問題一覧
1
⬜️とは、一定方向の2本の平行線で粒子を挟んだ際の、平行線間の距離のことです。
フェーレ径
2
⬜️とは、粒子の投影面積と同じ面積をもつ円の直径のことです。
ヘイウッド径
3
⬜️とは、一定方向の直径が粒子の投影面積を2等分する線分の長さ
マーチン径
4
顕微鏡法とは、顕微鏡を用いて、直接1個ずつ粒子の形状と大きさを観察する方法である
○
5
⬜️とは、粉体中の空洞を全て取り除いた状態の物質そのものの密度
真密度
6
⬜️とは、流体が入り込めない閉じた空洞などに含んだ粒子の密度
粒子密度
7
⬜️とは、一定の体積の充填した粉体の質量を容器の体積で除した粒子間の空洞を含んだ密度
かさ密度
8
安息角が大きいほど流動性が大きい
×
9
粉体を粉砕すると、安息角は小さくなる
×
10
個数平均径Dnと質量平均径Dwを比較すると、Dn < Dwである。
○
11
粒子径が大きいほど、空隙率が大きい粉体層を形成する
×
12
接触角が小さいと濡れやすい
○
13
濡れにおいて 湿潤熱測定法では、濡れやすいものは、発熱量が大きい
○
14
水溶性の結晶性粉体では、臨界相対湿度(CRH)未満において急激な吸湿は起こらない
○
15
CRHでは、粉体粒子表面を覆う薬物の飽和水溶液の水蒸気圧と、空気中の水蒸気圧が等しい
○
16
粉体は、吸湿により安息角が減少する。
×
17
2種類の水溶性の結晶性粉体を混合して得られた粉体のCRHは、個々の粉体のCRHと比べて高い。
×
18
結晶多形を持つ薬物を2つ
バルビタール スルファニルアミド
19
結晶多形間では、結晶構造は異なるが真密度は等しい。
×
20
医薬品の結晶形は変化せず結晶表面に水分が吸着したものを水和物という
×
21
非晶質(アモルファス)状態の医薬品を高湿度下に保存したとき、水分の収着によって結晶化することがある
○
22
非晶質は、熱力学的に平衡状態にある
×
23
水和物結晶は、その無水物結晶よりも水に対する溶解度が高い
×
24
結晶多形において、準安定形に比べて安定形の方が融点が高い
○
25
結晶多形の準安定型は保存中に安定型に転移する可能性がある
○
26
テオフィリン無水物は、初期は高い溶解性を示すが、水中では、徐々に水和物になるため、さらに溶解度が上昇する
×
27
非晶質の方が安定であるため、溶解度は結晶の方が大きい
×
28
アルプロスタジルの溶解補助剤は
αーシクロデキストリン
29
テオフィリンの溶解補助剤は
エチレンジアミン
30
シクロデキストリンによる包接化には、医薬品の安定性を改善する効果はない
×
31
医薬品を分子状態で水溶性高分子に分散させた粉体から医薬品を溶出させるとき、医薬品のみかけの溶解度が過飽和を示すことがある。
○
32
⬜️とは、化学構造に修飾を施し、それ自体は薬理活性を持たないが、投与後、変換され、薬効を発揮する
プロドラッグ
33
単独の溶媒に対する溶解度よりも、他の溶媒を混合することで溶解度が増大する現象を
コソルベンシー
34
ミセルの濃度に比例して溶解度は上昇する
○
35
これは粘弾性の何モデルか
マクスウェルモデル
36
これは粘弾性の何モデルか
フォークトモデル
37
フォークトモデル全体に一定の応力を瞬時にかけてそれを保つとき、モデル全体のひずみは直線的に増加する。
×
38
マックスウェルモデル全体に加わる応力は、スプリングに加わる応力とダッシュポットに加わる応力の合計である
×
39
マックスウェルモデル全体に一定のひずみを与えてそのまま保持するとき、モデル全体にかかる応力は減衰する
○
40
マックスウェルモデル全体に一定の応力を瞬時にかけてそれを保つとき、モデル全体のひずみは一定に保たれる
×
41
ふるい分けの粒度分布は何基準
質量基準
42
沈降法の粒度分布の基準は
質量分布
43
顕微鏡法の粒度分布の基準は
個数基準
44
コールカウンター法の粒度分布の基準は
個数基準
45
同一粉体において、質量基準による粒度分布の平均粒子径より、個数基準による粒度分布の平均粒子径の方が小さい
○
46
水溶性の結晶性粉体の臨界相対湿度は、水不溶性の結晶性粉体と混合することで低下する
×
47
試料粉体の比表面積と平均粒子径が比例することから、比表面積を測定することで試料粉体の平均粒子径を求めることができる
×
48
溶媒中の粒子の沈降速度から粒子径を求めるときに用いる式は、KozenyーCarmanの式である
×
49
ガス吸着ほうで粉体の表面積を求めるときに用いる式を2つ上げろ
Langmuir式 BET式
50
沈降法では、コロイドの粒子径を測定できる
×
51
懸濁剤の沈降法による粒子測定において 懸濁剤に分散している粒子径を1/3にすると、分散粒子の沈降速度は1/3 になる
×
52
比面積測定法では、平均粒子径は得られるが、粒度分布は得られない
○
53
吸着法で求めた平均粒子径は、空気透過法と比べると、大きくなる
×
54
モード径は、積算分布曲線における50%累積値に相当する粒子径のこと
×
55
水溶性薬物の結晶粉末は、相対湿度が臨界相対湿度以上になると吸湿量が急激に低下する
×
56
2つの水溶性薬物を混合すると、混合物の臨界相対湿度は各々の臨界相対湿度より増大する
×
57
NoyesーWhitney 式において 溶解過程が拡散律速の場合についてのみ成立する
○
58
NoyesーWhitney の式において シンク条件についてのみ成立する式である
×
59
NoyesーWhitneyの式において 溶解速度定数kは、溶解過程での攪拌条件により変化する
○
60
NoyesーWhitneyの式において 結晶性医薬品を数μm程度まで微細化すると、表面積の増大とともにCsも著しく増大するため、溶解速度は顕著に大きくなる
×
61
溶媒の粘度は、溶解速度に関わらない
×
62
準安定形の結晶は、安定形の結晶nに比べて化学ポテンシャルが高いため、溶解速度が大きくなる
○
63
結晶多形間で異なる溶解度を示すのは、各々の固相における化学ポテンシャルが異なるためである
○
64
球体である薬物粒子が、形状を維持したまま縮小しながら溶出する時の溶解速度定数は、Hixson-Crowell式を用いて算出できる
○
65
HixsonーCrowellの式は、粒度分布をもつ粉体の溶解現象を示す式
×
66
天然高分子の分子量は不均一であるが、合成高分子は重合度が均一で分子量の分布はない
×
67
高分子の性質は、高分子を構成するモノマーの種類や比率によって決まり、直鎖状、分枝状などの構造による影響を受けない
×
68
等電点付近のpH領域において、タンパク質は分子が広がった状態となるため、溶液の粘度が高くなる
×
69
高分子溶液のコアセルベーションは、相分離により高分子の濃厚な相と希薄な相に分かれる現象である。
○
70
極限粘度(固有粘度)は、高分子水溶液の還元粘度を濃度に対してプロットし、濃度→0となるように外挿した時の切片の値である。
○
71
良溶媒中の高分子は、分子が伸びた形状をとりやすくなるため、溶液の粘度は高くなる
○
72
高分子は、親和性の高い溶媒中では、その広がりが小さくなる。
×
73
水溶液中での高分子の拡散係数から、球形を近似してその水和半径を見積ることができる
○
74
高分子電解質溶液に塩を添加してイオン強度を増加させると、高分子はより広がった形となり、粘度が増加する。
×
75
NaCl水溶液は、何分散系か
分子
76
ブドウ糖水溶液は、何分散系か
分子分散系
77
界面活性剤ミセルは何分散系か
コロイド分散系
78
高分子溶液は何分散系か
コロイド分散系
79
赤血球は何分散系か
粗大分散系
80
乳剤は何分散系か
粗大分散系
81
懸濁剤は何分散系か
粗大分散系
82
粉体は何分散系か
粗大分散系
83
疎水コロイドの安定性は、粒子間のファンデルワールス引力と静電反発力の総和で評価できる。
○
84
疎水コロイドに電解質が共存すると粒子表面の電気二重層は厚くなり、分散状態は不安定となる。
×
85
親水コロイドに対する同濃度の1価陽イオンの塩析作用の強さは、K+>Na+>Li+である
×
86
コロイド粒子のブラウン運動は、コロイド粒子どうしの無秩序な衝突によって起こる
×
87
コロイド粒子は時間が経過すると沈澱する
×
88
少量の電解質を添加すると疎水コロイドが凝集し沈殿するのは、コロイド粒子間の静電的反発力が増加するためである。
×
89
限外顕微鏡は、コロイド粒子のチンダル現象を利用したものである
○
90
多量の電解質の添加により、親水コロイド粒子が凝析する現象を塩析という
○
91
o/w型の乳剤は、電気伝導性を示さない
×
92
乳剤において 合一しても振とうすればもとの分散状態に戻る。
×
93
w/o/w型やo/w/o型などの多重乳剤がある
○
94
分散媒と分散相の密度差を小さくすると、乳剤の分散状態は安定化する
○
95
w/o型の乳剤は、メチレンブルーを加えると全体が着色される。
×
96
懸濁剤、乳剤において 自由降性の粒子は、ケーキングしやすく、容易に再分散しない。
○
97
懸濁剤の安定性は、粒子径を小さくしたり、アラビアゴム、タルクなどの懸濁化剤を添加することで向上する。
×
98
HLB(hydrophile-lipophile bakance) 値の大きい乳化剤はw/o型乳剤を安定させる
×