問題一覧
1
外分泌腺と内分泌腺の違い 外分泌腺:導管が有or無 分泌物(汗・消化液)は体外(管腔内)に放出される。 内分泌腺:導管が有or無 分泌物(ホルモン)は毛細血管に入り血流により全身に運ばれる
有 無
2
内分泌腺の分泌物をホルモンといい、 によって全身に運ばれる。 ※内分泌腺は標的器官に隣接しているorいない 標的細胞(器官):ホルモンにより影響を受ける細胞または器官
血液 いない
3
調節の種類による違い 神経性調節:速or遅、即時的or持続的 ※自律神経によるもの(血圧・心拍数) 電気的興奮活動だから早い 内分泌系による調節(液性調節):速or遅、即時的or持続的 ※血液で運搬するから時間がかかる
速 即時的 遅 持続的
4
下垂体の位置と形状 ・下垂体は脳の下面( 脳の 部)から漏斗(下垂体 )でぶら下がる。 ・頭蓋骨底の 窩にある蝶形骨の 鞍のくぼみに収まる。 ・小指頭大の器官 ・ 性下垂体(前)と 性下垂体(後ろ)の2つからなる
間 視床下 柄 中頭蓋 トルコ 腺 神経
5
腺性下垂体 ・胎生期に口腔の天井の一部が 方に伸びてできたもの。 前部の 、その後ろの 部、上方に伸びた 部に区分される
上 前葉 中間 隆起
6
前葉ホルモン:6種類ある。 成長、乳腺刺激、性腺刺激(卵胞刺激・黄体形成)、甲状腺刺激、副腎皮質刺激 前葉は が豊富である。 前葉の働きは による調節を受ける。 視床下部には前葉ホルモンの分泌を調節する中枢がある。 視床下部のホルモンは下垂体門脈系により前葉に運ばれ、前葉細胞に作用して前葉ホルモンの分泌を調節する
血管 視床下部
7
下垂体門脈について 腺or神経性下垂体では下垂体門脈系が形成される 下垂体門脈は 部と 葉とを連絡する。 ※前葉ホルモンの調節をする ※下垂体門脈は下垂体ホルモンを標的器官に届けるor届けない 下垂体門脈の具体的な構造 心臓→大脳動脈輪→隆起部(毛細血管網)→静脈(門脈) →前葉(毛細血管網)→静脈 ※一次と二次の毛細血管網の間に介在する小静脈は一種の門脈と考えられる。 ※一次毛細血管網に視床下部の細胞が接続し、ホルモンを分泌する
腺 視床下部 前葉 届けない
8
中間部 前葉と後葉の間にある小さな領域 ・濾胞が集まり 細胞刺激ホルモン(MSH)を分泌する。 ・MSH は下等動物では体色を黒くするが、人での生理作用は不明
メラニン
9
神経性下垂体 後葉とそれを視床下部につなげる漏斗からなる。 ・第 脳室が突出してできた神経組織である。 分布する神経線維は無髄が多or少 機能 ・後葉ホルモンは で作られる ※後葉にはホルモン産生細胞はなく視床下部で作られたホルモンが神経線維の中を通って後葉にある血管に放出される。 ※神経細胞が分泌作用を営むことを神経分泌という
3 多 視床下部
10
神経性下垂体 後葉ホルモン :子宮と乳腺の収縮作用。 分娩が促進され陣痛促進剤として用いられる. (抗利尿ホルモン):腎臓の集合管での水の再吸収を促進する→尿減少
オキシトシン バゾプレッシン
11
松果体 位置 脳の 面にある。 ・第 3 脳室中央の後上壁から 方に突出している。 ・松かさ状の小体。小豆粒 ほど。 構造 神経組織からなるorならない ・ 歳前後が最も発達がよく、年齢と共に退行性変化を示す ホルモン :24 時間周期の日内リズム 覚醒と睡眠のリズムを作る(体内時計)
間 背 後 なる 7 メラトニン
12
甲状腺 全体はH字形やU字形をなす 甲状軟骨の前 面に位置(気管 部) 甲状軟骨の 面に上皮小体が付着 構造 外or内or中胚葉由来である 多数の1細胞と傍1細胞がある ※1細胞:単層立方上皮でできた直径0.2mmの袋(濾胞)の無数の集まり。 ・濾胞腔はコロイド(液体)で満たされる。 ・必要に応じてコロイドはサイロキシンとして分泌。 ※傍濾胞細胞:濾胞間にある内分泌細胞 栄養血管は 動脈の枝の 甲状腺動脈
下 上 後 内 1濾胞 外頸 上
13
甲状腺ホルモン 濾胞細胞は を分泌=全身の細胞・組織を刺激して物質代謝を高め,エネルギー産生を増やす。 ・傍濾胞細胞は を分泌:血中のカルシウム濃度を上or下げる
サイロキシン カルシトニン 下
14
上皮小体(副甲状腺) 位置・形状 甲状腺の 面にある 米粒大の暗褐色の小体で上下一対、計4個 構造 腺or神経細胞と毛細血管でできている 外or内or中胚葉由来である 動脈の枝で栄養される ホルモン を分泌=血中のカルシウム濃度を高or低くする
背 腺 内 外頸 パラソルモン 高
15
副腎皮質 皮質は 上皮から発生する外or内or中胚葉性器官。 ・3層構造で表層から1帯・2帯・3帯 ※3帯が髄質を取り囲む
腹膜 中 球状 束状 網状
16
副腎皮質ホルモン 球状帯: :尿細管からのNaイオンの吸収促進 束状帯: (コルチコステロン):糖新生・抗炎症作用 ※タンパク質や脂質を糖質に変換 ※炎症の進行を抑える作用 網状帯: (男性ホルモン):男性化 ※副腎皮質ホルモンは構造上、 ホルモンに分類される
アルドステロン コルチゾル アンドロゲン ステロイド
17
副腎髄質 外or内or中胚葉性(神経由来の細胞) ・ 性細胞である(交感神経細胞と同じ) ※重クロム酸カリを含む染色液で黄褐色に染まるところから ホルモン 1と2を分泌する。 1:心拍数・心収縮力増加、気管支拡張、血糖上昇 2:血圧上昇 ※副腎髄質ホルモンは 型ホルモンに分類
外 クロム親和 アドレナリン ノルアドレナリン アミン
18
膵臓 外分泌腺:膵液分泌 内分泌腺(膵島=ランゲルハンス島):ホルモン分泌 ・膵島:外分泌細胞の間に散在する内分泌細胞の集まり。 膵臓の頭or尾部に多い ・内分泌細胞の種類: β細胞が最も多い(β>α>δ) ホルモン α細胞:グルカゴン=血糖値上昇 肝臓の1を2に変える。 β細胞:インスリン=血糖値低下 2を1に変えて肝臓に貯蔵する。 種々の細胞での2の取込みを促す。 細胞における2の利用を促進する。 ※糖尿病はインスリンの分泌不足、作用低下で起こる δ細胞:ソマトスタチン= と の分泌を抑制する
尾 1グリコーゲン 2グルコース グルカゴン インスリン
19
性腺 精巣 間細胞( 細胞):男性ホルモン( ):男性性徴の確立・維持 ※男性性徴:筋肉・骨格・体毛など ※間細胞:精細管と精細管の間にある細胞 卵巣 ・卵胞の卵胞膜:卵胞ホルモン(エストロゲン):子宮内膜の増殖or肥厚、女性性徴の確立・維持 ・黄体:黄体ホルモン(プロゲステロン):子宮内膜の増殖or肥厚・妊娠の維持 ・胎盤の絨毛膜(妊娠中):性腺刺激ホルモン (プロゲステロンの分泌促進) ※女性性徴:月経・発毛・体が丸みを帯びる
ライジッヒ テストステロン 増殖 肥厚
20
神経系:脊髄と脳。形の上でも働きの上でも神経系の中枢をなす 神経系:脊髄と脳の外にある、刺激や興奮を伝達する神経組織
中枢 末梢
21
1)神経細胞 1とも呼ばれる 1:細胞体とそれから伸びる突起よりなる。 ・細胞体: 核などの小器官が集中する場所。
ニューロン 細胞
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突起:前の神経から情報を受け取る部分。 細胞体から四方に伸び出て木の枝のように分枝している。 ひとつ前の神経細胞の神経終末と連絡している。 神経伝達物質の受容体・1がある。 ※1:各イオンが細胞内外を出入りする扉。開閉する
樹状 イオンチャネル
23
軸索:細胞体から1本で枝分かれが少なく長く伸びる。 軸索は情報を伝導し受け渡す。 ・神経終末:軸索の末端のこと。 複数に分枝している。 次の神経細胞の樹状突起と連絡する。 が出入りするチャネルがある。 神経伝達物質を包む が多数ある。 ※神経伝達物質:アセチルコリンやアドレナリンなど
カルシウム シナプス小胞
24
髄鞘(ミエリン):軸索を包む細胞 中枢神経系では 細胞が作る。 末梢神経系では 細胞が作る 軸索は髄鞘に包まれると伝導速度が早まる。 髄鞘の有無で有髄神経と無髄神経を区別。 ※ の絞輪:有髄神経の軸索において、髄鞘が途切れている部分。 興奮はこの場所のみを跳躍伝導する
希突起膠 シュワン ランビエ
25
シナプス:ひとつの神経細胞の軸索の終末が別の神経細胞の樹状突起、あるいは筋細胞などと連絡している繋ぎ目のこと 興奮を伝える。 ※シナプスの興奮伝達は1or両方向性。 ・シナプス間隙:ひとつの神経細胞の神経終末と、次の神経細胞の樹状突起との間の隙間。 ・ニューロン連鎖:神経系は複数のニューロンの接触により興奮を伝えるニューロン連鎖からなる。 ・感覚・運動・自律作用、記憶・思考・判断・感情などはニューロン連鎖によるもの。
1
26
2)神経膠細胞(グリア細胞) ※膠:接着剤的な意味の言葉。 ・神経膠細胞は興奮伝達には直接関係しない。 ・神経細胞の働きを助ける。 ・数は神経細胞の ~10倍ある。
5
27
星状膠細胞(アストロサイト) ・神経細胞と血管との間に介在し栄養の吸収の仲立ちをする。 ・ の形成:血液の中を流れる有害物質が脳内へ侵入するのを阻止する。 希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト)・ をつくる。 ※中枢神経では希突起膠細胞、末梢神経ではシュワン細胞と呼ぶ 小膠細胞(ミクログリア) ・ 作用を持ち、異物や有害物質の除去を行う。 上衣細胞 ・ の壁を作る。 外套細胞 ・末梢神経で 細胞を包み、栄養を与える
血液脳関門 髄鞘 脳室 神経節
28
灰白質:神経細胞の の多い場所 白質:神経線維の集まる場所 核:白質の中で神経細胞が集まる場所
細胞体 神経
29
神経の再生 神経細胞は一部の例外を除き、誕生後は新しく作られることはなく補充されない。 ・神経線維(突起)は切断されてもまた伸長によって機能の回復を見ることがある。 神経:神経再生により機能の回復が期待できる 神経系:再生神経線維がもとの伝導路を見いだすことが難しく機能の回復が起こらないのが一般的
末梢 中枢
30
脊髄 ・長さが約 40cm、太さが 1cm 前後の円柱形の器官。 ・椎骨が積み重なってできた脊柱管の中におさまっている。 ・脊髄の下端は脊髄 といい、L ~ の高さに終わる。 ・脊髄は脊柱管に比べて短いor長い ※下端は 神経という末梢神経の集まり
円錐 1 2 短い 馬尾
31
脊髄について ・頸髄の下半部と腰髄の上半部は頸膨大および腰膨大 と呼ばれ、この部分から上肢と肢へ行く神経が出る。 脊髄神経(末梢神経)について ・脊髄の左右両側からは脊髄神経をつくる神経線維の束が出る。 ・脊髄神経の根(枝)は左右 対ある。 ・頸神経( 対)、胸神経( 対)、腰神経( 対)、仙骨神経( 対)、尾骨神経( 対) ※第1頸神経は頭蓋骨と頸椎の間から出るので、椎骨の数より頸神経の数が 1 つ多い。
31 8 12 5 5 1
32
脊髄の灰白質 前角:灰白質の前方への突出部 神経細胞が集まり、前根を通り脊髄神経につながる。 後角:後方への突出部 後根として脊髄に入ってくる感覚性の神経線維を受ける 神経細胞が集まる。 側角:側方の小さな突出部 内臓運動や腺の分泌を調節する 神経細胞(交感神経性、仙髄は副交感神経性)の集まり 前or後根を通り脊髄神経につながる
運動 感覚 自律 前
33
②白質(外側) p100 ・白質では前索・側索・後索が区別される. ・同じような機能を持つ神経線維が集まり束となって伝導路が形成される。 =白質には 束が多い
神経線維
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脳幹の構造物 ・菱形窩:延髄と橋被蓋の背面に広がる菱形のくぼみ。 第4脳室の をつくる。 1体がある。 菱形窩の灰白質には多くの脳神経核がある 脳神経核:各脳神経の中継地点・分岐点 1体:菱形窩にある灰白質と白質の入り混じったもの。
底 網様
35
延髄 :延髄の前面、正中を挟んで左右にある縦に長い盛り上がり 大脳皮質から下行する錐体路が内部にある。 ※錐体路:随意運動に関する伝導路 ※錐体交差:錐体路の大部分の線維は錐体内で左右に交叉する。 :錐体の外側にある楕円形の隆起、オリーブ核が内部にある。 錐体外路性の運動に関与。 核:延髄下部の背側に脊髄から後索が延び、その内部にある。 後索路に関与する。(触圧覚・深部感覚【振動覚・位置覚】) 核:味覚の中継核
錐体 オリーブ 後索 孤束
36
橋 機能:上行性・下行性伝導路が通る 構造 橋底部:腹方に突出する部分。 橋背部(橋 ):延髄から続く部分 ・橋底部では左右の小脳半球を結ぶ数多くの線維と中脳の大脳脚から延髄の錐体に入る錐体路の線維が錯綜する。 その間に 核が散在する。
被蓋 橋
37
中脳 被蓋の背側に 道という細い管が通る。 :腹側。大脳皮質から脊髄に下行する錐体路をはじめとする伝導路の束。 被蓋:中央部。赤核・黒質という錐体外路系の灰白質がある。 眼球運動に関する脳神経核などが含まれる. 赤核と黒質:大脳基底核とともに骨格筋の意識にのぼらない協調的な運動(錐体外路系)に関与 ※赤核の障害→不随意運動 黒質の障害→パーキンソン病
中脳水 大脳脚
38
中脳 中脳蓋(四丘体):背側 上丘は視覚の反射運動(移動する目標を追いかける眼球運動) 下丘は聴覚の反射運動(突然の音に反射的にその方向に頭や眼を向ける)に関与する は上丘の一部分か周辺にあり、視覚の反射にかかわる。
視蓋
39
【小脳】 大脳からの運動指令を受けて、体位や平衡などの情報を照合して運動が円滑に行われるよう調整する ・ 脳の後下面に接し、橋と延髄の 面にかぶさるように隆起する 小脳 と 部に分かれ、小脳 で脳の他の部位とつながる
大 背 半球 虫 脚
40
小脳半球:左右の大きな部位 虫部:正中部で小脳半球の間にはさまれて縦方向に広がる部位 ・小脳脚:上・中・下 3 対で、中脳・橋・延髄と連結する部位。 上小脳脚―中脳、中小脳脚―橋、下小脳脚―延髄 ・小脳表面には多数の深い溝がある。大脳と比べると、間隔が狭く数が多く平行。 小脳皮質:灰白or白質 ・小脳皮質は分子層・ 細胞層・顆粒層の 3 層構造。 ・小脳髄質:深部。灰白or白質 ・小脳髄質には,小脳核( 状核など)の灰白質が含まれる.
灰白 プルキンエ 白 歯
41
間脳 中脳の前方で左右の大脳半球の間にある。 ・間脳は と からできている。 ・間脳の中央に第 脳室がある。 ・後上方に 体が突出する。
視床 視床下部 3 松果
42
視床の構造 脳に入る 覚以外の全ての感覚情報の中継点 全身の皮膚感覚や深部知覚の線維、また小脳から起こる線維など、大脳皮質に達する求or遠心性伝導路のすべてが集められ、新しいニューロンに乗り換えて大脳皮質のそれぞれの中枢に送られる
嗅 求
43
視床の構造 灰白or白質である。 ・脳室の側壁をなし、卵円形。 ・前or後方下面に1状体と2状体という2対の高まりがある。 ・1状体は聴or視覚の中継核 ・2状体は聴or視覚の中継核
灰白 後 内側膝 外側膝 聴 視
44
視床下部の機能 視床下部は 系の最高中枢 生命活動の維持に重要。 脳幹や脊髄側角にある自律神経核に指令を出す。 上位の大脳皮質・大脳辺縁系・視床、下位の脳幹・脊髄などと連絡している。 ・体温調節中枢・摂食中枢・性行動・情動行動を調節する中枢がある. ・視床下部から分泌されるホルモンは ホルモンの分泌調節を行い内分泌腺全体の分泌機能に影響する
自律神経 下垂体前葉
45
視床下部 ・視床の下方にあり、第 脳室の側壁および底部をつくる。 構造 ・漏斗:底部から突き出た漏斗の先に がぶら下がる。 ・ 体:漏斗の後方に丸く 1 対ある。 覚の伝導路がある
3 下垂体 乳頭 嗅
46
大脳 脳の中で最も大きく、脳全体の約 80%を占める。 表面から大脳皮質、大脳髄質、大脳 核となる。 ・大脳半球:大脳の正中部には深い溝(大脳縦裂)があり左右の大脳半球に分けている。 ・側脳室:左右の大脳半球の中心にある部屋。 液で満たされる (1)大脳皮質 ・大脳皮質:大脳の表面。厚さ数mm。灰白or白質。神経細胞が集まる
基底 脳脊髄 灰白 回
47
大脳のしわ ・大脳溝:多数の曲がりくねった溝。 ・大脳 :溝によって区切られた盛り上がり →表面積を稼ぎ、多くの細胞を含む
回
48
頭葉 ・大脳溝の中で特に深い外側溝・中心溝・頭頂後頭溝により、 前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉に分けられる。 溝:頭頂葉と側頭葉を分ける 溝:前頭葉と頭頂葉 溝:頭頂葉と後頭葉 ※ 頭葉が最も広い
外側 中心 頭頂後頭 前
49
古皮質 ・大脳半球の内側で脳幹の周辺に位置 ・ 脳、 回、脳 、海馬などが該当 ・古皮質は大脳基底核に属する 体などとともに大脳辺縁系を形成し、1行動や2行動を支配。 1行動:摂食・飲水、性行動など 2行動:怒りや恐れから起こる逃避や攻撃
嗅 帯状 弓 扁桃 本能 情動
50
新皮質 ヒトでは大脳皮質の約 %を占める ・新皮質にあるもの:運動や感覚の最高中枢 意識や思考などの高次の精神活動に関与
90
51
運動野 場所:前頭葉。(中心前回) 中心溝の前を平行に上下に走る。 機能:骨格筋の随意or不随意運動を指令する運動中枢。 運動野の部位と身体の部分との間には明確な対応関係がある。 ※前頭断で見たときに、中心前回の内側上部から下肢・体幹・上肢・顔面・舌と身体の上下を逆にした支配領域が並ぶ ※左半球は右半身を右半球は左半身を支配する。 ※特に唇や舌のように繊細な運動を行う筋の支配領域は広い面積を占める →手や指を使う運動が脳の活性化に有効
随意
52
体性感覚野 場所:頭頂葉(中心後回) 機能:皮膚感覚( ・ ・覚)や 深部感覚( 覚・ 覚)の中枢。 感覚の種類や位置を正確に判断する。 ※支配する身体部位の上下左右は反対になるorならない 感覚の鋭敏な領域面積は広or狭い
温痛触 関節筋 なる 広い
53
特殊感覚野 視覚野: 葉の内面で 溝の周囲。視覚の中枢 ※周囲には映像の意味を理解するための二次視覚野がある。 聴覚野: 葉の上面。 ※周囲には聞こえた音の意味を理解する二次聴覚野がある。 味覚野: 葉。 体性感覚野の最下部とそれに隣接する領域にある。 ・嗅覚野: 葉の内側面。古皮質に属する
後頭 鳥距 側頭 頭頂 側頭
54
連合野 野や 野以外の部分。新皮質の大部分を占める。 ・大脳皮質以外の部分との間で運動の出力や感覚の入力のやり取りを直接行わず、大脳皮質内で互いに連合して機能を遂行するので連合野と呼ばれる。 ・一次感覚野(体性感覚野・視覚野・聴覚野)の周辺には、それと密接な関係を持つ二次感覚野が広がるが、これも連合野に含まれる ・二次感覚野以外の連合野は、感覚情報を し、認識・記憶・学習・判断などの高次の精神機能を営む
運動 感覚 統合
55
言語野 ・機能:言語の理解や表現を司る中枢 ほとんどの人では左or右大脳半球に存在 運動性言語中枢( の中枢) 頭葉の 側下部にある。 ・思考を言語に変換する。 ・それを運動野にある口腔・口唇・喉頭などの運動を指令する領域に送って言葉として発語する。(出力) 感覚性言語中枢( の中枢) ・側頭葉上面( 覚野)の後方。 ・聞いた言葉の意味を理解する中枢 ・言語を思考に変換する(入力)
左 ブローカ 前外 ウェルニッケ 聴
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大脳基底核=大脳髄質(白質)の中にある灰白質のかたまり。 大脳基底核に含まれるもの レンズ核: の外側に位置する。 外側の と内側の に分かれる ・ 核:細く長い灰白質で視床を取り囲んで前・上・後方へと伸びる ・線条体: + ・大脳基底核と中脳の黒質はドーパミンという神経伝達物質により情報の伝達を行う
視床 被殻 淡蒼球 尾状 尾状 被殻
57
大脳髄質(白質): 大脳髄質は、大脳皮質に出入りする次の 3 種類の神経線維からなる ① 線維(弓状線維):同一半球内の皮質の間を連絡する線維。 ② 線維:左右の半球を連絡する線維。脳梁 ③ 線維:大脳皮質と下位の中枢(間脳・脳幹・小脳・脊髄)を連絡する線維。内包
連合 交連 投射
58
:左右の大脳半球をつなぐ神経線維の集まり。(交連線維) 板状の構造。大脳縦裂の深部にある。 :連合線維と交連線維を含む。 大脳の古皮質の一部。脳幹の周囲にある。海馬とつながる
脳梁 脳弓
59
脳室の役割 ・脳脊髄液を分泌する場所。 ・脳室は脳の表面のくも膜下腔と繋がる ・脳脊髄液は外力からの保護と栄養補給、排泄物を脳から運び去る役割がある 構造 ・5つの部屋がある。 上から左右の側脳室、第3脳室、第4脳室、脊髄の中心管
側脳室
60
①側脳室 ・左右の大脳半球内に計2つある。 ・前後に長く伸びるアーチ状の空間。 ・ 孔:側脳室と第3脳室を繋ぐ穴 ②第 3 脳室 ・側脳室の下で正中部にある。 ・ 脳の間にはさまれる空間。
室間 間
61
中脳水道:第3脳室と第4脳室をつなぐ穴 ③第 4 脳室 ・第3脳室の下で、橋・延髄・小脳に囲まれた空間 。 ・クモ膜下腔に通じる穴:第 4 脳室の 口とその左右にある 口の3 ヶ所
正中 外側
62
脊髄の中心管 ・第 4 脳室の下端は細くなって脊髄の中心管となる。 叢は脳脊髄液が分泌される場所。 ・左右の側脳室・第3・第4脳室の 4つの脳室内にある。 ・脳室内に突出した毛細血管網。 1細胞に覆われている。 ※1細胞:脳室の内面をおおう細胞。神経膠細胞性の単層立方上皮
脈絡 上衣
63
1)硬膜 ・硬膜:最外層の膜。膠原線維の膜で内外 2 葉からなる。 ・外葉は頭蓋骨や脊柱管の内面に密着する。骨膜に当たる。 ・硬膜静脈洞:脳の内外の硬膜の間にある静脈。 腔と交通があり、脳脊髄液を吸収する
くも膜下
64
脳硬膜は頭蓋骨から離れて頭蓋腔に仕切りをつくる。 :大脳の正中で大脳半球を左右に仕切る。 後方は小さな小脳鎌に続く。 :小脳を左右に仕切る。 :大脳と小脳を仕切る。水平方向
大脳鎌 小脳鎌 小脳テント
65
脳と脊髄での違い ・脊髄を包む脊髄硬膜では両葉が完全に分かれるor融合 両葉の間には脂肪組織や内椎骨静脈叢が入る。 ・脳を包む脳硬膜では両葉は分かれるor融合、 洞のある場所だけは両葉間が開いていて静脈血を入れる
分かれる 融合 硬膜静脈
66
クモ膜 :硬or軟膜の内面に接する膜。脳の表面をおおう硬or軟軟膜との間に細い糸状の結合組織の線維がクモの巣のように張る
硬 軟
67
脳脊髄液 ・脳・脊髄を外力から保護する ・脳への栄養補給、排泄物を運ぶ ・微量の ・ を含む液体 ・液の全量は120~150mlに保たれる ・1 日に生産される量は約550ml で3~4回入れかわる
タンパク質 白血球
68
脳脊髄液 ・各脳室と脊髄内の中心管を満たす ・脳室内の脳脊髄液は第4脳室にある正中口、外側口を通りクモ膜下腔に出て脳と脊髄の表面を流れる ・脳室の から分泌される。 ・脳室からクモ膜下腔に出て脳と脊髄の表面を流れた後、クモ膜 を介して で吸収される。
脈絡叢 顆粒 硬膜静脈洞
69
内頸動脈は1管を通って 腔に入る ※1管:側頭骨に空いた穴 ・ 動脈と 動脈を出して脳の前 /4 を栄養する ・ 動脈を出して 動脈とも吻合する
頸動脈 頭蓋 前大脳 中大脳 3後交通 後大脳
70
椎骨動脈 ・頸椎の 頭孔を上行し 頭孔から1腔に入る ・左右の椎骨動脈は1腔に入ると橋の下面で合して1本の2動脈になる ・2動脈は前方に走りつつ延髄・橋・小脳に枝を送りやがて左右の後大脳動脈に分かれる ・椎骨動脈は脳の後ろ /4を栄養する
横 大後 頭蓋 脳底 3
71
大脳動脈輪 大脳動脈輪(ウィリス動脈輪)= 体を取り囲む動脈の輪 ・脳底では内頸・脳底動脈とそれらの枝が輪を作る様に吻合しあう ・前方:左右の内頸動脈の枝である 動脈が 動脈により吻合 ・後方:脳底動脈が分岐した左右の 動脈が後交通動脈を介してそれぞれ 動脈と吻合する。
下垂 前大脳 前交通 後大脳 後交通 内頸
72
脳の静脈 ・動脈とは異なる経路を取る ・毛細血管の血液は脳の表面を回る静脈に集められ硬膜の両葉の間にある硬膜静脈洞に注ぐ。 静脈洞の血液は脳底に集められ 孔を貫き内頸静脈となる. ・脳からの血液は 静脈だけに運ばれ脳を出る
頸静脈 内頸