的に捉えられるべきものであり、風土とはそこに住む人々の営みと、自然環境と建築の調和の上に形成されるものである。伝統的民家には、エネルギーが自由に手に入らなかった時代に人々が知恵を絞り、熱の移動,蓄熱の原理等を活かすようにありとあらゆる工夫をしている

  • 11

    民家気候図の6分布の説明

    民家はその土地の気候に適応して造られるため、同種の気候の地域には類似の形を持つ民家が存在する。 ①年間蒸暑地域 ・地域の特徴:赤道を中心とした南北回帰線の間に存在。 日射が強烈で雨が多い). ・植物の特徴:(蒸散作用)を促進するために葉の裏側に多くの気孔を有し、葉の表面は雨水をよく流すようになめらかである。 ・民家の特徴: 樹木の枝・木材によろ建材:熱容量が小さく、また換気回数が大きい。草葺き屋根しみこんだ水分が蒸発することで、日射による温度上昇を緩和する。 大きな開口部:風通しを良くし室内の熱を逃がす。自然の風の持つ快適性を享受できる。 ロ深い軒や庇等:開口部に入る強い日射を和らげる 口広大な屋根裏空間:断熱・熱の緩衝空間として機能する屋根自体が大きく造られ、単位面積あたりの日射受熱量を減らす。 口大ききな隣棟間隔:棟間で充分な通風がなされる ②年間乾暑地域 地域の特徴:砂漠に代表される。日射は強烈であるが、昼夜の気温差が大きく雨が少ない。空気が乾燥しているため、放射冷却による放熱が生じやすい。 ・植物の特徴:サボテンに代表されるような暑さと乾燥に耐える仕組みを持つ。その丸い形態によって、蓄えた水分を逃がさないよう(体積あたりの表画績)が小さくなっている。葉の表面は光沢を有し、極力日射を反射して熱を吸収しない。 ・民家の特徴: 口昼夜の大きい気温変化を均一化するため、日干しれんがなど、(熱容量の大きい)建築材料がよく用いられる。 ロ外表面が(白く)塗装されることが多く、日射をよくはね返し日中のオーバーヒートを緩和する。 口密集して建てられる家々:集住することにより(日陰)を多く作り、体感上の暑さを感じさせない。 口(採風塔)などによって風を取り入れ、冷房に用いることもある。 口温度変化の少ない地中の性質を利用した(地下住居)なども多く見られる ③季間蒸暑地域 ・地域の特徴:夏は蒸し暑く、冬も適度に寒く暖房を必要とする地域。北海道を除く日本や韓国なども属する。 植物の特徴:夏に雨が多いため植物はよく生育するが、冬なると(蒸散による失熱)を嫌って葉は落ち、自然にれるごとで寒気に対応する(落葉)。 ・民家の特徴: 口基本的には気候に適応した年間蒸暑地域の民家に類似して(開放)的 であるが、寒さへの対応も必要なため、細部の工夫がより緻密になる。 南面開放の架構形式:夏の暑さと冬の寒さの両方に対応。夏は南面から風がよく入り、冬は多くの日射熱を取り込むことができる。 口深い軒:夏は日射を遮り、太陽高度の低い冬は日射を取り入れる。雨が多いことも関係。 屋根が比較的大きく、熱の緩衝空間として用いられる。また、表面積の多い形状は夏の夜間放熱を促し、風通しの良さとも関係する。 庭に池、打ち水:水分が蒸発。風が吹いたとき、熱を奪って建物を冷やしてくれる。 ④季間乾暑地域 ・地域の特徴:夏は乾燥して暑く、冬に雨が降るという地中海性気候 地中海周辺のほか。オーストラリア西岸など.(偏西風の影響) ・植物の特徴:乾燥に耐えるオリーブやオレンジなど ・民家の特徴:年中快適な条件が享受できる地域であるため、他地域に比べ建築環境工学的な要因が民家に反映されていることが少ない。 樹木が少ないため、石や日干れんがの組造が多く縦長の窓になることが多い。窓の方位にはそれほど気を遣っていない。 ⑤季間寒冷地域 ・地域の特徴:夏は一応あるが短く、湿度は低くさわやか。 (短い夏と三種類の冬) ・植物の特徴:針葉が多い。水分蒸散と雪による影響)に対応するため、葉は細く丈夫である。 ・民家の特徴:主として雪の加重に耐える頑健な構造が必要となる。基本的に冬季の寒さに対する対応が重要。 口庇がない:冬に日光を取り入れるためには底はかえって邪魔 口浅い軒:雨が少ないため不要、また,日光の採り入れにも邪魔 口屋根は雨や雪を落とすため傾斜が付いているものの、屋根裏空間は(熱の緩衝空間)としては用いられず、居室として利用されることが多い 口中空層を持つ壁や窓の二重化など(断熱・気密)効果に期待する工法が多く見られる。 口(蓄熱)を考慮した構造(たとえばハーフティンバーや地下住居)などが見られる。 ⑥年間寒冷地域 年中雪に閉ざされる北半球の北部など、居住には最も適さないが、少数の民族が寒さを克服して住んでいる。 最も有名なものは、雪の家イグルーで、これは雪を固めて大きなサイコロ状の塊を造りそれを積み上げて屋根はドーム状に造る、厚い氷雪の壁は相当に熱容量があり、空気を含んでいるため断熱性も良い。

  • 12

    中庭(Courtyard)の熱環境的な役割を説明せよ

    熱環境の面から(気候調整)の重要な役割も持つと考えられる。 石造りの場合、回廊部分では、昼間は日陰になり、しかも、夜間に冷気が中庭全体に拡がるため。石造りの列柱や回廊の床、壁に冷熱が蓄えられ、日差しの強い日中でも午前中一杯は涼しくなることが多い。午後になると、強い日差しによって中庭の空気が暖められ、(上昇気流)が生じ,これは建物外部の開口から中庭に向かって流れる気流を生じさせる。これが建物内の熱を効率よく奪ってくれる。

  • 13

    再生可能エネルギー利用として太陽エネルギー利用のための様々な工夫を述べよ

    太陽熱集熱器(SolarCollector) 日射を吸収して、水や空気などの集熱媒体を加熱する装置 1. 平板型:最も一般的な形式。平版状の吸収体、透過体,断熱材で構成される。吸収体は集熱管部分と集熱板部分とからなり、日射を吸収して熱媒を加熱する。 2.真空ガラス管型:吸収体を直径100mm前後、長さ2.5~3mの真空のガラス中に密封したもの。数本で1ユニットを構成。ガラス管を真空にすることによって集熱媒体からの対流熱損矢を無くし、平板型より高温での集熱を図ったもの。 3. 集光型:反射鏡を集熱面に張り幾何特性を利用して一点に集光する工夫を凝らしたもので、かなりの高温集熱が可能 太陽熱利用冷房: 1) 吸収式冷凍機を利用する→吸収液に太陽熱を利用する。 2) 機械圧縮式冷凍機を利用する→圧縮機の駆動機関を太陽熱のランキンサイクルで作動させる。 太陽熱利用ヒートポンプ:日射のみならず大気の熱も利用して、曇りや雨天の日でも利用できるシステム。通常の空気熱源ヒートポンプの室外機熱交換器(蒸発器)の替わりにガラスやケーシングのない裸の太陽熱集熱器を用い、大気熱とともに太陽熱を利用できるようになっている、通常のヒートポンプに比べ、成績係数COPがよくなり、着霜しても集熱能力の低下が小さいため,低外気温の日でも安定した運転が可能である。

  • 14

    パッシブソーラー技術の代表を説明せよ

    温水器や熱容量の大きな構造体に蓄熱させるシステム 床蓄熱体を利用するシステム:ダイレクトゲイン方式 水袋を蓄放熱体として利用:水袋蓄放熱方式

  • 15

    トロンプウォール/ドラムウォールとは

    トロンプウォールとは住宅の南面のガラス面の内側に表面を黒色を塗装または選択吸収箔などをはりつけた厚いコンクリート壁などで、昼間、外表面を加熱した太陽熱が夜に一定の時間遅れで室内に出てくるようにした壁体

  • 16

    ダイレクトゲインとは

    ダイレクトゲインとはバッシプリーラーシステムの一つで南面の窓を十分に大きくし、入射した日射を暖房に有効に利用しようとするもっとも常識的な方法。ただし、ダイレクトゲインを有効に活用するためには蓄熱と制御が重要です。日本の木造住宅は軽量で熱容量が小さく室温が過昇するため、せっかくの開口部もカー-テンが閉められたり、日中は開放されて暖房に有効に利用されていないのが現状

  • 17

    ソーラーシステムの事例

    OMソーラー協会 空気集熱式ソーラーシステム(OMソーラーシステム) 特徵 1. 外気の新鮮空気を暖める(換気兼用) 2.屋根で集熟する(安定受熟) 3. 流れをコントロールする(夏冬モード) 4. 床下に温風を流す(床暖房) 5. コンクリートで蓄熱する(室温安定) 6.お湯が作れる(お湯取り)

  • 18

    再生可能エネルギー・未利用エネルギーの有効活用と地域冷暖房

    自然エネルギーはほぼ無尽蔵に存在するエネルギーであるが、エネルギー密度などの観点からこれまで有効に使われてこなかった。その意味で(未利用)エネルギーの一つである。  一方、都市において多くのビルが冷房を行うことによって生じときに発生する排熱など都市においては大量の排熱が存在する。これらの熱エネルギーを何らかの形でリサイクルできれば、極めて有効であることが予想される。 これらの排熱や先に述べた自然エネルギーなどは(再生可能エネルギー)と呼ばれ、これからの都市のエネルギー利用を考える上で非常に注目されている。

  • 19

    エネルギー消費の現状

    世界中で消費される一次エネルギーの総量は約80億トン(原油換算) 第1位:石油(39%)、第2位:石炭(27%)、発3位:天然ガス(22%) 化石燃料(石油、石炭、天然ガス)で全体の88%を占める。 残りが原子力(5.7%)、水力等の自然エネルギー(6.7%) 世界中で消費される全エネルギーの約5%(約4億トン)を日本で消費 石油への依存度が高い(約60%)。世界平均(40%)よりかなり高い。 石炭は約10%と世界平均の約半分 エネルギー自給率は約15%と極めて低い エネルギーの埋蔵量、資源量 石油はあと40年、天然ガスは50年で枯渇するという試算がある。 (1999年の確認) 2.石炭資源にはまだかなりの余裕がある(227年)。しかし、環境への負荷の大きさや経済性などの理由から消滅を目前にしている。 3.残された鍵は、自然エネルギーと未利用エネルギー

  • 20

    風力エネルギーの活用の現状と展望

    1999年末の海外における風力発電導入量は、トップが(ドイツ)の440万Wで、日本の実績はまだ低いレベルにある。その原因は、が自然条件に左右されるといった潜在的課題、既存のエネルギーに比べて割高である等の経済的課題が考えられる。 米国では1978年にPURPA法(公益事業規模政策法)を制定し、独立系発電業者(IPP)の風力発電,小水力発電などの小規模発電電力を地域の電気事業者が買い取ることを義務づけた。 とくにカリフォルニア州では風力発電に税制優遇措置を設けたため,風力発電事業が拡大

  • 21

    バイオマス発電とは

    動植物をエネルギー源として利用する方法 林産資源林地残材:伐採現場に残される材木の端部部、枝、葉など。 工場廃材:製材、木材加工工場、チップエ場などより排出されるおがくず、プレカットくず 水産資源:海藻類、植物プランクトン 農産物加工品の残材:粉殻、コーヒーカス、みそ、あんのかすなど。 メタン発酵を用いたエネルギー源としてのメタンガス。

  • 22

    未利用エネルギーとは?その特徴を踏まえ、何故未利用なのか理由を答えよ。

    未利用エネルギーとは、都市内部における生活,業務、生産活動の結果として生じ、そのままか、あるいはほとんど有効に回収されることなく環境中に放出される熱エネルギー、ならびに自然に豊富に存在するものでその活用が都市環境に生態学的に有意の影響を与えないと思われる自然エネルぎーを言う。 一般的な特徴は 1.(熱密度が小さい 2.局所的に分布 3.時間的動が大きい。 4. 存在場所と受容地が離れている 未利用エネルギーの“未利用”たる所以は、技術的、経済的あるいは行政的制約のいずれかのために実現が不可能か見送られてきたから。 いま、地球環境とエネルギー危機の視点から、政策的な展開が必要として、国を挙げて取り組まなければならない課題となっている。 DHC(地域冷暖房)網の利用

  • 23

    コジェネレーション(熱併給発電)とは

    電力などの二次エネルギーは、一次エネルギーのおよそ3~4割相当しか利用できない。 二次エネルギーの転換時に生じる熱エネルギーも利用すれば、総合的なエネルギー利用率が高まり、少ない一次エネルギーを効率よく利用する省エネルギーとなる。中規模以上のビルは近年、燃料電池のような一般住宅でも使えるものが出てきた

  • 24

    総合的なエネルギー利用とは

    ウプサラでは、公社が市のエネルギー供給を統括しており、電気・ガスだけでなく、他種類の(電力供給)(熱供給)を組み合わせて高効率で安定したエネルギー供給を実現している

  • 25

    環境共生建築の手法と技術

    環境共生”とは、我々が営む生活の中で様々なレベルの(環境)と我々人間との調和・親和を強く意識し、違和感なくそれを受けとめ、さらには具体的な実践を行うことであり、(その意図を明確に示した)住宅が環境共生住宅と呼べる。環境共生は我々一人一人の行動に強く関わる。 環境共生住宅の手法と技術 -(1)(資源エネルギー) 省エネルギー 自然・未利用エネルギーの活用 廃棄物の再利用 (2)(主宅のつくりかた) 高気密・高断熱で、かつ開放可能な住宅の構・工法 耐久性に優れた住宅の構・工法 太陽熱等の自然エネルギーを活用できる住宅の構・工法 周辺外部環境の計画手法(微気候・生態・景観との親和) (3)(ライフスタイル 住戸内の環境管理 外部環境の管理・整備 地域環境の形成 四十肩辛い(資源エネルギー、住宅のつくりかた、ライフスタイル)

  • 26

    NEXT21(未来型実験集合住宅、大阪ガス)

    高効率省エネルギー性の高いエネルギーシステムの構築都市環境に貢献するハード・ソフトの提案 ゆとりある生活を実現するための高性能な建築・設備の開発 21世紀の魅力あるライフスタイルを実現する住宅モデルの提案 フレキシブルな住宅づくりを可能にする設備・配管システムの開発 スケルトンとインフィル 住み手やライフスタイルの変化に対応でき、建物の長寿命化につながる。

  • 27

    パリーザー街10番地の集合住宅(ドイツ・ミュンヘン)

    パリーザー街の集合住宅は、市街地であるうえ、公的な賃貸住宅で従前居住者を抱えた再開発という大きな制約条件を三つも課せられている。 にもかかわらず、熱と水の消費削減や廃棄物の再利用,都市居住環境をエコロジーの視点で改善する試みなどが、住民の話し合いを経て実施されている。 ▶エコロジー住宅の代表例

  • 28

    品野台小学校

    自然豊かな立地条件を生かして、児童にやさしい環境づくり。自然の恵みを活かす工夫。 ・室内環境を良好に保つ自然採光と自然通風 ・太陽光発電や太陽熱給湯 ・雨水を貯留し散水や便所への給水に利用する地球環境と共生する試み 自然の庭 ビオトープ :既存の自然を活かし、自然生態系をつくる

  • 29

    透水生舗装の問題点

    透水性舗装の周囲は草などで覆い、土を露出させない方がよい。雨なとで王が流れ、舗装が目詰まりすることが多いからだ。 また、透水性舗装の下の地盤にも気を使うことが大事だ。地盤の透水率や強度を適正にしておかないと、水がしみこまなかったり、地盤の土が流れ出したり、陥没してしまうことがある。

  • 30

    環境共生住宅(建築)の目標とは

    「環境共生住宅宣言」を発表。 目標として 1、省エネや資源の有効活用といった地球環境の保全 2、気候、風土など地域性を考えた周辺環境との親和 3、居住環境の安全、健康、快適化

  • 31

    ダブルスキン・エアフローウィンドウ・エアサイクルとは

    ペリメーター)部の温熱環境改善・省エネルギーに有効。 ダブルスキンは、ガラスやブラインドによる二重構造となっており、この二重構造の間に外気を入れ、夏季には排気、冬季には空調機へ取り入れる。 エアフローウィンドウはペリメータレス空調の一種。 エアサイクルは、床下空間から外気を入れ、家全体を回るように通気する。

  • 32

    屋上緑化・壁面緑化の省エネ効果

    日射の遮蔽、葉面や土壌表面からの蒸発散による表面温度 の低下(= 冷却効果)、さらに土壌の( 断熱 )性能 による省エネルギー効果あり。土壌を支える頑強な強度や 水分や根の侵入を防ぐ構造が必要となる。

  • 33

    外気冷房・ ナイトパージとは

    デパートや電算機センターのよう な(内部発熱)が大きい建築物で は、中間期(春秋)や冬でも冷房 が必要となるが、低温の外気をそ のまま利用して冷房を行うことを 外気冷房と言う。 夏場などの冷房時期に、昼間に建 物内部・躯体に蓄積された熱を、 夜間に温度が低い換気を行う(外 気を取り入れ、室内の空気を排出 する)ことで冷房負荷を軽減する 方法をナイトパージという 。翌朝 の( 冷房)の立ち上がりが良く なる。

  • 34

    全熱交換器とは

    空気対空気の顕熱と潜熱(水分)を同時に交換する 熱交換器である。排気と導入外気の間で熱回収する 場合によく使われる。

  • 35

    水蓄熱と氷蓄熱の違い

    • 氷蓄熱は、融解潜熱も利用するので、水蓄熱に比べ蓄熱 槽の容量を( 縮小 )することができる。 • 氷蓄熱は、水蓄熱に比べ冷水が低温であるため、配管系 の流量が減少でき、ポンプ動力が節減できる。 • 氷蓄熱は、製氷運転を行うため、必然的に水蓄熱に比べ 冷凍機の運転温度も低くなるため、冷凍機のCOPが ( 低く)なる。

  • 36

    床吹出し空調方式 タスクアンビエント空 調 とは

    アンビエント(一次)空調 により均一な温熱環境を維 持し、タスク(二次)空調 により各個人の好みの環境 に調整できる。不在スペー スの停止など省エネルギー

  • 37

    デシカント空調(除湿空調システム)

    乾燥剤(デシカント)で直接除湿する空調方式。従来のような除湿のために過冷却・再加熱を行わないため省エネルギーである。

  • 38

    ライトシェルフと光ダクト�

    窓部分に取り付けた庇にによって太陽光を遮蔽しつつ、庇の上面に反射させた光を欄間から取り入れ、室内天井に反射させ、室内奥に自然光を導入する建築的工夫。 外壁や屋上から太陽光を取り込み、内面を鏡面としたダクトの内部を反射させながら室内の必要な場所に自然光を導く。

  • 39

    ソーラーチムニーとクールチューブ

    ソーラーチムニーは、温度差による自然換気(煙突効果)を太陽熱を利用し て積極的に促進する手法。ヒートチムニー。 外気を地下埋設管(クールチューブ)や地下空間(クールピット)を経由し て取り入れることで、外気の( 予冷)・( 予熱)を行い、効率の良い冷 暖房を行うことができる。

  • 40

    BEMS

    Building Energy/Environment Management System) 建築物内の省エネルギーを実現しながら室内環境を適性に保つために、コ ンピュータによる情報処理機能を利用し、一元的な管理を行うためのシス テム。BMSとも言う。 室内環境を人感センサーや自動調光などで自動管理する場合や、機器設備・配管等の温度・流量・圧力などのデータを収集して、運転管理者に対して評価を表示させるなど様々なシステムが存在する。

  • 41

    東京ガス アースポート の省エネ手法とは

    様々な環境配慮を施している。最も特徴的なのは、タスク&アンビエントの概念を導入し自然エネルギー(光と風)の積極利用を可能にした点 高質、安定が要求されるタスク空間には人工照明や機会空調を用い、許容幅が大きいアンビエント域には自然エネルギーを利用した。