問題一覧
1
痛みの性状に関して正しい記述を選べ。
痛みは侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛に分類される。, 神経障害性疼痛にはオピオイドが効きにくいので、鎮痛補助剤の併用を行う。
2
痛みのマネジメントの目標設定として正しいものを1つ選べ。
この中に正答は無い
3
薬物療法に関する5つの基本原則に関して、正しい記述を2つ選べ。
適切なオピオイドの投与量とは、その量で痛みが消え、眠気などの副作用が問題とならない量である。, 痛みが弱まってきた時は、オピオイドの漸減を行い、突然の中止は避けるようにする。
4
オキコドンの代謝物であるオキシモルフォンは、オキコドンよりも強力な鎮痛作用を持つ。
○
5
オキシモルフォンはグルタチオン抱合により活性を失うので、腎障害でも使用出来る。
×
6
オキシコドン塩酸塩酸(オキノーム散)をレスキューで用いる場合、1日使用量の1/8〜1/4を服用し、オプソは1/6を目安とする。
○
7
オキコンチン錠は粉砕投与しても構わない。
×
8
オキシコンチン錠とはオキシコドン塩酸塩即放錠のことである。
×
9
オキシコンチン錠はμ2受容体への親和性が高く、便秘や精神症状が出やすい。
×
10
オキシコンチンとMSコンチンとの換算量は2:3である。
○
11
オキファスト注とは、オキシコドン塩酸塩水和物のことである。
○
12
経口オキシコドン製剤からオキファスト注へ変更する際は、オキシコドン製剤1日投与量の1.75倍を1日投与量の目安とする。
×
13
MSコンチン投与中に痛みが出た時は、MSコンチン投与量の1/6量のモルヒネを投与する。
○
14
オキシコンチン投与中に痛みが出現した時は、オキコンチン投与量の1/6量のオキノーム散を投与する。
×
15
フェンタニルはμ1受容体への親和性が高く、便秘が起こりにくく、腎障害でも使用出来る。
○
16
フェンタニル(デュロテップMTパッチ)は有効時間が3時間で、濃度勾配に逆らってフェンタニルが吸収される。
×
17
フェンタニル貼付剤を使用中は、サウナや湯たんぽは控えるようにする。
○
18
フェンタニル貼付時は38℃以下で入浴する。
○
19
フェンタニルは43℃以上の入浴で有意に血中濃度が上昇する。
○
20
イーフェンバッカル錠とは、フェンタニルクエン酸塩のことである。
○
21
イーフェンバッカル錠は、上顎臼歯の歯茎と頬の間デュロテップ溶解させる。
○
22
イーフェンバッカル錠は前回投与から2時間以上間隔を空け、1日6回以下の突出痛に対して用いる。
×
23
アブストラル舌下錠は前回投与から2時間以上間隔を空け、1日4回以下の突出痛に用いる。
○
24
モルヒネからフェンタニルへの変更では、緩下剤の減量を考慮する。
○
25
メサドンはNMDA受容体阻害作用により侵害受容性疼痛を緩和する。
○
26
メサドンの鎮痛効果発現までの日数は3日程度である。
×
27
メサドンは腎障害で使用出来るが、副作用としてQT延長がある。
○
28
ヒドロモルフォンはグルクロン酸抱合により代謝される。
○
29
ヒドロモルフォンの生物学的利用能はモルヒネより高い。
×
30
ヒドロモルフォンは1日1回投与であり、夕方の痛みを緩和できる。
×
31
痛覚過敏障害にヒドロモルフォンと併用される薬剤を2つ選べ。
メサドン, ケタミン
32
ナルベインはヒドロモルフォン注射製剤のことである。
○
33
ヒドロモルフォン経口剤からナルベインに変更する際は、経口剤ので1日用量の1/5をナルベインの用量目安とする。
○
34
ペンタゾシンやブプレノルフィンは麻薬拮抗性鎮痛薬である。
○
35
ペンタゾシンはκ受容体に拮抗薬として、μ受容体に作動薬として作用する。
×
36
ペンタゾシンは不安や幻覚が少なく緩和ケアに用いられる。
×
37
ペンタゾシンの作用は頭打ちになる。
○
38
モルヒネ投与時に起こる便秘は、耐性が生じやすいので下剤を継続的に投与する必要はない。
×
39
モルヒネやオキシコドンによる便秘は、フェンタニルに変更することで軽快する場合がある。
○
40
オピオイド誘発性便秘症の治療薬を一つ選べ。
ナルデメジン
41
オピオイドの使用により起こる悪心・嘔吐に使用しない薬剤を選べ。
グラニセトロン
42
オピオイドによる眠気は耐性が生じやすい。
○
43
オピオイドによる眠気に使用する薬剤を2つ選べ。
メチルフェニデート, ペモリン
44
オピオイドによる呼吸抑制は、疼痛消失後の縮瞳、傾眠、呼吸数減少に注意する。
○
45
オピオイドを適切に投与していれば、低酸素血症になることは稀で、呼吸数減少が問題となることも少ない。
○