問題一覧
1
(心にくし)と見ゆれ
奥ゆかしい
2
(うつくしき)もの
かわいい
3
(かなし)とおもひて
いとしい
4
いと(らうたし)。
かわいい
5
頬つきいと(らうたげに)て、
かわいらしくて
6
(めやすき)人なめり
感じが良い
7
ただ文字一つに、(あやしう)、あてにもいやしゅうなるは
不思議に
8
(あやし)の身には
身分が低い
9
(あやしき)舟どもに
粗末な
10
(さうざうし)とや思し召しけむ
物足りない
11
いと(つれなく)なにとも思ひたらぬさまにて
平然として
12
(つれなかり)ける女にいひやひける。
冷淡だっ
13
文ことば(なめき)人
無礼な
14
(おどろおどろしう)たたけば
大げさに
15
いと(おどろおどろし)くかきたれ雨の降る夜
気味悪く
16
今日よりは(うき)世の中を
つらい
17
若き女房などは(心うし)と耳とどめけり
いやな感じだ
18
暑く(むつかし)とて
うっとうしい
19
暗うもの(むつかしと)、女は思ひたれば
気味が悪い
20
(すさまじき)もの
興ざめな
21
昔より(すさまじき)物の例
殺風景な
22
(びんなき)ことなり
不都合な
23
いと(びんなけれ)ば、許しやりぬ。
気の毒な
24
翁を(いとほし)
気の毒だ
25
(いとほしき)子をふり捨てて、
かわいい
26
(いはけなく)かいやりたる
子供っぽい
27
その子まだ(いとけなき)程に
幼い
28
(つらく)もおはしますかな
薄情で
29
(ところせき)御装束の
窮屈な
30
(ところせき)御身にて、
窮屈な
31
あはれに(うしろめたけれ)。
気がかりだ
32
(かたはらいたき)事には
きまり悪い
33
(わりなく)ものうたが
ひどく
34
歌のわろきこそ(ほいなけれ)
残念だ
35
涙をただおとしにおとすに、いと(あさまし)。
驚くほどだ
36
(めざましき)ものにおとしめそねみ給ふ。
気に食わない
37
世は定めなきこそ、(いみじけれ)。
すばらしい
38
(ゆゆしき)身にはべれば、
不吉な
39
人聞き(やさし)。
恥ずかしい
40
気色(しるけれ)ど、
はっきりと分かる
41
一重なるが(とく)咲たるも
早く
42
(ゆくりなく)風吹て、
突然に
43
その後のことにや、なお(おぼつかなし)。
はっきりしない
44
をかしきにほひこそ、(こころもとなう)つきためれ。
かすかに
45
(あはれなり)つる心のほど
心に深く感じられ
46
日もいと長きに、(つれづれなれ)ば、
退屈である
47
大方の人がら(まめやかに)、
まじめで
48
命をば(あだなる)ものと
はかない
49
つひに回らで(いたづらに)立てりけり
役にも立たず
50
(優に)こそ承れな
優れている
51
世の男(貴なる)も、賎きも、
高貴な
52
(あからさまに)まかでたるほど
ほんのちょっと
53
(みそかに)花山寺に
ひそかに
54
(おろかに)せむ
いい加減に
55
(をこ)の者で候ふ
愚か
56
かの郡司は(無下なり)ける奴かな
ひどかっ
57
書きつづくるも(なかなかなれ)ば、
中途半端である
58
(手)のわろき人の
字
59
(文)に思ひける事どもの限り
手紙
60
(消息)などもせで久しくはべりしに
手紙
61
御(遊び)などもなかりけり。
管弦のお遊び
62
(かたはらいたく)聞きにくし
若々しく
63
すのこは(かたはらいたけれ)ば、
気の毒な
64
(わりなう)おぼし乱れ
どうしようもなく
65
いと(わりなけれ)ば
苦しい
66
かく(あさましき)
あきれるほどの
67
行くなん(あさましき)
情けない
68
(めざましう)もありけるかな
すばらしい
69
あな(いみじ)
ひどい
70
風の音も(いみじう)
とても
71
(ゆゆしかり)ける者
すばらしかっ
72
(ゆゆしく)信おこしたり
はなはだしく
73
(やさしき)ところ
上品な
74
あな(やさし)
殊勝だ
75
世とともにいひけるも(しるく)
とおりに
76
人ども(おぼつかなく)
気がかりに
77
いつしか(おぼつかなき)
待ち遠しい
78
(こころもとなき)日数重なるままに
不安な
79
(こころもとなく)思ふ源氏を
じれったく
80
(あはれ)いと寒しや
ああ
81
いみじう(あはれがり)て
心に深く感じ
82
鳥を(あはれま)ずと
心に深く感じ
83
(つれづれに)心細うのみ
しんみりとものさびしく
84
(すずろに)陸奥の国までまどひいにけり
なんというわけもなく
85
(すずろなる)目を見ることと
思いがけない
86
(すずろに)言ひ散らすは
むやみやたらに
87
車にて(まめなる)物、さまざまにもて来たり
実用的な
88
(あだなる)男の形見とて置きたるものども見て、
浮気な
89
そこに(いたづらに)なりにけり。
むなしく
90
(まめまめしう)のたまふもをかし。
まじめに
91
なにをか奉らむ。(まめまめしき)ものはまさかりなむ。
実用的な
92
御鈴の音は、めでたく(ゆうなる)ものなり。
優雅な
93
いと白う(あてに)、やせたれど
上品で
94
年頃は(おろそかなら)ず頼みて過ぐしつるに、
並ひととおりで
95
信じたるも(をこがましく)、
ばかばかしく
96
(むげに)おもひしをれて、心細かりければ、
ひどく
97
さる言には何のいらへをかせむ。(なかなか)ならむ。
かえってしないほうがよい
98
御忘れ形見も(なかなかなる)御ものおもひの催しぐさなりや
かえってないほうがましな
99
父が弾く(手)一つ残さず習ひとひつ
演奏法