問題一覧
1
国際ソーシャルワーカー連盟は、2014年7月に「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、及び人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である」とする新しい定義を採択した。
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2
エコロジカル•アプローチは、生活システムにおける問題の原因について直線的な因果関係に焦点を当てて分析し、問題解決を図る。
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3
ソーシャルワークとは、社会福祉の専門従事者が、あるクライエントに対して直接的• 間接的に援助することである。
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4
1958年に全米ソーシャルワーカー協会(NASW)から出された「ソーシャルワークの枠組み」では、ソーシャルワークは①目的object、②価値value 、③経験experience 、④方法・技能method/skill、⑤権限の委任social sanctionの要素で構成されるとしている。
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5
ソーシャルワークの目的は、個々人の社会生活上で生じる逆機能や不全を弱め、質の高い社会生活をすることを目指していくことである。
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6
2020年6月30日に採択された日本社会福祉士会の倫理綱領には、人間の尊厳、人権、社会正義、集団的責任、多様性の尊重、全人的存在の6つの「原理」が示されている。
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7
ソーシャルワークの対象が、個人や家族に関わるものをメゾ・ソーシャルワークと呼んでいる。
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8
アメリカのポップルらはソーシャルワークを関心の単位、方法、実践領域、社会的問題の4つの軸でとらえた。
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9
地域住民を対象にして、働くソーシャルワーカーのことをレジデンシャル・ ソーシャルワーカーと呼んでいる。
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10
日本において、フィールド・ソーシャルワーカーの活動が可能になってきたのは、介護保険制度の改正で2006 (平成18)年に地域包括支援センターができてからである。
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11
ソーシャルワークは、クライエントと環境の交互関係に焦点を当てる。
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12
人々の社会生活機能を増大する事は、ソーシャルワークの目的には含まれない。
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13
ソーシャルワークのクライエントには、地域社会といったマクロレベルのものは対象とならない。
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14
生態学的アプローチでは、学習理論に基づき、個人のニーズ充足のために生活環境の改善を行う。(第20回問題119-D)
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15
1939年のレイン報告では、コミュニティー・オーガニゼーションの基本的な体系をまとめ、その目的として、社会資源とニーズの調整を提唱した。
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16
ソーシャルワークにおいて、人々が社会生活をしていく上で、解決すべき課題のことをサービス・ニーズと言う。
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17
ルソーらは、社会福祉政策は、①社会保障サービス、②医療・保健サービス、③雇用サービス、④住宅サービス、⑤教育サービス、⑥社会福祉サービスの6つに分類している。
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18
相談援助における社会資源の使用目的は、クライエントのニーズを充足させることである。(第28回問題112-1改)
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19
相談援助における社会資源とは、施設・設備、資金・物品等の有形のものを言う。 (第28回問題112-2改)
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20
相談援助における社会資源の供給主体には、インフォーマルなセクターは含まれない。 (第28回問題112-3改)
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21
相談援助における社会資源には、ソーシャルワーカーの専門的能力は含まれない。 (第28回問題112-4改)
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22
相談援助における社会資源の開発は、生活上のニーズを満たせない個別的なクライエントに対して行われるものであり、一定のクライエント層に対しては行われない。 (第28回問題112-5改)
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23
人と環境の関わりを重視したソーシャルワーク実践では、クライエント自身がとらえる環境の意味を把握する。(第30回問題98-1)
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24
人と環境の関わりを重視したソーシャルワーク実践では、環境要因に対するクライエント自身の他罰的な考え方を強化することを目的に支援する。(第30回問題98-2)
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25
人と環境の関わりを重視したソーシャルワーク実践では、クライエントを環境から一方的に影響を受ける存在とみなして支援を行う。 (第30回問題98-4)
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26
ソーシャルワークでは、個人は、その環境とのあいだで常に交互作用を行っている。と考え、個人と環境との適合のあり方に焦点を当てて働きかける。(第23回問題91-5改)
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27
リッチモンドは、ソーシャルワークにおける個人と社会環境とを明確に区分し、社会環境に焦点を当てて対処することが必要であることを強調する。(第23回問題95-1)
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28
システム理論の定義されるシステムとは、相互作用する要素の集合のことである。
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29
ベルタランフィーの「一般システム理論」では、システムを、外部環境に対して開かれている解放システムとして捉えている。 (第25回問題98-2改)
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30
ベルタランフィーの「一般システム理論」では、個々のシステムを独立したものと捉え、システム間の非階層性を強調している。 (第25回問題98-5改)
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31
第一世代システム論の代表的なものには、ベルタフィーの自己組織化論や、キャノンのホメオスタシス(恒常性維持)概念がある。
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32
第3世代システム論には、オートポイエーシス論があるが、オートポイエーシス・システムの特徴は、自律性、個体性、境界の自己決定、入力と出力の不在の4つである。
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33
システムの設定された目的、あるいは誘因(インセンティブ)に向けて、効果的・効率的な作動を生み出すことをフィードバックと言う。
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34
他のシステムの作動に戻すような負のフィードバックによる形態維持と、新たなシステム状態へ向かおうとする生のフィードバックを定式化した理論がサイバネティックス理論である。
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35
システム理論に基づくクライエント・システムの単位は小集団に限られる。 (第28回問題99-1改)
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36
システム理論に基づく相談援助は、人と環境との全体的視座から把握される。 (第28回問題99-2改)
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37
システム理論に基づく相談援助では、家族への対応は援助の全課程で、問題の原因となる構成員に焦点化される。(第28回問題99-3改)
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38
システム理論に基づく相談援助の対象は、実践者の志向するケースワークなどの特定の方法によって把握される。(第28回問題99-4改)
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39
システム理論では、相談援助の対象としての個人は、システム概念から除外される。 (第28回問題99-5改)
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40
ケンプらによる「人-環境のソーシャルワーク、実践」では、環境を「知覚された環境」、「自然的・人工的・物理的環境」などの4種類に分類した。 (第31階問題98-1)
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41
岡村重夫は、社会福祉の一般的機能において、評価的機能は、援助者が対象者の参加なしに対象者が抱える生活困難を評価するために発揮されるとした。 (第32回問題99-1)
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42
岡村重夫は、社会福祉の一般的機能において、保護的機能は、個人が必要とする保護を一時的に提供するために発揮されるとした。 (第32回問題99-5改)
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43
ソーシャルワークのグローバル定義は、2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)のメルボルン会議で提案されたものである。
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44
ソーシャルワークについて、システム理論の視点から見ると、個人と環境をシステムとして大的に捉える事は容易ではないため、環境の問題については、個人と切り離して働きかける。(第23回問題91-3改)
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45
1980年代に入り、危機介入理論が導入され、短期療法(ブリーフセラピー)が出現し、クライエントとの援助期間が短縮され、24回ほど(6カ月間)の面接が適切であるとされた。
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46
近年、サービスに関する情報は、インターネットで入手できるようになり、1回きりの相談を希望するクライエントが増え、援助関係も薄くなったと言われている。
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47
アメリカで、男女平等選挙が実現し、民主主義の基礎が拡大された時期に、ジャーメインらは『ソーシャルワーク実践における生活モデル』を刊行し、ソーシャルワークに生態学的視点を導入した。(第19回問題3-2改)
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48
援助とは、ワーカーが社会福祉の増進を図るための行為と言動である。
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49
バイステックのケースワークの原則で、クライエントは、自分に関する内密の情報を出来る限り秘密のままで守りたいというニーズを持っているところから、「秘密保持の原則」が導き出された。(第19回問題121-1改)
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50
バイスティックのケースワークの原則における「非審判的態度の原則」とは、判断能力が不十分のクライエントを非難することなく、ソーシャルワーカーがクライエントの代わりに意思決定を行うことである。 (第24回問題99-1改)
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51
バイステックのケースワークの原則における「自己決定の原則」とは、クライエントの心情を感じとってほしいという要求に応えて、クライエントの訴えや気持ちを確実に受け止める準備をすることである。 (第24回問題99-2改)
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52
バイスティックのケースワークの原則における「統制された情緒的な関与の原則」とは、クライエント自身が自らの情緒的混乱をコントロールできるようにすることである。 (第29回問題106-5)
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53
相談援助における傾聴とは、ワーカーがクライエントに耳を傾け、関心があることを示すことである。
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54
援助においては、ワーカーはクライエントが決定するのを待つのではなく、自分の力で決定するまでのプロセスに関わり、寄り添うことが大切である。
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55
面接技術において、クライエントがすでに述べた事柄に応じた応じた言葉かけや質問は避けるべきである。
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56
援助関係とは、ワーカーとクライエントとの情動的相互作用である。
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57
ジェネラリスト・ソーシャルワークは、ソーシャルワーク理論の統合化により発展した。 (第30回問題100-4)
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58
当事者参加型の計画会議等において、クライエントはサービスを提供してもらう人という受動的参画が望まれる。
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59
クライエントが生活の質を改善できるように、また資源やサービスに公正にアクセスできるように、外的な阻害要因に対して抵抗したり、変化させる力を発達させるように促すことが、援助者がクライエントをエンパワメントすると言うことである。
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60
自助グループやピア・カウンセリングにおける援助者とクライエントとの関係は、仲間としての役割によって形成されている子、この仲間関係では常に公平性が保持される。
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61
医学モデルに代表されるパターナリズムでは、援助者が問題の原因を取り除くことを優先し、主導権を取り、クライエントとの対等性が保持されないと言う点で批判されてきた。
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62
援助者がクライエントに期待通りの反応を求めている時、援助者のクライエントを見下したような一言動が、ラポールを低下させることにもなる。
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63
クライエントの抵抗を表しているようなメッセージは、クライエントが意識的に考えを表出しているものであると解釈できる。
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64
ボーエンが構築した家族システムズ論では、援助者が家族に関わることで、すでにその家族のシステム全体に影響を及ぼしていると考える。
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65
ソシオグラムでは、援助者が誰に影響与え、誰から影響を受けているかを視覚化することができる。
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66
国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)が2000年に掲げたソーシャルワークの定義の中で、ソーシャルワーカーが最終的に目指す事は、社会の変革であるとしている。
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67
面接相談のはじめの時間帯は、「情報収集」に重点が置かれる。
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68
ラポールの形成は、ソーシャルワーカーにとっては傾聴すること、クライエントにとっては語ることによって促進される。
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69
システム理論やエコロジカルアプローチなどは、実際にクライエントと何をどのように話し合っていけば良いのかを教えてくれる。
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70
問題解決のための「情報収集」などの相談援助のプロセスは、常にクライエントとの共同作業によって行われる。
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71
ソーシャルワーカーが援助の対象とする人をケースと呼ぶ。
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72
ワーカービリティとは、クライエントがソーシャルワーカーを活用して問題を解決していこうとする意欲のことである。
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73
インボランタリー・クライエントの場合、ワーカビリティが高く、ポールの形成も比較的短時間にできる。
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74
ルーティーンでソーシャルワーカーに合わなければならない場合、相談しようとする動機付けに乏しく、問題に対する認識も低い場合が多い。
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75
相談することに拒否や反発など、マイナスの感情を持ったクライエントの場合、対等に話し合うために審判的態度で対応する方が良い。
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76
電話での相談援助では要件を聞くことはできるが、問題解決にまで結びつける事は困難なため、ある程度状況が把握でき、ラポールの形成できたと判断され、援助の必要性を感じた場合には、直接会って話し合うことを促すというのが基本である。
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77
インテークでは、機関や施設の機能と照らし合わせ、クライエントに適切な援助を提供できない場合に、他の施設や機関を紹介する必要がある。
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78
インテークでは、クライエントとその環境全般にわたって、様々な情報を収集し、クライエントの生活全体をとらえる。 (第20回問題120-1)
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79
インテークの段階は、クライエントの主訴を傾聴するところから始まる。 (第22回問題95-1)
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80
クライエントの問題解決に対する援助に当たって実施される。事前評価のことをスクリーニングと言う。
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81
インテークにおいてソーシャルワーカーが「かかわり技法」を用いて傾聴する事は、ラポールの形成を図るのに有効である。
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82
インテークとは、支援の成果を評価し、その状況によっては終結へと進む段階である。 (第32回問題103-4)
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83
クライエントの主訴のことをニーズと呼ぶ。
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84
問題把握は、インテーク段階よりも、さらに「個別化」を行いながら、必要な「情報収集」がなされる事で行われる。
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85
ソーシャルワークでは、生活問題の原因が、個人と環境のどちらかにあるのかを見極めて、その原因の除去を目指して働きかける。 (第23回問題91-2改)
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86
Aさんは足に障害を持ち、車椅子で移動することになると言う身体上の変化があったが、車いすを操作して、自分で自由に移動できているので、それ自体ではソーシャルワークの援助の対象にはならない。
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87
人を、社会的役割や、家族・近隣や会社での人間関係などから捉えるのは、サイコ的側面からの理解である。
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88
アセスメントでは、クライエントのニーズと援助目標との適合性や援助展開等を確認し、目標達成に向けて援助を展開する。 (第20回問題120-2)
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89
相談援助の過程におけるアセスメントでは、クライエントの成育歴に焦点を絞って問題の原因を探求する。(第26回問題103-2)
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90
制度サービス利用援助では、社会福祉制度にとどまらず、雇用、教育、司法、医療関連法など、様々な法制度について、特にその制度やサービスの受給要件を知ることも、ソーシャルワーカーには求められる。
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91
相談援助の過程におけるアセスメントでは、アセスメントシートに従い、質問項目の順番を遵守してクライエントに尋ねる。 (第26回問題103-3)
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92
相談援助の過程におけるアセスメントでは、クライエントの問題解決に結びつけるかを考えて、収集した情報を組織化する。 (第26回問題103-1)
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93
ブラッドショウのニード類型論において、規範的ニードは「望ましい」基準との対比において、専門家や行政機関等が存在を認めたニードを指す。(第31回問題105-2)
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94
アセスメント段階では、クライエント自身が述べた情報より、家族や関係者から得た情報が優先される。(第22回問題95-2)
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95
アセスメントとは、ソーシャルワーカーが「子供の発達がかなり遅れている」「足や腕にタバコの火のようなやけどがある」のように情報を収集することである。
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96
ストレングスとは、クライエントやその関係者が持っている力のことである。
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97
具体的な標的について話し合っていく際には、「できないこと」「問題状況」だけを確認していく。
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98
ソーシャルワーカーは、身体的状況についてのリスクは専門家に確認しながらアセスメントしておくことが必要である。
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99
コミュニティはアセスメントの対象に含まれない。(第29回問題104-1)
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100
アセスメントができ、具体的なターゲットが明確になると、援助自体に向かって援助計画が立てられるがこれをプランニングと言う。
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