問題一覧
1
吸収性縫合糸の抗張力は何日以内に喪失するか
60日
2
非吸収性縫合糸は何日以上保持されるか
60日
3
縫合糸の複糸と単糸ののことをそれぞれなんというか また、感染が起きやすいのはどっちか
複糸、マルチフィラメント(感染起きやすい) 単糸、モノフィラメント
4
皮膚の離断が皮下組織や筋肉まで到達したものをなんというか
開放性損傷
5
皮膚の離断が表皮や真皮にとどまっているものをなんというか
非開放性損傷
6
鋭器による開放性損傷で、創縁は直線状の傷をなんというか
切創
7
鋭利な刃物(アイスピックなど)によって傷口は小さくとも深部まで損傷した傷をなんというか
刺創
8
鈍的外力によって起こる開放性損傷 創縁は不整、不規則な傷をなんというか
挫創
9
鈍的外力により表皮が過度に伸展されて生じる開放性損傷 創縁は不規則な傷をなんというか
裂創
10
重量のある物体が体表面に打ち付けられて生じる開放性損傷 創縁は直線状で皮膚が分断される傷をなんというか
割創(かっそう)
11
摩擦などの外力によって皮膚表皮が削り取られた創傷をなんというか
擦過傷
12
縄やゴムなどで締め付けられた創 組織や血管などが圧迫される状態の傷をなんというか
絞扼創(こうやくそう)
13
杭や鉄など刃物以外の比較的鈍い棒状の構造物が刺入して生じる開放的損傷をなんというか
杙創(よくそう)
14
交通事故等で皮膚や皮下組織が強い牽引力によって筋組織から剥脱されて生じる皮膚損傷のことをなんというか
剥皮創(はくひそう)(剥離創)
15
咬まれたことによる開放性の損傷をなんというか
咬創
16
鈍性外力による圧挫が原因の非開放性損傷をなんというか
挫傷
17
咬まれたことによる非開放性損傷をなんというか
咬傷
18
ある部位が長時間圧迫されたことによりその部分の血流障害が起こり組織が壊死、損傷される傷をなんという また、どんな動物に生じるか
褥瘡(じょくそう) 高齢、神経麻痺の動物に生じる
19
褥瘡(じょくそう)が起きやすい部位とその例を4つ
脂肪や筋肉の少ない部位 1、腰 2、肩 3、踵 4、膝
20
組織の連続性の修復 断端が密着し、肉芽組織が盛り上がらず治癒最小限の傷跡をなんというか
一次治癒
21
組織の 欠損部で肉芽形成と再上皮化を経て、緻密な結合組織が盛り上がるように治癒幅が広がり、色調や質感が周囲皮膚とは異なった瘢痕(ハンコン)のことをなんというか
二次治癒
22
創が汚染されている場合に開放して、数日後に良好な状態の肉芽組織を縫合閉鎖する創傷治癒の形態をなんというか
遷延性一次治癒(三次治癒)
23
創が汚染されている場合に開放して、数日後に良好な状態の肉芽組織を縫合閉鎖する創傷治癒の形態をなんというか
遷延性一次治癒(三次治癒)
24
①〜③の治癒をそれぞれなんというか
1、一次治癒 2、二次治癒 3、三次治癒
25
二次治癒の創部の洗浄を行う細胞2つ
1、マクロファージ 2、好中球
26
二次治癒の増殖期になった時に生じる変化を2つ
1、活発な血管新生 2、コラーゲンの合成
27
二次治癒の治癒過程で再構築期を別名なんというか
リモデリング期
28
創傷治癒が遅れる原因を4つ
1、ステロイド投与 2、糖尿病 3、死腔 4、低温(低体温)
29
創の分類で治癒が阻害されることなく急速に治癒へ向かう創傷をなんというか
急性創傷
30
何らかの阻害因子により正常な治癒過程とならず、長期にわたって治癒が遅延する創傷をなんというか
慢性創傷
31
治癒を妨げるような因子を取り除くことで治りにくい状況を改善することをなんというか また、そのためにチェックすることを4つ(TIME)
創面環境調整(Wound bed preparation) チェック T、壊死組織 I、感染/炎症 M、湿潤 E、創辺縁
32
感染・壊死組織を除去し、創を正常化することで他の組織への影響を防ぐ外科的処置のことをなんというか
デブリードマン
33
ドレーンの開口部が外側に露出し、細菌侵入の危険性があるドレナージをなんというか
開放式ドレナージ
34
ドレーンの先端部に排液バック(ボトル)が接続されており、外気に触れることなく排液できるドレナージをなんというか
閉鎖的ドレナージ
35
包帯法の目的3つ
1、創傷部の保護 2、固定 3、手術後の患部安静 4、出血部位を止血するための圧迫 5、骨や組織などの位置の整復 6、出血と浮腫の軽減
36
包帯法実施の際の注意点で長期の固定は何による運動障害を生じるか また、運動障害を防ぐために「何が出来る」ように「何を保つ」か
筋萎縮 「屈伸」が出来るように「良肢位」を保つ
37
関節がそのまま硬直や拘縮を起こしても、日常動作に対する障害を最小にとどめられる肢位のことをなんというか
良肢位
38
包帯法実施の際、何が観察できるようにしておくか
末梢部
39
包帯を剥がす際に血液や滲出液などで包帯と皮膚が密着している時はどうやって剥がすか また、テープを剥がす際は何を使用するか
包帯、生食などで濡らして剥がす テープ、リムーバーを使用する
40
①〜④に当てはまる巻軸包帯の各部名称
①帯尾 ②帯身 ③巻軸 ④帯頭(軸芯)
41
写真のように包帯を単純にぐるっと重ねてまく方法をなんというか
環行帯
42
写真のように包帯を1/2~1/3ぐらい重ねてずらして巻き上げる方法をなんというか
らせん帯
43
巻軸をやや斜め上方に向けながら、先に巻いた包帯に重ねず間隔あけて巻く包帯法をなんというか
蛇行帯
44
写真のように一巻ごとに包帯をV字に折り返して巻く方法をなんというか
折転帯(せってんたい)
45
写真のように関節部の可動性を残しながら8の字に巻く包帯法をなんというか
亀甲帯
46
写真のように肩や股関節など体幹部に連結した関節部に用いる包帯法をなんというか
麦穂帯(ばくすいたい)
47
写真のように踵など、三角形になる部位に対して用いる包帯法をなんというか
三角帯(三角巻き)
48
包帯法に密接な創傷管理のポイント3つ
1、綺麗な創部にする(デブリードマン) 2、乾かさない 3、消毒しない 4、適したドレッシング材を使う 5、ドレッシング材の上から包帯を巻く
49
多量の水分を含んだ親水性ポリマーによるジェル材で、デブリードマンを必要とする壊死の残る創面に一次ドレッシングとして使用されるドレッシング材は何か
ハイドロジェル・ドレッシング
50
親水性のコロイド層をポリウレタンフィルムで覆ったドレッシング材をなんというか
ハイドロコロイド・ドレッシング
51
皮膚に切込みを入れることにより皮膚の伸展性を変化させる方法をなんというか
減張縫合
52
皮膚、皮下組織(血管)ごとフラップ状に剥離した皮膚を移動して欠損部を覆う方法をなんというか
皮弁(フラップ)
53
皮膚の1部を完全に分離して皮下組織を除去した状態のものを欠損部に移植する方法をなんというか
植皮(グラフト)
54
写真の①〜⑤に当てはまる創傷各部の名称
①創口 ②創縁 ③創面 ④創底 ⑤創腔
55
創傷の治癒形態の分類は4パターンに分けられるが、写真のa〜dに当てはまるものをそれぞれ
a、一次治癒 b、二次治癒 c、遷延性一次治癒 d、表皮的剥脱創の再生治癒
56
手術後の縫合創などに一次または二次ドレッシングとして使用されることが多いポリウレタン製の通気性のある薄いフィルム状のドレッシング材をなんというか
フィルム・ドレッシング
57
血管の連続性による皮弁の分類で、皮弁に栄養する主要血管があるのはどっちか
主軸型皮弁
58
手術前の骨折の一時的な固定や、肘または踵関節より遠位の創傷ドレッシング材の固定などを目的とした写真のような包帯法をなんというか
ロバート・ジョーンズ法
59
足底の外傷管理などの際に前肢による負重を防ぐための写真のような包帯法をなんというか
カーパル・スリング法
60
後肢を挙上した状態を維持させて固定する写真のような包帯法をなんというか
エーマー・スリング法
61
写真のように前肢による負重を避けるための包帯法をなんというか
ヴェルポウ・スリング法
62
動物に用いられる鎮痛薬で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を3つ
1、カルプロフェン 2、メロキシカム 3、ロベナコキシブ
63
動物に用いられる鎮痛薬で、非麻薬性オピオイドを2つ
1、ブトルファノール 2、ブプレノルフィン
64
動物に用いられる鎮痛薬で、麻薬性オピオイドを2つ
1、フェンタニル 2、モルヒネ
65
動物に用いられる鎮痛薬で、全身性麻薬を2つ
1、ケタミン 2、アルファキサロン
66
動物に用いられる鎮痛薬で、a2受容体作動薬は何か
メデトミジン
67
動物に用いられる鎮痛薬で、局所麻酔薬を2つ
1、リドカイン 2、ブピバカイン