問題一覧
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第4章 第1節 パーソン・センタード・ケア 第2問 「1人の人として周囲から受け入れられ、尊重されていると実感している」というその人のありさま。もしくは概念。 これを維持することがパーソン・センタード・ケアの最終目標でもある。
パーソンフッド
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第4章 第4節 認知症の人へのケア 第20問 IADLとは?
手段的日常生活動作
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第4章 第3節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑴ 認知症の人とのコミュニケーション 第17問 Bさん(86歳、女性)は、中等度のアルツハイマー型認知症である。短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を始めた日の翌朝、両手に便が付着した状態でベッドに座っていた。 Bさんへの声かけとして、適切なものを1つ選べ。
「手を洗いましょう」
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第43問 「死の数日前〜数時間前」の段階にて、介護職による主な支援内容を2つ選べ
好きな物が食べられる工夫, 褥瘡の予防、身体の清潔保持, 本人の意思の尊重や精神的な支援
5
第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑶ ひもときシート 第13問 認知症の人の背景要因を把握するためのツールとは?
ひもときシート
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第4章 第1節 パーソン・センタード・ケア ⑵ 「聞く」「集める」「見つける」の3つのステップ 第6問 3つのステップにて「見つける」 ⚫︎その人の満たされないニーズを確認してケアを考える。 ⚫︎心理的ニーズを満たすためのプランを考える とは要するに何をすることか?
実践
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑴ ユマニチュード 第30問 ユマニチュードとして、ケアするうえで大切なこととは? 「その人の持つ❶を奪わないこと」
能力
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第4章 第3節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑴ 認知症の人とのコミュニケーション 第16問 介護老人福祉施設に入所しているGさん(80 歳、女性)は、重度の認知症である。最近、特に発話量が減少し、話し言葉はいくつかの単話に限られ、叫び声を上げたり、ぶつぶつと独り言を言っていたい することも多い。介護職員のYさんがGさんとのコミュニケーションで心がけるべき姿勢として、適切なものはどれか A: できるだけジェスチャーや表情表現を使って話しかけるようにしている。 B: 反応がない時は話を打ち切って、別の機会を待つようにしている。 C: Gさんと話す時は「Gさん、Yですよ」と笑顔で呼びかけるようにしている。 D: Gさんが自分に注目するように、高い声と強い口調で話しかけるよう心がけている。 E: Gさんは視線を合わせようとしないため、車いすに座っているGさんを見下ろすようにして、優しく話しかけるようにしている。
A,C
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第41問 「死の数ヶ月前〜1ヶ月前」の段階にて、介護職による主な支援内容を3つ選べ
好きな物が食べられる工夫, 褥瘡の予防、身体の清潔保持, 本人の意思の尊重や精神的な支援
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第4章 第1節 パーソン・センタード・ケア 第1問 キッドウッドによって提唱された認知症ケアの1つの理念とは? 「認知症を持つ本人の声に耳を傾け、1人の人としてそんちょうするけあは、認知症の回復をもたらし、重度化していた状態から、その方の本来の姿を引き出す事を可能にする。
パーソン・センタード・ケア
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ 第29問 フランスの2人の体育学の専門家ジネストとマレスコッティが開発したケア方法とは?
ユマニチュード
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第4章 第1節 パーソン・センタード・ケア ⑵ 「聞く」「集める」「見つける」の3つのステップ 第4問 認知症の人の思いを「聞く」 具体的にその人がどのように感じているかを聞いてみる。 また、話しやすい場所でその人の思いに耳を傾け、表情などのノンバーバルからも察する。 それらの手段。
傾聴, 非言語コミュニケーション
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第4章 第1節 パーソン・センタード・ケア ⑵ 「聞く」「集める」「見つける」の3つのステップ 第5問 認知症の人の情報を集める。 次の5つを集め、その人の全体像を把握。 ①:記憶障害、認知機能の低下による不安感、不快感を抱く ②:自分の体調不良や苦痛などを自覚したり適切な言葉での表現が困難。 聴力・視力・痛み・かゆみ・排泄障害・便秘・脱水・栄養障害・感染症など ③:家族構成、輝いていた頃の職業、地域、好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、過去の経験、誇りに思っていることなど。また、これまでの人生の歩みや、物事の考え方。 ④:気質、こだわり、行動パターンなど ⑤:認知症になっても感情面は残っており周囲の人の反応に敏感になっているのけ者にされたり、子供扱いされることが続くと生きる意欲を失くす。 ①〜⑤のそれぞれを述べよ
脳の障害, 健康状態, 生活歴, 性格傾向, 社会心理
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第42問 「死の数週間前〜1週間前」の段階にて、介護職による主な支援内容を3つ選べ
好きな物が食べられる工夫, 褥瘡の予防、身体の清潔保持, 本人の意思の尊重や精神的な支援
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第4章 第3節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑴ 認知症の人とのコミュニケーション 第19問 認知症の人とのコミュニケーションについての次の記述のうち、適切なものの組み合わせはどれか。 A : 認知症の人の感情にアプローチすると本人が混乱するため、できるだけ避けたほうが良い。 B : 「一緒にいる」ことは、言葉のやりとり以上に重要な意味をもつ。 C : 認知症の人の存在そのものを、価値あるものとして認めることが基本である。 D : 認知症の人との会話でつじつまが合わなくなったら、早めに修正してあげるとよい。 E : 認知症の人との援助関係は、面接室などで向き合っただけでも形成される。
B,C
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑶ ひもときシート 第14問 ひもときシートの2つの意義とは?
思考の転換, 思考の展開
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第40問 終末期を迎える高齢者全般に関して、4段階に分けられます。 「死の数ヶ月前〜❶ヶ月」 「死の❷週間前〜❸週間前」 「死の数日前〜❹時間前」 「❺」
1, 数, 1, 数, 死を迎えたとき
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑵ バリデーション 第37問 バリデーションによって期待される効果として、❶や不安が軽減し、❷の緩和につながり、❸を取り戻し、再び生きる❹を持つことができるほか、再び他者との❺を持つことが期待できる。
ストレス, BPSD, 自尊心, 希望, 交流
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑵ バリデーション 第35問 ナオミ・ファイル(Feil,N.)によって開発されたアルツハイマー認知症および類似の認知症の高齢者とのコミュニケーション法とは?
バリデーション
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第48問 Cさん(87歳、男性、要介護 5)は、重度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer' stype)である。現在、介護老人福祉施設に入所しているが終末期の状態にある。できる限り経口摂取を続けてきたが、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)(aspiration pneumoria)を繰り返し、経口摂取が困難となった。臥床状態(がしょうじょうたい) が続き、声かけに対する反応も少なくなっている。医師から、「死が極めて近い状態である」と伝えられた。 施設で看取(みと)ることになっているCさんへの介護福社職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
苦痛があるかないか、状態を観察する。
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第47問 意思決定能力が低下した場合に備え、家族、医療、ケアチームが本人の生き方・考え方・好みなどを共有できるように本人を中心に話し合いを重ねていくプロセス。
ACP
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第49問 Cさん(87歳、男性、要介護 5)は、重度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer' stype)である。現在、介護老人福祉施設に入所しているが終末期の状態にある。できる限り経口摂取を続けてきたが、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)(aspiration pneumoria)を繰り返し、経口摂取が困難となった。臥床状態(がしょうじょうたい) が続き、声かけに対する反応も少なくなっている。医師から、「死が極めて近い状態である」と伝えられた。 終末期ケアに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
家族の悲嘆に対するケアは、終末期ケアとともに行う。
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑵ センター方式 第12問 センター方式を活用する際のポイントを3つ述べよ。 ヒント ①:多方面からの情報収集 ②:本人の訴え、家族の思い ③:認知症の人の視点のトレーニング
チームで作成する, 情報源を明確にして集約する, 教育的なツールとして利用する
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第45問 認知症の人の終末期のおもな症状とは? 「食べられないことによる❶や❷」 「❸や心不全などから起こる❹」 「❺」 「❻と低栄養による❼」
低栄養, 脱水, 肺炎, 呼吸困難, 発熱, 長期臥床, 褥瘡
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑵ バリデーション 第38問 バリデーションの基本的態度を5つ選べ
傾聴する, 共感する(カリブレーション), 誘導しない(ペースを合わせる), 受容する(強制しない), 嘘をつかない・誤魔化さない
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑴ 認知症の人を理解するために 第7問 認知症の人を理解するために必要な4項目は? ①:身体的側面、IADL、心理的側面、環境的側面、社会的側面などから構成される。それぞれがどう影響しあっているか全体を見ていく。 ②:人は生きてきた歴史や経験はそれぞれ違う。これが独自性であり、その人の個性。個人のこれまでの生活にまつわる情報収集が重要。 ③:⚫︎主観的情報:認知症の人の発言。支援者や家族が感じていることやら推測したこと ⚫︎客観的情報:睡眠時間、食事量、水分摂取やバイタルなど数値化したデータ ④:⚫︎評価的理解・判断的理解:自分の中にある基準で理解し判断すること。 ⚫︎共感的理解:相手の立場に立って理解すること。
生活全体をとらえること, 個別的にとらえること, 主観的情報と客観的情報を合わせること, 共感的に理解すること
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑴ ユマニチュード 第31問 ユマニチュードとしてのケアにて4つの柱とは?
見る, 話す, 触れる, 立つ
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第46問 将来、自分自身が意思を表明できなくなった場合に備え、治療に関する自分の希望を文章で記録しておくこと。延命治療をしてほしいのかどうかを含む。意思を明確にすることを。
リビングウェル
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第4章 第4節 認知症の人へのケア 第24問 アルツハイマー型認知症の A さん(80歳・男性)は、1カ月前、入院先の病院から特別養護老人ホームに移った。つかまり立ちは可能だが、ふらつきがあるため、移動や移乗には常に介助が必要である。日中は車いすに座っているが、片側に身体が悔いていたり、立ち上がろうとする動作が見られたりする。 昼間は個限傾向で、昼夜逆転も見られる。夜間に、興奮して「家に帰る」と廊下を這いずる行動や立ち上がって歩こうとする行動を繰り返している。話はするが、つじつまの合わないことが多い。また、表情は乏しく、眉間にしわを寄せていることもある。便意・尿意ははっきりせず、失禁が多いため、紙おむつを使用している。たびたび排便後に自らおむつをはずしたり、弄便行為が見られたりするので、常に見守りが必要である。 Aさんが転倒しやすい要因として、誤っているものを1つ選べ。
Cさんが施設の生活になじめず、わがままになっているため。
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑴ ユマニチュード 第33問 ユマニチュードとは❶という意味の造語である。
人間らしさを取り戻す
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第4章 第4節 認知症の人へのケア ◇認知機能障害による生活への影響 第28問 認知症が休息と睡眠に及ぼす影響にて、介護者は睡眠のケアとして❶を同じ時間に繰り返し❷する。
睡眠準備, 習慣化
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑵ バリデーション 第36問 バリデーションのケアの特徴として、❶の感情にもフタをせずに、むしろ表出をうながして❷してゆくことを目指すことがあげられる。
マイナス, 共感
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第4章 第4節 認知症の人へのケア ◇認知機能障害による生活への影響 第27問 家庭内のIADLとして❶、❷、❸、家庭外のIADLとして❹、❺、❻で評価
電話, 食事の準備, 服薬管理, 買い物, 外出, 金銭管理
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第44問 「死を迎えたとき」の段階にて、介護職による主な支援内容を2つ選べ
好きな物が食べられる工夫, 褥瘡の予防、身体の清潔保持, 本人の意思の尊重や精神的な支援
35
第4章 第4節 認知症の人へのケア ◇認知機能障害による生活への影響 第26問 認知機能障害による生活へな影響にて、初期には❶の障害が出現し、進行することで❷が低下し、重度になると運動麻痺やパーキンソニズムを伴う❷の低下、最後は寝たきりの嚥下障害が加わり死に至る。
IADL, ADL
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑶ ひもときシート 第15問 (国22年) 認知症ケアにおける「ひもときシート」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
言動の背景要因を分析して認知症の人を理解するためのツールである。
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第4章 第3節 認知症の人とのコミュニケーション ⑴ 認知症の人とのコミュニケーション 第50問 認知症の人とのコミュニケーションの第一歩。 ●人は誰でも❶を持っており、いきなり入られると不快感を持つ ●認知症の人との関わりの第一歩として❷から始めると、その後の支援がスムーズだ。
プライベートスペース, コンタクトケア
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑴ ユマニチュード 第34問 ユマニチュードにて、4つの柱となるケアを上手く組み合わせて行う(複数の要素を使ったケア)とは?
マルチモーダル・ケア
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第4章 第5節 認知症の人へのさまざまなアプローチ ⑴ ユマニチュード 第32問 ユマニチュードのケアについて、ケアの5つのステップとはなにか。
出会いの準備, ケアの準備, 知覚の準備, 感情の準備, 再会の準備
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑵ センター方式 第9問 センター方式の理念とは?空欄を埋めよ。 ❶の視点:センター方式は本人を主語にして(「私は」「私の」)書き込む方式。本人の❷の声と行動、場面を観察し事実に基づきながら、❸に立って考えながら記入。 ❹として:本人を共に支えている様々な❺や立場の人たちが❻を具体的に進めていくための❼。
本人本位, ありのまま, 本人の視点, 本人を支えている地域の関係者の連携のツール, 職種, 連携, 道具
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第4章 第4節 認知症の人へのケア 第23問 アルツハイマー型認知症の A さん(80歳・男性)は、1カ月前、入院先の病院から特別養護老人ホームに移った。つかまり立ちは可能だが、ふらつきがあるため、移動や移乗には常に介助が必要である。日中は車いすに座っているが、片側に身体が悔いていたり、立ち上がろうとする動作が見られたりする。 昼間は傾眠傾向で、昼夜逆転も見られる。夜間に、興奮して「家に帰る」と廊下を這いずる行動や立ち上がって歩こうとする行動を繰り返している。話はするが、つじつまの合わないことが多い。また、表情は乏しく、眉間にしわを寄せていることもある。便意・尿意ははっきりせず、失禁が多いため、紙おむつを使用している。たびたび排便後に自らおむつをはずしたり、弄便行為が見られたりするので、常に見守りが必要である。 Aさんに対する介護として、適切なものを1つ選べ。
昼間はなるべく眠らないように、個別レクリエーションなどで活動性を高めるように支援した。
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第4章 第6節 認知症の人の終末期と介護 ⑴ 高齢者全般に関する終末期医療と介護 第39問 終末期の定義として、日本老年医学会は 「症状が❶でかつ進行的で、その時代に可能な限りの❷によっても❸の好転や進行の阻止が❹出来なくなり、近い将来の❺が不回避となった状態」としている
不可逆的, 医療, 病状, 期待, 死
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第4章 第3節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑴ 認知症の人とのコミュニケーション 第18問 介護老人保健施設に入所した認知症高齢者が夜中に荷物を持って部屋から出てきて、介護福祉職に、「出口はどこか」と聞いてきた。介護福祉職の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選べ。
「どちらに行きたいのですか」と声をかけて並んで歩く。
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑵ センター方式 第10問 センター方式の共通の5つの視点とは?(本人本位を具現化するための視点)
その人らしいあり方, その人の安心、快, 暮らしのなかでの心身の力の発揮, その人にとっての安全、健やかさ, なじみの暮らしの継続
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第4章 第4節 認知症の人へのケア 第22問 認知症の人の徘徊への対応についての記述のうち、適切なものの組み合わせはどれか。 A : 実行機能障害による混乱が原因で徘徊するAさんに対して、混乱させないために、できないと思われることはあらかじめさせないようにした。 B : 捜し物をしながら排徊しているBさんに対して、しばらく一緒に捜した後、「疲れたからお茶を飲んで休憩しましょう」と声をかけて中断した。 C : 自分が以前に住んでいた家を現在の自分の家だと思って徘徊しているCさんに対して、「以前住んでいた家はもうない」と事実を説明した。 D : 夕方になると徘徊をする D さんに対して、いつも徘徊を始める時間に、信頼できる人が傍にいられるようにサポートした。 E : 毎日夕食が終わると「家に帰る」と言って徘徊する E さんに対して、その時間だけ玄関のカギをかけて外に出られないようにした。
B,D
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第4章 第4節 認知症の人へのケア 第25問 アルツハイマー型認知症の A さん(80歳・男性)は、1カ月前、入院先の病院から特別養護老人ホームに移った。つかまり立ちは可能だが、ふらつきがあるため、移動や移乗には常に介助が必要である。日中は車いすに座っているが、片側に身体が悔いていたり、立ち上がろうとする動作が見られたりする。 昼間は個限傾向で、昼夜逆転も見られる。夜間に、興奮して「家に帰る」と廊下を這いずる行動や立ち上がって歩こうとする行動を繰り返している。話はするが、つじつまの合わないことが多い。また、表情は乏しく、眉間にしわを寄せていることもある。便意・尿意ははっきりせず、失禁が多いため、紙おむつを使用している。たびたび排便後に自らおむつをはずしたり、弄便行為が見られたりするので、常に見守りが必要である。 Aさんの尊厳を守り、自立を支援するための介護計画の作成についての記述のうち誤っているものを1つ選べ。
抗精神薬を積極的に用いて、心身の安定と活性化を図る。
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑵ センター方式 第11問 センター式シート:各シートのねらいとは? 5領域を答えよ ①:基本事項、自立度の経過、現病歴、服薬、支援のための資源など。 ②:これまでの暮らし方と生活環境や家族の思い。 ③:本人の思い、不安なことなど。 ④:出来ること、出来ないこと、わかること、わからないこと、生活リズムなど。 ⑤:本人の暮らしの流れに沿って課題を整理し本人にとっての優先課題とケアの具体的内容を明確化する。
基本情報, 暮らしの情報, 心身の情報, 焦点情報, 24時間アセスメントまとめシート
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第4章 第4節 認知症の人へのケア 第21問 認知症の人の口腔ケアについての記述のうち、適切なものを1つ選べ。
開口保持が困難な人の場合は、歯ブラシの柄や割りばしにガーゼを巻いて開口器として用いる。
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第4章 第2節 認知症の人の理解と認知症の特性をふまえたアセスメントツール ⑵ センター方式 第8問 日本ではじめて「認知症の人」を対象にしたケアマネジメント方式とは?
センター方式
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第4章 第1節 パーソン・センタード・ケア 第3問 認知症の人のパーソンフッドを維持するためには、5つの心理的ニーズを満たすことが重要。 5つ述べよ。
くつろぎ, 共にあること, たずさわること, 愛着, アイデンティティ