長江下流域の水田の一部が綿花や桑などの商品作物の栽培に転換され、生糸や綿織物などの家内制手工業が発達した結果、長江中流域が穀倉地帯の中心となったことを示す言葉は何か。

絹織物業で繁栄した、江蘇省の商工業都市はどこか。

大運河南端の要地として絹織物業で繁栄した、浙江省の商工業都市はどこか。

絹織物に用いるため、加工を施す前の、蚕の繭からとった糸を何と呼ぶか。

明代に政府直営の窯場がつくられ、中国随一の陶磁器生産地として栄えた江西省の都市はどこか。

明代に発達した、白磁に赤・緑・黄・黒・青などの釉で文様を描いた装飾技法・陶磁器を何と呼ぶか。

明初より、モンゴル勢力と対峙した北辺への軍種補給と専売塩を扱う政商として活躍し、金融業を中心に全国的に活動した商人たちは、出身地の名から何と呼ばれたか。

塩の売買で大きな利益をあげ、その後、金融業でも活躍した、安徽省出身の商人を何と呼んだか。

徽州(新安)商人や山西商人を代表とする、政府など政治権力と結びついて勢力を築いた商人を何と呼ぶか。

商工業関係の同業・同郷者などが、親睦・互助のために都市に建てた施設を何と呼ぶか。

銀の流通増大を背景に、明代後半から清初にかけて実施された、租税と労役をまとめて銀に一本化して納入する新税制は何か。

科挙を通じて得た資格や官僚経験をもつ地方社会の有力者を何と呼ぶか。

元代の原作を明代に編纂した、北宋末の108人の豪傑の武勇を描いた口語小説は何か。

元代に歴史物語として発展したものに、元末~明初に羅貫中が加筆して完成させた、三国時代の抗争を英雄豪傑を通して描いた口語の歴史小説は何か。

元代に原型が成立し、明代後期に呉承恩が完成させた、玄奘のインド旅行を舞台に、妖怪説話が混入された口語小説は何か。

『水滸伝』の一部を発展させて、豪商の欲望に満ちた生活を描いた、明末の口語風俗小説は何か。

明末の画家蓋其昌がとなえた中国絵画の分類で、職業画家による北宗画に対するものとして、文人画系の様式を何と呼んだか。

芝居とともに庶民に親しまれた、軍記物語や武勇伝などを、抑揚をつけて語り聞かせる演芸は何か。

明で官学とされた、南宋の朱熹によって体系化された儒教哲学は何か。

南宋の陸九淵の「心即理」をとなえる儒学を完成させた、明代の学者・政治家は誰か。

陸九淵に始まる儒学は、完成者の名から何と呼ばれるか。

本来もっている心そのものが人間の本質に合致すると考える、陽明学の代表的概念を示す言葉は何か。

陽明学の代表的概念の1つで、朱子学の知識重視に反対する立場から、無学な庶民にも本来そなわっている良知を重視し、良知と行動は一体であるとする考え方は何か。

生まれながらの心を「童心」と呼んで欲望を積極的に肯定した、明末の陽明学の急進派を代表する思想家は誰か。

明末に生まれた、「経世致用の学」とも呼ばれる、社会に役立つ学問を何と呼ぶか。

明代(1596年)に刊行された、薬物に関する解説書は何か。

『本草綱目』の著者は誰か。

明代(1639年)に刊行された、農業関係の総合書は何か。

『農政全書』を編纂し、またキリスト教に入信した明末の政治家・学者は誰か。

明代(1637年)に刊行された、図入りの産業技術書は何か。

『天工開物』の著者は誰か。

1534年、イグナティウス=ロヨラらによって創設され、積極的な海外布教を展開したカトリック修道会は何か。

イグナティウス=ロヨラとともにイエズス会を創立し、初めインド・東南アジアで布教し、のち日本で伝道した宣教師は誰か。

利瑪置の中国名をもち、明の万暦帝時代にイエズス会最初の伝道をおこなった、イタリア出身の宣教師は誰か。

マテオ=リッチの指導のもと作成された、中国最初の漢訳版世界地図は何か。

徐光医の指導下で事業が開始され、アダム=シャールが完成させた、明末に編纂された暦法書は何か。

徐光啓の協力を得てマテオ=リッチが漢訳した、エウクレイデスの数学書の前半部分の漢訳本は何か。