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緩和専門医試験2019A
  • 小林薫

  • 問題数 59 • 8/1/2023

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    問題一覧

  • 1

    【問A-1】わが国のホスピス緩和ケア発展の歴史について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    C. 2000年-診療報酬「緩和ケア病棟入院料」新設。

  • 2

    【問A-2】Palliative Prognostic Scoreに含まれている因子はどれか。2つ選べ。

    E. Karnofsky Performance Scale, D. リンパ球の割合

  • 3

    【問A-3】終末期がん患者の予後予測について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    D. 担当医師の予後予測は実際の予後より長くなる。, E. 予後予測においてPerformance Statusは有用である。

  • 4

    【問A-4】がん患者の評価を行う上で、患者自身ではなく医療者が評価を行うのはどれか。2つ選べ。

    A. STAS-J(STAS日本語版), D. MDAS (Memorial Delirium Assessment Scale)

  • 5

    【問A-5】PPI(Palliative prognostic index)の点数について、正しいのはどれか。1つ選べ。

    E. 経口摂取量著明減少:2.5

  • 6

    【問A-6】日本で行われた望ましい死(good death)に関する調査で、多くの人が重要と考えた10項目に含まれないのはどれか。1つ選べ。

    D. 病気や死を意識せずに過ごせた。

  • 7

    【問A-7】家族からみた望ましい看取り期のケアとして、好ましくないのはどれか。1つ選べ。

    B. 病室の外から、医師や看護師の声が聞こえる。

  • 8

    【問A-8】治療関連などを除く直接的な悪性腫瘍の死因と割合について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    C. 悪液質は、少なくともがん患者の約80%の死因になっている。

  • 9

    【問A-9】人を対象とした臨床研究に関する倫理指針において、文書によるインフォームド・コンセントの取得が必須なのはどれか。2つ選べ。

    A. 採血を行う研究, D. 未承認の医薬品を用いる研究

  • 10

    【問A-10】緩和ケア領域の臨床研究について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    A. 現象学は、患者個々の体験の理解に用いられることが多い。, C. 疑似的な無作為化による比較試験は、コホート研究よりエビデンスレベルが高い。

  • 11

    【問A-11】「がん疼痛の頻度の調査に乳がん外来の患者を対象としたところ、サバイバーが多く含まれ、頻度が過小評価された」これは以下のどのバイアスに該当するか。1つ選べ。

    B. 選択バイアス

  • 12

    【問A-12】院内感染対策における標準予防策(スタンダード・プリコーション)について、正しいのはどれか。1つ選べ。

    B. 手袋をはずしたあとはすぐに手指消毒を行う。

  • 13

    【問A-13】μオピオイド受容体について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    E. 遺伝子はOPRM1で、一塩基多型は報告されていない。

  • 14

    【問A-14】鎮痛補助薬とその副作用の関係で、正しいのはどれか。2つ選べ。

    B. カルバマゼピン ― 骨髄抑制, E. ラモトリギン - 不眠

  • 15

    【問A-15】主な代謝経路がグルクロン酸抱合であるのはどれか。2つ選べ。

    C. タペンタドール, D. ヒドロモルフォン

  • 16

    【問A-16】アセトアミノフェンの血中濃度を低下させる薬物はどれか。2つ選べ。

    B. カルバマゼピン, C. フェニトイン

  • 17

    【問A-17】ジクロフェナクと併用すると作用が増強する薬剤はどれか。2つ選べ。

    D. メトトレキサート, E. ワルファリン

  • 18

    【問A-18】NSAIDsについて、正しいのはどれか。2つ選べ。

    B. 胃潰瘍の予防にプロスタグランジン製剤が使用される。, E. ヘリコバクター・ピロリ感染はNSAIDsによる胃腸障害の危険因子である。

  • 19

    【問A-19】オピオイドによる依存形成について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    D. オピオイドの精神依存には、中脳辺縁ドパミン神経系の活性化が関与している。, E. 炎症性疼痛モデル動物では、モルヒネによる報酬効果はほぼ完全に抑制される。

  • 20

    【問A-20】オキシコドンについて、正しいのはどれか。2つ選べ。

    D. 経口オキシコドンの生体内利用率は約60%である。, E. 本邦で販売されている徐放性経口製剤は、内服後約2~4時間で最高血中濃度に達する。

  • 21

    【問A-21】メサドンについて、正しいのはどれか。2つ選べ。

    B. CYP3A4の自己誘導作用がある。, D. 単回内服時のTmaxは4時間前後と考えられている。

  • 22

    【問A-22】ヒドロモルフォンについて、正しいのはどれか。2つ選べ。

    D. 皮下注射での生体利用率は約80%である。, E. 腎機能が非常に悪い場合はヒドロモルフォンの減量を検討する。

  • 23

    【問A-23】モルヒネ30㎎/日の経口投与と等換算でないのはどれか。1つ選べ。

    C. トラマドール250㎎/日の経口投与

  • 24

    【問A-24】オピオイドによる混乱やせん妄の対処について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    E. オピオイドをくも膜下腔投与から皮下投与に変更

  • 25

    【問A-25】オピオイドの退薬症候を認める患者の身体所見で、正しいのはどれか。2つ選べ。

    A. 下痢, B. 関節痛

  • 26

    【問A-27】プレガバリンについて、正しいのはどれか。2つ選べ。

    C. 透析患者では透析直後に補充が必要である。, D. 内服した際の生体内利用率は90%程度である。

  • 27

    【問A-28】ケタミンについて、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    E. NMDA(N-meyhyl-D-aspartate)受容体作動薬である。

  • 28

    【問A-29】三環系抗うつ薬について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    D. 糖尿病性神経痛に対する保険適用がある。

  • 29

    【問A-30】コルチコステロイドについて、正しいのはどれか。2つ選べ。

    A. 副作用にミオパチーがある。, D. カルシウムの尿中排泄を増大させる。

  • 30

    【問A-31】デルマトームの組み合わせについて、正しいのはどれか。1つ選べ。

    B. Th4 - 乳頭部

  • 31

    【問A-32】神経障害性疼痛の発生機序について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    A. NMDA受容体の活性化, B. 低閾値機械受容Aβ線維の形質変化

  • 32

    【問A-33】50歳の女性。卵巣がん、傍大動脈などリンパ節転移があり、CTでは左大腰筋への浸潤が疑われる。この患者に最もあてはまるのはどれか。1つ選べ。

    B. ジアゼパムの投与を考慮する。

  • 33

    【問A-34】乳房切除術後疼痛症候群について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    D. 主に第4~第5胸椎神経領域の神経障害性疼痛である。

  • 34

    【問A-35】内臓痛症候群について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    C. 卵巣がんは痛みのみが再発の唯一の症状のことがある。, E. 悪性会陰部痛は疼くような持続痛が座位や立位で増悪する。

  • 35

    【問A-36】くも膜下フェノールブロックについて、正しいのはどれか。2つ選べ。

    B. 合併症として神経根損傷や頭痛がある。, D. 直腸がん術後再発に伴う旧肛門部痛に適応がある。

  • 36

    【問A-37】がん関連倦怠感について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    C. がんの終末期において、貧血と倦怠感の程度には有意な相関がみられる。

  • 37

    【問A-38】66歳、男性。胃がんStageⅣ。うつ病の既往がある。3ヶ月前に腹腔リンパ節転移の増大を認め、化学療法の中止が説明され、緩和ケア外来へ紹介となった。腹痛に対してオキシコドン徐放性製剤が開始となり痛みは軽減した。1週間前の外来で、倦怠感、食欲不振、不眠を認め、ベタメタゾン4mg/日から開始した。血液検査ではヘモグロビン7.4g/dL以外は異常を認めなかった。本日の外来受診時、倦怠感、食欲不振、不眠はさらに増強。ECOG PS3となり、表情が乏しく、「身の置き所がない、もういいから、楽にしてくれ。」と言うのみで、閉眼している。家族も、もう楽にしてあげたい、と鎮静を希望している。この患者の倦怠感・身の置き所のなさの原因として最も考えにくいのはどれか。1つ選べ。

    E. 化学療法

  • 38

    【問A-39】がん関連倦怠感のマネジメントについて、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    E. 脱水が原因であれば予後が数週以下の患者でも1000mL以上の充分な輸液を行う。

  • 39

    【問A-40】動的栄養指標として適切なのはどれか。1つ選べ。

    D. トランスサイレチン(プレアルブミン)

  • 40

    【問A-41】悪液質の診断基準の項目について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    D. 6ヶ月間で20%以上の体重減少が認められる。

  • 41

    【問A-42】悪液質について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    E. エイコサペンタエン酸は、終末期がん患者を対象としたランダム化比較試験で食欲不振の改善が示されている。

  • 42

    【問A-43】がん悪液質において亢進・増加するものはどれか。2つ選べ。

    D. コルチゾール, E. 急性相反応物質

  • 43

    【問A-44】生命予後が1~2週間と考えられる、終末期がん患者の口渇に対する方針として、第1選択にならないのはどれか。1つ選べ。

    A. 補液

  • 44

    【問A-45】72歳の女性。胃がん腹膜播腫、performance status 3で経口摂取不良のため入院後、中カロリー輸液(1日輸液水分量1500ml、ブドウ糖125g、アミノ酸30g)を受けていた。1週間後、下半身の浮腫と腹部の緊満が顕著となり、利尿薬が開始されたが、食後に嘔吐を生ずるようになった。CTで著明な腹水を認めたが、消化管閉塞の所見はなかった。推奨されるものはどれか。2つ選べ。

    A. 腹腔穿刺, B. 輸液の減量

  • 45

    【問A-46】生命予後が1〜2ヶ月と考えられ、経口的に水分摂取は可能だが、悪液質による食欲不振のため栄養摂取が低下している終末期肺がん患者に対して、最も推奨される治療はどれか。1つ選べ。

    A. 輸液を行わずに、薬物療法や経口摂取の工夫を行う。

  • 46

    【問A-47】悪性腫瘍随伴性高カルシウム血症について、正しいのはどれか。1つ選べ。

    C. サイアザイド系利尿薬は高カルシウム血症を増悪させる。

  • 47

    【問A-48】高カルシウム血症の治療について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    B. ループ利尿薬の使用が有益であるエビデンスは乏しい。, C. カルシトニンを数日間以上投与すると高カルシウム血症改善効果は減弱する場合が多い。

  • 48

    【問A-49】「がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン2017年版」で、悪心・嘔吐に対する治療薬の第一選択とされないのはどれか。1つ選べ。

    A. オランザピン

  • 49

    【問A-50】64歳女性。15年前に右乳がんで乳房全摘術を実施し、術後右腋窩と前胸部に放射線治療を受けた。前胸部皮膚転移、肺転移、脳転移を認め、1年前に抗がん剤治療は中止した。3日前から疼痛に対してオキシコドン徐放性製剤1日10mgの内服を開始した。昨日から悪心・嘔吐がある。以下のうち、悪心・嘔吐の原因として最も可能性が低いのはどれか。1つ選べ。

    C. 予期性悪心嘔吐

  • 50

    【問A-51】悪心・嘔吐について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    A. メトクロプラミドの使用期間は4週間までを目安とする。, D. ドンペリドンとCYP3A4阻害作用を有する薬剤の併用は重篤な不整脈のリスクとなる。

  • 51

    【問A-52】オクトレオチドについて、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    C. 門脈血流量を増加させる作用がある。

  • 52

    【問A-53】38歳の女性。子宮頚癌術後の骨盤内再発に対する疼痛コントロールを目的に入院した。モルヒネ徐放性製剤の内服開始後に排便・排ガスが減少し、間歇的な腹痛と悪心、嘔吐が出現した。聴診上、消化管蠕動音は亢進。腹部単純X線検査では、小腸拡張像を認めるが鏡面像は認めていない。適切な治療はどれか。2つ選べ。

    A. ハロペリドール投与, C. ブチルスコポラミン投与

  • 53

    【問A-54】悪性消化管閉塞について正しいのはどれか。2つ選べ。

    A. 血管作動性腸管ペプチド(VIP)は病態を悪化させる。, C. 消化管ステント留置により、80~100%の症状改善効果が認められる。

  • 54

    【問A-55】オピオイドを投与している患者の便秘について、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    E. ブプレノルフィンはモルヒネに比較して頻度が高い。

  • 55

    【問A-56】便秘の薬物療法について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    D. 酸化マグネシウムは、ニューキノロン系抗菌薬の吸収を阻害する。, E. ポリエチレングリコールは、腸管から吸収・分解されない重合体である。

  • 56

    【問A-57】ナルデメジントシル酸塩錠が、慎重投与となる疾患はどれか。1つ選べ。

    B. 脳腫瘍

  • 57

    【問A-58】緩和ケア領域での下痢について正しいのはどれか。2つ選べ。

    A. オクトレオチドは止瀉作用を有する。, C. ミソプロストールでは水分吸収阻害が出現し下痢となる。

  • 58

    【問A-59】がん患者の下痢について、正しいのはどれか。2つ選べ。

    C. ロペラミドは腸管のオピオイド受容体に選択的に作用する。, E. 下痢とは、1日の便中水分量が200mL以上と定義されている。

  • 59

    【問A-60】悪性腹水の特徴について正しいのはどれか。1つ選べ。

    C. 悪性腹水に対する腹腔穿刺ドレナージは3L/回までは安全に実施できる。