問題一覧
1
次のうち、環境基本法に基づく水質汚濁に係る環境基準に関する記述として、誤っているものはどれか。
人の健康の保護に関する環境基準については、河川、湖沼及び海域についてそれぞれ異なった基準値が定められている。
2
水質汚濁防止法第3条第1項に定める排水基準 (暫定排水基準を除く)に関する記述として、誤っているものはどれか。
排水基準は、排出水を排出する特定施設ごとに適用される。
3
次のうち、水質汚濁防止法第3条第3項の規定により、国の定める排水基準より厳しい排水基準(上乗せ排水基準)を定めることができる主体はどれか。
都道府県
4
水質汚濁防止法に定める「排出水」に該当しないものはどれか。
合成ゴム製造業の用に供するラテックス濃縮施設を設置する工場から下水道法に定める終末処理場を設置している流域下水道に排出される水
5
次のうち、水質汚濁防止法第3条第1項に規定する排水基準 (暫定排水基準を除く)に関する記述として、正しいものはどれか。
排水基準は、一つの工場について、その工場のすべての排水口において一律に適用される。
6
水質汚濁防止法に定める、排水基準及び「上乗せ排水基準」(都道府県が政令に定める基準に従い、条例で定めることができる排水基準)に関する記述として、誤っているものはどれか。
「上乗せ排水基準」の適用期間はあらかじめ定めなければならない。
7
水質汚濁物質の発生源に関する記述として、誤っているものはどれか。
生活排水は、都市排水に含まれない。
8
次のうち、比較的濃度の高い有機性汚水を発生しない業種はどれか。
コンクリート製品製造業
9
有害物質とその有害物質を排出する代表的な業種との組み合わせとして、不適当なものはどれか。
(有害物質)ベンゼン (代表的な業種)電気めっき業
10
工場排水の性状、及びその処理が不十分な場合に排水に含まれる物質に関する記述として、誤っているものはどれか。
染色整理業の排水に含まれる染料は、生物学的に易分解性のものが多い。
11
水域における窒素の循環に関する記述として、正しいものはどれか。
発生源としては、事業場ばかりでなく家庭や農場からの供給がある。
12
有機性汚濁物質が河川に流入すると酸化分解を受ける。この自浄作用に関する記述として、誤っているものはどれか。
自浄作用は、水温の影響を受けない。
13
河川水中の BOD 減衰に係る微生物活動に関与する環境因子として、関係のないものはどれか。
水の硬度
14
次の記述中、(ア)と(イ)に入る適当な語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。 次の図は、河川における (ア) の流化方向の濃度分布を示したものである。(イ)を含む排水を放流すると、いったん(ア) が減少するが、(イ) の分解が ある程度進むと濃度は上昇する。
(ア)溶存酸素 (イ)腐敗性有機物
15
植生による自浄作用に関する記述として、誤っているものはどれか。
植生域では流れが加速されるので、懸濁物質は堆積しない。
16
汚水処理計画に関する記述として、誤っているものはどれか。
濃厚排水は、同種の希薄な排水と混合し希釈して処理する。
17
汚水処理計画として、誤っているものはどれか。
排水の濃度や水量が大きく変動する場合、排水は貯留せずにできるだけ早く処理装置に導く。
18
汚水等処理計画に関する記述として、誤っているものはどれか。
一業種の排水量原単位は、水使用合理化の進んだ工場ほど大きくなる。
19
排水処理方法に関する記述として、誤っているものはどれか。
懸濁性排水に電気透析法を適用する。
20
処理プロセスの検討及び選定に関する記述として、誤っているものはどれか。
静置浮上試験で油分を含む排水から遊離油を分離しても、油分が目的値以下にならないので、イオン交換を検討する。
21
傾斜板による沈降分離に関する記述として、不適当なものはどれか。
板の間隔は汚泥の性状に無関係に決められる。
22
沈降分離に関する記述として、誤っているものはどれか。
シックナー内部では、汚泥濃度は均一である。
23
好気生物処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
炭素化合物は、メタンと二酸化炭素などに変換される。
24
嫌気生物処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
空気を供給するための電気料金が高くなる。
25
嫌気生物処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
pH変化の影響を受けにくい。
26
硝化細菌に関する記述として、誤っているものはどれか。
アンモニア体窒素は、1種類の微生物で亜硝酸を経て硝酸へと酸化される。
27
活性汚泥法による窒素除去に関する記述として、誤っているものはどれか。
脱窒素工程に必要な水素供与体として、排水中のBODは利用できない。
28
開放循環式冷却水に関する記述として、誤っているものはどれか。
濃縮倍数を小さくすれば、見かけ上のクローズドシステムが成立する。
29
処理水の再利用に関する記述として、誤っているものはどれか。
循環冷却水系の濃縮倍率を大きくすれば、スケールの析出を抑えることができる。
30
排水再生利用のための処理技術に関する記述として、誤っているものはどれか。
使用目的を広げるほと、循環使用の循環回数を増すほど、処理が容易になる。
31
処理水の再利用に関する記述として、正しいものはどれか。
冷却塔によって冷却水を循環利用する際の補給水量は、蒸発水景から算定できる。
32
水使用合理化に関する記述として誤っているものはどれか。
排水の再利用を行う際は、利用に耐える程度の最低限の処理を行う。
33
水質汚濁の現状に関する記述として、誤っているものはどれか。
公共用水域の水質における人の健康の保護に関する環境基準の達成率は、平成20年度において90%に達していない。
34
公共用水域の水質汚濁の現状(平成22年度)についての記述のうち、誤っているものはどれか。
BOD又はCODに係る環境基準達成率は、水域別にみると河川>湖沼> 海域の順に高い。
35
水質汚濁に関する記述として、誤っているものはどれか。
有機汚濁については、なお全体の5割以上の水域で環境基準が達成されていない。
36
水質汚濁の現状に関する記述として、正しいものはどれか。
湖沼における COD の環境基準達成率は、海域の達成率より低い。
37
水質汚濁の諸事件と水域の組み合わせとして誤っているものはどれか。
イタイイタイ病と黒部川
38
水質汚濁物質と水質指標に関する記述として、誤っているものはどれか。
生活環境項目のうち有機物の汚濁指標として、BOD, COD,TOC及びTODが水質汚濁防止法で規制されている。
39
水質汚濁の指標に関する記述として、誤っているものはどれか。
個々の物質の種類に関係なく、酸化剤によって酸化作用を受ける物質の指標としてSS(懸濁性物質)が用いられている。
40
水中の溶存酸素に関する記述として、誤っているものはどれか。
溶存酸素は空気中の酸素が補給されたものなので、過飽和になることはない。
41
流水中の溶存酸素重下曲線に関する記述として、 誤っているものはどれか。
溶存酸素濃度は、汚濁物質が混入した地点で一番低い。
42
水質指標に関する記述として、誤っているものはどれか。
COD (Cr)とCOD (Mn) を比べると、一般的に後者の値が大きい。