問題一覧
1
塩素CIには質量数が 35 と37の同位体が存在する。分子を構成する原子の質量数の総和をMとすると、二つの塩素原子から生成する塩素分子Cl2には、Mが70, 72, 74のものが在することになる。天然に存在するすべてのCI原子のうち、質量数が 35のものの存在76%、質量数が 37のものの存在比は24%である。CI原子2個から生成するCl分子のうちMが72のCl2分子の割合は何%か。最も適当な数値を選べ
36%
2
アルゴンArと窒素N2からなる混合気体1.00molの質量が36.0gである。この混合気体中のArの物質量の割合は何%か。最も適当な数値を選べ。(N=14, Ar=40)
67%
3
ヘリウム原子のおよその直径は何ですか?
10×10(-10)
4
炭酸アンモニウム
5
硫酸酸性過マンガン酸カリウム水容液と過酸化水素水を反応させると次の酸化還元反応が起こる。 2KMnO4 + 3H2SO4 + 5H2O2 → 2MnSO4 + K2SO4 + 5O2 + 8H2O 0.50molのO2が生成したとき、Mnが受け取る電子は何molか。もっとも適当な数値を一つ選べ。
1.0
6
単体が常温·常圧で気体である元素はどれか。次のうちから1つ選べ。
塩素
7
酸と塩基、および酸性と塩基性に関する記述として、誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。 ①水は反応する相手によって酸としてはたらいたり、塩基としてはたらいたりする。 ②酸の価数および物質量が同じ強酸と弱酸では、過不足なく中和するのに必要な塩基の物質量は強酸の方が多くなる。 ③水素イオン濃度を用いると、水溶液のもつ酸性や塩基性の強さを表すことができる。 ④酸の水落液を水でいくら薄めても25 ℃ではpH の値は7より大きくなることはない。
②
8
金属の性質に関する記述として誤りを含むものを、次の①~④のうちから1つ選べ。 ①銅(Ⅱ)イオンを含む溶液に、亜鉛や鉄の金属を加えると、金属の表面に銅が析出する。 ②アルミニウムは溶融塩電解によって製造されている。電気分解には多量の熱エネルギーが必要であったため、人類の利用の歴史は鉄に比べて浅い。 ③金はすべての金属の中で展性·延性が最も大きい。また、化学的に非常に安定であり酸化されにくいが、王水には溶ける。 ④ 水銀は常温·常圧で液体である唯一の金属である。また, 多くの金属と合金をつくり、その合金はアマルガムとよばれる。
②
9
塩に関する記述として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ ①NaHCO3は酸性塩であり、その水溶液は塩基性を示す。 ②硝酸と水酸化カルシウムを1:1の物質量の割合で過不足なく中和反応させ、水を蒸発させると、Ca(NO3)2のみが得られる。 ③KIは酸化剤としてはたらくとヨウ素I2が生じる。生じたヨウ素はデンプン溶液を加えておくと、青紫色になることで確認できる。 ④ LiCI は正塩であり、その水溶液を炎に入れると橙色を示す。
①
10
アルミニウム Al, マグネシウム Mg, 白金Pt のうちで、高温の水蒸気と反応する金はどれか。すべてを正しく選択しているものとして最も適当なものを、次の①~⑦のうちから一つ選べ。 ①AI ②Mg ③Pt ④Al、Mg ⑤Al、Pt ⑥Mg、Pt ⑦Al、Mg、Pt
④
11
( )内の物質が酸化剤としてはたらいている化学反応式を、次の①~④のうちから一つ選べ。 ① (3CO)+ Fe2O3 → 3CO2 + 2Fe ② (NH4Cl) + NaOH → NH3 + NaCl + H2O ③ (NaHCO3) + NaCl → NaCl + H2O + CO2 ④ (Br2) + 2KI → 2KBr + I2
④
12
酸と塩基に関する記述として誤りを含むものを選べ。 ①アレニウスの定義では、水に溶けて水素イオンを放出する物質を酸という。 ②0.10mol/L の酢酸の水溶液中では、酢酸分子の大部分が電離して酢酸イオンになっている。 ③0.010mol/L の硫酸のpH は、同じ濃度の塩酸のpHより小さい。 ④pH12 の水酸化ナトリウム水溶液を10倍に薄めると、水溶液のpHは11になる。
②
13
3.5%シュウ酸アンモニウム水溶液を、シュウ酸アンモニウム一水和物 (NH4)2CO3・H2O(=142)を用いてつくるときの操作として最も適当なものを選びなさい。(シュウ酸アンモニウム=124) ①ビーカーにシュウ酸アンモニウム一水和物7.0gを入れ、水193 mlを加える。 ②ビーカーにシュウ酸アンモニウム一水和物8.0gを入れ、水192 mLを加える。 ③メスフラスコにシュウ酸アンモニウムー水和物7.0gを入れ、水を加えて200 mLにする。 ④メスフラスコにシュウ酸アンモニウム一水和物8.0gを入れ、水を加えて200 mL にする。
②
14
電池に関する記述として誤りを含むものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。 ①電池を放電するとき、 負極では酸化反応が起こる。 ②電池を放電するとき、電子は負極から正極に向かって流れる。 ③電池のうち、充電によってくり返し使うことのできるものを二次電池という。 ④正極で水素、負極で酸素を利用した電池は、燃料電池とよばれる。 ⑤一般に、電極を浸す水溶液には、電解質の水溶液が用いられる。
④
15
酸·塩基に関するア~工の記述のうち、正しいものはどれか。 最も適当なものを後の①~⑧のうちから一つ選べ。 ア.酸性の水溶液の中では、水素イオンは水分子と結合しオキソニウムイオンとして存在する。 イ.酸性の水溶液はpH が小さいので、水酸化物イオンよりも水素イオンの濃度のほうが小さい。 ウ.1価の強酸を1価の弱塩基で中和するときに必要な弱塩基の物質量は、強酸の物質量より多い。 エ.濃い酢酸水溶液の中では、酢酸の大部分が酢酸イオンになっている。
①ア
16
ケイ素と二酸化ケイ素に関する記述として誤りを含むものはどれか。次の①~④のうちから一つ選べ。 ①ケイ素の結晶は、ダイヤモンドの炭素原子と同じように、ケイ素原子が正四面体構造を形成しながら配列している。 ② ケイ素は、金属元素ではない。 ③ 二酸化ケイ素の結晶は、半導体の性質を示す。 ④ 二酸化ケイ素の結晶では、ケイ素原子と酸素原子が交互に共有結合している。
③
17
硫化水素と分子の形が同じものを、次の①~④のうちから1つ選べ。(H―S―H) ①二酸化炭素 ②アンモニア ③水 ④メタン
③
18
二酸化炭素CO2とメタンCH4に関する記述として誤りを含むものはどれか。 最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。(CO2=44、CH4=16) ①二酸化炭素分では3個の原子が直線状に結合している。 ②メタン分子は正四面体形の構造をとる。 ③二酸化炭素分子もメタン分子も共有結合からなる。 ④常温·常圧での密度は、二酸化炭素の方がメタンより小さい。
④
19
同位体(アイソトープ)に関する記述として誤りを含むものを、次のうちから一つ選べ。 ①化学的性質はほとんど同じである。 ②放射線を放出する性質をもつものがある。 ③同じ元素の原子であるが、中性子の数が異なる。 ④黄リンと赤リンの関係にあるものをいう。
④
20
次の操作ア~エのうち、気体が発生する反応が起こる操作はどれか。正しく選択しているものとして最も適当なものを、後の①~⑥のうちから一つ選べ。 ア.炭酸カルシウムに塩酸を加える。 イ.硝酸カリウムに水酸化カルシウム水溶液を加える。 ウ.塩化アンモニウムに水酸化ナトリウム水溶液を加えて加熱する。 エ.塩化バリウム水溶液に硫酸ナトリウム水溶液を加える。
②ア、ウ
21
ヨウ素の固体I2かすべて昇華して気体に変わると、標準状態で体積はおよそ何倍になるか。最も適当な数値を、次の①~⑦のうちから一つ選べ。ただし、 ヨウ素の固体の密度を4.8g/cmとする。(I2=254)
②420
22
酸化数に関する記述として正しいものはどれか。最も適当なものを選べ。 ①化合物中の原子の酸化数は、その原子の価電子の数と常に等しい。 ②原子が電子を1個放出すると、その原子の酸化数は1増加する。 ③化合物中の酸素原子の酸化数は、常に一2である。 ④化合物中の水素原子の酸化数は、常に+1である。
②
23
15molのアンモニア水溶液の質量パーセント濃度は28%である。このNH3水溶液の密度は何g/cm3か。最も適当な数値を、次の選択肢から一つ選べ。(NH3=17)
②0.91
24
原子とその構成粒子に関する記述として正しいものはどれか。 ア.質量数は、陽子の数と電子の数の和である。 イ.原子の大きさは、 原子核の大きさとほぼ等しい。 ウ.原子の質量は、原子核の質量とほぼ等しい。
ウ
25
次の記述のうち、酸化還元反応と関係ないものとして最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。 ①長期問放置された十円玉の表面が黒く変色している。 ②外部電源を用いて、リチウムイオン電池を充電した。 ③希硫酸に鉄粉を入れると、 鉄粉が溶けた。 ④食品の乾燥剤としてシリカゲルを用いた。
④
26
単体名は元素名と同じ場合が多い。( )の語が単体の意味で用いられているものはどれか。 ①体内の(鉄)分の不足を防ぐためにレバーを食べる。 ② ベンゼンは(炭素)と水素でできている。 ③ 骨や歯には(カルシウム)が含まれている。 ④ 空気中には窒素と(酸素)が含まれている。
④
27
⑤
28
③
29
イ
30
②
31
CaC2=64g/molとする
④80
32
④イとウ
33
物質の利用に関する記述として【誤りを含むもの】はどれか。 ①水道水に塩素が加えられているのは、その酸化剤としてのはたらきによって、 細菌などの繁殖を防ぐためである。 ②酸化防止剤は、強い還元作用を示す物質であり、食品の成分よりも先に酸化されることで、食品の成分が酸化されることを防ぐことができる。 ③食品を乾燥させると長く保存できるようになるのは、腐敗の原因である微生物の発育に必要な水分が取り除かれるためである。 ④通常の洗濯で油汚れを落とすことが難しい場合、油汚れが極性の大きな分子であることを利用して、石油を原料につくられた有機化合物系の溶媒を用いて油汚れを溶解させてから取り除く手法が用いられることがある。
④