問題一覧
1
精神障害者のリカバリ(回復)について正しいのはどれか。
ストレングスモデルが適用される。
2
事実に反する内容にもかかわらず、正しいと確信し訂正不可能な障害はどれか。
妄想
3
知覚の障害はどれか
幻聴
4
統合失調症で幻聴に苦しむ患者への声かけで適切なのはどれか。
「苦しそうですね、大丈夫ですか」
5
躁状態でよくみられる症状はどれか。2つ選べ
誇大妄想, 観念奔逸
6
自開症スペクトラム障害にみられるのはどれか。2つ選べ。
習慣へのかたくななこだわりがある。, 非言語的コミュニケーションの障害がある。
7
セルフヘルプグループで適切なのはどれか。
治癒・回復者はメンバーに含まれる。
8
認知行動療法で患者に期待できる効果はどれか。
物事の捉え方のゆがみが修正される。
9
精神科デイケアの目的で最も適切なのはどれか。
対人関係能力の向上を目指す。
10
災害派遣精神医療チーム(DPAT)で正しいのはどれか。
被災地域の精神科医療機関と連携する。
11
抗精神病薬服用時の錐体外路症状にかんよするのはどれか。
ドーパミン
12
うつ病に最も関与が強い精神神経伝達物質はどれか。
セロトニン
13
Aさん(23歳、男性)は、総合失調症と診断され、入院してハロペリドールの投与が開始された。入院3日、39.5°Cの急激な発熱、発汁、協固縮および意識障害を認めた。 A さんの状態で考えられるのはどれか。
悪性症候群
14
Bさん(25歳、男性)統合失調症と診断された。抗精神病薬の内服を開始した2日後,B さんはそわそわして落ち着かず「足がムズムズする」と歩き回るようになった。Bさんにみられている状態はどれか。
アカシジア
15
Cさん(66歳,男性)は,統合失調症で25 年前から抗精神病薬を服用している。 常に口を動かしているため,何か食べていないか看護師が口の中を確認するが、何も入っていない。Cさんは「勝手に口と舌が動いてしまう」と言う。
遅発性ジスキネジア
16
抗うつ薬について正しいのはどれか。
SNRIは前立腺肥大症の患者には禁忌や慎重投与である。
17
精神症状の組み合わせで正しいのはどれか
情動失禁ー僅かな刺激で強い感情が生じる
18
躁病の治療薬はどれか
炭酸リチウム
19
長期に大量飲酒をした後で、急に断酒した際にみられるのほどれか
振戦せん妄
20
修正型電気けいれん療法について正しいのはどれか。2つ選べ。
筋弛緩薬を用いる, 薬物治療抵抗性のうつ病は適応になる
21
母親がD さん(27歳、統合失調症)に対して「親に甘えてはいけない」と言いながら、過度にD さんの世話をすることで、D さんが混乱していた。この親子関係を示すのはどれか。
二重拘束 <ダブルバインド>
22
うつ病で入院している患者が「自分の重大な過ちで皆に迷惑をかけてしまいました。 死んでお詫びします」という妄想を訴えた。この患者にみられるのはどれか。
罪業妄想
23
躁状態でよくみられる症状はどれか。
観念奔逸
24
精神疾患患者の家族の感情表出<expressed omotion :DD>で正しいのはどれか。
統合失調症の再発に関連がある
25
精神科病棟に入院している E「さんの服薬管理は,看護師が行っている。入院中の服薬を自己管理に移行できるかを判断する際に、看談師が情報収集する項目として優先度が高いのはどれか。
副作用の生活への影響
26
強迫症状を持つ患者への看護で適切なのはどれか
不安や葛藤のつらさを受け止める
27
病棟入口の鍵がかかっているかを 10分ごとに確認する行為を繰り返している患者 への対応で最も適切なのはどれか
趣味やグームを楽しめる時間を作りリラックスできるようにする
28
産褥期のマタニティーブルーの特徴ではないのはどれか。
産褥2週間以降に出現する
29
発達障害者支援法で発達際害と定義されているのはどれか。
学習障害
30
Asperger(アスペルガー) 症候群について正しいのはどれか。
知的能力の発達は保たれる
31
知的障害(精神遅滞) intellectual dicability mental retardationの原因となる疾患はどれか。
フェニルケトン尿症(phenylketonuria)
32
性同一性障害<CID>/性別違和<GD) について正しいのはどれか。
生物学的性と性の自己認識が一致しない
33
成人期早期に,見捨てられることに対する激しい不安,物質乱用や過食などの衝動 性,反復する自傷行為,慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的,職業的に不適応を生じるのはどれか。
境界人格(パーソナリティ)障害
34
集団精神療法の効果が最も期待できるのはどれか
薬物依存症
35
入院集団精神療法において看護師が担うリーダーの役割で正しいのはどれか
患者の非言語サインに注目する
36
精神保健及び精神障害者福祉に関する法<精神保健福祉法)において、精神科病院で隔離中の患者に対し、治療上で必要な場合に制限できるのはどれか。
家族との面会
37
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福社法)に定められている隔離について正しいのはどれか
開始した日時とその理由を診療録に記録する
38
平成16年(2004年)に示された精神保健医療福社の改革ビジョンの内容で正しい のはどれか。
地域生活支援の強化
39
次の法律のうち最も新しく制定されたのはどれか
ギャンブル等依存症対策基本法
40
精神科病院に入院中の患者の法的処遇について正しいのはどれか
患者は退院を請求できる
41
2人以上の精神保健指定医による診療結果の一致が要件となる人院形態はどれか
措置入院
42
医療保護入院で正しいのはどれか
患者の家族等の同意で入院させることができる
43
精神科病院に医療保談入院をしている患者から退院請求があった。入院継続の適否について判定するのはどれか。
精神医療審査会
44
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で,平成25年(2013年)に改正された内容はどれか。
保護者制度の廃止
45
精神科病棟における身体拘束時の看護で正しいのはどれか。
早期の解除を目指すための看護計画を立てる
46
精神疾患患者の権利に関して誤っているのはどれか。
患者宛ての信書に刃物が同封されていると思われる場合は、医療者が開封してよい
47
精神科病院で行動制限を受ける患者への対応で正しいのはどれか。
原則として2名以上のスタッフで対応する
48
精神医療審査会で審査を行うのはどれか
入院患者からの退院請求
49
自殺対策基本法で都道府県に義務付けられているのはどれか
自殺対策計画の策定
50
自殺念感を訴える患者で,自殺が最も切迫している状態はどれか。
自殺する日を決めている
51
Fさん(60歳,女性)は,統合失調症で 10年間入院していた。来月退院予定となったため,Fさん、医師、看護師でチームを作り,退院支援計画を立てることになった。Fさんは「両親も亡くなってしまい,これからの生活費や住む場所がとても心配だ」と訴えてきた。 退院支援を進めるにあたり,チームに加わるメンバーで最も適切なのはどれか。
精神保健福祉士
52
Gさん(43.歳、男性)は、全身後食感を訴え期にを受したところ、所機能保をが 照められ内科に入院した。さんは大阪飲酒を長期間続けており、アルコール依存症が 無われた。内科医からの体質で清料料区が多菜をしたとさは、見当識藤音はなかった。妻とに不件であり、半年前に仕事で大きなトラブルがあったため、朝から飲酒するようになり 飲酒量はさらに増えていた。Gさんに認められるのはどれか。
アルコールに対する耐性
53
Hさん(23歳女性)は、大学卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「スニフォームがくっようになりたいいとダイエットを始め、次第にやせが目が? ようになった。母親がHさんに食事を作っても「大るのが怖い」と言って食べず、体重は2週間で5kg減少した。心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害と診断され、開放病横へ入院した。入院時、身長160cm、体重87kgであった。入院から1週間の期間に観察すべき項目はどれか。2つ選べ。
過食の有無, 浮腫の程度
54
Iさん(22歳、統合失調症)は父親、母親、妹との4人暮らし。高校卒業後、アルバイトをしていたが、症状の悪化によって初めて精神科病院に入院した。退院後に一般企業で働きたいと希望している。看護師がIさんに提案するサービスで適切なのはどれか。
就労移行支援
55
次の文を読み,問題55・56・57に答えよ。 Jさん(16歳,女性)は,両親と楽と4人で都らしている。中学生の頃からモデルに憧れてダイエットを始めた。高校入学後は、大ることへの恐怖から食べた後に吐いたり、緩下剤を服用することも多くなった。次第にやせが顕著になり、無月経となった。Jさんの状態を心配した母親に伴われ、心療内科を受診し、医師から入院治療を勧められ、Jさんは入院した。 問題 55 入院時,」さんの身長は162cm,体重は36kg。体温 35.0°C。血圧 90/60mmlg。 脈拍 56/分,不整。血液検査で最も注意すべきデータはどれか。
血清カリウム
56
問題56 入院後服薬が開始された。体重と摂取エネルギーについては目標値を設定し、体重増加に応じて活動範囲を拡大していくことになった。医師からよさんに治療方針が説明され、行動範囲は病室内とし、食後1時間はベッド上で安静を保つように伝えられた。入院7日後, Jさんは「太るのが怖くて,また吐いてしまった」と暗い表情で看護師に話した。 看護師の対応で最も適切なのはどれか。
自分から嘔吐について話したことを肯定的に評価する
57
問題 57 入院1か月,J さんの体重は除々に増加してきたため、食後1時間はベッド上で安静とし、病棟内の歩行が許可された。Jさんは、頻繁に早足で廊下を歩いたり,病室でエアロビクスをしたりしている。入浴には 1 時間以上かけており,食後 1 時間の安静時間にはベッド上で腹筋運動をしていることがある。 この時点における看護師の対応で最も適切なのはどれか。
Jさんと1日の過ごし方について話し合う。
58
次の文を読み,問題58・59・60に答えよ。 Kにさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主体)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増してしまい眠れない。会社に行くのが苦しい入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Kさんから「又は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。 問題58 看護師のk さんへの対応で最も適切なのはどれか。
薬を飲みたくない理由を尋ねる。
59
問題 59 入院後1か月、面会に来た麦から、「夫の会社から休業給付が出ないかもしれないと言われました。子どもが小さく、生活費もかかるので、入院費用が払えるか心配です」と看護師に相談があった。妻の相談に関して、看護師が連携する職種として最も適切なのはどれか。
精神保健福祉士
60
問題60 Kさんのうつ症状は改善し、多職種で退院に向けた話し合いを始めた。会社の休職制度を利用し休んでいるK さんは、「薬が効いたので、今後も薬を飲み続けることが大切だと思っている。異動したばかりなので仕事に早く戻らなければと思うが、休職してからずっと入院しているので、すぐに働ける自信がない」と看護師に話した。退院に向けてK さんが利用する社会資源で適切なのはどれか。
リワーク支援
61
次の文を読み,問題 61・62・63に答えよ。 Lさん(50歳,男性)は,23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に,彼害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自修他害の恐れは消失し、医療保談入院へ切り替えられたが、幻覚や安想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから,退院を検討することになった。Lさんの退院について,両親は「退院は反対。入院前のように隣人とトラブルになるのではないかと不安です。私達も高齢になってきたので負担が大きいです」と話した。 問題 61 このときの両親への看護師の対応で適切なのはどれか。
退院後に活用できる社会資源について情報提供する。
62
問題 62 その後もLさんの両親は,高齢であることを理由に自宅への退院には同意しなかった。Lさんの退院を計画的に進めるために行うことで適切なのはどれか。
医療保護入院者退院支援委員会の開催
63
問題63 Lさんの退院については,アパートでの単身生活か、共同生活援助(グループホーム)での生活を目指すことになった。Lさんの精神科リハビリテーションを進めるにあたり,病棟看護師が連携する職種で最も優先度が高いのはどれか。
退院後生活環境相談員
64
次の文を読み、問題64.65.66に答えよ。 Mさん(19歳、男性)は、実家近くのアパートに1人で雑らしている。ある日、練路沿いの道を裸足で歩きながら険しい表格でカッターナイフを振り回し、ぶつぶつ独り言を言い続けていたことから警察に保護された。Mさんは、警察から連絡を受けた両親とともに精神科病院を受診したが、「自分は命を狙われている」「この人たちは自分の親じゃない」と言い、医療者に対しても抵的な機度をとっている。診察の結果、Mさんは総合失調症と診断された。Mさんの頭髪は引れ、食事や販限がとれていない様子であったため、そのまま医療保護入院をすることになった。 問題64 入院当日にMさんの両親から情報収集する内容として、優先度が高いのはどれか。
Mさんの入院に関する両親の受け止め方
65
問題 65 入院後2週が経過した。M さんの母親が疲れた表情で「Mはまだ誰かに殺されるのではないかと怖がっています。M はなぜこんな病気になったのでしょうか。親としてどのようにMに接したらよいのかわかりません」と担当の看護師に相談してきた。この時点でMさんの両親に勧めるのはどれか。
家族心理教育
66
問題66入院後2か月が経過し、主治医からは退院の話も出始めた。Mさんは入院をきっかけに大学を休学している。Mさんの両親が「Mは学業の遅れを心配して,退院後すぐに復学したいと言っています。Mはすぐに復学できるのでしょうか」と相談してきた。 看護師の説明として適切なのはどれか。
「まずは家庭での日常生活に慣れることから始めましょう」
67
次の文を読み、問題 67,68,69に答えよ。 Nさん(28歳、女性、外国)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、先は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Nさんが「お客さんが自分の店日を香っている」と話したが、夫は気にしなかった。 その後、アルバイト先の上司から「N さんが奇声を発している」「ぶつぶっと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受し、統合失調症と診断されて入院となった。入院時、Nさんの後は乱れ、誰かに見張られている気がするとはえていた。 問題67 入院当日に看護師が行う情報収集で最も優先するのはどれか。
症状が日常生活に与える影響
68
問題 68 入院後、担当看護師は毎日面会に来ている夫の表情が気になり声をかけた。夫は「先生から統合失調症には様々な症状があるとお聞きしました。入院して妻は落ちつきましたが、これからどう接していけばいいのか悩んでいます」と話した。担当看護師はチームカンファレンスで夫の様子を伝え、主治医の判断で、夫に家族心理教育への参加を促すことになった。 担当看護師が夫に家族心理教育を勧める声かけで適切なのはどれか。
「Nさんの症状と対応について学ぶことができます」
69
問題 69 入院後2か月が経過した。N さんは独り言を言うことはあったが、他の入院患者と口論になることはなかった。作業療法上から「Nさんは手先が用で、作業療法中は楽しそうに過ごしています」と情報を得た。退院に向けた担当看護師との面談で、Nさんは「手芸が楽しかった」「家に1人でいると寂しい」と話した。退院に向けて Nさんに提案する社会資源として適切なのはどれか。
精神科デイケア
70
患者を全人的にとらえるBio(バイオ)Psycho(サイコ)Social(ソーシャル)modelがある。
Bio(バイオ)生物学的視点 Psycho(サイコ)心理学的視点 Social(ソーシャル)社会的支援
71
生きる力と強さに着目した援助には、リカバリ(回復)・ストレングス(強み、力)がある。他の2つを記述しなさい。
レジリエンス、エンパワーメント
72
共同意思決定とは何か説明しなさい。
医師などの専門家と精神疾患の当事者が治療のゴールや希望、治療における互いの役割について話し合い、共に適切な治療を見つけ出すこと
73
共同創造とは何か説明しなさい。
サービス利用者とサービス提供者が対等な立場で取り組み、よりよいサービスを作っていくこと