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    問題一覧

  • 1

    次の文は、残存厚さについて述べたものである。正しいものはどれか。

    残存厚さとは、製造時の素材の厚さから腐食等による減少値を差し引いた値をいう。

  • 2

     次の文は、凹凸の著しい面から厚さ測定する方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、 記号で答えよ。

    測定面の凹凸が著しい場合、グラインダを用いて 100μmRz 以下に仕上げて測定する。

  • 3

    次の文は、超音波探傷試験を行う目的について述べたものである。適切なものを一つ選び、記号で答えよ。

    生産工程の品質管理のために、超音波探傷試験を行う。

  • 4

     次の文は、超音波探傷試験を行う目的について述べたものである。適切なものを一つ選び、記号で答え よ。

    製品の品質保証のために、超音波探傷試験を行う。

  • 5

     次の文は、JIS Z 2305に基づく超音波探傷試験技術者レベル2の役割について述べたものである。 正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    レベル2技術者は、超音波探傷試験を実施するか、又はレベル1技術者が実施する超音波探傷試験を監 督しなければならない。

  • 6

    次の文は、超音波探傷試験における用語について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    ガイド波は、細長い材料中を長手方向に探傷面と平行方向に伝搬する超音波で、長い配管の探傷に用いられる。

  • 7

    次の文は、JIS Z 3060の適用範囲について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    JIS Z 3060 では、厚さ6mm以上のフェライト系の鋼の完全溶込み溶接部の超音波探傷試験方法及び分類 方法を規定している。

  • 8

    次の文は、JIS Z 3060に規定する超音波探傷装置の測定、調整及び点検について述べたものである。 正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    JIS Z 3060 では、入射点、屈折角、測定範囲及び探傷感度の調整及び点検は、作業開始時と4時間以内 ごと及び作業終了時に行う。

  • 9

    次の文は、音響インピーダンスと音圧反射率について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号 で答えよ。

    低炭素鋼溶接部の母材と溶着金属のように、音響インピーダンスの値にあまり差のない場合には、その境界面では超音波がほとんど反射しない。

  • 10

    次の文は、音響インピーダンスについて述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    音響インピーダンスは、密度と音速の積で表わされる。

  • 11

    次の文は、音圧反射率について述べたものである。[1]に適する数値を一つ選び、記号で答えよ。 ただし、答は小数点以下第2位を四捨五入せよ。 (片側に銅をクラッドした鋼板を鋼の側から周波数5MHzの探触子で垂直探傷した。境界面における接合 が完全であっても、境界面エコーが現れる。境界面における音圧反射率は[1]%となる。なお、材料の 定数は次のとおりである。)

    4.8

  • 12

    次の文は、音圧反射率について述べたものである。〔1〕、〔2〕に適する語句を解答群からそれぞれ 一つ選び、記号で答えよ。 (全没水浸法で各種の材質の試験体を垂直探傷した。表面エコー高さが最大の試験体は〔1〕で、最小の 試験体は〔2〕である。ただし、音響インピーダンスは次のとおりである。 水:1.5×106㎏/m2S、アクリル樹脂:3.2×106㎏/m2S、アルミニウム:16.9×106㎏/m2S 鋼:45.4×106㎏/m2S、銅:41.8×106㎏/m2S)

    〔1〕鋼, 〔2〕アクリル樹脂

  • 13

    次の文は、垂直探傷における超音波の反射と通過について述べたものである。[1]に適する数値を 一つ選び、記号で答えよ。ただし、小数点以下第1位を四捨五入せよ。 (局部水浸法で厚さ30mmの鋼板を垂直探傷し、表面エコー高さを100%に調整したときの第1回底面エ コー高さは[1]%となる。ただし、材料中の減衰及び音場の拡散は考慮に入れないものとする。また、 鋼材の密度は7.8g/cm3、縦波音速は5,920m/s、水の密度は1g/cm3、音速は1,480m/sとする。 )

    13

  • 14

    次の文は、水から鋼に超音波が入射するときの現象に関する記述である。正しいものを一つ選び、 記号で答えよ。

    縦波臨界角より大きな角度で水から鋼に斜め入射した場合、鋼中には横波だけが伝搬する。

  • 15

    次の文は、きずによる超音波の反射について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    近距離音場内の小さなきずからのエコー高さは、複雑な変化を示す。

  • 16

    次の文は、超音波探傷における波長の影響について述べたものである。正しいものを選べ。

    波長が短いほど、金属中における散乱減衰が大きくなる。

  • 17

    次の文は、超音波の波長について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    波長は、超音波の音速を周波数で除した値である。

  • 18

    次の文は、試験周波数と振動子直径が同じ垂直探触子で、縦波の探触子と横波の探触子の指向角と 近距離音場限界距離について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    横波の探触子に比べて、縦波の探触子の方が指向角は大きく、近距離音場限界距離は短い。

  • 19

    次の文は、超音波の伝達特性について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    探傷面が粗い試験体では平滑な試験体に比べ、他の条件が同じ場合であっても、きずエコー高さは低くなる。

  • 20

    次の文は、縦波と横波について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    横波は、せん断波とも呼ばれている。

  • 21

    次の文は、一般的に超音波探傷試験で連続波ではなくパルス波を使用する理由について述べたもので ある。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    連続波を使用すると、何時送信した波か分からないため時間軸の情報の判別ができない。

  • 22

    次の文は、表面波について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    鋼中の表面波の音速は、横波の音速に近く、その約0.9倍である。

  • 23

    次の文は、鋼板の板波探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ

    厚さ3mm程度の薄板の探傷には、板波が利用される。

  • 24

    次の文は、クリーピング波について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    クリーピング波は、縦波屈折角を80度程度にしたときに表面を伝搬する縦波のことである。

  • 25

    次の文は、各種の超音波について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    クリーピング波は、縦波屈折角が80度に近いとき、材料中の表面に沿って伝搬し、波動様式は縦波 である。

  • 26

    次の文は、音圧反射率について述べたものである。〔1〕に適する数値を解答群より一つ選び、記号で 答えよ。ただし計算結果は小数点以下第2位を四捨五入せよ。

    93.8

  • 27

    次の文は、アクリル樹脂と鋼との平らな境界面にアクリル樹脂側から縦波超音波が斜め入射した場合に ついて述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    入射角が縦波臨界角より小さい場合、鋼中には屈折縦波と屈折横波が伝搬する。

  • 28

    次の文は、アクリル樹脂と鋼との平らな境界面にアクリル樹脂側から縦波超音波が斜め入射した場合に ついて述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    入射角が縦波臨界角と横波臨界角の間にある場合、鋼中には屈折横波だけが伝搬する。

  • 29

    次の文は、超音波探傷における屈折について述べたものである。〔1〕、〔2〕に適する数値をそれぞれ 一つ選び、記号で答えよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入せよ。ただし、鋼中の縦波音速 を5,900m/s、横波音速を3,230m/s、水中の音速を1,480m/sとする。 水浸法で鋼材を探傷するとき、鋼材への入射角を14.5°にすると、 鋼中縦波の屈折角は〔1〕 度、鋼中横波の屈折角は〔2〕 度となる。 

    〔1〕86.5, 〔2〕 33.1

  • 30

    次の文は、アルミニウムの斜角探傷について述べたものである。〔1〕及び〔2〕に適する数値をそれぞれ 一つ選び、記号で答えよ。ただし、小数点以下第2位を四捨五入せよ。 5Z10×10A70(STB屈折角70.0°)の探触子でアルミニウムを超音波探傷するとき、その屈折角は〔1〕度 になる。 また、5Z10×10A45(STB屈折角45.0°)の場合は〔2〕度になる。但し、鋼中における縦波の音遠を 5,920m/s、横波の音速を3,255m/s、アルミニウム中の縦波音速を6,260m/s、横波音速を3,080m/sとす る。 

    〔1〕62.8, 〔2〕42.0

  • 31

    次の文は、アルミニウム溶接部の斜角探傷について述べたものである。[1]~[3]に適する数値をそ れぞれ一つ選び、記号で答えよ。

    [1]:b, [2]:a, [3]:c

  • 32

    次の文は、音圧反射率について述べたものである。[1]~ [3]に適する数値又は語句をそれぞれ一つ 選び、記号で答えよ。 鋼中で横波が裏面などの平面に入射角が30度で斜めに入射したとき、縦波の反射角は[1]度である。 (小数点以下第1位を四捨五入) 。この場合、反射横波の音圧反射率はおよそ[2] %であり、大部分の エネルギは〔3〕に変換される。ただし、鋼中の縦波音速は5900m/sで、横波の音速は3230m/sとする。 (下図を用いて求めよ)

    [1]:d, [2]:a, [3]:a

  • 33

    次の文中は、角部における超音波の反射について述べたものである。〔1〕に適する数字を一つ選び、記号で答えよ。

    c

  • 34

    次の文は、斜角探傷における感度調整について述べたものである。〔1〕〔2〕に適する記号又は語句 をそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。 5Z10×10A70、5Z10×10A65、5Z10×10A60 及び5Z10×10A45の4個の探触子を用いてRB-41Aの No.1(厚さ 19mm、標準穴の直径 3.0mm)の 1/2t の深さにある標準穴を1回反射法で狙ったときのエコー高さが、それぞれ40%になるよう探傷器の感度を調整した。次にそのままの感度でSTB-A2のφ4mm、深 さ4mm の標準穴を1回反射法で狙ったとき、最も高いエコー高さが得られるのは〔1〕の探触子である。 またその原因の中で最も影響が大きいのは〔2〕である。

    〔1〕 5Z10×10A45 , 〔2〕モード変換

  • 35

    次の文は、円柱面エコーの発生原因について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    探触子の接触面積が小さくなり、指向角が大きくなった。

  • 36

    次の文は、超音波探触子の振動子材料の機能について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号 で答えよ。

    振動子に電圧が印加されると、逆圧電効果により超音波が発生する。

  • 37

    次の文は、超音波パルスの発生について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。 

    パルスの発生は、矩形波が使用される。

  • 38

    次の文は、圧電効果について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    圧電効果は、ピエゾ効果とよばれ、圧力をかけると電圧が発生する現象である。

  • 39

    次の文は、超音波の指向性について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    指向角は、振動子の直径に反比例する。

  • 40

    次の垂直探触子のうち、指向角(φ0)の最も大きな探触子はどれか、正しいものを一つ選び、記号で答 えよ。

    2Z20N

  • 41

    次の文は、正方形の探触子を有する斜角探触子の指向角について述べたものである。正しいものを一つ 選び、記号で答えよ。

    5Z10×10A70の場合、鋼の試験体中では上下方向に比べて、左右方向の指向角が小さい。

  • 42

    次の文は、超音波ビームの規準化距離(n)について述べたものである。〔1〕に適する数値を一つ選 び、記号で答えよ。 鍛鋼品を2Z20Nで垂直探傷し、ビーム路程205mmのところにきずを検出した。このビーム路程を規準化 距離に換算すると、nは〔1〕である。ただし、鋼中の縦波音速を5900m/sとする。 

    6.0

  • 43

    次の文は、超音波ビームの特性について述べたものである。[1]及び[2]に適する数値をそれぞれ一 つ選び、記号で答えよ。ただし、小数点以下第2位を四捨五入せよ。 垂直探触子2Z20Nを用いて18-8ステンレス鋼を探傷する場合、近距離音場限界距離χ0は〔1〕mm、 指向角φ0は〔2〕度である。ただし、18-8ステンレス鋼の縦波音速を5790m/s、横波音速3100m/sと する。

    〔1〕34.5, 〔2〕10.1

  • 44

    次の文は、超音波探傷試験における周波数の選定について述べたものである。正しいものを一つ選び、 記号で答えよ。

    薄板の探傷には、高い周波数が適している。

  • 45

    次の文は,超音波の減衰や損失について述べたものである。正しいものを選べ。

    金属中を超音彼が伝搬するとき、その結晶粒界で反射や屈折が起こり超音波は次第に弱まる。これを散乱減衰という。

  • 46

    次の文は,超音波の減衰や損失について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    超音波が試験体中を伝搬するとき、超音波ビームが広がることによる拡散損失の他に、結晶粒での散乱による散乱減衰や内部摩擦などによる粘性減衰がある。金属中では散乱減衰が主体であるが、プラスチックでは粘性減衰が主体となる。

  • 47

    次の文は、超音波の減衰について述べたものである。〔1〕に適する数値を一つ選び、記号で答えよ。 ただし、小数点以下第3位を四捨五入せよ。\ 両面を表面粗さ6μmRzの滑らかに仕上げた厚さ50mmの鋼板を、スピンドル油を接触媒質として、アク リル樹脂遅延材付探触子(5Z20N)を用いてB1/B2の測定を行ったところ、5.0dBの値を得た。この結果か ら鋼板の減衰係数を計算すると[1]dB/mmとなる。ただし、鋼板とアクリル樹脂の接触部における反射 損失を2.0dB/回とし、超音波ビームの広がりの影響は無視するものとする。 

    0.03

  • 48

    次の文は、鍛鋼品の減衰係数の測定について述べたものである。〔1〕に適する数値を一つ選び、記号で答えよ。 厚さが500mmで25μmRzに仕上げ加工した鍛鋼品を探触子2Z28Nで探傷したところ、健全部において B1/B2の値が12.5dBであった。この鍛鋼品の減衰係数を計算した結果、[1]dB/mmとなった。ただし、 探傷面での反射損失は3dB/回、底面での反射損失は1dB/回とする。

    0.003

  • 49

    次の文は、鍛鋼品の超音波探傷における超音波の減衰係数について述べたものである。[1]に適する 数値を解答群から一つ選び、記号で答えよ。ただし、小数点以下第4位を四捨五入せよ。

    a

  • 50

    次の文は、各種超音波探傷法について述べたものである。正しいものを選べ。

    一般の斜角探傷法では、溶接部探傷の際、きずの傾きや形状の影響を強く受けるが、TOFD法による探傷ではそれらの影響を受けにくい。

  • 51

    次の文は、広帯域超音波探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。 

    広帯域探触子から送信される超音波の周波数は、狭帯域探触子が送信する超音波の周波数より周波数帯域が広い。

  • 52

    次の文は、溶接部の斜角探傷におけるきずの形状とエコー高さの関係について述べたものである。 正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    ブローホール等の塊状のきずの反射波は、広い範囲に反射するので振動子に戻る超音波は少なくなり、エコー高さは低くなるのが一般的である。

  • 53

    垂直探傷できずが近距離音場内にある場合、このきずの位置が遠距離音場になるように探触子を変更 したい。次のうちから正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    振動子直径の小さい探触子を用いて遠距離音場とする。

  • 54

    次の文は,垂直探傷における感度調整について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    底面エコー方式による感度調整は、試験体の探傷面と底面が平行でないと適用できない。

  • 55

    次の文は斜角探傷における屈折角について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    探傷屈折角とは、試験体又は試験体から切り出した対比試験片を用いて、探傷方向において測定した 屈折角のことをいう。

  • 56

    次の文は、18-8ステンレス鋼溶接部の斜角探傷について述べたものである。[1]に適する数値を一つ選び、記号で答えよ。ただし、小数点以下第2位を四捨五入せよ。 18-8 ステンレス鋼(CL=5790m/s、CS=3100m/s)の斜角探傷のために、屈折角70度の縦波斜角探触子を 設計した。この場合、横波も発生していると予想されるが、その横波の屈折角は〔1〕度である。 

    30.2

  • 57

    次の文は、端部エコー法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    きず高さを端部エコー法で測定する場合、集束探触子を適用すると測定精度が向上する。

  • 58

    次の文は、溶接部の超音波探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    板厚の厚い内部の溶込み不良の検出には、タンデム探傷法が有効である。

  • 59

    次の文は、厚鋼板溶接部のタンデム探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答 えよ。

    タンデム探傷法は、Ⅹ開先溶接部の溶込み不良や、狭開先溶接部の開先面の融合不良の検出に適して いる。

  • 60

    次の文は、厚鋼板溶接部のタンデム探傷法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で 答えよ。

    Ⅹ開先溶接部に発生する溶込み不良の検出には、タンデム探傷法が適している。

  • 61

    次の文は、水浸法による超音波探傷試験について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    水浸法では、集束探触子を用いた垂直探傷がよく行われる。

  • 62

    次の文は、TOFD法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    TOFD 法では、縦波斜角探触子を用いて探傷を行う。

  • 63

    次の文は、垂直探傷試験における探触子の選定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    探傷面が粗いときには、アクリル樹脂などの遅延材付きの探触子が適している。

  • 64

    ある試験体を探触子5Z20Nを用いて超音波探傷したら林状エコーが多く現れ、探傷ができなかった。 林状エコーを減らすためには、下記のどの探触子を用いて探傷すればよいか。

    B5C20N

  • 65

    次の文は、超音波探傷試験における試験周波数の選定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    探傷面に近いきずを検出するときは、高い周波数が適している。

  • 66

    次の文は、超音波探傷試験における試験周波数の選定方法について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    薄板の探傷には、高い周波数が適している。

  • 67

    次の文は、NDT指示書の記述について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    NDT指示書は、レベル1技術者が探傷条件を誤ることがないように、具体的な探傷条件を記述する。

  • 68

    次の文は、探傷面の曲率がエコー高さに及ぼす影響について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    探傷面に曲率がある場合、振動子寸法を小さくした方が影響は少なくなる。

  • 69

    次の文は、鋼板に存在するラミネーションの検出について述べたものである。正しいものを一つ選び、 記号で答えよ。

    ラミネーションの検出には、垂直探傷を行い、きずエコーの有無を調べる。

  • 70

    次の文は、垂直探傷試験で検出した非金属介在物と思われるきずの大きさを推定する方法を述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。ただし、きずの大きさは振動子寸法より小さいものと する。

    DGS線図を使用し、きずの大きさを推定する。

  • 71

    次の文は、鍛鋼品の垂直探傷において、残留エコーかきずエコーかを確認する方法について述べたもの である。適切なものを一つ選び、記号で答えよ。

    探傷器のパルス繰返し周波数を変化させて確認する。

  • 72

    次の文は、鍛鋼品の垂直探傷について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。 

    林状エコーが多く、底面エコーが現れない場合、試験周波数をもっと低くする。

  • 73

    次の文は、鍛鋼品の超音波探傷について述べたものである。〔1〕~〔4〕に適する数値をそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。 厚さ100mmの底面が探傷面と平行な鍛鋼品を垂直探傷した。探傷感度を健全部の底面エコー高さ が80%になるように調整して探傷したところ、A、B 2点で下図の探傷図形が得られた。 (測定範囲は200mm)

    〔1〕d, 〔2〕c, 〔3〕a, 〔4〕a

  • 74

    次の文は、鋼溶接部の超音波探傷における試験周波数について述べたものである。 正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    JIS Z 3060で、試験周波数を2MHz~5MHzと規定しているのは、試験体板厚に応じたビーム路程ときず検出能を考慮しているためである。

  • 75

    次の文は、JIS Z 3060によって鋼溶接部の探傷を行った結果である。〔1〕及び〔2〕の説明で適する 文章を解答群からそれぞれ一つ選び、記号で答えよ。

    〔1〕b, 〔2〕c

  • 76

    次の文は、鋼板の垂直探傷における積算効果について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    積算効果が現れた場合、きずの評価は特に指定がないかぎり、F₁で行なう。

  • 77

    次の文は、アルムニウム溶接部の斜角探傷について述べたものである。〔1〕及び〔2〕に適する数値を それぞれ一つ選び、記号で答えよ。 アルミニウム合金溶接部を超音波探傷する場合に、アルミニウム合金では音響異方性が著しいことが多 いため、STB-A1のような試験片をアルミニウム合金で製作することが困難である。このため、鋼の STB-A1を用いて測定範囲の調整などが行われる。  板厚が25mmのアルミニウム合金突合せ溶接部に図に示すきずがある。きずの深さ位置はd=19mm、溶接部の中心からの距離はk=2mmである。このきずを5Z10×10A70(STB屈折角69.5度)を 用いて直射法で探傷する場合に関して計算せよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入せよ。なお、 このアルミニウム合金中の縦波音速を6,380m/s、横波音速を3,150m/sとする。測定範囲の調整 及び屈折角の測定はSTB-A1(縦波音速5,900m/s、横波音速3,230m/s)を用いて行い、特に補正を加えていない。

    〔1〕b, 〔2〕c

  • 78

    次の文は、遅延材付き垂直探触子について述べたものである。〔1〕に適する数値を一つ選び、記号で答えよ。 探傷面の粗い鋼材の表層部を、表面粗さの影響をあまり受けずに、探傷するためにアクリル樹脂の遅延材付 垂直探触子を作りたい。探傷面から深さ40mmまで探傷できるものとし、かつ、遅延材の厚さが3mm磨耗 するまで使用できるように設計したところ、遅延材の厚さの設計値は〔1〕mmとなった。 ただし、アクリル樹脂の縦波の音速は2730m/s、横波音速は1430m/s、鋼の縦波音速は5920m/s、横波音速は 3255m/s である。またエコー幅の影響は無視する。

    22

  • 79

    次の文は、遅延材付き超音波探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    遅延材付きの垂直探触子では、遅延材内での多重反射エコーが現われるので、遅延材の長さにより探傷できる範囲が制限される。

  • 80

    次の文は、斜角探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    斜角探触子の接触面が磨耗すると、屈折角が変化することがある。

  • 81

    次の文は、広帯域探触子の使用について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    広帯域探触子を使用する場合、探傷器の受信帯域を探触子の公称周波数に合わせ、帯域幅を広帯域に設定する。

  • 82

    次の文は、くさび材料のポリスチレンを用いた斜角探触子について述べたものである。正しいものを 一つ選び、記号で答えよ。

    摩耗によって磨き減ったクサビを貼り替える場合、超音波の伝達特性を考慮すると、元のクサビの材質と同じ樹脂板が最適である。

  • 83

    次の文は、集束探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    集束探触子を使用する場合には、ビームの集束範囲内で使用するのがよい。

  • 84

    次の文は、フェーズドアレイ探触子について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答え よ。

    フェーズドアレイ探触子は、個々の振動子に電圧を印加する順番を電子的に調整することで、斜めに超音波を伝搬させることができる。

  • 85

    次の文は、デジタル探傷器について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    デジタル探傷器では、探触子の走査速度を早くすると探傷データを数値として記憶するため、その サンプリングを細かくしないとエコーの最大値が真の値と異なる場合がある。

  • 86

    次の文は、デジタル探傷器を用いた作業について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答 えよ。

    デジタル探傷器では、各種の探傷に適切なゲート位置、ゲート幅を調整する必要がある。

  • 87

    次の文は、デジタル探傷器について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    デジタル探傷器では、一般にMA表示機能を有しているものが多い。

  • 88

    次の文は、A,B及びCスコープ表示について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答 えよ。

    Aスコープとは、横軸に時間の経過をとり、縦軸に信号の大きさを表示する基本表示のことである。

  • 89

    次の文は、超音波探傷器の増幅直線性について述べたものである。最も増幅直線性の程度がよいものを一つ選び、記号で答えよ。

    STB-G V15-2.8 の標準穴のエコー高さを80%になるように感度を調整した後、6dBゲインを下げると エコー高さは43%になった。さらに6dBゲインを下げたときエコー高さは23%になった。

  • 90

    次の文は、超音波探傷器のパルス繰返し周波数について述べたものである。正しいものを一つ選び、 記号で答えよ。

    パルス繰返し周波数を高くすると、残留エコーが生じやすい。

  • 91

     次の文は、超音波探傷試験における接触媒質の選定について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    横波垂直探触子を使用する場合には横波専用の高粘性接触媒質を使用する。

  • 92

    次の文は、超音波探傷における試験片の標準穴について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    STB-A2の標準穴は、平底縦穴である。

  • 93

    次の文は、NDT指示書について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    NDT指示書は、購入者から提示を求められた場合、参考として開示しなければならない。

  • 94

    次の文は、板材を超音波探傷する際のきずエコーの発生予測について述べたものである。正しいものを 一つ選び、記号で答えよ。

    板材は圧延されるので、圧延方向に伸びた平面状のきずが板厚の中央付近に発生することが多い。

  • 95

    次の文は、鍛鋼品に発生するきずの特徴について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で 答えよ。

    ざくきずは、鍛鋼品のほぼ中心付近に集中して検出され、大きいきずの場合、底面エコーの低下が著しい。

  • 96

    次の文は、鋳鋼品に生じるきずについて述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    鋳込温度が低い場合、溶湯が鋳型内に完全に満たされず、湯回り不良が生じる場合がある。

  • 97

    次の文は、板厚が20mm程度の鋼板の突合せ溶接部に発生するきずについて述べたものである。 正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    CO2半自動溶接を行う溶接部は、風が強い場合などにシールドガスが飛散し、ブローホールなどが発生しやすい。

  • 98

    次の文は、板厚25mm程度の鋼板の、X開先溶接部におけるきずの発生の要因について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    被覆アーク溶接で多層盛の場合、表面側の溶接後、裏面側の溶接を行う場合、裏面側開先部のガウジングを十分行わないと内部の溶込み不良が発生しやすい。

  • 99

    次の文は、JIS G 0801の基づく厚鋼板の垂直探傷における探傷条件の選定について述べたものである。正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    鋼板の厚さが9mmの場合、使用できる探触子は二振動子垂直探触子だけである。

  • 100

    次の文は、JIS G 0801に基づく鋼板の探傷における探傷箇所について述べたものである。 正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

    鋼板の探傷箇所の走査区分C形は、鋼板の四周辺又は開先予定線だけを探傷する。