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刑法前半
  • 重信龍之介

  • 問題数 87 • 11/6/2024

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    問題一覧

  • 1

    確認1 197条1項前段は、「公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑に処する」と規定しているが、このように、犯罪を犯す主体を限定している犯罪のことを〇〇 という。〇〇に入る適切な語句を下の解答欄に記入してください。

    身分犯

  • 2

    確認10たとえば、自動車を運転中、前方不注意により人を死に至らしめてしまったケースでその刑事責任を問う場合、かつては、長い間、211条前段の②致死罪が適用されてきたが、2007年(平成19年)に、(時の)211条2項の自動車運転過失致死傷罪が新設され、これに自動車事故の事案が適用されるようになり、さらに、2013年(平成 25年)の改正により、自動車事故関係の刑事責任にかかわる罪は特別法に移された。 ② に入る適切な語句を下の解答欄に記入してください。

    業務上過失

  • 3

    確認6 暴行概念は多義的であり、それが用いられている条文により「暴行」の内容が異なる場合があるが、家行罪(208条)における、行と、強盗罪(236条)における「暴行」の内容は同じである。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 4

    確認19 判例は、窃盗罪の主観的要件として不法領得の意思を必要であると解し、その不法領得の意思とは、②を排除して、他人の物を自己の所有物として、その経済的用法に従い、利用し処分する意思であると定義している。 ②に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    権利者

  • 5

    確認19 Aは、ゴルフコースにおけるゴルフのプレー中に、ゴルフコースの池にボールを打ち込んでしまったため、その回収をあきらめ、そのボールの所有権を放棄して帰宅した。その日の夜、Bは、そのゴルフコースに忍び込み、それらのゴルフボール(ロストボール)を持ち去った。判例によれば、このBの行為は、遺失物横領罪にあたる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 6

    確認14 名誉毀損罪(230条1項)は「公然と事実を摘示し」、人の名誉を毀損した場合に成立し、侮辱罪(231条)は、「事実を摘示しなくても、公然と」人を侮辱した場合に成立するから、両罪は「事実を摘示し」たか否かで区別されるというのが通説的理解であるが、2022年の刑法改正により侮蔑罪の法定刑が引き上げられ、侮辱罪の法定刑と名誉毀損罪の法定刑は同じになった。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 7

    確認11 判例・通説は、法人に対する(すなわち、法人を被害者として)脅迫罪は成立しえないと解している。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください

    正しい

  • 8

    確認6 判例・通説によれば、行罪(208条)における暴行とは、人の身体に対する②と定義されている。 ② に入る適切な語句を書きなさい

    物理力の行使

  • 9

    確認10 危険運転致死傷罪は、「アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為」などの危険運転を行い、よって人を負傷させ、または死亡させた場合に成立する。危険運転として、上記の運転のほか、制御困難高速度運転、未熟運転、妨害運転、赤備号無視運転、通行禁止道路通行運転が規定されている。この危険致死傷罪は、2001年(平成13年)に(当時の)刑法208条の2に新設された後、2013年(平成25年)に①に移された。 ①に入る適切な語句を下の選択肢の中から1つ選択してください。

    自動車運転死傷行為処罰法

  • 10

    確認4 人は死亡することによって刑法的な保護がまったくなくなるわけではなく、死体に対する毀損行為は死体損壊罪(190条)として処罰対象となる。もっとも、その刑は3年以下の懲役(改正法では、拘禁刑)であり、また、その死人が法益の帰属主体になるのではない。通説によれば、死体損壊罪は、社会の人々の死者に対する敬虔感情(死体等に対して礼を失した扱いがなされてはならないといった感情)を保護法益とする社会的法益に対する罪として位置づけられている。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 11

    確認15 230条の2を違法性阻却事由と解するか、処罰阻阻却事由と解するかは、「故意」の成否に影響を及ぼすことになる。というのは、故意とは「構成要件に該当する事実の認識」であり、処罰阻却事由は構成要件要素ではないと解されているから、それは故意の認識対象とならず、その結果、処罰阻却事由にあたる事実があると思い違いをしても、その錯誤は故意の成否に関係しないことになるからである。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 12

    確認7 判例・通説によれば、204条には、傷害の故意で傷害を負わせた場合だけでなく、暴行の故意で傷害を負わせた場合(いわば象行致傷)も含まれる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください

    正しい

  • 13

    確認16 大学共通テストにおいて、受験生✕が試験中スマートフォンで試験問題を動画撮影して外部に送言し、事前に学習指導を依頼されていたYが試験時間内にその問題を解いて解答を✕に教えるという方法で不正行為が行われた。判例は、不正受験の摘発は入試実施業務に含まれ、その業務遂行の1つであることから、大学入学センターの業務は「妨害されていない」としてX・Yに対する業務妨害罪の成立を否定した。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 14

    確認6 親が子に対して干渉して面倒をみるようなやり方で、国家や法が私人の行動に干渉することをパターナリズム(paternalism)という。たとえば、自動車・バイクの運転の際にシートベルトやヘルメットの着用を義務づけ、罰則を設ける場合がその例であり、自殺に関与する行為の処罰についてこの観点から説明する立場もある。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 15

    確認15 230条1項は「その①の有無にかかわらず」と規 定し、摘示したことが嘘である場合はもとより、本当のことであっても、230条1項の構成要件に該当しうる、ということを定めている。しかし、本当のことを言ったとしても、それがその人の名誉を低下させる場合にはすべて犯罪(名誉毀損罪)になるというのも問題であるから、230条の2が「前条(230条)第1項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、①の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない」と規定し、名誉の保護と表現の自由との調整を図っている。 ① に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    事実

  • 16

    確認17 財物の意義に関する② 説は、民法85条におい て、「この法律において『物』とは、② をいう」 と規定していること、刑法245条が「この章の罪については、電気は、財物とみなす」と規定していること、管理可能性説をとった場合には「財物」の概念が不明確になり、かつ、その範囲が不当なまでに広がってしまうことなどをその論拠にしている。 ② に入る同一の適切な語句を下の解答欄に記入してください。

    有体物

  • 17

    確認4 人工授精された受精卵の入った試験管を権限なしに持ち出し、それを壊した場合、通説は、試験管に対する器物損壊罪(261条)とともに、子宮着床前の受精卵(胚)に対しても堕胎罪(212条)の成立を認める。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 18

    確認17 刑法はわれわれの財産を包括的に保護しておらず、その保護は補充的なものであり、その結果として、刑法における財産の保護は断片的な保護となっている。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 19

    確認1 「公務員が、その職務に関し、賄賂を収受」等した場合に収賄罪として1月以上5年以下の懲役が科され(197条1項前段)、「この場合において、請託を受けたときは」、1月以上7年以下の懲役が科される(197条1項後段)。197条1項後段を〇〇収賄罪といい、ロッキード事件において田中元総理大臣が問われた罪である。〇〇に入る適切な語句を解答欄に記入してください。

    受託

  • 20

    確認8 通説によれば、同時傷害の特例(207条)は、暴行と傷害結果の間の因果関係を推定し、かつ、共同正犯関係を推定する(挙証責任を被告人に転換する)ものであると解されている。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください

    間違っている

  • 21

    確認15 230条1項において、「公然と」とは、不特定または多数の人が認識しうる状態をいい、「事実を摘示し」とは、ある程度具体的な事実を指摘してという意味である。この「事実の摘示」の有無により、名誉毀損罪(230条1項)と侮辱罪(231条)とが区別される。「名誉」とは、人に対する積極的な社会的評価であり、この場合の「人」には、自然人のほか、法人等の団体も含む。そして、名誉がどれくらい侵害されたのか、その程度を客観的に、あるいは、数値により示すことはできないから、被害者の社会的評価を低下させるに「足るような」事実を指摘すれば、実際に名誉を「毀損した」との事実を認定しなくても、「毀損した」の要件は充たされる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 22

    確認12 強要罪(223条1項)は、「生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に②のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の懲役に処する」と規定している。 ②に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    義務

  • 23

    確認6 以下の行為のなかで、判例の立場に照らして考えた場合、暴行罪における「暴行」と認められない行為を下の選択肢のなかから1つ選択してください。

    約半年にわたってほぼ連日 被害者宅に無言電話をかけ続ける行為

  • 24

    確認11 略取誘拐の罪に関して、現行法は224条以下においていくつかの犯罪類型を設けているが、現行法が設けていない略取誘拐の犯罪類型を下の選択肢の中から 1つ選択でください。

    誘拐殺人罪

  • 25

    確認14 名誉毀損罪においては、自分がよく知っている、特定されている人に対して発言がなされた場合であれば、その発言を聞く人が多数であっても、230条1項(名誉毀損罪)の「公然と」の要件を充たさず、名誉毀損罪は成立しえない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください

    間違っている

  • 26

    確認10 逮捕監禁罪の保護法益は身体的移動の自由であるから、逮捕監禁罪の客体は身体的移動の自由を有する自然人に限られ、その能力を有しない者、たとえば、生まれたばかりの赤ちゃんは220条(逮捕監禁罪)の「人」から除かれる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 27

    確認1 「賄賂」とは、公務員の職務行為の対価としての不正な利益のことをいい、金銭、物品など有形の物を提供した場合に限られ、たとえば、A社の社長Bが、ある事業の業者選定に関してA社を有利に扱ってもらうために、国会議員Cを接待した場合、有形の物の提供がないため、Cは「賄賂を収受した」とはいえない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 28

    確認17 他人の占有する財物を窃取するのは窃盗罪(235条)であり、それに対して、自己の占有する他人の財物を①するのは①罪(252条)である。 ①に入る同一の適切な語句を下の解答欄に記入し てください。

    横領

  • 29

    確認8 207条の適用範囲に関して、判例は、207条は、傷害罪(204条)だけでなく、傷害致死罪(205条)にも適用されると解しているのに対して、学説においては、207条が例外的規定であり、また、「傷害した場合」という文言に照らして傷害罪にしか適用されないと解すべきだとする見解が多い。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 30

    確認4 脳死の定義についてはこれまでの議論の過程で争いがあったが、現在、わが国では、臓器の移植に関する法律6条2項は、「『脳死した者の身体』とは、脳幹を含む全脳の機 能 が②的に停止するに至ったと判定された者の身体をいう」と規定している。 ②に入る同一の適切な語句を下の解答欄に記入し てください。

    不可逆

  • 31

    確認13 夫は、妻Aと長く別居状態にあり離婚訴訟中であったが、別居前に✕とAが一緒に住み、現在はAが1人で居住しているが、その所有は✕所有である住宅に、Aの留守中に勝手に立ち入った。この場合、Xに住居侵入罪が成立す る。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 32

    確認2 110条1項は、「放火して、前2条に規定する物以外の物を焼損し、よって② を生じさせた者は、1年以上10年以下の懲役に処する」と規定する。このように、犯罪が既遂に至るために、目的物の焼損に加えて、②の発生を必要とする110条1項は具体的危険犯といわれてい る。②に入る同一の適切な語句を下の解答欄に記入し てください。

    公共の危険

  • 33

    確認14 230条の2は「前条(230条)第1項の行為が①の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない」と規定しており、多数説は、これは名誉毀損行為の違法性を阻却する規定であると解している。 ①に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    公共

  • 34

    確認14 Xは、ネット上に、ある者の社会的評価を低下させるような内容のことを、たとえば、「Aは昔少年院に入ったことがある」と書いた。✕が書いたその内容が事実(本当のこと)であった場合、Xの行為は230条1項(名誉毀損罪)の構成要件に該当しない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 35

    確認9 218条後段は「.........の者を.........その生存に必要な保護をしなかった」場合を処罰しており、このように「保護しない」という不作為を条文上明確に規定している犯罪を③という。 ③に入る適切な語句を下の選択肢の中から1つ選択してください。

    真正不作為犯

  • 36

    確認16 業務妨害罪において保護される業務は適法なものであること要し、行政上の営業許可を得ずに営業を続けてた店の業務を妨害したとしても、その行為に対して業務妨害罪は成立しない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 37

    確認12 2023年の性犯罪に関する刑法改正において④の要件が撤廃されたことがとくに重要である。 ④に入る適切な語句を下の選択肢の中から1つ選択でください。

    暴行・脅迫

  • 38

    確認13 秘密(一般に知られていない事実、非公知の事実)は、その帰属主体により、国家機密、企業秘密(営業秘密)、個人的秘密(個人情報)に区別され、秘密侵害の行為態様には、第三者による探知・盗用、秘密を知る者による漏示があるところ、刑法典はそれらの秘密を包括的に保護しておらず、主体・客体・手段を限定してその一部を保護するにすぎず、133条は、「封をしてある信書を開けた」場合に限定した探知型の侵害行為を処罰し、134条1項は、医師等、そこに列挙された主体の行う漏示型の秘密侵害行為を処罰しているにすぎない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 39

    確認7 判例は、擦り傷・切り傷を負わせた場合を「傷害」とするだけでなく、いわゆる「外傷」がない場合でも、意識障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)に至らせた場合、「傷害」にあたるとしている。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 40

    確認3 「放火して、現に人が住居に使用し」ている「建造物.......を焼損した者」(108条)の「人」とは、犯人(共犯者を含む)以外の者をいうから、Xが自分だけが住居に使用する自己所有の建造物に放火した場合、✕自身はその「人」から除かれ、109条の成否が問題となり、さらに、109条は自己所有物と他人所有物を区別しているから、この場合、109条2項の客体となる。それに対して、Yが、家族とともに居住する自己所有の建造物に放火した場合には、108条の成否が問題になる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 41

    確認13 Xが塀に囲まれた察署の敷地に駐車された捜査車両を確認する目的でその塀の上に上がったが、近くにいた察官に見つかったため、塀から察署の敷地外の方に飛び降りて逃げた。この場合、判例によれば、Xの行為は建造物侵入罪の未遂にあたる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 42

    確認10 通説によれば、逮捕監禁罪において問題になる移動の自由は、もし移動しようと思えば移動しうる自由(可能的自由)を意味する。そこで、たとえば、睡眠中の者の部屋に鍵をかけ、その者が目を覚ます前にその鍵を開けた場合でも監禁罪が成立しうる。これに対して、少数説として、監禁罪が保護しているのは、現実に移動しようと思ったときに移動しうる自由(現実的自由)であるとの理解から、前述の睡眠中の者の例では監禁罪が成立しないと考える見解もある。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 43

    確認12 2017年の性犯罪に関する刑法改正において、犯罪の成立要件において「性差をなくす」法改正がなされ、それまでの強姦罪の行為態様が広げられ、客体が「女子」から「人」とされ、それに伴い177条の罪名が強姦罪から強制性交等罪に変更されたが、さらに、2023年の刑法改正により、177条の罪名は③性交等罪に変更された。 ③に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    不同意

  • 44

    確認6 202条は、「人を教唆し若しくは助して自殺させ、又は人をその①を受け若しくはその承諾を得て殺した 者は、6月以上7年以下の懲役に処する」と規定している。「安楽死」が問題になった刑事裁判において、この 202条の成否・違法性阻却が争われたものがある。 ①にそれぞれ入る適切な語句を解答欄に記入して ください。

    嘱託

  • 45

    確認9 ④致死傷罪は、平成13年(2001年)に、当時の刑法208条の2として新設され、その後、その成立要件を何度か拡張する改正がなされた後、平成25年(2013年) に制定された自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律(自動車運転死傷行為等処罰法) 2条に移された。 ④に入る適切な語句を下の解答欄に記入してください。

    危険運転

  • 46

    確認9 217条は、その客体を「老年、幼年、身体障害又は疾病のために扶助を必要とする者」と規定し、218条は、その客体を「老年者、幼年者、身体障害者又は病者」と規定している。通説によれば、217条の客体は、「老年」者でも、そのすべてではなく、そのなかで「扶助を必要とする者」との限定が付されている点において217条の客体は218条の客体よりもその範囲が狭いと解されている。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 47

    確認5 いわゆる備装心中の場合、たとえば、Aが、追死の意思がないにもかかわらず追死するとBに誤信させ、Bに自ら命を絶たせた場合、最高裁は、Bは成人であり、「死ぬこと」がどのようなことかを十分理解していたのであり、ただ、動機(Aの追死)において錯誤があるだけであるから、Bの自殺の決意は有効なものと解するのが相当であり、AはBの自殺にかかわったものとして、Aには自殺関与罪が成立すると判示した。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 48

    確認11 身の代金目的略取誘拐罪(225条の2)は、誰かを誘拐し金銭を要求すれば成立するというのではなく、「近親者その他略取され又は誘拐された者の安否を①する者 の①に乗じてその財物を交付させる目的で、人を 略取し、または誘拐した」場合に成立する。 ①に入る同一の適切な語句を下の選択肢の中から 1つ選択でください。

    憂慮

  • 49

    確認2 Xが、住居として使用されていない体育館に、利用者などの人がその中にいることを知っていながら火をつけ、焼損させた。この場合、Xには109条の放火罪ではなく、108条の放火罪が成立する。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 50

    確認10 Xが被害者をある場所に拘束しはじめた時点において監禁 罪(220条)は既遂となり、既遂に至ったあとではその犯罪への共犯は認められえない。したがって、たとえば、✕が、Aを監禁した後で、仲間のYに、「Aが逃げないように見張っておいてくれ。」と頼み、これに基づきYがAを見張っていたという場合、YはAに対する監禁罪の共犯にならない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 51

    確認4 過失により胎児に傷害を与え、その傷害が出生後に及び、さらに、その傷害がもとでその子が死亡した場合(いわゆる胎児性致死・傷熊本水俣病事件)に関して、最高裁は、胎児の生命は堕胎罪によって保護されているから、実行行為時に胎児であったものに対して「人」に対する罪は成立しえないと判示し、業務上過失致死罪の成立を否定した。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 52

    確認8 業務上過失致死傷罪(211条)における「業務」とは、人が社会生活上の地位に基づき反復継続して行う行為であって、その行為が他人の生命・身体等に危害を加えるおそれがあるもの、または、人の生命・身体の危険を防止することを義務内容とするものをいい、211条の成立に「職務遂行中」の過失であることや、「対価を得て」行う行為の伴う過失であることは必ずしも必要ではない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください

    正しい

  • 53

    確認16 233条後段・234条の「業務」に公務も含まれるかどうか、含まれるとした場合にどのような公務が含まれるのかは争われ、判例も変遷してきた。現在の判例は、「強制力を行使する権力的公務」以外の公務は233条後段・234条の「業務」にもあたると解しており、したがって、判例の立場によれば、「強制力を行使する権力的公務」は95条のみの対象となるのに対して、「強制力を行使する権力的公務」以外の公務は95条の対象になると同時に、233条後段・234条の対象にもなる。このような立場は限定積極説といわれる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 54

    確認11 身の代金目的略取誘拐罪(225条の2)の刑は重く、その刑の上限は無期懲役まで含まれる一方、公訴が提起される前に被害者を安全な場所に②したときは、その刑 を減軽するとの規定を設け(228条の2)、被害者の殺害という最悪の結果に至らないように政策的な規定を置いている。 ② に入る同一の適切な語句を下の解答欄に記入し てください。

    解放

  • 55

    確認2 わが国の放火罪は、放火の客体(燃やされた物)に着目して3つの類型(108条の現住建造物等放火罪、109条の非現住建造物等放火罪、110条の建造物等以外放火罪)を区別し、さらに、109条と110条は、他人所有物の放火(1項)と自己所有物の放火(2項)の場合を区別しており、それらは、それぞれ刑の重さを異にしている。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

  • 56

    確認12 刑法典の第22章「わいせつ、不同意性交等及び重婚の罪」に規定されている罪のうち、不同意わいせつ罪(176条)は個人的法益に対する罪であるが、公然わいせつ罪(174条)は社会的的法益に対する罪であり、不同意性交等罪(177条)は個人的法益に対する罪であるが、重婚罪(184条)は社会的的法益に対する罪である。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 57

    確認17 財産犯は刑法235条以下に規定されているが、その基本8類型は、①窃盗罪(235条)、②強盗罪(236条)、③🩷罪(246条)、④恐喝罪(249条)、⑤横領罪 (252条)、⑥背任罪(247条)、⑦盗品関与罪(256 条)、⑧毀棄・隠匿罪(258条以下)である。 🩷に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    詐欺

  • 58

    確認17 いわゆる利益窃盗は、現行刑法上、処罰されない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 59

    確認9 自動車を運転中、たとえば、前方不注意により人を死に至らしめてしまった場合、現行法において、①が成立しうる。 ①に入る適切な犯罪名を下の選択肢の中から1つ選択してください。

    過失運転致死罪

  • 60

    確認5 Xが自殺行為を行っても、現行法上、Xの行為は犯罪にならない。しかし、YがXの自殺行為を援助・手助けをした場合、Yの行為は犯罪になる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 61

    確認13 住居侵入罪の保護法益について、住居の事実上の平穏と解する平穏侵害説説と、住居・建造物に対する事実上の支配・管理権と解する①説が対立してきた。判例は、変遷があったが、現在では、①説に立ってい ると考えられる。 ①に入る適切な語句を解答欄に記入してくださ い。

    住居権

  • 62

    確認15 新聞記者Aは、ある事実が真実であると考えて新聞記事を書いたが、刑事裁判において、その事実を真実であると証明できなかった。このような場合に関して、最大判昭和 44年6月25日集23巻7号975頁(夕刊和歌山事件判決) は「刑法230条の2の規定は、人格権としての個人の名誉の保護と、憲法21条による正当な言論の保障との調和をはかったものというべきであり、これら両者間の調和と均衡を考慮するならば、たとい刑法230条の2第1項にいう事実が真実であることの証明がない場合でも、行為者がその事実を真実であると誤信し、その誤信したことについて、②資料、根拠に照らし相当の理由があるときは、犯罪の故意がなく、名誉毀損の罪は成立しないものと解するのが相当である」と判示した。 ②に入る適切な語句を下の選択肢から選択してください。

    確実な

  • 63

    確認2 判例は、建造物等を「焼損した」といえる時点にき、火が媒介物を離れて目的 物 ① に燃焼を継続する状態に達した時点であると解している。これ を①燃焼説という。108条、109条1項の未遂と既遂は、焼損に至った か否かにより区別される。①に入る同一の適切な語句を下の解答欄に 記入してください。

    独立

  • 64

    確認8 206条は、喧嘩の現場で、争闘者に対し声援を送ったり、はやし立てたりし、喧嘩を煽るといった野次馬的行為を罰する規定である。これを①罪という。その刑は軽く、適用件数も少ない。 ①に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    現場助勢

  • 65

    確認1 以下の選択肢にある犯罪のうち、通説によれば、国家的法益に対する罪に分類されない犯罪を選択してください。

    騒乱罪

  • 66

    確認19 Xは、宿泊客Aが旅館内のトイレに忘れていった財布を見つけ、それを持ち去った。この場合、Xには遺失物等横領罪が成立する。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してくださ い。

    間違っている

  • 67

    確認2 下の選択肢にある犯罪のうち、通説の理解によれば、社会的法益に対する罪に分類されない犯罪を選択してください。

    通貨偽造罪

  • 68

    確認9 218条は「老年者、幼年者、身体障害者又は病者を) する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な②をしなかったときは、3月以上5年以下の懲役に処する」と規定している。 ②に入る同一の適切な語句を下の解答欄に記入してください。

    保護

  • 69

    確認7 「傷害」の意義につき、身体の生理的機能に障害を与えることと解する見解と、身体の完全性を侵害すること(外貌の重大な変更)をいうと解する見解とが対立してきた。生理的機能障害説によれば、勝手に他人の髪やひげを切り落とした場合、傷害罪が成立するのに対して、身体の完全性 侵害説によれば、傷害罪は成立しない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 70

    確認8 昭和33年(1958年)、暴力団の勢力争い際して、殴り込みのために相当数の人数が日本刀などの凶器を準備して集合し、近隣の人々の生命・身体・財産に危害が及ぶのではないかという著しい社会不安を生じさせ、治安上憂慮すべき事態をもたらす事件が相次いで発生したことを契機に、に②が新設された。 ②に入る適切な犯罪を下の選択肢から1つ選択してください。

    凶器準備集合罪

  • 71

    確認7 207条は、「2人以上で暴行を加えて人を傷害した場合において、それぞれの暴行による傷害の軽重を知ることができず、又はその傷害を生じさせた者を知ることができないときは、共同して実行した者でなくても、共犯の例による」と規定している。これを②の特例という。 ②に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    同時傷害

  • 72

    確認14 「人の名誉」の「人」には法人も含まれるから、たとえば、学校法人駒澤大学に対する理由のない名誉毀損表現がなされた場合、学校法人駒澤大学を被害者とする名誉毀損罪が成立しうる。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 73

    確認19 封緘物の占有については議論がある。たとえば、配送業者 Aが、Bから依頼された荷物を配達している場合、(ア) その荷物を現に配達しているAがその荷物を占有していると考える見解と、(イ)荷物に封をする、つまり開封を禁ずる措置をとることによって、その荷物に対する支配(占有)は荷物を預けたBになお残っていると考える見解とがある。配送業者Aが配達中その荷物を開け、中の物を領得した場合、(ア)説からは、Aには業務上横領罪(253条)が成立し、(イ)説からは、Aには窃盗罪(235条) が成立する。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 74

    確認5 202条の構成要件は、自殺教唆、自殺幇助、嘱託殺人、承諸殺人という4つの類型を含んでおり、前2者は自殺者が自ら命を絶つ場合、後2者は周りの者が殺害行為を実行する場合である。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 75

    確認5 通説によれば、胎児が母体外に一部でも露出した時点で「人」になり、それ以降のその客体への侵害行為が殺人罪・傷害罪の対象になり、一部露出前の胎児の生命を奪った場合には殺人罪は成立しない。「人」が死亡した時点以降は殺人罪・傷害罪は適用されえず、その時点以降の客体の侵害は死体損壊罪(190条)が問題になるだけである。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 76

    確認13 「住居」に付属する囲繞地(たとえば、住宅の庭など)に立ち入った段階では、住居侵入罪の未遂である。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 77

    確認12 脅迫罪(222条1項)は、「生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し①旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金に処する」と規定している。 ① に入る適切な語句を下の解答欄に記入してください。

    害を加える

  • 78

    確認7 刑事裁判における犯罪事実の証明に関して、最終的に真不明である場合、その事実は被告人に有利な認定がなされるべきであるという原則を「疑わしきは①の利益に」の原則(in dubio pro reo)いう。 ①に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    被告人

  • 79

    確認1 贈収賄罪は、賄賂を贈る者(贈賄者)と賄賂をもらう者(収賄者)が存在してはじめて成立しうる犯罪であるが、このように、犯罪類型そのものが然に、または、当該構成要件の性質上はじめから、複数の行為者の関与を予定している場合を〇〇といい、〇〇の場合、その犯罪に関与する者について、60条以下の総則の共犯規定が制限される場合がある。 〇〇 に入る同一の適切な語句を下の解答欄に記入してください。

    必要的共犯

  • 80

    確認11 甲が、乙に対し、「お前の恋人に危害を加えるぞ。」と脅し、この脅しにより両の身を案じたては、しばらく不安な日々を過ごした。この場合、甲に脅迫罪は成立しない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 81

    確認4 刑法における人の出生時期の問題は、どの時点から「人」として法的に保護されるのかの問題である。刑法における判例・通説は、199条等で規定する「人」の始期について①説をとっている。 ①に入る適切な語句を下の解答欄に記入してくだ さい。

    一部露出

  • 82

    確認15 インターネット上の書き込みに関して、最決平成22年3月 15日集64巻2号1頁は、①表現の自由の観点から国家権力による表現の自由の制約はできるだけ少ないものであるべきこと、②誰でも気軽に書き込みができるという点にネット上の表現の大きな効用が認められ、過度の規制は好ましくないこと、③ネット上の表現は閲覧者の多くにおいてそもそも頼性の低い情報と考えられていること、④ネット上の表現に対してはネット上での反論(対抗手段) が容易に可能であること、という理由を挙げて、摘示事実の真実性の錯誤の取扱いに関して、夕刊和歌山事件判決 (最大判昭和44年6月25日集23巻7号975頁)で示された要件よりも緩やかな要件で免責を認めるべきであるとの新たな、注目すべき判断を示した。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 83

    確認18 「財物」の意義に関して、管理可能性説と有体物説が対立している。✕が他人の家のコンセントに勝手に充電ケーブルを差し込んでスマホの充電をした。この場合、管理可能性説によれば電気は「財物」であるから✕には窃盗罪が成立する。それに対して、有体物説は、電気は「財物」ではないと解するが、刑法245条が「電機は、財物とみなす」と規定しているため、やはりXには窃盗罪が成立する。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 84

    確認16 Xは、管察に対する恨みから、警察の業務を混乱させようと、実際に行うつもりはないのに、インターネット上の掲示板に、某日某所で無差別殺人の実行することを予告する書き込みをした。視庁の管察官数名は、その書き込みを見た者の通報に基づいて、予告された日時・場所において警戒を行ったが、予告されたようなことは起こらなかった。このような事件に関して、判例は、警察官の公務は「強制力を行使する権力的公務」であるから、業務妨害罪にあたらず、また、✕は家行・脅迫を用いていないから、 Xの公務執行妨害罪にもあたらないとの判断を示した。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 85

    確認5 インターネットで知り合った、自殺願望のある者X・Yが集まり、自動車で山中に行き、一緒に練炭自殺を図ったが、結果的に自殺に失敗した。この場合、X・Yに犯罪は成立しない。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    間違っている

  • 86

    確認16 公務執行妨害罪(95条1項)は、暴行または脅迫を用いて公務の執行を妨害する場合に成立し、象行・脅迫に至らない「偽計」「威力」によって公務を妨害したとしても、公務執行妨害罪は成立しない。これに対して、業務妨害罪は「 計」(233条後段)、「威力」(234条)を手段をして妨害した場合にも成立する。 この文章の内容が正しい場合には「正しい」、間違っている場合には「間違っている」の選択肢を選択してください。

    正しい

  • 87

    確認19 いわゆる「死者の占有」は認められないというのが通説・判例であるが、判例(最判昭和41年4月8日集20巻4号207頁)は、XがAを殺害した後で領得の意思を生じAから財物を奪ったという事案において、「被害者が生前有していた財物の所持はその死亡①なお継続して保護 するのが法の目的にかなう」という理由を示して、XにAに対する窃盗罪の成立を認めている。 ①に入る適切な語句を下の選択肢から1つ選んでください。

    直後においても