問題一覧
1
IAEAについて正しいものを全て選べ
射線防護の法令や放射線安全の法令の雛形となる
2
公衆被曝について正しいものを全て選べ
妊娠中の作業者の胚(胎児)が受ける被曝, 我が国の法律では線量限度の適用外, 公衆が放射線施設外で受ける被曝
3
医療法にて、診療用高エネルギー放射線発生装置の施設、設備で正しいものを全て選べ
標識をつける, 照射中に自動表示するランプをつける, インターロックシステムをつける, 画壁の外側の実効線量が1mSv/1週以下, 常時の出入り口は1つ, 排気設備へ連結する
4
確定的影響の発生を防止する 確率的影響の発生を減少する これらを達成するための原則を全て選べ
防護の最適化, 線量限度の適用
5
防護衣を着用し、頸部と胸部の1cm線量当量がそれぞれ0.8,0.2mSvであった。実効線量に最も近いものを選べ
0.3mSv
6
健康診断の保存期間について正しい組み合わせを全て選べ
RI法→永久保存, 電離則→30年保存
7
表面汚染密度を測定するための直接法の特徴を全て選べ
検出器の窓面積によって検出限界が制限される, 外部放射線の影響を受けやすい, 固着性汚染の測定に適用, 全汚染量の測定が可能
8
無機廃液の処理法について正しいものを全て選べ
希釈法、濃縮法(凝集沈殿法、イオン交換法、蒸発法)がある, 濃縮法は沈殿(固体廃棄物)を作り上澄み液のみを流す方法である, 凝縮沈殿法はどのような廃液にも効果がある, 最も確実な処理法は蒸発法である, イオン交換法で高レベル廃液を処理する場合樹脂の放射線分解が生じる
9
光子と空気の相互作用に適用される物理量を全て選べ
カーマ, 照射線量, 吸収線量
10
線量限度の適用について正しいものを全て選べ
職業人の職業被曝として50mSv/年かつ100mSv/5年である, 一般人の被曝として1mSv/年である, 計画被曝状況にのみ適用
11
以下のエネルギーを持つ中性子の分類として正しいものを選べ ①0.025eV ②1keV以下 ③1〜500keV ④500keV以上
熱中性子, 低速中性子, 中速中性子, 高速中性子
12
骨親和性核種を全て選べ
32P, 90Sr, 226Ra, 232Th, 236U, 241Am
13
全身親和性核種を全て選べ
3H, 14C, 40K
14
医療法において以下の状況の総濾過を答えよ(〇〇mmAl以上と言う形で) 1.定格50kV以下のマンモ 2.定格70kV以下の歯科用 3.定格70kVを超える歯科用 4.上記以外の装置
0.5mmAl以上, 1.5mmAl以上, 2.5mmAl以上, 2.5mmAl以上
15
ICRP135において施設の代表値を得るために必要なDRL量の調査数の組み合わせとして正しいものを全て選べ
CT-30例, マンモ-50例
16
内部被曝の経路を4つ述べよ
経口摂取, 吸入摂取, 経皮吸収, 創傷侵入
17
骨髄親和性核種を全て選べ
59Fe
18
放射化物のカテゴリ分類で正しいものを選べ
カテゴリI-最大Eが6MeV以下, カテゴリII-最大Eが6MeVを超え10MeV以下, カテゴリⅢ-最大Eが10MeVを超える
19
医療被曝について正しいものを全て選べ
線量限度は適用されない, 日本においてCTによる被曝が8割を占める, 意図的に行う被曝である, 必要な画像のために線量を増やすことは最適化である
20
INESについて正しいものを全て選べ
過酷事故であるほど数値が大きくなる, IAEAが定めた指標, 異常事象、事故の深刻度を示す指標である
21
その場で線量確認できるものを全て選べ
電離箱式ポケット線量計, 半導体式ポケット線量計
22
活性炭フィルタ(チャコールフィルタ)の特徴を全て選べ
放射性ヨウ素などの放射性ガス用フィルタ, ヨウ化カリウム添着の活性炭が素材
23
表面汚染密度を測定するための間接法の特徴を全て選べ
検出器の窓面積によって検出限界が制限される, 全汚染量の測定が可能, 汚染の広がり具合を検知できない
24
④,⑤,⑥,⑦,⑧,⑨を順に答えよ(適用がない場合は該当なしとする)
参考レベル, 参考レベル, 該当なし, 該当なし, 参考レベル, 該当なし
25
GM計数管式サーベイメータの特徴を全て選べ
β線の測定に最も有効, 電離箱式よりも感度が高い, 汚染の検出に用いる, 窒息現象が起きる, 数え落としが起きる
26
ICRP2007年勧告として正しいものを全て選べ
計画、現存、緊急時という3つの被曝状況に基づく放射線防護体系, 放射線加重係数と組織加重係数の改訂
27
組織加重係数で正しいものを全て選べ
赤色骨髄は0.12である, 食道は0.04である, 脳は0.01である
28
内部被曝線量の測定で正しいものを全て選べ
体外計測法は直接計測である, バイオアッセイ法は全ての物質が測定可能, バイオアッセイ法は尿や便を必要とする
29
体表面汚染検査に用いるものを全て選べ
GM管式サーベイメータ
30
放射性廃棄物の処理について正しいものを全て選べ
日本アイソトープ協会に集荷を依頼する液体廃棄物は液体シンチレータ廃液のみである, 固体廃棄物は分別する必要がある, 無機廃液は一般実験室で発生する, 有機廃液は医療では考えなくても良い, 液体廃棄物には核医学施設のRI専用便所からの排液も含まれる
31
正当化の判断で考慮すべきことを全て選べ
被曝による個人の便益, 被曝による社会の便益, 措置に起因する何らかの害, 措置による費用や損害
32
非密封放射性同位元素で正しいものを選べ
医療法とRI法の2重規制
33
以下の放射性ガスはどのようにして化学処理するか
モレキュラシーブに吸着固定, アルカリ水溶液に吸収, 硝酸塩として固定, 活性炭ねの吸収
34
管理区域への一次立入者の個人被曝測定に最も適している測定器はどれか
半導体式ポケット線量計
35
医療法にて、貯蔵容器(運搬容器)の施設、設備で正しいものを全て選べ
標識をつける, 容器の外側の実効線量が1mの距離で100μSv/h以下, 気密かつ液体が浸透しにくい構造
36
線量・線量率効果係数(DDREF)が有効となる線量境界として正しいものを全て選べ
200mGy以下, 100mGy/h以下
37
CBRNE災害について正しいものを全て選べ
Nは核である, 意図的なテロリズムによるものである, 地下鉄サリンやチェルノブイリなどが挙げられる
38
放射線廃棄物について正しいものを全て選べ
医療では低レベル放射性廃棄物しか考えなくて良い, 発熱に対する考慮のありなしで大別する, 低レベル放射性廃棄物は全ての施設で発生する
39
ポケット線量計の特徴として正しいものを全て選べ
線量測定範囲が広い, 低エネルギーX,γ線ではエネルギー依存性が悪くなる, 再利用可能, 感度が高い
40
PET診療廃棄物のクリアランスについて正しいものを全て選べ
固体廃棄物のみに適用される, 不純物を除去する機能を備えた合成装置で製造されたものに限る, 他の長半減期核種の混入を避ける措置が必要である
41
不均等被曝について正しいものを全て選べ
基本装着部位よりも多くも放射線を受けると思われる部位のある被曝である, 体幹部用の不均等被曝測定器は頸部に装着する, 防護衣を着用する場合が該当する
42
健康診断について正しいものを全て選べ
RI法では1年を超えない期間ごとに1回行う, 初めて管理区域に立ち入る前に1回行う, 電離則では6月を超えない期間に1回行う
43
気体廃棄物の処理に使用するフィルタについて正しいものを全て選べ
プレフィルタは素材にガラス繊維や不織布を使用する, 活性炭フィルタは放射性ガスの除去に使用する
44
物理学的半減期が5日、生物学的半減期が45日の実行半減期はいくらか(〇.〇日という形で)
4.5日
45
直接計測できるものを全て選べ
ベクレル, 空気カーマ, 臓器吸収線量, フルエンス
46
内部被曝の経路を4つ述べよ
経口摂取, 吸入摂取, 経皮吸収, 創傷侵入
47
医療法にて、診療用放射線照射器具の施設、設備で正しいものを全て選べ
画壁の外側の実効線量が1mSv/1週以下, 標識をつける, 常時の出入り口は1つ
48
排水中の放射性同位元素の測定と評価で正しいものを全て選べ
排水に係る濃度限度のみ規定されている, 排水口における放射性同位元素濃度は3月間の平均濃度で求める
49
密封放射性同位元素使用室で正しいものを選べ
医療法とRI法の2重規制
50
RI法にて、密封放射性同位元素使用室の施設、設備で正しいものを全て選べ
標識をつける, 地崩れ、浸水の恐れのない場所に作る, 主要構造は耐火、不燃, 照射中に自動表示するランプをつける, 使用中に自動表示するランプをつける, インターロックシステムをつける, 管理区域の境界に柵
51
放射化物管理が必要となる放射線治療装置の規制対象部品を全て選べ。
X線最大エネルギーが10MeV.のライナックの一次コリメータ, X線最大エネルギーが12MeVのライナックのヘッド部シールド
52
シンチレーション式の特徴を全て選べ
空間線量率の測定, 環境レベルのバックグラウンドまで測定可能
53
貯蔵施設で正しいものを選べ
医療法とRI法の2重規制
54
防護量について正しいものを全て選べ
ICRPが定義したもの, 生物学的影響の大きさを表す単位
55
モニタリングの評価対象と測定に係る量について順に述べよ
周辺線量当量H*(10), 方向性線量当量H'(3,α), 方向性線量当量H'(0.07,α), 個人線量当量Hp(10), 個人線量当量Hp(3), 個人線量当量Hp(0.07)
56
診療用高エネルギー放射線発生装置の防護について、医療法施行規則で規定される項目を全て選べ。
放射線発生時にその旨を表示する装置を付する, インターロックを設ける
57
次の個体廃棄物のうち難燃物に分類されるものを全て選べ
ポリエチレン濾紙, ゴム手袋, ポリシート
58
実用量について正しいものを全て選べ
ICRUが定義, 外部被曝を防護するための線量測定の評価, 防護量よりも高い値を取る, 〇〇当量とつけば全て実用量である, 物理量に換算係数を乗じて求める
59
個人線量計のうち熱処理によって測定値をリセットするものを全て選べ
蛍光ガラス線量計, 熱ルミネセンス線量計
60
排水設備について正しいものを全て選べ
一般施設と独立して配置する, 作業室内の限度値はない, 標識をつける, 水モニタで常に濃度を監視する
61
排水中の測定法としてサンプリング法が存在する。サンプリング法の特徴を全て選べ
全ての核種が測定可能, 直接、貯留槽から採水する, γ核種はウェル型NaI(Tl)シンチレーション検出器、Ge半導体検出器で測定する
62
RI法にて、放射線発生装置(診療用高エネルギー放射線発生装置)の施設、設備で正しいものを全て選べ
標識をつける, 地崩れ、浸水の恐れのない場所に作る, 主要構造は耐火、不燃, 照射中に自動表示するランプをつける, 使用中に自動表示するランプをつける, インターロックシステムをつける, 管理区域の境界に柵, 原子力規制委員会が定める線量限度以下にする, 放射化物保管設備を設ける
63
線量限度の適用に関係する人を全て選べ
管理者
64
排気口の空気中濃度計算ではどれを求めるか
3月間の平均濃度
65
医療法にて、診療用放射性同位元素使用室の施設、設備で正しいものを全て選べ
標識をつける, 主要構造は耐火、不燃, 画壁の外側の実効線量が1mSv/1週以下, 床の隙間を少なくし、つるつるにする, 床は浸透しにくく、腐食しにくい, 常時の出入り口は1つ, 準備室と診療を行う室とに区画, 放射線測定器洗浄設備、更衣設備を設けること, 排気設備に連結する, 排水設備に連結する
66
健康診断について正しいものを全て選べ
問診が必ず必要である, 問診では被曝歴の有無の調査を行う
67
低エネルギーβ線放射性ガスの検出器を全て選べ
通気式電離箱
68
熱ルミネセンス線量計(TLD)の特徴として正しいものを全て選べ
線量測定範囲が広い, プレヒートか放置が必要, 再読み取り不可, 衝撃に弱く、高価
69
医療法施行規則の構造基準で主要構造部が耐火構造または不燃材料が必要な施設でないものを全て選べ。
貯蔵施設, エックス線診療室, 診療用放射線照射器具使用室, 診療用高エネルギー放射線発生装置
70
個人線量計の装着部位で正しいものを全て選べ
体幹部と末端部に分類される, 下腿は末端部である, 頭頸部は体幹部である
71
肺親和性核種を全て選べ
Rn, Rnの娘核種
72
X線最大エネルギーが10MeVの放射線治療装置において、放射化物管理が必要となる部品はどれか
1次コリメータ, ターゲット, 2次コリメータ
73
192Irが100GBq存在し、3時間使用する。これを1mのコンクリートを用いて遮蔽する場合の実効線量率はいくらか[μSv/h] ただし、線源からの距離2m、実効線量率定数は0.177[μSv・m^2・MBq^-1・h^-1]、コンクリートの実効線量透過率は2.23×10^-3とする
29.6[μSv/h]
74
骨に特異的に集積する各種を全て選べ。
32P, 90Sr
75
Svが使われる線量値を選べ。
預託等価線量, 組織等価線量, 周辺線量当量, 実効線量
76
潜在被曝にあたるものを全て選べ
原発事故, 放射線治療, 密封線源事故
77
場のモニタリングで正しいものを全て選べ
周辺線量当量H*(d)に適用されるのはX,γ線が適用される, サーベイメーターの計測値から求めることが可能
78
測定値の繰り返しの読み取りが可能なものを全て選べ
蛍光ガラス線量計, 光刺激ルミネセンス線量計
79
筋肉親和性核種を全て選べ
137Cs
80
健康診断について正しいものを全て選べ
電離則は放射線業務に常時従事する全ての者に適用される, 電離則は国家公務員には適用されない, 医療法施行規則には健康診断に関する規定がない
81
確定的影響について正しいものを全て選べ
しきい線量が存在する, 発癌と遺伝的影響を除く全ての放射線損害, 評価する値として吸収線量(Gy)を使用する, 線量増加に従って重症度が増す
82
Hp(10)について正しいものを全て選べ
空気カーマに線量当量換算係数を乗じる, 実効線量の評価に用いる, ICRUファントムの深さ1cmの点の線量当量である
83
内部被曝防止の5原則(3D2C)で正しい組み合わせを述べよ(日本語名で) 1.可能な限り低濃度で用いる 2.換気、廃液希釈を行う 3.汚染除去 4.容器への収納、フードの使用 5.線源の保管
希釈, 分散, 除去, 閉じ込め, 集中化
84
医療法にて、汚染検査室の施設、設備で正しいものを全て選べ
医療用放射性汚染物を焼却する場合に設ける, 固形化材料による固形化をする場合に設ける, 非密封の放射性汚染物を詰め替えする場合に設ける, 測定器、洗浄設備、更衣設備を設ける
85
熱中性子の遮蔽に用いる相互作用を全て選べ
中性子捕獲
86
防護の最適化で正しいものを全て選べ
ALARAの原則の適用, 便益の幅の最大化, 個人の線量、リスクの大きさの制限とともに防護体系の中心, 計画被曝状況、緊急時被曝状況、現存被曝状況に適用
87
汚染対策、実験室について正しいものを全て選べ
非密封放射線同位元素の使用のみで考慮する, 壁や床を除染しやすい構造、素材にする, 実験室では出入口側に絶対RIを使用しない部屋を配置する, 管理区域に立ち入る際は専用の作業着を着用する
88
①から順に選べ
3.26d, 6h, 2.8d, 13.2h, 8.02d, 5.24d, 3.04d
89
作業室内の空気中濃度計算ではどれを求めるか
1週間の平均濃度
90
診断参考レベルについて正しいものを全て選べ
医療被曝に対する最適化のツール, 放射線治療やIVRには適用されない, 平均よりもやや高めの値を示す, 医療の良否を判断するためのツールでない, 確率的影響リスクを念頭においたもの, DRLと略される
91
電離箱式、GM管式、シンチレーション式、半導体式の中で以下の特性が良好なものを選べ 1.方向特性 2.散乱線の測定 3.低線量の測定 4.高線量の特性
電離箱式, 電離箱式, シンチレーション式, 電離箱式
92
管理区域の設定が必要になるものを全て選べ
外部線量が3[μSv/h]の検査室, 外部線量が1.5[μSv/h]の一般病室, 241Amによる表面汚染が0.4[MBq/cm^2], 99mTcによる表面汚染が4[MBq/cm^2]
93
個人被曝線量のモニタリングで正しいものを全て選べ
個人線量当量を測定する, 計算によって求めることが可能
94
実効線量について正しいものを全て選べ
数学ファントムの吸収線量を元に決定される, 全身影響を評価した値である
95
ICRP2007年勧告においてしきい線量はどのように定義されるか
集団の1%に影響が現れる
96
診断用X線装置で正しいものを選べ
医療法単独
97
RI法にて、汚染検査室の施設、設備で正しいものを全て選べ
排水設備に連結する, 測定器、洗浄設備、更衣設備を設ける
98
医療法にて、診療用放射線照射装置の施設、設備で正しいものを全て選べ
画壁の外側の実効線量が1mSv/1週以下, 標識をつける, 主要構造は耐火、不燃, 照射中に自動表示するランプをつける, 常時の出入り口は1つ
99
我が国での診断参考レベル(DRL)について正しいものを全て選べ
調査で得られた線量分布の75%値で設定されることが多い, IVRには設定されていない, 高すぎ又は低すぎる線量の目安となる指標である, 容易に測定できる量に適用される
100
β線放出核種を使用する診療用放射性同位元素使用室の表面汚染測定に持ちいる測定器を全て選べ。
電離箱式サーベイメータ, 半導体式サーベイメータ, GM管式サーベイメータ