問題一覧
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【No.051】組織管理論「ア〜ウ」とその人間観「A~C」の組合せで、妥当なはどれか。 ア 科学的管理法 イ 人間管理論 ウ 近代管理論 (人間観) A この組織管理論では、人間を動機的モデルとしてとらえる。 B この組織管理論では、人間をマシン・モデルとしてとらえる。 C この組織管理論では、人間を意思決定モデルとしてとらえる。
3 ア=B イ=A ウ=C
2
【No.052】組織における人間に関する仮説において、「管理人」を説明しているのは、次のどれか。
4 人間は、外部から課される刺激や統制によって、制約された合理性の下で意思決定を行おうとして、組織に適応する。
3
【No.053】「H.D. クーンツ及びC.J.オドンネルは、経営管理の要素うち、ある管理の要素をはずしている。これは経営管理の本質であり、経営者の職能の本質であると考えたからである。」上文の『ある経営管理の要素』とは、次のどれか。
2 調整
4
【No.054】テーラーの科学的管理法の記述として、妥当なのはどれか。
1 テーラーの科学的管理法は、19世紀末にアメリカで行われていた「成り行き管理」を誤れる観念として改善し、高賃金と低労務費を実現する方法として、考案された。
5
【No.055】テーラーの科学的管理法の記述として、妥当な組合せはどれか。 【A】 ①課業の設定 ②標準的諸条件 ③差別的出来高給 【B】 ①職能管理の原則・・・職能的組織 ②経営統制の原則(権限の委譲)・・・例外の原則 ③計画と作業の分離・・・計画部の設置 テーラーの「科学的管理法」は、【A】と【B】の2つから成り立っている。
5 A 課業管理 B 職能的管理
6
【No.056】テーラーの科学的管理法の記述として、妥当なのはどれか。
2 テーラーは、これまでの過去の経験や勘による成行管理を改め、職能管理の原則を導入した。
7
【No.057】テーラーの科学的管理法の記述として、最も妥当なのはどれか。
5 科学的管理法には、低労務費と高賃金を打ち出し、もって課業の「統制」を図ることに、主なるねらいがある。
8
【No.058】「テーラーの科学的管理法の出発点は、労働者の1日の正当な仕事量すなわち、課業管理を科学的に設定し、それに対して賃金を定めることによって、労働者の組織的怠業の原因を除去することにあった。」 上文の課業管理を設定するにあたって、基準となったのは次のどれか。
1 一流労働者の高い能率
9
【No.059】フェイヨルの管理論の記述の空欄にあてはまるものは、次のどれか。 フェイヨルは、企業経営に必要とされる職能を、①技術、②営業、③財務、④保全、⑤会計及び⑥管理とに区分した。だがこの職能が、他の5つの固有職能と明確に区別される基礎には、社会体の概念がある。この社会体の概念こそH・フェイヨルの組織論の本質をなすものである。この職能とは[ ]をいう。
3 管理職能
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【No.060】フェイヨルは、「管理」の過程を要素としてとらえ、A・B・C・D・Eの5つを指摘した。その後、多くの管理論者が、これにほぼ準拠したが、管理に対する認識の多少の相違にしたがって独自の用語を選択し、さまざまな区分を行っている。 しかし、全般的にみて、A・B・Eという3つの職能ないし要素は、各論者に共通のものであり、管理の基本的過程を構成するものとみてよいであろう。 上文の空欄A~Eの語句の組合せとして、妥当なのはどれか。
3 A 計画 B 組織 C 指揮 D 調整 E 統制
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【No.061】フェイヨルの管理論の記述として、妥当なのはどれか。
5 フェイヨルの管理原則の階層化の原則は、階層は上方から下方まで鎖で結ばれているとしたが、迅速性を求めるときは、階層の横の連絡を利用する渡り板の原則を挙げた。
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【No.062】メイヨーらの「人間関係論」が広く受け入れられた当時の社会的背景の記述として、妥当なのはどれか。
4 労働者の生活水準が向上する一方で、生産過程の機械化・自動化が進展し、職場レベルでの労働疎外が進行するのを克服していく必要があった。
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【No.063】メイヨーの組織論の記述の空欄A〜Cの語句として、妥当なのはどれか。 フォーマル組織とインフォーマル組織という概念は、1930年から 1950年代にかけて、メイヨー等によって行われたAの成果として、労働者は職場の人間関係に規制されて行動していることが明らかにされ、Bで論じられたものである。 Bの理論においては、職務遂行に携わる公式組織以外に、親密な個人的関係によって形成されるCが存在していることが見出された。
3 A ホーソン工場実験 B 人間関係論 C インフォーマル組織
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【No.064】メイヨーらによって展開されたホーソン実験は、最初から経営における人間関係の問題を明確に意識して始められたものではなく、労働科学的な研究として職場の物理的環境が作業能率に及ぼす影響を調べる目的で始められた。 1924年から2年半にわたって行われたAでは、作業能率は労働者の物理的、生理的環境の関数であると考えられていたそれまでの仮説を必ずしも立証することができず失敗に終わった。この実験を契機として、次に行われたBの中で物理的作業条件よりも人間の満足という感情的要素が重要であり、また、労働者は単なる孤立した個人ではなく、集団として心理的動機を持つことが明らかにされた。さらにCにおいては、労働者の態度や感情は彼らが生活している人間関係の状態を把握しなくては理解し得ないことが確認された。やがてDを通じて個々の労働者は会社の定めた公式ルールばかりでなく、インフォーマルな集団の統制力に左右される「社会的存在」であるということが立証されるに至った。こうした数次にわたる実験の過程からなるホーソン実験は、職場集団内における労働者の態度と行動を理解するカギとして、かつて全く無視ないし軽視されていた人間の心理的、内面的側面をクローズアップした点で、先駆的で、画期的な臨床実験であったと言える。 上文の空欄A~Dの語句の組合せとして、妥当なのはどれか。
5 A 照明実験 B 継電器組立実験 C 面接実験 D バンク配線実験
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【No.065】 ホーソン実験の記述として、妥当なのはどれか。
1 ホーソン実験では、従業員は、安定感や帰属感の欲求を満たそうとする社会的欲求に動機づけられていることがわかった。
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【No. 066】人間関係論の関係図のA~Cの語句として、妥当な組合せはどれか。 A 経営、技術組織 B 経営、技術組織、人間関係、フォーマル組織 C 経営、人間関係、インフォーマル組織
2 A コストの理論 B 能率の理論 C 感情の理論
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【No.067】人間関係論の記述として、妥当なのはどれか。
5 人間関係論では、従業員は、インフォーマル組織の中で安定感や帰属感を満たす依存的人間であるとする仮説に立っている。
18
【No.068】人間関係論の記述として、妥当なのはどれか。
2 人間関係論は、集団の中で安定感や帰属感を得たいという組織成員の社会的欲求の満足度が高いほどモラールが高く生産性も高いという仮説を唱えたが、その後必ずしもそのような関係がないことが実証され、批判されている。
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【No.069】バーナードによれば、組織の存続はシステムの均衡に依存する。この均衡は、第一次的には内的なものであり、A、B、Cの『3要素』間のつり合いの問題であるが、究極的、基本的にはシステムとそれに対する外的な全体状況との間の均衡である。 この外的均衡は、そのうちに二つの条件を含む。 第一は組織のDであり、それは環境状況に対して組織目的が適切か否かの問題である。第二は組織のEであり、それは組織と個人との間の交換の問題である。 上文の空欄A~Eにあてはまる語句の組合せとして、妥当なのはどれか。
5 A 共通目的 B 恊働への意識 C コミュニケーション D 有効性 E 能率
20
【No.070】バーナードの組織論の記述として、妥当なのはどれか。
1 彼の言うリーダーシップの有効性の幅の観念は、伝統的管理論におけるスパン・オブ・コントロールの概念に相応する。
21
【No.071】バーナードの組織論の記述として、妥当なのはどれか。
4 彼は、管理の行われる場を複数の組織構成員の相互依存的な組織的意思決定の体系として把握している。
22
【No.072】バーナードは、権限が受け入れられる下位者の範囲について「無関心圏」を設定した。次の無関心圏(Zone Of Indiference )の記述として、妥当なのはどれか。
4 他の事情が等しい限り、無関心圏が狭くなるほど、管理者の権限は不安定性を増すことになる。
23
【No.073】バーナードの組織均衝論による組織参加への意思決定である「誘因と貢献」の記述として、妥当なのはどれか。
1 誘因が貢献よりも大であるか又は両者が等しい場合にのみ、人は組織への参加を続ける。
24
【No.074】意思決定論記述として、妥当なのはどれか。
3 サイモンは、意思決定を日常的(定型的)か、非日常的(非定形的)かで分類し、定型的意思決定は問題が簡単であり、解決のための意思決定プロセスが過去の経験則などから導き出せる一方、非定形的意思決定は問題が複雑で、過去の経験則では対応できないと主張した。
25
【No.075】サイモンの組織影響力理論の記述として、妥当なのはどれか。
5 組織影響力は、決定前提を組織構成員に供給することで、その意思決定に影響を及ぼし、それによって各人の意思決定の組織的合理性と組織統合性とを高める機能を有する。
26
【No.076】サイモンの組織影響力理論は、組織の構成員に対して決定前提を供給することによって、その意思決定に影響を及ぼすとするものである。この組織影響力理論は、影響力の外部的側面(個人の意思決定に対する刺激をコントロールする側面)と内部的側面(意思決定の刺激に対する反応を決める個人の心理的な要因に与える影響力の側面)とを区別しているが、主として、後者に属するものの組合せとして、妥当なのはどれか。 A 意思決定に必要な情報が流れるフォーマルなコミュニケーション・システムを設定することによって、各人が合理的な意思決定を行えるようにする。 B インフォーマルなコミュニケーションの経路を通じて、情報の制約からくる合理性の制約を克服することによって、各人の意思決定に影響を及ぼす。 C 組織忠誠心を通じて、組織目的に対する個人の同一化を確保することによって、個人の意思決定の組織的合理性を高める。 D 仕事の特殊化を行い、各人に遂行すべき職務を割り当てることによって、その職務の達成に各人の注意を集中させる。 E 階層的権限のシステムを設定することによって、意思決定を各管理段階に伝達し、各人の意思決定に影響を及ぼす。 F 限られた資源から最大の成果をあげるための意思決定の基準を、各人に注入し、教育することによって、各人の意思決定の合理性を高める。
5 C、F
27
【No.077】サイモンは、公式組織における非定形的な意思決定のための近代的技術(方法)として、「ヒューリスティックな問題解決法」を提示している。 このギリシャ語の「発見する (Find)」という語に由来する「ヒューリスティック」とは、問題解決活動での探索(Search)の現象に貢献する原理(または方策)であるが、これを具体化するものとして、妥当なのはどれか。
2 巧妙な試行錯誤
28
【No.078】サイモンの「計画のグレシャムの法則」の記述として、妥当なのはどれか。
3 この法則は、一人の管理者が定型的意思決定と非定型的意思決定の両職務を担当しているときには、前者を優先的に取扱い、後者の業務を後回しにしたり、無視したりする傾向があるとする法則である。
29
【No.079】サイモンは、意思決定を定型的意思決定と非定型的意思決定とに分け、それぞれの意思決定の手法を伝統的なものと現代的なものとに区分しているが、意思決定をこの方法により分類した場合、妥当なのはどれか。
5 オペレーションズ・リサーチに基づく意思決定は、現代的な定型的意思決定である。
30
【No.080】モチベーション論とその論者の組合せとして、妥当なのはどれか。 A 期待理論 B 目標管理 C 未成熟・成熟理論 D 動機づけ要因・衛生要因 E マネジリアル・グリット理論 あ シュレイ い アージリス う ブレーク・ムートン え ブルーム お ハーツバーグ
4 A-え B-あ C-い D-お E-う
31
【No.081】モチベーション論の記述として、妥当なのはどれか。
5 ブルームは、期待理論において打算的で合理的な人間を仮定し、そのような人間が与えられた仕事を達成しようとする動機づけの強さを、期待と誘意性という二つの要素の積によることを主張した。
32
【No.082】チャンドラーの経営学の記述として、妥当なのはどれか。
2 彼は、アメリカの大企業における組織の発展過程の研究をもとに、組織は、戦略に従うという命題を提示した。
33
【No.083】アンゾフの企業戦略論の記述として、妥当なのはどれか。
5 アンゾフの企業戦略は、長期的な目的達成を可能ならしめるフレームワークとして成長ベクトルを示し、戦略分類のフレームとしては市場や製品を基準としている。
34
【No.084】アンゾフの成長ベクトルのマトリックスを表した表中の空欄A~Dに該当する語句の組合せとして、妥当なのはどれか。 A 現製品 現市場 B 現製品 新市場 C 新製品 現市場 D 新製品 新市場
5 A 市場浸透戦略 B 市場開発戦略 C 製品開発戦略 D 多角化戦略
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【No.085】アンゾフの「成長ベクトル」の記述として、妥当なのはどれか。
5 多角化戦略とは、新規の製品により、新たな顧客を開拓することで成長を遂げる戦略であり、流通会社が銀行業を展開するような戦略である。
36
【No.086】アンゾフのシナジー効果の記述として、妥当なのはどれか。
4 シナジー効果のある領域に、競争上の差別化を行うことによって、企業は、競争上の優位に立つことができる。
37
【No.087】アンゾフのシナジー効果の記述として、妥当なのはどれか。
3 シナジーは、企業が多角化する際などに発生する相乗効果とよばれるものであり、既存事業と新事業間の経営資源の共有により生み出される。
38
【No.088】経営の多角化のタイプとして、アンゾフは、水平型多角化、垂直型多角化、集中型多角化及び集成型多角化の4つに分類している。この経営の多角化の記述として、妥当なのはどれか。
1 多角化戦略は、製品と市場において新規の事業分野に進出する企業戦略であり、拡大戦略よりもリスクや不確実性が高い。
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【No.089】P.F.ドラッカーの組織論によって提唱された[ ]は、一つには事務職・専門職層へ適用できること、二つには能力開発主義の人事管理に導入して能力開発を従業員の自己啓発として促進しうることから、小集団管理の主軸として活用されている。 上文の空欄にあてはまるものとして、妥当なのはどれか。
5 目標による管理
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【No.090】組織スラックとは、それ自体は、余裕又は無駄を意味する。組織スラックは企業存続の安全弁の役割を果たしているが、サイヤ=マーチの行動科学理論における「組織スラック」の発生・消滅の記述として、妥当なのはどれか。
1 企業は、環境の悪化期には大幅なコストダウンなどを行い、意識的、計画的に組織スラックを消滅させる。
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【No.091】組織スラックの記述として、妥当なのはどれか。
4 企業の意思決定が満足基準に従って行われるために、組織スラックは発生するものである。
42
【No.092】企業における組織としての意思決定は、共同して行われるため、そこに葛藤が生じ、コンフリクト(決定不能)を発生せしめる。このコンフリタトの記述として、妥当なのはどれか。
5 コンフリクトの完全解法の方法は、問題解決過程の論理的分析、説得、バーゲニングがあり、純解決として部局的合理性、満足化の原理がある。
43
【No.093】コンティンジェンシー理論(条件適応理論)の記述として、妥当なのはどれか。
1 コンティンジェンシー理論は、条件適応理論とも呼ばれ、組織効率の決定要因として組織と環境との間の適合性を挙げ、組織効率は組織と環境との間の適合性が高い場合に最も高いと主張する。
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【No.094】コンティンジェンシー理論(条件適応理論)の記述として、妥当なのはどれか。
1 バーンズとストーカーは、環境に応じて組織を有機的組織と機械的組織に分類し、不安定で変化に富む環境のもとでは有機的組織が有効であるのに対して、安定した環境のもとでは機械的組織が有効であるとした。
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【No.095】エージェンシー理論とは、自分の目的のために別人に権限を委譲して特定の仕事を代行させる契約関係をいうが、そのエージェンシー理論の記述として、妥当なのはどれか。
3 エージェンシーでは、権限を委譲する者と、権限を委譲され代行する者の関係であり、これらの状況設定は、例えば、株主と経営者、医者と患者の関係が挙げられる。
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【No.096】ポーターの競争職略の記述として、妥当なのはどれか。
2 競争戦略とは、特定の製品・市場分野で、競合他社に対して競争優位性の獲得を目指す基本戦略のことであり、企業が選択すべき競争戦略は、戦略の標的と戦略の優位性の2つの視点により区分される。
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【No.097】ポーターの競争戦略の記述として、妥当なのはどれか。
4 コスト・リーダーシップ戦略は、コストを削減し、低価格での販売を実現することで、他社に対する競争優位を確立しようとする戦略である。
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【No.098】ポーターの「ファイブ・フォース・モデル(五つの競争要因)」の記述として、妥当なのはどれか。
3 製品の顧客が限られている場合、製品・商品への値引き圧力が強い場合など、買い手の交渉力が強いほど、業界の平均利益率が低くなり、競争環境は厳しくなる。
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【No.099】 コトラーの競争地位別戦略の記述として、妥当なのはどれか。
4 ニッチャーは、ある産業における市場シェアがかなり低く、経営資源の量が乏しいが、限られた分野やセグメントでは優れた技術や知識を発揮し、他企業の隙間を狙うニッチ戦略を基本とする。
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【No.100】ロジスティクス戦略とは、顧客のニーズを満たすために、原材料、半製品、完成品及びそれらの関連情報の産出地点から消費地点に至るまでの「フロー」と「ストック」を効率的かつ費用対効果を最大ならしめる戦略である。このロジスティクス戦略の記述として、妥当なのはどれか。
5 ロジスティクス戦略とは、顧客のニーズを満たすために原材料、半製品、完成品及びそれらの関連情報の産出地点から消費地点に至るまでのフローとストックを効率的ならしめるように計画、実施、統制する戦略である。
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【No.101】ピーターズ=ウォーターマンの経営学の7Sの記述の空欄A~Cの語旬の組合せとして、妥当なのはどれか。 組織は、ハードのSである【A】、Structure、Systemsと、ソフトのSである Staff、Skills、Style、【B】の7つの要素が複雑に絡み合ってい成り立っている。組織を変革していくには、容易に変え難い【C】の要素にも配慮が必要である。
4 A Strategy B Shared Value C ソフト