問題一覧
1
食道の長さは約35cmで4箇所の生理的狭窄部がある
❌
2
食道の粘膜は重層扁平上皮で筋層は内輪外縦層からなる
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3
食道の最外層には漿膜を有し、食道癌では周囲に浸潤しにくい
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4
胃の基底腺の主細胞からはペプシノーゲンを、壁細胞から胃酸と内因子を分泌する
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5
小腸は約8mの管で下腸間膜動脈により栄養されている
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6
小腸粘膜面にはケルクリング襞があり、絨毛を有し栄養素の吸収面積を広げている
⭕️
7
大腸粘膜は絨毛を有し、栄養素の吸収も行う
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8
右側結腸は上腸間膜動脈で、左側結腸は下腸間膜動脈により栄養されている
⭕️
9
直腸と子宮の間の腹膜腔をダグラス窩といい腹水や癌細胞が溜まりすい
⭕️
10
嚥下には口腔相、咽頭相、食道相の3相からなる
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11
胃粘膜中の化学伝達物質であるヒスタミンはH1受容体に結合し胃酸を分泌する
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12
胃酸は弱酸でpH6前後である
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13
胃酸分泌は脳相、胃相、腸相の3相からなる
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14
人の消化液は1日に唾液1.5ℓ、胃酸2ℓ、胆汁0.5ℓ、膵液1.5ℓ、腸液1.5ℓの計7ℓである
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15
人の五大栄養素は糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、繊維である
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16
人の必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンである
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17
排便中に排泄され、糞便の色になるのは直接ビリルビンである
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18
胆汁は脂肪や脂溶性ビタミンの消化吸収をしやすくする乳び化である
⭕️
19
膵臓は腺管を有する内分泌腺と血管やリンパ管に流れ込む外分泌線を持つ
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20
ファター乳頭では胆管と膵管が共通もしくは別々に開口している
⭕️
21
インスリンの最も重要な働きは肝臓でのグリコーゲン生成促進と分解抑制、筋でのタンパク質合成促進などにより、結果として、血糖値を低下させる
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22
膵臓のA細胞からインスリンが、B細胞からグルカゴンが分泌され相反する働きをする
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23
食欲は視床下部内側の摂食中枢と外側の満腹中枢で支配されている
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24
胸やけは一般に逆流性食道炎による方が多いが、糖尿病患者や高齢者では疼痛感覚の鈍化のために、狭心症や心筋梗塞の痛みを胸やけと感じることがあるので注意が必要である
⭕️
25
嘔吐は唾液分泌、顔面蒼白、冷や汗、血圧低下などの自律神経症状は伴わない
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26
抗がん剤(特に白金製剤)では嘔吐はおきにくい
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27
嘔吐では悪心を伴わない場合、頭痛を伴う場合は頭蓋内疾患に注意が必要である
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28
下痢は医学的定義としては成人1日の糞便量が500ml(または500g)以上をいう
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29
急性下痢では感染性腸炎が最も多く、慢性下痢では若年者では過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎、クローン病を高齢者では大腸癌を念頭におくことが重要である
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30
いわゆる消化不良による下痢を浸透圧性下痢という
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31
分泌性下痢の代表的なものはコレラである
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32
慢性便秘の場合、若年者では機能性便秘が多いが、高齢者ではそれ以外に、癌による場合を必ず念頭におく
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33
向精神薬、抗うつ薬、モルヒネなどでは副作用としての便秘はおきにくい
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34
大腸粘膜刺激性下剤で最も多く使われるものにラキソベロンがある
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35
急性虫垂炎の診断がついた患者が便秘であったら積極的に下剤や浣腸をするべきである
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36
吐血はコーヒー残渣様で食物残渣を混じ酸性である。喀血は鮮紅色泡沫状でアルカリ性である
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37
潰瘍性大腸炎は粘液の混じった血便をみる
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38
再三の嘔吐を繰り返した後の吐血・下血の場合はマロリーワイス症候群の可能性を考える
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39
中高年で突然の腹痛(特に左側腹部)を伴う下血では虚血性腸炎の可能性を疑う
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40
成人の場合15分以内の500mlを超える急速な出血があると、出血性ショック症状が出現する
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41
頻回の嘔吐や出血による末梢循環不全により代謝性アルカローシスが生じやすい
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42
胆石、胆嚢炎での右肩痛、十二指腸潰瘍での背部痛、心筋梗塞での左肩痛、心窩部痛などを体性痛という
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43
腹部所見で筋性防御が見られたら、腹腔内臓器の高度の炎症を考える
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44
マックバーニー、ランツの圧痛点は胆石症に特徴的な圧痛点である
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45
腹水は500ml以上になると他覚所見として証明できる
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46
腹水は滲出性と漏出性があり、前者の方が混濁が強く、細胞数、タンパク量ともに多いのが特徴である
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47
腹部膨満の打診では、腹水は鼓音、気腹では濁音で波動を認める
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48
黄疸が肉眼的に確認できるのは血清ビリルビンが5.5〜6mgを超えた時であり、眼瞼結膜で最も確認しやすい。また黄疸患者では掻痒感を訴えることはない
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49
肝性昏睡ではアンモニアや分岐鎖アミノ酸の増加、芳臭族アミノ酸の減少など種々の因子により神経伝達や脳の代謝異常によりおこる
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50
便秘、消化管出血などは肝性昏睡の誘因とはなりにくい
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51
慢性の肝性脳症では物忘れ、見当識の低下、性格の変化、以上行動が見られ、特徴的には羽ばたき振戦をみる
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52
肝炎患者では輸血歴、刺青歴、薬物歴(覚醒剤、麻薬)、アルコール歴の聴取は重要である
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53
手掌紅斑、クモ状血管腫は肝硬変の存在を示唆する
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54
機械的イレウスでは腸雑音が消失し、麻痺性イレウスでは金属製の腸雑音が聴取される
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55
胃管挿入時に胃管先端確認として空気注入しての腹部聴診は有用である
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56
腹部触診に於いて筋性防御やブルンベルグ徴候は腹腔内の炎症が腹膜に波及していることを示すと考えてよい
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57
直腸指診は直腸内の腫瘍の有無はわかるが、前立腺の肥大はわからない
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58
便色は胆汁のウロビリン体の作用により黄褐色〜茶色を呈する。灰白色便であれば胆道系の閉塞病変を考えなければならない
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59
便潜血反応としてのヒトヘモグロビン法は大腸癌検診に広く用いられる非特異的な簡便な方法である
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60
寄生虫検査ではセロテープ法では回虫の検出に汎用される
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61
脂肪便の検出にはスダンⅴ染色法が用いられる
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62
胃内視鏡では必要に応じて静注で鎮静剤を使用するが最も注意しなければならない副作用は血圧低下である
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63
大腸検査では前日午後7時頃までに夕食を済ませ、海藻、きのこなどの繊維の多い食物はさける
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64
大腸検査当日は絶食だが水分は可能で、透視では二フレックスを2ℓ、内視鏡ではマグコロールPを朝から服用する。水様透明便になったら検査開始とする。
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65
食道内視鏡で使うゴール液はヨード過敏症、甲状腺機能障害に特に注意が必要である
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66
消化管造影に使う造影剤ではガストログラフィンの方がバリウムより病変の描出に優れ、安価であるが副作用で便秘を起こしやすい
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67
消化管造影では隆起病変は造影剤のたまりとして、陥凹病変では透亮像として評価される
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68
胃透視では70%前後、大腸透視では200%のバリウムを使用する
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69
消化管造影で二重造影とは、造影剤の後に水分を注入する方法である
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70
ヘリコバクターピロリの検出は菌がもつウレアーゼ活性を利用した尿素呼気試験がある
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71
肝逸脱酵素であるATLは肝臓に選択的に存在する酵素である
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72
血清トランスアミラーゼの上昇ではASTとALTの比率がAST >ALTの場合は肝細胞の破壊が強く、急性肝炎初期、肝硬変などでみられる
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73
滲出性腹水の代表例としては癌性腹膜炎、漏出性としては肝硬変によるものがみられる
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74
乳酸脱水素酵素(LDH)の上昇は肝疾患以外に、心筋梗塞、筋疾患、悪性腫瘍などでみられる
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75
血清アルカリホスファターゼ(ALP)ロイシン・アミノペプチダーゼ(LAP)の上昇は胆道系の閉塞を示す
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76
アルコール多飲者の場合はAST、ALPやALTの上昇と大きく乖離して、γ-GTPのみの上昇をみることは少ない
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77
血清総タンパクはアルブミンとグロブリンの和で、肝硬変や劇症肝炎で上昇する
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78
血清アルブミン値は肝硬変症の重症度を反映する
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79
コリンエステラーぜ(ChE)は肝硬変や劇症肝炎で上昇し、肥満や飲酒に伴う脂肪肝では低下する
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80
血清脂質は肝硬変、劇症肝炎では上昇する
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81
肝実質障害ではプロトロンビン時間は延長する
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82
γ-グロブリンは五分画あり、肝硬変ではIgA、IgGが増加する
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83
原発性胆汁性肝硬変(PBC)では抗ミトコンドリア抗体が陽性となる
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84
肝細胞癌の腫瘍マーカーではα-フェトプロテイン(AFP)、PIVKA-IIが上昇し、肝臓癌に特異的である
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85
ウイルス性肝炎の原因として、現在A型、B型、C型、D型、E型の5つのウイルスがわかっている
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86
B型肝炎ではHBs抗原陽性はHBV感染状態で,HBe抗原陽性では感染力が強い
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87
C型肝炎ではHCV抗体陽性で現在・過去のHCV感染を表し、HCV、RNA測定でウイルス量がわかる
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88
HCVでは1b型、2a型、2b型の合つのサブタイプがあり、1型高ウイルスではインターフェロンが奏功する。
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89
血清アミラーゼは膵炎で上昇するが、膵特異性が低く、アイソザイムでPtypeを測定しなければならない。
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90
膵リパーゼはアミラーゼより膵特異性が低い
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91
膵エラスターゼ1は膵炎の経過観察に有用である
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92
腫瘍マーカーのCA19-5は膵・胆道癌の診断に有用で、最も陽性率が高く、頻用される
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93
BT-PABA試験(PFD 試験)は膵外分泌機能検査で頻用されており、尿中排泄率70%以下で機能低下を示す。
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94
経口ブドウ糖負荷試験(75 gOGTT)は糖尿病の診断を目的とする
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95
超音波(US)は骨や空気はよく浸過し、水は浸過しにくいのが特徴である
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96
超音波ドップラー法では、非侵襲的に血液の流れ方向や血液の量、速さを調べることができる
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97
超音波検査では古典的な肝細胞癌は低エコー像を示し、胆石は高エコー像となる
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98
CT検査とMRI検査ではMRI検査の最大の欠点はX線被曝である
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99
ヨード造影剤ではヨードアレルギーは勿論、何らかのアレルギーの既住、喘息、腎機能障害、重症甲状腺疾患は禁忌である
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100
心臓ペースメーカー装着患者ではCT、MRI検査ともに検査ができない
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