問題一覧
1
炭素鋼は鉄と炭素の合金であるが、 固溶体の組織としては、〇〇型固溶体に属する。〇〇は何か。
侵入
2
炭素原子などが金属原子の転移を起こしにくくする現象。機械的性質が向上する
コットレル効果
3
この格子の名称は(省略せずに日本語で)
体心立方格子
4
この格子の名称(省略せずに日本語で)
面心立方格子
5
化学組織は等しいが、物理的性質の異なるものを何と言うか
変態
6
変態が発生する温度
変態点
7
工業的には、炭素が何%以下の鉄を純鉄というか
0.0218
8
何度以下の鉄をα鉄と呼ぶか
912
9
α鉄の格子は何か
体心立方格子
10
α鉄に炭素が固溶したもの(漢字とカタカナ)
α固溶体, フェライト
11
α鉄が固溶できる炭素は、何度で最大何%か
727℃, 0.0218%
12
炭素量が何%から何%のものを炭素鋼、鋼と呼ぶか(小さい順に答えて)
0.0218%, 2.14%
13
炭素量何%以上を、鋳鉄と呼ぶか
2.14%
14
γ鉄は何度から何度までのものか(小さい順に答えて)
912℃, 1394℃
15
γ鉄の格子は(漢字で)
面心立方格子
16
γ鉄に炭素が固溶したものを何というか(漢字とカタカナ2つ)
γ固溶体, オーステナイト
17
γ鉄は何℃で何%の炭素を固溶できるか
1147℃, 2.14%
18
鋼の鍛造や圧延は、延性に優れるのである組織で行われる。その組織の名称
オーステナイト
19
δ鉄は何度から何度か(小さい順に)
1394℃, 1536℃
20
δ鉄の格子は(日本語で)
体心立方格子
21
δ鉄に炭素が固溶したものを何と言うか
δ固溶体
22
δ鉄は何度で何%の炭素を固溶できるか
1490℃, 0.08%
23
固溶できない炭素は鉄と反応して化合物(炭化物)になるが、その名称と化学式
セメンタイト, Fe3C
24
セメンタイトは何%の炭素を含むか
6.7%
25
炭素量が0.76%の炭素鋼を何と言うか
共析鋼
26
727℃以上(オーステナイト)から徐冷していくと、何と何が層状に析出するか(カタカナで答えて)
フェライト, セメンタイト
27
フェライトとセメンタイトが層状になってる組織を何と言うか
パーライト
28
炭素量が0.76%よりも少ない状態でオーステナイトから徐冷していくと、フェライト(α固溶体)とパーライトが混ざったものが出てくる。これを何鋼と言うか
亜共析鋼
29
炭素量が0.76%よりも多い状態でオーステナイトから徐冷していくと、セメンタイト(Fe3C)とパーライトが混ざったものが出てくる。これを何鋼と言うか
過共析鋼
30
炭素量が多くなると何が増すか。全て答えよ
引張強さ, 硬さ
31
炭素量が多くなると何が減少するか。全て答えよ
伸び, 展延性
32
SS400の日本語名
一般構造用圧延鋼材
33
S45Cの日本語名
機械構造用炭素鋼鋼材
34
SK120の日本語名
炭素工具鋼鋼材
35
1~4に入るものを順番に(漢字を使って答えよ)
δ固溶体, γ固溶体, α固溶体, 融液
36
冷却速度が大きいとできる鋳鉄は
白鋳鉄
37
冷却速度が小さいとできる鋳鉄は
ねずみ鋳鉄
38
白鋳鉄とねずみ鋳鉄で硬くてもろいのはどっちか
白鋳鉄
39
鋳鉄の特徴として正しいものは
硬くて脆い, 切削性に優れる, 耐食性に優れる, 耐磨耗性がある, 減衰能がある(白鋳鉄を除く)
40
ねずみ鋳鉄は黒鉛が片状に分布した鋳鉄である。このような鋳鉄を何と言うか
片状黒鉛鋳鉄
41
FC200の日本語名
ねずみ鋳鉄
42
低S,低Pの鋳鉄にMgを添加すると,黒鉛が球状になる。高い引張強さ (~800MPa)と靭性をもつこの鋳鉄の名前は
球状黒鉛鋳鉄
43
FCD500の日本語名
球状黒鉛鋳鉄
44
引張荷重Wと断面積Aから引張強さσを求める式
σ=W/A
45
もとの長さl(エル)と変形量Δlからひずみεを求める
ε=Δl/l
46
W:ハンマ重量 R:ハンマ長さ α:振り上げ角度 β:破壊後の角度 g:重力加速度 として、破壊に要したエネルギーUを求める
U=WRg(cosβ-cosα)
47
加熱・冷却により、鋼の組織を変化させ、目的の機械的性質を得る処理。
熱処理
48
炭素鋼に水冷による焼入れを行うと得られる組織の名前を答えよ
マルテンサイト
49
オーステナイトから急冷する熱処理を何と言うか
焼入れ
50
焼入れをすると割れやすくなるが、その原因を2つ答えよ
残留オーステナイト, 残留応力
51
炭素鋼の焼入れの冷却処理を、水冷から油冷に変えると、何という組織が生じるか
トルースタイト
52
焼入れの際に水冷と油冷があるが、油冷にすると何が変わるか
冷却速度
53
トルースタイトの組織はどのようになっているか
極微細なフェライトとセメンタイト
54
焼入れ後に所定の温度まで再加熱し、急冷する熱処理
焼戻し
55
焼入れ後に焼戻しを行う理由
硬さを減じ、延性、靭性を回復させる
56
焼戻しを高温で行うほど増えるもの
靭性, 延性
57
~200℃(低温焼戻し)だとどのような組織になるか
マルテンサイト
58
350~400℃で焼戻しをするとどのような組織になるか
トルースタイト
59
400℃~で焼戻しをするとどのような組織になるか
ソルバイト
60
図には、高炭素鋼における焼戻し温度と材料の耐衝撃性の関係を表したものである。急激にもろくなる温度Xがあるが、この温度は何℃か。また、 この現象の名称を管えよ。
250℃, 250℃脆性
61
鋼をできるだけ加工しやすくする熱処理は
焼なまし
62
炭素鋼をできるだけ加工しやすくする処理に、「軟化焼なまし」があるが、焼なまし温度へ加熱後、どのような処理を行うか
炉冷
63
焼なまし後の炭素鋼の組織は
パーライト
64
鋳造、圧延、鍛造でつくった製品は組織が不均一なため行う、均一化のための熱処理は
焼ならし
65
焼ならしは所定の温度で加熱後、どのように冷やすか
空冷
66
焼ならし後の組織は
微細なパーライト