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【R1,R2,R3,R4,R5など】保安
  • y croquy

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  • 1

    【R4】(1) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、燃焼・爆発について正しいものはどれか。 イ. 高圧ガス設備の安全弁からベント配管に急速に高圧ガスが放出される場合、衝撃波が生じて下流のガスが高温となり、発火することがある。 ロ. 火炎が細い管の中に入って消えるとき、管の入口から火炎が消えるまでの距離を消炎距離という。 ハ. 高圧ガスが配管中を高速で流れると静電気が発生するため、静電気防止策として高圧ガス中に油滴を混入させることがある。 ニ. 爆発限界の値は可燃性混合ガスの温度によって変化し、一般に温度が上昇すると下限界は低下し、上限界は上昇する。

    イ、ニ

  • 2

    【R4】(2) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ガスの性質について正しいものはどれか。 イ. プロピレンは重合すればポリプロピレンとなり、水素化すればプロパンとなる。 ロ. アセチレンは、銅、銀およびそれらの塩と接触すると、金属アセチリドを生成し、それがアセチレンの分解爆発を引き起こす危険性が高い。 ハ. 亜酸化窒素は無色のガスで、医療用の麻酔ガスに広く使われている。 ニ. 酸化エチレンは無色の可燃性ガスで、毒性はない。

    イ、ロ、ハ

  • 3

    【R4】(3) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、金属材料の選定および劣化について正しいものはどれか。 イ. 高温クリープによる著しい変形のおそれがあるので、クロムモリブデン鋼と炭素鋼を比較して炭素鋼を選定した。 ロ. 低温での脆性破壊を防止するために、機器の材料を炭素鋼からオーステナイト系ステンレス鋼に変更した。 ハ. 炭素鋼の水配管内部にこぶ状のかさの高いさび(さびこぶ)が生じると、さびこぶの下で孔状の腐食が進行することがある。 ニ. 高温における酸化は空気、水蒸気、二酸化炭素などによって起こる。アルミニウム、炭素鋼などの酸化速度は皮膜の成長とともに増加する。

    ロ、ハ

  • 4

    【R4】(4) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計装について正しいものはどれか。 イ. ブルドン管圧力計は、ブルドン管に圧力を加えたときの変形を利用して圧力を読み取るので、正のゲージ圧力は測定できるが、負のゲージ圧力(真空圧)の測定には使用できない。 ロ. ゲージグラスは、ガラスを通して液面を直視するので、最も確実な液面計として単独または他の液面計の確認用として使用される。 ハ. フェール・セーフとは、機器などに異常や故障が生じたときでも、装置が安全な状態になるよう設計上配慮することをいう。 ニ. 制御動作とは、温度、圧力、流量など制御量と目標値との差を打ち消すために行う動作をいう。

    ロ、ハ、二

  • 5

    【R4】(5) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計装について正しいものはどれか。 イ. 一般的な吸収塔においては、ガスを溶解した液から溶解成分を取り除けば、この液は再生されて再び吸収塔で使うことができる。 ロ. 典型的な蒸留塔は、原料混合物を塔の中間部に供給し、塔上部から高沸点物質を多く含む液を、塔下部から低沸点物質を多く含む液を抜き出す。 ハ. 一般的な棚段塔では、液がダウンカマーを通ってトレイ上を流れ、蒸気はトレイの数多くの穴を通ってトレイに入り、トレイ上で蒸気と液が接触する。 ニ. 充塡塔では、液が充塡物表面を流れ、蒸気は充塡物表面を流れる液と接触しながら上昇する。

    イ、ハ、二

  • 6

    【R4】(6) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機の運転管理について正しいものはどれか。 イ. ターボ形圧縮機の振動発生の原因に、取り扱い流体の汚れの付着による回転体のバランスの悪化がある。 ロ. 遠心圧縮機のサージング対策として、吐出し弁を絞り、風量を下げる操作は有効である。 ハ. 1段圧縮の遠心圧縮機のバイパス方式による容量調整では、送風量(供給風量)が減少しても、動力の削減はない。 ニ. 多段往復圧縮機の第2段のピストンリングが摩耗すると、第1段の吐出し圧力は上昇し第2段の吐出し圧力は低下する。

    イ、ハ、二

  • 7

    【R4】(7)

    (2)

  • 8

    【R4】(8) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、流体の漏えい防止について正しいものはどれか。 イ. ボルトの締め付け方法で、トルクレンチや油圧レンチを使用して締め付けるトルク法は、正確なトルクを必要とする場合に使用される。 ロ. 金属ガスケットは、締付けによる変形後の復元力が大きく、高温配管に使用する場合、高温増し締め(ホットボルティング)は必要ない。 ハ. 遠心圧縮機内のガスが大気中に漏れることが許容される場合は、軸封装置にラビリンスシールを使用できる。 ニ. マンホールなどの大口径フランジのひずみは、ボルト締付けにより修正されるので、ひずみの大きさは考慮しなくてよい。

    イ、ハ

  • 9

    【R4】(9) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、リスクアセスメントについて正しいものはどれか。 イ. リスク解析手法であるHAZOPは、連続プロセスのプロセスパラメータの正常状態からのずれを想定してハザードを特定していく手法であり、バッチ反応系には適さない。 ロ. リスク解析手法であるFTAは、頂上事象から原因を掘り下げていく手法であり、原因となる機器や部品の故障確率などから頂上事象の発生確率を推算することができる。 ハ. リスクアセスメントでハザードを特定するのに、いろいろな手法があるが、同じプラントのハザードの特定には、複数の手法を併用して解析することはできない。 ニ. ハザードの特定で解析した事故に至るシナリオについて、作業頻度、引金事象の発生確率、安全対策による低減率などから推算した事故の発生頻度と、事故が発生した場合の影響度からリスクの大きさを見積った。

    ロ、二

  • 10

    【R4】(10) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、電気機器の防爆構造について正しいものはどれか。 イ. 内圧防爆構造は、電気機器を収納する容器内を保護ガスで加圧した構造であり、容器内の圧力が所定の圧力以下になった場合に作動する保護装置が必要となる。 ロ. 本質安全防爆構造は、計測器などの低電圧・低電流回路を持つ電気機器において、故障時でも回路から流出するエネルギーを対象ガスの最小発火エネルギーよりも小さくする構造である。 ハ. 非点火防爆構造は、火花やアークを発生することがない構造であり、頻繁に可燃性ガスが爆発の危険のある濃度に達する場所でも使用できる。 ニ. ガスケットの劣化や誤操作により、爆発性雰囲気を生成するおそれがある場所に設置する電気機器は、防爆構造を有する必要はない。

    イ、ロ

  • 11

    【R4】(11) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置について正しいものはどれか。 イ. 破裂板は、破裂するまで使用できるので、定期的に交換する必要がない。 ロ. ばね式安全弁の入口配管は、安全弁入り口の呼び径以上の管径とする。 ハ. 緊急遮断装置は災害防止上、速やかな動作が要求されるが、水撃現象の発生には十分注意して動作速度を設定することが必要である。 ニ. 逆流防止装置は、貯槽が負圧になった場合に、空気、窒素などを吸引して貯槽の圧力低下を防ぐものである。

    ロ、ハ

  • 12

    【R4】(12) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、除害のための措置について正しいものはどれか。 イ. 亜硫酸ガスの除害装置として、炭酸ソーダ水溶液を吸収液に用いた吸収塔を設置した。 ロ. シアン化水素をボイラの燃焼室で完全に燃焼させた。 ハ. 硫化水素ガスの除害に塩酸水溶液を用いる吸収塔を設置した。 ニ. 塩素の除害剤として、消石灰を保有し、散布する装置を設置した。

    イ、ロ、二

  • 13

    【R4】(13) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧ガス設備の運転管理について正しいものはどれか。 イ. 安全弁の元弁を安全弁が作動した時に閉止措置ができるよう施錠せず、かつ、ハンドル廻しを近くにおいて確実な操作ができるようにした。 ロ. 加熱炉内の加熱管では、火炎の状況の変化や管内のスケール沈着によって局部的に輝度が大きくなる部分が発生することがあるが、管の強度への影響はない。 ハ. 配管内の閉塞は、内部の流体が反応して固形物が発生したり、流体の温度条件によっては不純物としての水分などが凍結したり、含有する固形物が沈着することなどで発生し、流速の影響も受けやすい。 ニ. 製造設備の一部で、機器などの破壊が発生した場合は、破壊箇所の前後のバルブを閉止して孤立化させ、その系内のガスをフレアースタック、除害設備やベントスタックに導き放出し、さらに系内に不活性ガスを導入してパージするのが原則である。

    ハ、二

  • 14

    【R4】(14) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、設備管理および工事管理について正しいものはどれか。 イ. 設備の重要度ランクは、保全業務を効率的に進めるために設定され、設備の安全性だけでなく、生産性や修復期間・費用などの保全性も含めて判定する。 ロ. 状態基準保全は、温度、振動、詰まり、電流変化、摩耗や腐食の進行状況などを監視、把握しながら設備の寿命を予測し、次の整備の時期を決める方式である。 ハ. 衝撃火花、摩擦火花などが生じる作業は、安全工具を使用すれば、飛散防止対策および消火器の設置が不要である。 ニ. 塔槽内作業における酸欠を防止するためには、塔槽内へ入ってから速やかに酸素濃度を測定し、18〜22 vol%であることを確認する。

    イ、ロ

  • 15

    【R4】(15) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、設備の検査について正しいものはどれか。 イ. 高圧ガス設備の定期自主検査では、原則として耐圧試験は実施せず、耐圧性能・強度に支障を及ぼす減肉、劣化損傷、その他の異常がないことを目視検査と非破壊検査によって確認する。 ロ. 浸透探傷試験において染色浸透液を用いる場合は、暗い場所で紫外線を照射して欠陥の形状などを観察する。 ハ. 超音波は放射線に比べて材料中における減衰が少ないため、超音波探傷試験は放射線透過試験に比べて厚肉の材料の試験に向いている。 ニ. 磁気探傷試験(磁粉探傷試験)は、プラスチックやセラミックスには適用できないが、導体である金属には適用できる。

    イ、ハ

  • 16

    【R3】(1) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、燃焼茜爆発について正しいものはどれか。 イ. 石炭、小麦、金属などの微細な可燃性の粉体が空気中に浮遊している状態では、発火源があれば爆発が生じることがある。 ロ. 可燃性混合ガスの消炎距離は混合ガスの組成に大きく依存し、高圧になると消炎距離は大きくなって消炎しにくくなる。 ハ. 不活性ガスの添加により可燃性混合ガスの爆発防止を図るとき、不活性ガスの体積比率が同じであれば、その種類によらず効果は同じである。 ニ. 配管中で燃焼火炎から爆ごうへ転移する距離は、燃焼速度が大きく、圧力が高いほど短くなる。

    イ、二

  • 17

    【R3】(2) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ガスの性質について正しいものはどれか。 イ. 酸素は化学的に活性で、酸化剤として作用し、強力な支燃性ガスである。 ロ. エチレンは、無色、無臭の可燃性の気体で、水によく溶解する。 ハ. フッ素は腐食性が強く、常温でもほとんどの金属と反応してフッ化物をつくる。 ニ. シアン化水素は、無色で、毒性が強く、特有のアーモンドのような臭いをもっている。

    イ、ハ、二

  • 18

    【R3】(3) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、金属の腐食について正しいものはどれか。 イ. アンモニア溶液の冷却を行う熱交換器のチューブに、熱伝導率の高い銅合金を採用した。 ロ. オーステナイト系ステンレス鋼において溶接の熱影響部に生じる粒界腐食は、炭素量を少なくすれば起こりにくい。 ハ. 高温高圧の水素ガス配管の材料として、ネルソン線図を用いて、炭素鋼ではなくクロムモリブデン鋼を選定した。 ニ. 亜鉛めっきを施した炭素鋼では、めっきが欠損して鋼がわずかに露出しても、防食効果は維持できるが、その露出部は、塗装などにより補修するのが原則である。

    ロ、ハ、二

  • 19

    【R3】(4) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計装について正しいものはどれか。 イ. 緊急時にのみ操作するスイッチにカバーを取り付けることは、フェール・セーフの具体的な例である。 ロ. 容積式流量計は、異物を含む流体の場合や圧力損失を小さくしたい場合に用いられる。 ハ. 抵抗温度計の測温抵抗体材料として白金は適している。 ニ. 毒性の強い液の加圧ドラムの液面計に、金属管式マグネットゲージを用いた。

    ハ、二

  • 20

    【R3】(5) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、管継手および配管設計上の注意点について正しいものはどれか。 イ. 配管系のサポートを設計するとき、雪や氷の荷重は考慮したが、風圧による荷重の影響までは考慮しなかった。 ロ. 熱伸縮を吸収する目的で設置されるベローズ形伸縮管継手は、伸縮量が大きい場合や設置場所が狭い場合などに採用される。 ハ. 安全弁の放出管のように突発的な衝撃による振動が考えられる配管系に対しては、曲がりを多く設けて振動を吸収するとともに、強固なサポートを設けなければならない。 ニ. 突合せ溶接式管継手は、溶接が完全溶込みであり適正な熱処理が施されれば、接続される管材料と同等以上の強さとすることができる。

    ロ、二

  • 21

    【R3】(6) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、遠心ポンプについて正しいものはどれか。 イ. 遠心ポンプの有効吸込み揚程(NPSH)を大きくするため、吸込み液面をより高い位置に設定した。 ロ. 遠心ポンプのフライホイール効果を大きくすることは、ポンプの緊急停止による水撃作用を緩和する効果がある。 ハ. 遠心ポンプの吐出し配管内に異物が詰まると、吐出し量は減少してポンプ吐出圧は下がる。 ニ. 遠心ポンプの取扱い液の密度が計画していたものより高くなっても、全揚程と吐出し量が同じなら原動機の過負荷の可能性はない。

    イ、ロ

  • 22

    【R3】(7) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧ガス関連の事故・災害について正しいものはどれか。 イ. 最近の高圧ガス関係の事故・災害の原因を分析した結果では、設備の設計・製作不良によるものに比べて設備の維持管理不良によるものが多い。 ロ. 高圧ガス関係の事故・災害全般をみると、2000年(平成12 年)以降現在まで減少傾向が続いている。 ハ. 国内では、高圧ガス保安法やいろいろな関連法規が継続的に整備され、高圧ガスを取り扱う側も自主保安の考え方が浸透してきた。 ニ. 災害事故の発生を減らしていくためには、設計・製作・施工管理を十分に行い、ヒューマンエラーを少なくし、あわせて設備の点検と維持管理を十分に行うことが重要である。

    イ、ハ、二

  • 23

    【R3】(8) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、流体の漏えい防止について正しいものはどれか。 イ. ガスケットの種類は、素材別に分類すると非金属ガスケット、金属ガスケットおよびセミメタリックガスケットに分類される。 ロ. 相対締付け法とは、フランジの上下、左右、対称な順番で、各ボルトを規定トルクでそれぞれ一度で締め付ける方法である。 ハ. 無給油式往復圧縮機のピストンロッドパッキンに用いるテフロンパッキンは、摩擦による発熱が大きいので、摩耗低減のための冷却が必要である。 ニ. メカニカルシールは端面密封方式で、回転環と固定環がスプリング等で押し付けられている堅牢な部品であり、振動には強い。

    イ、ハ

  • 24

    【R3】(9) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、製造施設のリスクマネジメントについて正しいものはどれか。 イ. バッチ反応プロセスのハザードを特定する手法として、HAZOPを用いた。 ロ. ハザードの特定で解析した事故に至るシナリオについて、特性要因図を作成して事故の発生確率を算出した。 ハ. 事故の起こりやすさのレベルと、死傷者数や損害額などの事故の影響度レベルからリスクの大きさを決定し、判断基準に従って対応策の必要の有無を判断した。 ニ. 事故の影響度を減らすことが困難なため、安全装置を追加して事故の発生確率を下げ、リスクの大きさを、事業所で定めた許容可能レベルまで下げることとした。

    イ、ハ、二

  • 25

    【R3】(10) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、静電気について正しいものはどれか。 イ. 密着している2つの物質を引きはがすときに発生する静電気は、両方の物質で発生する。 ロ. 接地により静電気を除去する場合、帯電物質の導電率が異なっていても、低減する速度は同じとなる。 ハ. 帯電物質が不導体である場合の放電は、蓄積した静電エネルギーの全部が必ずしも一度に放電されるわけではない。 ニ. ノズルから噴出している気体に水滴が含まれていると、静電気の発生が抑えられる。

    イ、ハ

  • 26

    【R3】(11) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、保安装置について正しいものはどれか。 イ. ばね式安全弁には流体の放出状態により開放型と密閉型があるが、可燃性ガスや毒性ガスの場合は開放型を用いる。 ロ. 破裂板は、作動後、圧力を降下させるまでの時間が短いので、圧力上昇が速くばね式安全弁を取り付けることが不適当な場合に効果的である。 ハ. 貯槽用緊急遮断装置を作動させる操作場所は、貯槽に出来る限り近い場所にした。 ニ. スイング逆止弁をポンプの吐出し水平配管に取り付けた。

    ロ、二

  • 27

    【R3】(12) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧ガスの防災設備について正しいものはどれか。 イ. 空気呼吸器は、送気式マスクに比べて比較的自由に行動できるが、容器に充てんされている空気量により時間的な制約を受ける。 ロ. ホスゲンの除害装置として、カセイソーダ水溶液で吸収する設備を設置した。 ハ. ベントスタックは、製造設備などから送られてきた可燃性ガスを完全に燃焼させて大気に放出させるためのものである。 ニ. 隔膜イオン電極式のガス検知警報設備は、塩素ガスの検知に適している。

    イ、ロ、二

  • 28

    【R3】(13) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、運転管理について正しいものはどれか。 イ. バルブは直接手で操作することを原則とし、直接手で操作することが困難なバルブには、そのバルブに適合したハンドル廻しを使用してもよいことにした。 ロ. 液化天然ガス貯槽でロールオーバが起こると、液の急激な蒸発が起こり、大量のガスが発生する。 ハ. 加熱炉内の加熱管内面の一部にスケールが沈着するとホットスポットが発生し、その部分の強度が低下して破壊するおそれがある。 ニ. 蒸留塔内の蒸気速度が増加するとフラッディング現象が起こり、塔底液の抜出量が増加して運転が困難となる。

    イ、ロ、ハ

  • 29

    【R3】(14) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、設備管理および工事管理について正しいものはどれか。 イ. 計画事後保全は重要度ランクの高い機器に適用される。 ロ. あらかじめ定めた周期ごとに部品交換または修理などの整備を行う方式を時間基準保全という。 ハ. 火気工事を行う場合は、工事対象設備周辺のガス検知を行ってガスが滞留していないことを確認する。 ニ. 可燃性ガス貯槽の内部の掃除、検査において、貯槽に接続している配管との遮断のため、元弁を閉止し、仕切板を挿入した。

    ロ、ハ、二

  • 30

    【R3】(15) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、非破壊検査について正しいものはどれか。 イ. 試験体の内部のブローホールを検出するためには、染色浸透液を用いた浸透探傷試験が広く用いられる。 ロ. 超音波探傷試験は、基本的には材料中の内在欠陥の検出に用いられるが、超音波は放射線に比べて材料中における減衰が大きく、厚肉の材料の検査に適さない。 ハ. 渦電流探傷試験(渦流探傷試験)は、熱交換器チューブの割れや腐食の検出などに用いられている。 ニ. 放射線透過試験は、材料中の内部欠陥、特に溶接部や鋳物における検査に広く用いられている。

    ハ、二

  • 31

    【R1】(1) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、燃焼・爆発について正しいものはどれか。 イ. 可燃性混合ガスが高温物体と接触すると発火することがあるが、発火するかどうかは物体の温度だけでなく、物体の表面形状や大きさなども影響する。 ロ. 可燃性混合ガスの最小発火エネルギーは、温度が高いほど小さくなるが、圧力が上昇しても変化しない。 ハ. 水素やアセチレンは、メタンやエタンに比べて消炎距離が短く、消炎しにくい。 ニ. 爆ごうは超音速で伝ぱするため、配管のように壁で囲まれた空間よりも壁がない開放空間のほうが起こりやすい。

    イ、ハ

  • 32

    【R1】(2) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ガスの性質について正しいものはどれか。 イ. 水素は無色、無臭のガスで、還元性が強く、高温で金属の酸化物や塩化物を還元して金属を遊離させる。 ロ. 酸化エチレンは、高濃度では刺激臭があり、毒性ガスである。 ハ. アンモニアは強い刺激臭をもつ無色の毒性ガスで、酸素とは反応しない不燃性のガスである。 ニ. 気球用ガスとして用いられるヘリウムは、水素より軽い。

    イ、ロ

  • 33

    【R1】(3) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、金属の腐食について正しいものはどれか。 イ. コンクリート中の鉄筋は、コンクリートがアルカリ性のため、表面に不動態皮膜を生成し、耐食性を示す。 ロ. チタンは、乾燥した塩素ガスの熱交換器の伝熱管に使用できる。 ハ. 配管のデッドエンド部(行き止まり配管)は、内部流体がほとんど流れないため、腐食減肉の検査対象から外した。 ニ. 炭素鋼の配管内部にこぶ状のかさの高いさび(さびこぶ)が生じると、さびこぶの下で孔状の腐食が進行することがある。

    イ、二

  • 34

    【R1】(4) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計測機器および計装について正しいものはどれか。 イ. 隔膜式圧力計は、腐食性流体、高粘度流体、スラリーなど固形物が混入した流体、凝固しやすい流体などに用いられる。 ロ. タービン式流量計は、比較的高粘度の液の流量計測に適している。 ハ. フィードバック制御では、目標値と制御量の差に基づいて制御装置が判断し、操作量を変化させる。 ニ. フェール・セーフとは、誤操作に対して機器の安全性を保持するよう設計上配慮することをいう。

    イ、ハ

  • 35

    【R1】(5) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、弁について正しいものはどれか。 イ. 仕切弁は、弁体を流路に対し直角に移動して開閉する構造であり、主として遮断用に使われる。 ロ. 玉形弁は、流れに向かって弁体を動かして開閉する構造であり、通常、流量調整には用いられない。 ハ. ボール弁のシール方法には、ソフトシートとメタルシートがあり、主に高温用にはソフトシートが用いられるが、シール性はメタルシートに比べよくない。 ニ. バタフライ弁は、他のバルブに比べ面間寸法が小さく、重量も軽いので、経済的であり、流量調整も条件によって可能である。

    イ、二

  • 36

    【R1】(6) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、遠心圧縮機と往復圧縮機の運転管理について正しいものはどれか。 イ. ベーンコントロール方式による風量(容量)調整は、遠心圧縮機および往復圧縮機の両方に用いられる。 ロ. 遠心圧縮機のサージングの防止のために、バイパス弁を開いて圧縮機本体からの風量の一部を吸込み側へ戻した。 ハ. 遠心圧縮機の軸受すき間の増大、油圧や油温の変化は、振動発生の原因となる。 ニ. 往復圧縮機のフレーム内における異常な音の発生は、吸込み弁、吐出し弁の弁板、スプリングの破損が原因である。

    ロ、ハ

  • 37

    【R1】(7) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧ガス関連の災害・事故について正しいものはどれか。 イ. 高圧ガス保安法関係の災害事故の件数をみると、近年では高圧ガスの消費設備、高圧ガスの移動設備の事故よりも、製造事業所での事故件数が多い。 ロ. 戦後の復興期には、高圧設備の製作技術が十分でなかったところがあり、アンモニア合成工場などで大きな爆発事故が発生した。その後昭和40年代に入ると、設備が次々と大型化していったが、事故件数の大幅な増加はない。 ハ. 災害事故の原因別分析によれば、設計・施工管理はもとより、誤操作・誤判断などのヒューマンエラーを少なくし、あわせて設備の点検を十分に行い、機器材料の劣化、腐食の早期発見に努めることで、事故はかなり減少させることが可能である。 ニ. 国内では、高圧ガス保安法やいろいろな関連法規が年ごとに整備され、高圧ガスを取り扱う側も自主保安の考え方が浸透してきた。

    イ、ハ、二

  • 38

    【R1】(8) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、流体の漏えい防止について正しいものはどれか。 イ. ボルトの締付け方法で、「伸び測定法」はボルトの伸びをボルトテンショナで測定しながら締め付ける方法である。 ロ. フランジのわずかな漏れは増し締めで止まることがあるが、加圧下での増し締めは、片締めを起こし、あるいは許容応力を超える締付け力でボルトが伸び、かえって漏えい量が増加する危険がある。 ハ. 無給油式往復圧縮機のピストンロッドパッキンに用いるテフロンは、摩擦による発熱が小さいので、摩耗低減のための冷却は必要ない。 ニ. オイルフィルムシールは、軸とわずかなすき間を有するリングの間に油膜を形成させ、ガスが大気中に漏れるのを防ぐ構造であり、水素ガスに適用できる。

    ロ、二

  • 39

    【R1】(9) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、リスク解析手法および安全管理手法(信頼性・安全性解析手法)について正しいものはどれか。 イ. ヒヤリ・ハット活動は、ハインリッヒの法則に基づき、危険な事象が小さいうちに事故の芽を摘むことを目的としており、各人の安全の意識を高めることを期待するものではない。 ロ. What-ifは、設備面、運転面でのハザードを特定し、それに対する安全対策を検討することでシステムの安全化を図る手法である。 ハ. FTAは、想定した事故などの事象を出現させる原因を洗い出していく手法である。 ニ. 保安防災におけるリスクマネジメントでは、リスクの大きさは、一般的に、危険な事象の発生確率または頻度と危険な事象が発生したときの影響度で見積る。

    ロ、ハ、二

  • 40

    【R1】(10) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、静電気および避雷設備について正しいものはどれか。 イ. 配管中を液体が流動し静電気が発生した場合には、流動する液体は帯電するが、配管は帯電しない。 ロ. 導電率の高い物質が静電気により帯電した場合には、電荷の供給がなくなっても、帯電電荷は減少しない。 ハ. 液体の流動に伴う静電気発生の抑制方法には、流速制限、液中の侠雑物の除去、液の吹出し防止などがある。 ニ. 避雷設備は、落雷を誘導することによって、他の設備を保護している。

    ハ、二

  • 41

    【R1】(11) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、保安装置について正しいものはどれか。 イ. 減圧弁または減圧を行う設備があるとき、その低圧側と高圧側とは別の圧力区分として安全装置を設置した。 ロ. 貯槽用緊急遮断装置を作動させる操作場所は、貯槽に出来る限り近い場所にした。 ハ. 水平配管の上側からばね式安全弁の入口配管を取り出し、弁軸を鉛直方向にして取り付けた。 ニ. ポンプの吐出し配管から吸込み配管に送液を逃す逃し弁を設置する場合は、逃し弁前後の配管の圧力損失を考慮する必要はない。

    イ、ハ

  • 42

    【R1】(12) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、防災設備について正しいものはどれか。 イ. 接触燃焼式ガス漏えい検知警報設備は、触媒毒となる物質が存在する使用環境であっても感度は維持される。 ロ. ガルバニ電池式ガス漏えい検知警報設備で酸素濃度を測定する原理は、検知ガス中の酸素が電解液中へ溶解すると、電極間に電流が流れることを利用したものである。 ハ. スチームカーテンは、漏えいした可燃性ガスを遮断、希釈する効果があり、上方噴射の場合は拡散させる効果も期待できる。 ニ. フレアースタックのパイロットバーナは、フレアーバーナへの点火時に使用し、点火後は消火し、待機させておく。

    ロ、ハ

  • 43

    【R1】(13) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、運転管理について正しいものはどれか。 イ. 地震発生時の緊急措置に、運転員自身の安全確保、地震動終息後の点検、運転操作、緊急停止作業などを、震度ごとに定めた。 ロ. 可燃性ガスを取り扱う装置の運転開始にあたり、まず、空気から不活性ガスへ置換し、次に、不活性ガスから可燃性ガスへ置換した。 ハ. 液化ガス配管の弁の閉止手順として、払出し先設備の入口弁を閉止した後に、払出し元のポンプの出口弁を閉止することと定めた。 ニ. ガス火災で、放射熱による周辺への延焼を抑止するための散水冷却を行い、並行して装置内の残ガスをフレアースタックに放出し、不活性ガスによる希釈操作を継続した。

    イ、ロ、二

  • 44

    【R1】(14) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、設備管理および工事管理について正しいものはどれか。 イ. 改良保全は、保全作業を効率的、経済的に行うため保全方法や作業方法を改善することであり、機器の構造や仕様を変更することは含まない保全方式である。 ロ. 年間保全計画(保全カレンダー)は、当該年度に実施する保全活動の実施時期を操業計画と調整して作成し、工事計画や資材の発注計画立案の参考とする。 ハ. 運転中の火気使用工事では溶接や内燃機関の他、工具による火花に対する考慮も必要である。 ニ. 可燃性ガス貯槽の内部作業を実施するため、まず槽内の可燃性ガスを排出し、次に可燃性ガスを空気で置換し、酸素濃度を測定し、作業許可を得たのち作業を実施した。

    ロ、ハ

  • 45

    【R1】(15) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、非破壊検査について正しいものはどれか。 イ. 放射線透過試験は、放射線入射方向の厚さが薄い平面的欠陥の検出には不向きである。 ロ. 超音波探傷試験は、部材の内部に存在する割れだけではなく、表面に開口した割れの検出にも適用できる。 ハ. 浸透探傷試験は、試験体の内部の気孔(ブローホール)の検出に適している。 ニ. 磁気探傷試験(磁粉探傷試験)は、金属に限らず、プラスチック、ガラス、セラミックスにも適用できる。

    イ、ロ

  • 46

    【R2】(1) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、燃焼・爆発について正しいものはどれか。 イ. 可燃性ガスの爆発限界は圧力により変化し、一般に高圧になると爆発下限界は低下し、爆発上限界は上昇して、爆発範囲が広がる。 ロ. 配管内や容器中の爆発火災を対象として、消炎に必要なすき間の指標が最大安全すきまであり、その値は消炎距離よりも小さい。 ハ. 可燃性の液体が液滴状になって空気中に浮遊している状態で発火すると、液滴周りの燃焼が急速に伝ぱして爆発することがある。 ニ. 可燃性混合ガスの最小発火エネルギーは、化学量論組成付近で最も小さくなるが、その値は可燃性混合ガスの種類によらず、ほぼ同じである。

    イ、ロ、ハ

  • 47

    【R2】(2) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ガスの性質について正しいものはどれか。 イ. メタンは、無色、無臭の可燃性のガスで、空気より重く、漏えい時には、低い所に滞留しやすい。 ロ. LP ガスは、常温で圧縮すると容易に液化するので、液体として貯蔵、輸送される。 ハ. 二酸化炭素は、無色、無臭の可燃性のガスで、水にはほとんど溶解しない。 ニ. 塩素は、激しい刺激臭のあるガスで、毒性が極めて強く、可燃性物質に対して支燃性を示す。

    ロ、ニ

  • 48

    【R2】(3) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、金属の腐食とその対策について正しいものはどれか。 イ. 機器の保温材へ雨水が浸入すると、外面腐食の原因になることがある。 ロ. 腐食性液体が流れる配管のエルボおよびティーのように流れの方向が急に変化する箇所は、エロージョン・コロージョンが生じる可能性があるので、肉厚測定の対象とした。 ハ. 高温高圧の水素ガス配管の材料として、水素侵食を防ぐため、クロムモリブデン鋼ではなく炭素鋼を採用した。 ニ. 炭素鋼配管の高温ガス腐食を防止するために、電気防食法を適用した。

    イ、ロ

  • 49

    【R2】(4) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計測機器および制御システムについて正しいものはどれか。 イ. 運転温度800℃ の設備の温度監視に銅・コンスタンタンの熱電温度計を使用した。 ロ. 比重の異なるつの液の界面を測定するためには、一般に反射式ゲージグラスを用いる。 ハ. オリフィス流量計を使用する場合、上流下流とも直管部の長さを考慮する必要がある。 ニ. 1つの調節計の出力値により他の調節計の目標値を制御する方法をカスケード制御という。

    ハ、ニ

  • 50

    【R2】(5) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、配管について正しいものはどれか。 イ. 配管系に、圧力、重量およびその他の負荷荷重により発生する応力が許容応力値に収まるよう適切なサポートを設けた。 ロ. 配管系の熱伸縮の吸収対策として、コーナーや伸縮ループを設けた。 ハ. 配管系の熱伸縮の吸収対策として使われるコールドスプリングとは、配管組立時にあらかじめ配管系に熱変位と同じ向きの変形を与えておき、最高運転温度における最大変位を軽減させる方法である。 ニ. 機械的振動に対して、配管系の固有振動との共振を避けるよう支持間隔を縮め、固定バンドを用いて配管系を強制的に拘束するサポートを設けた。

    イ、ロ、ニ

  • 51

    【R2】(6) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ポンプについて正しいものはどれか。 イ. 遠心ポンプのキャビテーション発生を防止するため、吸込み配管系の利用しうるNPSHを大きくする操作を行った。 ロ. キャビテーション、サージング、空気吸込みは、ポンプの振動の原因になる。 ハ. 往復ポンプは圧送する液に脈動が発生し、脈動はシリンダ数の増加により大きくなっていく。 ニ. 往復ポンプは、シリンダ内のピストンの往復運動と弁の開閉により液体を吸い込み、圧送するのでNPSHは考えなくてもよい。

    イ、ロ

  • 52

    【R2】(7) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧ガス関連の災害茜事故の再発防止策について正しいものはどれか。 イ. アフタークーラ内の銅コイル管が、クーラに隣接する圧縮機の振動により接触を繰り返したために破損したので、元通りに復旧して運転開始前の連絡の徹底を図った。 ロ. ステンレス鋼配管溶接部の外面応力腐食割れの再発防止策として、溶接部については保護塗装を施工して塩化物の付着防止を図った。 ハ. 建物の解体作業中に、溶融した鉄が落下し、階下にあったアセチレンホースを溶かして着火したので、火気養生などの作業基準の見直しと安全指導の徹底などを実施した。 ニ. 地震により、事業所内に設置していた機器のレグと基礎を固定しているアンカーボルトが抜けたので、耐震設計を見直しアンカーボルトを増やす補強を行った。

    ロ、ハ、ニ

  • 53

    【R2】(8) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、流体の漏えい防止について正しいものはどれか。 イ. ボルトの締付け方法のうちテンション法は、ボルトテンショナを使用して締め付ける方法であるが、多数のボルトを同時に均一に締め付けることはできない。 ロ. フランジを締め付けるボルトに、常温、低圧では炭素鋼のマシンボルト(六角頭付ボルト)、高温、高圧ではクロムモリブデン鋼のスタッドボルト(両ねじボルト)を使用した。 ハ. 配管フランジの漏えい防止として、配管の振動に対して適切な振れ止めを施工した。 ニ. 遠心ポンプの軸封部に用いるグランドパッキンは、漏えいをほぼ完全に止めることができ、可燃性、毒性の液体に使用される。

    ロ、ハ

  • 54

    【R2】(9) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、リスクマネジメントについて正しいものはどれか。 イ. リスク解析において、プラントのスタートアップ操作のハザードを特定する手法としてHAZOP を用いた。 ロ. リスク解析において、反応器の爆発事故を頂上現象としてFTAで解析し、その爆発事故の発生確率を推算した。 ハ. ハザードの特定で解析した事故発生シナリオについて、対応策実施の要否を、事故による人的・経済的被害の影響度と、事故の発生確率を組合わせた社内のリスク許容基準に従って判定した。 ニ. リスク評価の結果、許容できないと判定されたリスクの対応策を検討する場合には、対応策による新しいハザードの発生の可能性については、考えなくてもよい。

    イ、ロ、ハ

  • 55

    【R2】(10) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、電気機器の防爆構造および非常用電源について正しいものはどれか。 イ. 耐圧防爆構造の最大安全すきまの分類において、0.5 mm以下であるガスに適応した耐圧防爆構造は、1.0 mm のガスに適用できる。 ロ. 耐圧防爆構造において、爆発性ガスと触れる容器の外表面温度は、そのガスの発火温度に対応して定められた値を超えないようにしなければならない。 ハ. 常用電源が停電した場合の非常用電源として、常用電源の復帰までの間、電源を供給できる容量の蓄電池設備か、非常用発電設備の、いずれかを設置しなければならない。 ニ. 無停電電源装置(UPS)は、常用電源が停電しても、連続的に電源を供給できる装置である。

    イ、ロ、二

  • 56

    【R2】(11) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、保安装置について正しいものはどれか。 イ. 破裂板は、ばね式安全弁に比べ内部圧力が降下するまでの時間が短い。 ロ. 可燃性ガスを取り扱うときの安全装置に、開放型安全弁を設置した。 ハ. リフト逆止弁を、ポンプの吐出し水平配管に取り付けた。 ニ. 液体の長距離配管に緊急遮断弁を設置するときには、弁の閉止速度が速すぎないよう、注意する必要がある。

    イ、ハ、二

  • 57

    【R2】(12) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧ガスの防災設備について正しいものはどれか。 イ. 定電位電解式ガス漏えい検知警報設備は、一酸化炭素、硫化水素の検知に使用できる。 ロ. ガス漏えい検知警報設備のガスサンプリング方式のうち、拡散型は吸引型に比べて検知時間の遅れが少ない。 ハ. 可燃性ガスのベントスタックに避雷針を設置したので、着火時に消火することができる措置を講じなかった。 ニ. アンモニアガスの除害措置として、フレアースタックで燃焼させて、大気へ放出した。

    イ、ニ

  • 58

    【R2】(13) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、運転管理について正しいものはどれか。 イ. 運転作業の管理において、定常運転中の運転条件の大幅な変更、ならびにプロセス変更作業を、非定常作業に区分した。 ロ. 設備の変更をしたため運転基準を改定し、改定理由を運転基準に明記したので、運転管理者は運転員への教育を実施しなかった。 ハ. 液化天然ガスなどの超低温液体の貯槽でロールオーバが起こると、急激な蒸発を起こし、大量のガスが発生する。 ニ. バルブ開閉において、開閉操作が非常にかたくて困難なので、柄の長いハンドル廻しを用い、多勢の運転員によって開閉作業を行った。

    イ、ハ

  • 59

    【R2】(14) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、設備管理および工事管理について正しいものはどれか。 イ. 時間基準保全(TBM)の設備について、周期が短すぎればオーバーメンテナンスになり、長すぎれば突発故障につながるので、過去の点検結果などに基づいて周期を検討した。 ロ. 保全計画の策定にあたっては、まず対象となる設備を明確にし、次に設備の保全方式を決定した後に、重要度ランクを決定する。 ハ. 可燃性ガス貯槽の槽内作業において、まず爆発下限界以下になるまで窒素で置換し、その後酸素濃度が18〜22 vol%になるまで空気で再置換した後、作業前に酸素濃度を測定してから入槽した。 ニ. 可燃性ガス精留塔の内部作業終了後、塔内部を窒素置換し、仕切板を撤去した。

    イ、二

  • 60

    【R2】(15) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、非破壊試験について正しいものはどれか。 イ. 渦電流探傷試験(渦流探傷試験)は、熱交換器チューブの割れや腐食の検出などに用いられている。 ロ. 磁気探傷試験(磁粉探傷試験)における磁粉に、蛍光性を有するものを用い、紫外線を照射して観察すると、欠陥の検出精度が高まる。 ハ. 超音波探傷試験は、材料内部の欠陥の検出には適用できるが、材料表面の欠陥の検出には適用できない。 ニ. アコースティック・エミッション(AE)試験は、センサを多数配置することにより、一度に大型の構造物の試験ができるため、大型の球形タンクや圧力容器の非破壊試験に適している。

    イ、ロ、二

  • 61

    【H17】(2) 次のイ、ロ、ハ、ニのガスの性質についての記述のうち、正しいものはどれか。 イ. 塩素ガスは、酸素と爆鳴気をつくり、かつほとんどの金属を激しく腐食させるが、水分にかかわらずチタンを腐食させることはない。 ロ. アセチレンガスは、加圧すると分解爆発を起こすことがあり、かつ、銅と反応してアセチリドを生成する。 ハ. 水素ガスは、空気中での最低発火エネルギーは極めて小さく、かつ、500℃以上の高温で分解爆発を起こす。 ニ. 塩素を含まないフルオロカーボン(フロン)ガスは化学的に比較的安定であり、かつ、オゾン層を破壊することはないが、地球温暖化への影響が大きい。

    ロ、ニ

  • 62

    【H17】(5) 次のイ、ロ、ハ、二の非破壊試験についての記述のうち、正しいものはどれか。 イ. 炭素鋼配管の内部腐食による減肉量を検出するために、超音波厚み計を使用した。 ロ. 鋳造部品内部の欠陥の有無を確認するために、放射線透過試験を適応した。 ハ. 大型圧力容器の健全性を検査するために、容器の解放時にアコースティック・エミッション試験を適用した。 ニ. アルミニウム合金配管の溶接部の欠陥を検出するために、磁粉探傷試験を適用した。

    イ、ロ

  • 63

    【H17】(6) 次のイ、ロ、ハ、二の計測器の使用についての記述のうち、正しいものはどれか。 イ. 表面温度を測定するための赤外線温度計の原理を利用したサーモグラフィは、高温配管の保温材の損傷の検出にも有効である。 ロ. 固形物の多いスラリー液の圧力測定に、ベローズ式圧力計を用いた。 ハ. 電磁流量軽は、すべてのガスおよび液の流量測定に用いられる。 ニ. 外気温で凝縮する液化ガス貯槽の液面測定に、差圧式液面計を用い、気相部ときゃぴらりチューブで連結した。

    イ、ニ

  • 64

    【H17】(7) 次のイ、ロ、ハ、二の遠心圧縮機のサージング防止についての記述にのうち、正しいものはどれか。 イ. バイパス弁を開き、吸引側へ戻す。 ロ. 送風量を変えず、回転数を上げる。 ハ. 吐き出し弁を絞り、吐出しガス圧力を上げる。 ニ. 羽根車入り口のベーンの角度を小さくする。

    イ、ニ

  • 65

    【H19】(8)次のイ、ロ、ハ、ニ、ホの遠心圧縮機の運転操作について記述のうち、サージング防止に有効なものはどれか。 イ. 回転数を上げる。 ロ. バイパス流量を増やす ハ. 吸入弁を絞る。 二. 吐出し弁を絞る。 ホ. ベーンコントロールのベーンを絞る。

    ロ、ハ、ホ

  • 66

    【H19】(9)次のイ、ロ、ハ、ニの遠心ポンプの取り扱いについての記述のうち、キャビテーション防止に有効なものはどれか。 イ. 吐出し配管系の圧力損失を小さくする ロ. 吐出し弁を絞り、ポンプ流量を下げる ハ. 必要NPSHの高いポンプを使用する。 二. 待機開放の吸込み貯槽の液温を下げる。

    ロ、二

  • 67

    【H19】(2) 次のイ、ロ、ハ、ニの構造の力学と強度についての記述のうち、正しいものはどれか。 イ. 鋼製の回転軸が折れたのでは断面を観察したところ、貝殻状の縞模様が認められたので、繰返し荷重による疲労が原因であると判断した。 ロ. 破断した高力ボルトを調べたところ、破断部にはくびれと伸びが全く認められなかったので、応力腐食割れで破壊したと判断した。 ハ. 支持長さが短い配管は、接続された機器又は内部流体による振動によって疲労が生じやすい。 ニ. 温度変化に伴う配管の膨張と伸縮によって発生する熱応力の低減を図るために、配管の高速箇所を増やした。

    イ、ロ

  • 68

    【H19】(4) 次のイ、ロ、ハ、ニの腐食・防食についての記述のうち、正しいものはどれか。 イ. ステンレス鋼溶接部の応力腐食割れを防止するために、鉛を犠牲陽極として銅線で接続し、電気防食を施した。 ロ. オリフィス下流部の配管内面を検査したところ、局部的に減肉した部分に鱗片状模様が観察されたので、原因はエロージョン・コロージョンであると判断した。 ハ. 埋設炭素鋼配管の腐食を防止するために、プレスチックライニングを施したうえに、電気防食した。 ニ. 配管のデッドエンド部は内部流体がほとんど流れないため、腐食減肉の検査対象から除外した。

    ロ、ハ

  • 69

    【H19】(12) 次のイ、ロ、ハ、ニの安全装置についての記述のうち、正しいものはどれか。 イ. 硫化水素ガスを含む装置の安全装置に、開放型ばね式安全弁を採用した。 ロ. ばね式安全弁の出入口配管は、圧力損失ができるだけ小さくなるように、配管形状を設計した。 ハ. 高粘度の流体を扱う機器に、破裂板を使用した。 ニ. 破裂板は、作動後の圧力硬化時間が極めて短時間であり、爆発などの異常圧力による機器破壊防止に適している。

    ロ、ハ、二

  • 70

    【H19】(15) 次のイ、ロ、ハ、ニの定期自主検査についての記述のうち、正しいものはどれか。 イ. 高圧ガス配管の溶接補修を施行後、気密試験のみを行い、漏れの無いことを確認して運転に入った。 ロ. 緊急遮断弁全数について取り外し、作動試験および弁座漏えい試験を行った。 ハ. 遠心圧縮機の羽根車に摩擦が認められたので、補修を行いバランス調整及び検査を実施した。 ニ. ばね式安全弁を分解点検し、弁体シート部の傷を完全に補修したので、作動試験を省略して使用した。

    ロ、ハ

  • 71

    【H20】(1) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ガスの燃焼と爆発について正しいものはどれか。 イ. 支燃性ガスとして空気の代わりに酸素を用いると火炎温度が高くなるのは、燃料単位量あたりの燃焼熱が増大するためである。 ロ. 通常の燃焼と比べた爆ごうの特徴は、電ぱ速度、波面の圧力および波面の密度のいずれもが大きいことである。 ハ. 可燃性ガスの爆発範囲は、空気中よりも酸素中で広くなり、不活性ガスで希釈すると狭くなる。 ニ. 飽和炭化水素の常温、大気圧、空気中における消化距離は20mm~30mm程度であるが、アセチレン、水素では10mm程度となる。

    ロ、ハ

  • 72

    【H20】(2) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ガスの性質について正しいものはどれか。 イ. 液状のLPガス(液化石油ガス)は流動などで発生する静電気が蓄積されやすく、漏れて気化した場合に放電による火花で着火する危険性がある。 ロ. 一酸化炭素は、毒性のガスであるが、無色、無臭であるので、漏えい時に検知しにくい。 ハ. 塩素は、毒性かつ可燃性のガスである。 ニ. ものゲルマンは、分解が発熱反応であり、分解爆発を起こす危険性がある。

    イ、ロ、二

  • 73

    【H20】(8) 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計測器について正しいものはどれか。 イ. 高粘度液の流量測定に、オーバル系容積式流量計を用いた。 ロ. LPガス(液化石油ガス)貯槽の液面計に、反射式のゲージグラスを用いた。 ハ. 熱電温度計で、測温部の熱電対と基準接点との接続銅線に電気抵抗の小さい銅線を用いた。 ニ. スラリー液の圧力測定に、角膜なしのブルドン管圧力計を用いた。

    イ、ロ

  • 74

    【R5】(1)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、燃焼・爆発について正しいものはどれか。 イ. 加圧されている低温液化ガスや高温加熱液体が容器の破裂などで急激に減圧した際に、液体が爆発的に蒸発することがあり、この現象は蒸気爆発と呼ばれる。 ロ. 可燃性混合ガスは、爆発限界付近の組成よりも化学量論組成のほうが小さなエネルギーで発火する。 ハ. 高圧ガスの中には、単独であっても分解反応によって多量の熱を発生し、爆発するものがある。 ニ. 可燃性ガスの爆発範囲は、空気中に比べて酸素中では狭くなる。

    イ、ロ、ハ

  • 75

    【R5】(2)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ガスの性質について正しいものはどれか。 イ. 一酸化炭素は、無色、無臭の不燃性ガスで、炭化水素系燃料の不完全燃焼の際に発生する。 ロ. 窒素は、高温下で酸素と反応して窒素酸化物となる。 ハ. ヘリウム、ネオン、塩素、アルゴンは、いずれも化学的に極めて不活性なガスである。 ニ. アンモニアは、強い刺激臭をもつ無色の可燃性ガスで、酸素中で燃焼すると窒素と水を生じる。

    ロ、ニ

  • 76

    【R5】(3)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、材料の劣化について正しいものはどれか。 イ. 種類の金属を電解質溶液中で接触させたとき、異種金属接触腐食が発生する可能性がある。どちらの金属が⊖極となり腐食が促進されるかは、イオン化列の順による。 ロ. 亜鉛は銅と異なり海水(高Cl挨)中は局部的な皮膜の破壊が起こる。 ハ. 孔食は種々の金属に生じるが、塩化物環境にあるステンレス鋼で顕著である。 ニ. エロージョンは、流体あるいは流体に含まれる気泡、固体粒子などが固体表面に衝突することによって生じる損傷で、固体同士が接触して相対運動することにより生じる摩耗とは異なる。

    ハ、ニ

  • 77

    【R5】(4)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計装について正しいものはどれか。 イ. オリフィス流量計は、ベンチュリ流量計に比べ、圧力損失が小さく、構造上沈殿物がたまりにくいため、異物を含む流体や圧力損失を小さくしたい場合に用いられる。 ロ. ディスプレーサ式液面計は、液中に浸したディスプレーサの沈む深さに比例した浮力の変化を検出し、液面または界面を測定する。 ハ. 人為的に不適切な操作や過失を犯さないよう機器に対して配慮することと、仮にミスを犯しても機器の安全性を保持することをフェール・セーフという。 ニ. フィードバック制御では、プロセスに外乱が入り目標値と制御量との間に偏差が生じた場合、その偏差を制御装置が判断して操作量を変化させる。

    ロ、ニ

  • 78

    【R5】(5)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧装置について正しいものはどれか。 イ. 液化窒素を貯蔵するため、内槽と外槽との間にパーライト粒を充塡して真空とした二重殻式円筒形貯槽を設置した。 ロ. 吸収塔でガスを溶解した液から溶解成分を取り除き、再び吸収塔で使用できるようにする塔は再生塔である。 ハ. 差込み溶接式管継手は、振動や腐食の激しい箇所や急激な温度変化が生じる箇所に使用される。 ニ. 溶接容器は、鋼板などを冷間加工で成形し、溶接によって接合したもので、一般的に高圧の圧縮ガス用の容器に使用される。

    イ、ロ

  • 79

    【R5】(6)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、ポンプについて正しいものはどれか。 イ. 特性が異なる遠心ポンプを台並列運転するとき、配管集合後の吐出し弁を絞って流量を下げ過ぎると、揚程が低い側のポンプの吐出し量がゼロになることがある。 ロ. 容積形ポンプには往復ポンプと回転ポンプがあり、プランジャポンプは往復ポンプである。 ハ. 蒸気圧が大気圧より高い液化ガスのポンプの運転において、キャビテーションは考慮しなくてよい。 ニ. ポンプに関連するトラブルや事故はプラントの稼働初期に起こることが多いので、操作手順やポンプの構造を熟知するのはもとより、試運転時には特に慎重に準備、点検を行う必要がある。

    イ、ロ、ニ

  • 80

    【R5】(7)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、高圧ガス関連の災害・事故の再発防止対策について正しいものはどれか。 イ. ステンレス鋼配管の溶接部外面に応力腐食割れが生じた。再発防止策として、溶接部に保護塗装を施工して塩化物の付着防止を図った。 ロ. 屋外の炭素鋼配管の配管サポート接触部に、雨水の滞留により貫通穴ができ漏えいが発生した。対策として、配管サポートと配管との接触面積を増やした。 ハ. 天然ガス再生装置の定常運転中、加熱炉の内部の加熱管の一部が開口し、ガスが噴出した。管の加工時のきずが開口の原因であったため、管の加工時における欠陥の検査を強化した。 ニ. 冷凍設備の圧縮機の温度センサ交換後、継手取付け不良により、通常運転中に温度センサが脱落した。対策として、継手の施工管理を強化し、施工後の目視確認も行うことにした。

    イ、ハ、ニ

  • 81

    【R5】(8)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、流体の漏えい防止について正しいものはどれか。 イ. 配管フランジの漏えい防止として配管の振動による緩み対策は重要であり、振れ止めを施工することは適切である。 ロ. 高温で運転する装置では、運転開始時の昇温過程で高温増し締め(ホットボルティング)を適切に実施する。 ハ. 種々の漏えい防止機構を総称してシールというが、そのうち往復運動や回転運動のしゅう動部に使用するものをガスケットと呼ぶ。 ニ. オイルフィルムシールは、大気中へのガス漏れが許されないアンモニアガスなどには適用できない。

    イ、ロ

  • 82

    【R5】(9)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、リスクマネジメントについて正しいものはどれか。 イ. リスクアセスメントは、リスク解析とリスク評価で構成され、リスク解析手法には特性要因図による解析や4M分析が一般的に用いられる。 ロ. リスク解析におけるハザードの特定では、製造施設で発生する可能性のある事故や異常現象に至るシナリオについて解析し、そのシナリオに関与するハザードを特定する。 ハ. リスクアセスメントにおけるリスク評価は、リスク解析で見積もったリスクが許容できるか否かを評価するものであり、その評価は、社外の第三者によって行われなければならない。 ニ. リスク対応で、リスクの低減、リスクの移転、リスクの保有を選択した場合には、対応後にリスクが残留するので、この残留リスクを受容することになる。

    ロ、ニ

  • 83

    【R5】(10)静電気による災害防止対策について以下の表のように分類した場合、対策項目と具体的防止対策の組合せで適切なものは、イ、ロ、ハ、ニのうちどれか。

    イ、ハ、ニ

  • 84

    【R5】(11)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、保安装置について正しいものはどれか。 イ. 破裂板は、圧力容器、配管系、ボンベなどの密閉された設備内の圧力が過剰になったり、負圧になったとき、設備の破損を防止するための安全装置である。 ロ. 安全弁は、設備内の圧力が過剰になった場合に内部の流体を放出するが、設備内の圧力が下がれば、自動的に復元して放出が止まる利点があり、安全装置として広く使用されている。 ハ. 取り付けられた状態の緊急遮断装置は、定期的に弁座漏れ検査、作動検査を行い、漏えい量が保安上支障ない量以下であること、および確実に作動することを確認する。 ニ. スイング逆止弁は、弁座に対し弁体が垂直に作動するため、垂直配管に取り付けてはならない。

    イ、ロ、ハ

  • 85

     【R5】(12)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、防災設備について正しいものはどれか。 イ. エレベーテッドフレアーのバーナで燃焼させるガスの流速が、ガス固有の燃焼速度に比べて過大になると火炎が吹き消える。 ロ. 漏えいしたガスを発火源から遮断する方法に、配管に小口径の穴を多数設け、その穴からスチームなどを噴射し幕を作る方法がある。 ハ. 障壁は、毒性ガスが漏えいした場合に、漏えいガスを滞留させるように配置する。 ニ. 液化した毒性ガスの貯槽に設置する防液堤の高さは、防液堤内にたまる液の表面積ができる限り大きくなるようにする。 【R5】(12)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、防災設備について正しいものはどれか。

    イ、ロ

  • 86

    【R5】(13)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、運転管理について正しいものはどれか。 イ. 酸素容器のバルブの内部に潤滑油を塗布し、バルブを操作するときに、できるだけすばやく開けられるようにした。 ロ. 蒸留塔(棚段塔)内の蒸気速度が大きくなると、フラッディングが発生して、飛沫同伴量が増加し、降下液が上段のトレイに運ばれる。 ハ. 低温装置などの外表面への霜着き現象は、装置内部の低温ガスの漏えいによって起こることがある。 ニ. 設備内部の酸素を放出するとき、屋外まで導いて、酸素が滞留しないような措置を講じて大気中に徐々に放出した。

    ロ、ハ、ニ

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    【R5】(14)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、設備管理および工事管理について正しいものはどれか。 イ. 状態基準保全(CBM)は、設備が故障、または要求された性能が低下した状態となってから整備、修理することを前提に計画的に管理する方式で、一般的には寿命まで設備を使い切るので費用が小さい。 ロ. 保全計画は、設備の材質や構造、取扱物質などの特徴を理解し、運転や点検の履歴の確認に加えて、予想される劣化損傷も考慮して作成する。 ハ. 火気工事は、火災発生につながる危険性が高いため、火気使用許可を受けて行う。工事に際しては、対象設備周辺のガス検知を行い、可燃性ガスが滞留していないことを確認して作業する。 ニ. 塔槽内での作業の前に、不活性ガスによるガス置換および空気による再置換を行う目的は、可燃性ガスによる爆発、酸素欠乏による作業者の窒息、有害ガスや有機溶剤による作業者の中毒などを避けるためである。

    ロ、ハ、ニ

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    【R5】(15)次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、設備の検査について正しいものはどれか。 イ. 耐圧試験は、定期検査においては原則として実施しないが、溶接補修または設備の一部取り替えを行った場合には実施することがあり、原則として運転状態の高圧ガスまたは危険性のない気体を用いて行う。 ロ. 定期検査においてばね式安全弁を設備から取り外す場合は、必要に応じ分解整備したうえで、窒素などの安全なガスを用いて加圧し、作動圧力が所定の圧力になるように設定する。 ハ. 渦電流探傷試験は、電磁誘導試験の一種であり、薄肉パイプの割れや腐食の検出には適用できるが、線や棒の表面きずの検出には不向きである。 ニ. アコースティック・エミッション試験は、材料が外力を受けて変形・破壊するときに放出された音波を検出することで、欠陥の存在とその微視的な進行をとらえる方法である。

    ロ、ニ