注意欠如・多動症の診断には、複数の場面で症状が観察される必要がある

ADHDでは、不注意症状は成長とともに目立たなくなり、多動症状はしばしば成人後にも持続する

ADHDの治療薬は、前頭葉の興奮を抑制することにより効果を示す

DSM-5における反社会性パーソナリティ障害の診断基準には、15歳以前に素行症の兆候が出ていたことが条件となる

場面緘黙では、言語障害はないがあらゆる場面で言葉を発することができない

遺尿症に使用する三環系抗うつ薬は副作用の抗コリン作用を利用している

ゲーム障害は国際疾病ICD-11に認定された。

次の記述のうち，注意欠如・多動症（ADHD）の不注意の症状として，正しいものを 2 つ選びなさい。 ◯しゃべりすぎる。 ◯日々の活動で忘れっぽい。 ◯自分の順番を待つことが困難である。 ◯課題や活動を順序立てることが困難である。 ◯不適切な状況で走り回ったり高い所へ登ったりする。

23-5. 次の記述のうち，注意欠如・多動症（ADHD）の不注意の症状として，正しいものを 2 つ選びなさい。 しゃべりすぎる。 日々の活動で忘れっぽい。 自分の順番を待つことが困難である。 課題や活動を順序立てることが困難である。 不適切な状況で走り回ったり高い所へ登ったりする。

抗精神病薬は、ドパミンD2受容体を遮断する

非定型抗精神病薬は定型抗精神病薬に比べて錐体外路症状の副作用が多い

アカシジアは口唇の動きを特徴とする錐体外路症状である

抗精神病薬の副作用として賦活症候群がある

抗うつ薬はセロトニン受容体を遮断する。→

三環系抗うつ薬はSSRIに比べて抗コリン作用の副作用が多い

炭酸リチウムなどの気分安定薬は血中濃度を測定する必要がある

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は筋弛緩や依存形成のリスクがある

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は筋弛緩や依存形成のリスクがある

精神刺激薬は認知症に用いられる

抗認知症薬は、アセチルコリン受容体を遮断して効果を示す

SSRIの投与初期の副作用として消化器症状（嘔気）が多い

錐体外路症状はSSRIに特徴的な副作用である

炭酸リチウムの副作用の一つに甲状腺機能亢進症がある

アカシジアはベンゾジアゼピン系抗不安薬で生じる。

ジストニアはSSRIに特徴的な副作用である。

抗不安薬では賦活症候群が生じる

ベンゾジアゼピンは筋弛緩、記憶障害を引き起こす

悪性症候群では高熱を来す

19-8改. 向精神薬とその副作用に関する次の組合せのうち、正しいものを1つ選びなさい。 抗不安薬 ―アカシジア 定型抗精神病薬 ―筋弛緩 非定型抗精神病薬 ―身体依存 炭酸リチウム ―甲状腺機能低下症 選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）―悪性症候群

23-6. 次の記述のうち，認知症患者に用いられるドネペジル塩酸塩について，正しいものを 1つ選びなさい。 効能は認知機能の回復である。 血管性認知症に適応がある。 心疾患には特に注意が必要である。 服薬を中止すると強い離脱症状を認める。 神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を促進する。

21-7. 次のうち，選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）の副作用でみられることが多いものを 2 つ選びなさい。 運動失調 体重減少 消化性潰瘍 眠気 嘔気

22-7. 次のうち，抗精神病薬の主な副作用として，適切なものを1つ選びなさい。 健忘 脱抑制 身体依存 反跳性不安 遅発性ジスキネジア

22-7. 次のうち，抗精神病薬の主な副作用として，適切なものを1つ選びなさい。 健忘 脱抑制 身体依存 反跳性不安 遅発性ジスキネジア

22-8. 次の記述のうち，選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）を処方するときのうつ病患者に対する説明として，適切なものを 1つ選びなさい。 「空腹時に服用してください」 「イライラ感の出現に注意してください」 「服用後数時間で効果が出現します」 「服用後数時間は安静にしてください」 「症状の強いときに頓服として服用してください」

M2021-90. 気分障害の薬物療法に関する次の記述のうち，適切なものを1つ選びなさい。 ◯気分障害 （単極型） の治療と して抗うつ薬を使用する際は，副作用に注意し，少量から漸増していくのが原則である。 ◯双極性障害 （気分障害双極型） の治療として抗うつ薬を使用する際は，うつ症状 の改善とともに，ただちに中止する必要がある。 ◯行動異常は ，選択的セ ロトニン再取り込み阻害薬 （SSRI） の最も代表的な副作用である。 ◯早朝覚醒を訴える患者への対応、としては，長時間作用型の睡眠薬のみを投与すれば十分である。 ◯気分障害の治療の 1つと して，中枢神経刺激薬 （メチルフェニデート） の長期間 投与がある。

支持的精神療法は精神療法の基本で、どのような精神疾患にも適用される

精神分析療法では自由連想や転移を利用する。

カタルシスとは、治療者が患者の防衛機制を洞察するものである

学習理論の中のオペラント条件付けは、報酬や罰を用いて行動を強化したり消去したりするものである

森田療法では絶対臥褥を取り入れている

19-9改. 次のうち、森田療法の用語として、正しいものを1つ選びなさい。 転移 催眠 自動思考 絶対臥褥 自由連想

23-7. 次のうち，森田療法で用いられる理論や技法として，正しいものを 1 つ選びなさい。 転移 絶対臥褥 フラッディング 古典的条件づけ カタルシス効果

23-7. 次のうち，森田療法で用いられる理論や技法として，正しいものを 1 つ選びなさい。 転移 絶対臥褥 フラッディング 古典的条件づけ カタルシス効果

20-8. 次のうち、洞察的精神療法として、正しいものを 1 つ選びなさい。 芸術療法 行動療法 箱庭療法 自律訓練法 精神分析療法

24-8. 次のうち，精神分析療法に最も関係の深い概念として，正しいものを1つ選びなさい。 自動思考 治療共同体 無意識 あるがまま オペラント条件づけ

21-9. 次のうち，統合失調症の非薬物的治療法として，最も用いられているものを1 つ選びなさい。 理学療法 作業療法 内観療法 曝露療法 精神分析療法

22-9. 次のうち，「転移」を利用する精神療法として，正しいものを1つ選びなさい。 森田療法 行動療法 ゲシュタルト療法 支持的精神療法 精神力動的精神療法

25-8. 次のうち，認知行動療法に関連の深い人物として，正しいものを 1 つ選び なさい。 ベック（Beck, A.） ユング（Jung, C.） ソーンダイク（Thorndike, E.） ロジャーズ（Rogers, C.） カルフ（Kalff, D.）

26-9. 次の記述のうち，精神分析療法として，正しいものを1つ選びなさい。 物事の捉え方に焦点を当てて，修正する。 「あるがまま」の心的態度を身につける。 家族関係に生じている心理的問題に対して，家族を対象とした集団面接を行う。 心に浮かんだことを自由に連想して，語ってもらう。 芸術活動を通して心身の安定を図る。

修正型電気けいれん療法は妊婦には禁忌である

修正型電気けいれん療法の施行6時間前は絶飲食にする必要がある

修正型電気けいれん療法は麻酔科医と連携が必要である

21-8改. 修正型電気けいれん療法に関する次の記述のうち，適切なものを 1 つ選びなさい。 施行前の飲食の制限は不要である。 てんかんの主たる治療法である。 妊娠中の女性は行うことができない。 副作用を減らすために，サイン波電流を用いる。 麻酔科医との連携が必要である。

表出性言語障害では、自ら話すことはできるが他人の話すことが理解できない

小児自閉症は女児に比べて男児に多い

自閉スペクトラム症にみられるタイムスリップ現象は、いやな過去の場面が突然思い出されるものである

ASDでは心の理論（TOM, theory of mind）は障害されていないことが多い

ASDの診断基準には「感覚の過敏性」も含まれている

レット症候群は通常、女児に生じる

24-5. Ｂちゃん（ 3 歳，男児）は，同年代の子どもと一緒に遊べないことと，言葉の遅れがあるために病院を受診し，自閉スペクトラム症と診断された。お気に入り のぬいぐるみが複数あり，どこに行くにもそのぬいぐるみを持って行かないと気が 済まない。帰宅すると，ぬいぐるみを決まった順番で，壁際に並べる。 次のうち，Ｂちゃんに認められる症状として，適切なものを 1 つ選びなさい。 こだわり 妄想 自我障害 分離不安 身体依存

M2021-87. 自閉スペクトラム症（広汎性発達障害）に関する次の記述の うち，正しいものを1つ選びなさい。 DSM-5 では，自閉症とアスペルガー症候群を別の疾患として区別している。 DSM-5 における自閉スペクトラム症では ，ひきこもりが必須の症状である。 ICD-10におけるアスペルガー症候群は ，言語発達の遅れを伴う。 ICD-10における小児自閉症は，限局した反復的な行動・執着的な行動を特徴の1つとする。 知的障害を伴わない自閉スペクトラム症 （広汎性発達障害） は，発達障害者支援 法の対象ではない。

5. 小児自閉症に関する次の記述のうち，正しいものを1つ選びなさい。 症状は急性に出現する。 女児に多く発症する。 3歳までに症状が明らかになる。 虐待が原因で発症する。 コミュニケーション能力は高い。