問題一覧
1
軽度の換語困難とゲルストマン症候群を呈するのは何障害と何障害か
失読・失書 純粋失書
2
純粋失読はなにを合併することがあるか
右同名半盲 色名失名詞
3
純粋失読の病巣はどこか
後頭葉内側面と脳梁膨大部 側脳室後角後部下〜角回間の白質
4
純粋失読の症状にはどのようなものがあるか
逐字読み 語長効果 運動覚促通効果
5
純粋失書の病巣はどこか
上頭頂小葉 第2前頭回(Exnerの中枢) 視床
6
純粋失書では症状として、何と何が障害され、何には問題がないか
自発書字 書き取り 写字
7
1900年失行の概念を発表したのは誰か
Liepmann
8
liepmannの失行概念は何と言われているか
古典的失行論
9
古典的失行論の3つの概念は何か
肢節運動失効 観念運動失行 観念失行
10
失行の定義はなにか
学習された意図的行為を遂行する能力の障害
11
失行は何と合併することが多いか
失語症
12
肢節運動失行の定義はなにか
主に手と指による行為の遂行が不完全で粗雑で途切れ途切れとなった状態
13
肢節運動失行の患者は( )的に症状を訴える
自発
14
肢節運動失行の病巣はどこか
左半球または右半球の中心前回と中心後回の皮質・白質、その深部
15
観念運動失行は多くの場合なにに随伴しているか
失語症(ブローカ失語)
16
観念運動失行は自発的には物品が使用できるが、( )ができない。( )ができない
模倣 習慣的動作
17
観念運動失行は「さよなら」と手を振ることはできないのか、また、パントマイムは出来るのか
できない (習慣的動作)
18
観念性失行の定義はなにか
古典的:複数の道具を使用する一連の系列動作が、遂行しにくくなった状態 現在:単一の道具の使用が難しくなった状態
19
観念性失行は何と合併することが多いか
観念運動失行
20
観念失行の病巣はどこか
左右の頭頂頭葉
21
口腔・顔面失行の定義
顔面(下部)・舌・咽頭・喉頭などの筋肉を用いた意図的な動作遂行が障害された病態
22
口腔・顔面失行では口を開けてくださいの、指示に対応できるか、また模倣は出来るか
できない できる
23
口腔・顔面失行ではなにと合併して起こることが多いか
失語症
24
「咳払いをしてください」「舌打ちをしてください」などの指示では何になることが多いか、また、模倣はできるのか
オノマトペ できない
25
口腔・顔面失行の病巣はどこか
左半球のシルビウス溝 周辺の上部の損傷で起きる場合が多い
26
拮抗失行の定義
右手が意図的な動作をしようとする際に左手が反対の目的の動作や他の無関係な動作を行う現象
27
拮抗失行の病巣はどこか
脳梁が広範囲に損傷された場合や脳梁が切断された場合
28
着衣失行の定義
日常生活で衣服を着ることができない状態
29
着衣失行の病巣はどこか
右半球の頭頂葉
30
失行の検査名2つ
簡単な検査→WABの行為の検査 詳細な検査→SPTA
31
肢節運動失行は両側に現れることが多いか、1側に現れることが多いか
1側
32
観念運動失行はどちらの手で生じるか
どちらも
33
観念性失行はどちらの手で生じるか
左右両手
34
観念失行の病巣はどこ
左頭頂頭葉
35
意図性と自動性の乖離とは?
検査場面ではできないのに、日常生活ではできる現象
36
失行のリハビリテーションを3つ
直接訓練→エラーを起こさないようにするのが原則、困難な場合は、部分的に模倣してもらい介助する、徐々に介助を減らす 代償的戦略訓練→自己教授法:動作の手順を言語化する、絵などで動作の手順を提示する 環境整備
37
失認の定義
脳の損傷によりある器官を通して対象物を認知できなくなった状態をいう
38
視覚失認の2つのタイプを答えなさい
統覚型視覚失認 連合型視覚失認
39
対象物の形態認知ができるのは統覚型か、連合型か
連合型
40
マッチング、異動弁別、絵の模写ができないのは、統覚型か連合型か
統覚型
41
統覚型視覚失認の病巣
両側後頭葉のびまん性損傷
42
連合型視覚失認の病巣は
両側側頭-後頭葉内側面 左半球で生じる場合もある
43
連合型視覚失認は、( )が( )であるか認知できない状態
物品 何で 対象の形態認知はせいりつしているもののなにかを同定できない。意味が結びつかない。
44
連合型視覚失認は( )や( )が出来ず、使用法を( )もできない。( )( )( )は可能
呼称、カテゴリー化、動作で説明 マッチング、異動弁別、絵の模写
45
バリント症候群の3徴候
視覚性注視障害、精神性注視麻痺、視覚失調
46
視覚性注視障害とは、視野が視野内の一方向、または一対象物に( )してしまう。→( )、視野がとらえた物体(すなわち視野の中心を占める対象)のみが注意されその他の( )ないしは( )は全く注意されない
固着 2つのものを同時に見ることが出来ない 物体、背景
47
精神性注視麻痺とは視野内の対象物を注視すると、その周囲にある物に( )が向かない→( ) 1つの対象を注視すると、視野はこれに固着してしまい、自発的に視線を( )
注意 自らの意思で視線を動かすことができない 動かすことができない
48
視覚失調は対象物を注視線上に捕らえていても、( )ことができない→目でものは見えているものの、それを( )がうまくできない症状
手で捕える 手にとること
49
同時失認は何の認知は良好であるが、何の意味を把握できない状態をいうか、また( )を把握出来ないなどの症状がみられる
良好→細部 できない→全体 状況画
50
熟知していた人の顔がわからないなる状態をなんというか
相貌失認
51
相貌失認は片側病変が多いか、両側病変が多いか、また、片側では病巣はどこか
両側病変 右半球の側頭葉-後頭葉接合部
52
相貌失認は男性と女性どちらに多いか
男性
53
相貌失認は( )検査の( )の記憶の項目で検査することができる
リバーミート行動記憶検査 顔写真
54
身体麻痺を否認する状態をなんというな
病態失認
55
病態失認は( )な訴えはないが、( )の質問によって明らかになる。特に( )否認が多く見られる
自発的 検者 片麻痺否認
56
病態失認はとくに何期でみられるか
急性期
57
聴覚失認 狭義の聴覚失認:( )は良好だが、( )がわからない状態。多くの場合何も障害されているか。
言語音、環境音、音楽性認知(感覚性失音楽)
58
聴覚失認 広義の聴覚失認:純音聴力は保たれているが、( )( )ともに障害されている
言語音、環境音
59
脳損傷により、聾のような著名な聴力障害を示す障害をなんというか
皮質聾
60
発話は流暢で文字言語は良好で、言語音が外国語のように聞こえる障害をなんというか、また、発症初期は( )様の症状を呈する
純粋語聾、ウェルニッケ
61
習慣的動作ができないのは何失行か
観念運動失行
62
3つの古典的失行の中で自発的に症状を訴えるものはどれか
肢節運動失行