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体外循環装置
  • 丸貴弘

  • 問題数 85 • 7/16/2023

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    問題一覧

  • 1

    乳幼児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。 a.無輸血体外循環が容易である。 b.体重1kg当たりの適正灌流量が少ない。 c.目標灌流圧が低い。 d.体液バランスの不均衡が生じやすい。 e.急速な冷却が望ましい。

    4.c,d

  • 2

    臨床工学技士が行う人工心肺業務として誤っているのはどれか。 a.回路からの薬剤注入を行う。 b.留置カニューレから採血を行う。 c.回路の充填を行う。 d.術野でカニューレを回路に接続する。 e.開始前に患者の静脈から採血を行う。

    5.d,e

  • 3

    膜型人工肺について正しいのはどれか。 1.シリコーンの気体透過係数はポリプロピレンより大きい。 2.シリコーンを用いた多孔質膜が用いられている 3.親水性の膜が用いられている。 4.内部灌流型が多数を占める。 5.ウェットラングは微小孔からの血漿漏出により生じる。

    1

  • 4

    拍動型ポンプはどれか。 a.大動脈バルーンポンプ b.軸流ポンプ c.ローラポンプ d.遠心ポンプ e.空気圧駆動式補助人工心臓

    2.a,e

  • 5

    模型人工肺について正しいのはどれか。 1.吹送ガス流量を増やすとPao2 は上昇する。 2.吹送ガス酸素濃度を上げると Paco2 は低下する。 3.多孔質膜では血液は酸素と直接接触しない。 4.均質膜では長時間使用すると血漿漏出が起こる。 5.外部灌流型は内部灌流型よりも血流に乱流が生じやすい。

    5

  • 6

    成人の人工心肺を用いた体外循環の操作条件で適切でないのはどれか。 1.SVO2 ー 75% 2.灌流量 ー 70mL/分/kg 3.灌流圧(平均大動脈圧) ー 60mmHg 4.中心静脈圧 ー 20mmHg 5.ヘマトクリット ー 20%

    4

  • 7

    人工肺に用いられるポリプロピレン多孔質膜について正しいのはどれか。 1.親水性である。 2.膜厚は200〜400μmである。 3.微細孔の大きさは10〜30μmである。 4.物質移動係数はシリコーン均質膜よりも高い。 5.ポリプロピレンの気体透過係数はシリコーンよりも高い。

    4

  • 8

    大動脈遮断解除後、心筋温37°C、完全体外循環、左心ベント下の心筋酸素消費量が最も高い状態はどれか。 1.心静止 2.心室細動 3.心室ペーシング、心拍動 60回/分 4.心室ペーシング、心拍動 80回/分 5.心房ペーシング 心拍動 80回/分2

    2

  • 9

    人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理で正しいのはどれか。 1.ACT (活性化凝固時間)を200秒以下に維持する。 2.全回路ヘパリンコーティング人工心肺では充填時のヘパリン量を半減できる。 3.プロタミン投与によって血圧は上昇する。 4.プロタミンには軽度の抗凝血作用があるのでヘパリン中和時の過量投与は避ける。 5. プロタミン投与後も術野出血が続く場合は吸引ポンプを回し回収を続ける。

    4

  • 10

    人工心肺を用いた体外循環中の血中電解質について正しいのはどれか。 a.インスリン使用時には低カリウムになりやすい。 b.低体温時には高カリウムになりやすい。 c.アルカローシス時には高カリウムになりやすい。 d.保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。 e.低ナトリウムになりやすい。

    3.a,d,e

  • 11

    PCPS施行時に左手の酸素飽和度が低下した。原因として考えられないのはどれか。 1.脱血不良による流量減少 2.ACTが400秒以上 3.生体肺の機能不全 4.吹送酸素濃度の低下 5.人工肺の血漿漏出

    2

  • 12

    V ー A ECMO (PCPS)について正しいのはどれか。 a.抗凝固療法にはヘパリンを使用する。 b.左心室前負荷を増加させる。 c.ウェットラングとはガス交換膜からの血漿リーク発生である。 d.IABPとの併用は禁忌である。 e.高度大動脈弁閉鎖不全を有する患者への使用は禁忌である。

    2.a,e

  • 13

    人工心肺を用いた体外循環中の事象と対処法について誤っているのはどれか。 1.溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。 2.代謝性アルカローシス時には炭酸水素ナトリウムを投与する。 3.ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。 4.ACTが延長しないときにはヘパリンを追加する。 5.脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。

    2

  • 14

    人工心肺を用いた体外循環中に生じる大動脈解離について正しいのはどれか。 a.大腿動脈送血では解離は生じない。 b.灌流圧を下げた状態で人工心肺を継続する。 c.上行大動脈は緊満する。 d.上行大動脈の色調の変化がみられる。 e.脱血不良となる。

    5.d,e

  • 15

    人工心肺による体外循環時に血中カリウム値の上昇を来すのはどれか。 a.溶血 b.代謝性アルカローシス c.インスリン投与 d.低体温 e.心筋保護液注入

    2.a,e

  • 16

    心筋保護について正しいのはどれか。 a.送血回路から側枝を出し送血ポンプの圧力で注入する。 b.細胞内液型心筋保護液中のNa 濃度は細胞外液型より低い。 c.逆行性心筋保護では右室の心筋保護液灌流が不十分となりやすい。 d.血液併用心筋保護液では晶質液性心筋保護液より注入温度を低くする。 e.初回注入量の目安は80mL/kgである。

    3.b,c

  • 17

    IABPの適応について正しいのはどれか。 a.冠動脈ステント再狭窄予防 b.人工心肺離脱困難 c.開心術後低心拍出量症候群 d.急性心筋梗塞後心室中隔穿孔を合併した心原性ショック e.冠動脈バイパス術後のグラフト閉塞予防

    4.b,c,d

  • 18

    人工心肺において、 成人の至適灌流量[mL/分/kg]はどれか。 1.10~20 2.30~40 3.60~80 4.120~140 5.160~200

    3

  • 19

    人工心肺送血ポンプにおけるローラポンプと遠心ポンプの比較で正しいのはどれか。 a.ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。 b.遠心ポンプは流量計を必要とする。 c.血液損傷は遠心ポンプに多く見られる。 d.ローラポンプでは回路閉塞時の回路破裂の危険は少ない。 e.遠心ポンプは長期補助循環に適している。

    2.a,b,e

  • 20

    人工心肺による体外循環中の変化として正しいのはどれか。 a.血中カルシウム濃度の低下 b.血中ナトリウム濃度の上昇 c.インスリン分泌の増加 d.炎症性サイトカインの放出 e.血中バソプレシン濃度の上昇

    3.a,d,e

  • 21

    人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。 1.開始時には、まず脱血カニューレ、続いて送血カニューレを挿入する。 2.大動脈遮断時には、一時的に送血流量を増加させる。 3.大動脈遮断解除時には、一時的に送血流量を増加させる。 4.遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。 5.人工心肺停止時には、脱血側回路をクランプしてから回転を止める。

    4

  • 22

    血液ポンプのうち拍動流型はどれか。 a.サック型 b.ダイアフラム型 c.ローラポンプ型 d.直線流路型 e.コーン型

    1.a,b

  • 23

    人工心肺送血ポンプで使用するローラポンプと遠心ポンプとの比較で正しいのはどれか。 a.遠心ポンプの方が血液損傷が起こりやすい。 b.遠心ポンプでは流量計は不要である。 c.遠心ポンプは長期補助循環に適している。 d.ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。 e.ローラポンプは回路閉塞時の回路破裂の危険が少ない。

    4.c,d

  • 24

    ヘモグロビンの酸素解離曲線について正しいのはどれか。 1.酸素含量と酸素分圧の関係を表した曲線である。 2.アシドーシスにより右方移動する。 3.低体温により右方移動する。 4.低二酸化炭素血症により右方移動する。 5.2,3-DPG の低下により右方移動する。

    2

  • 25

    人工心肺送血ポンプとしてローラポンプと比較した遠心ポンプの特性で正しいのはどれか。 a.回転数による流量制御が容易である。 b.ポンプ停止時の逆流がない。 c.送血回路閉塞時の回路破裂の危険がない。 d.過度の陰圧発生がない。 e.血球損傷が多い。

    4.c,d

  • 26

    人工心肺使用時に血中カリウム濃度の上昇につながるのはどれか。 a.赤血球液充填 b.カルシウム投与 c.インスリン投与 d.フロセミド投与 e.代謝性アシドーシス

    2.a,e

  • 27

    膜型人工肺について正しいのはどれか。 a.人工肺は血液ポンプの入口側に接続する。 b.ガス流量を増やすと二酸化炭素除去量は減少する。 c.外部灌流型は内部灌流型より血液の圧損失が高い。 d.均質膜は貫通孔をもたない。 e.血漿漏出によるガス交換能低下時は人工肺を交換する。

    5.d,e

  • 28

    人工心肺を用いた体外循環中の電解質、 内分泌系の変動で正しいのはどれか。 a.血中ナトリウム濃度は低下する。 b.血中カリウム濃度は低下する。 c.赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する。 d.インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい。 e.バソプレシンは増加する。

    2.a,b,e

  • 29

    ECMOについて正しいのはどれか。 a.動脈 ー 静脈ECMO方式が主流である。 b.心機能の低下が高度の場合には静脈 ー 静脈バイパスを採用する。 c.静脈 ー 動脈ECMOでは高流量になるほど左心室の後負荷は減少する。 d.静脈 ー 静脈ECMOでは送血と脱血の間の再循環が生じうる。 e.PCPSと静脈 ー 動脈ECMOは同じ回路構成である。

    5.d,e

  • 30

    人工心肺を用いた開心術中の抗凝固対策で正しいのはどれか。 1.抗血小板薬投与例ではヘパリン投与量を減量する。 2.ワルファリン投与例ではヘパリン投与量を減量する。 3.アンチトロンビンⅢ欠損症ではヘパリン投与量を減量する。 4.ACTが600秒以上に延長した場合にはプロタミンを投与する。 5.ヘパリンコーティング回路を用いる場合もACTは400秒以上を保つ。

    5

  • 31

    正しいのはどれか。 a.ローラポンプは回転数と流量が比例する。 b.ローラポンプは溶血の原因とならない。 c.遠心ポンプは流量計を必要としない。 d.遠心ポンプは容積型ポンプである。 e.遠心ポンプは回路破裂の危険がない。

    2.a,e

  • 32

    人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。 1. 脱血不良時 2. 大動脈遮断時 3. 大動脈遮断解除時 4.復温時 5. 大動脈解離発生時

    4

  • 33

    経皮的心肺補助装置(PCPS)について誤っているのはどれか。 a.急性心筋梗塞後の心破裂によるショックは適応である。 b.ショック状態の急性肺動脈血栓塞栓症は適応である。 c.急性くも膜下出血によるショックは適応である。 d.送血管は腕頭動脈に挿入する。 e.脱血管は大腿静脈に挿入する。

    4.c,d

  • 34

    人工心肺を用いた成人体外循環における完全体外循環中の至適灌流量、至適灌流圧について正しいのはどれか。 1.正常生体血液循環量の3.0L/min/m2と同量を維持する必要がある。 2.常温体外循環では灌流量を高めに設定する必要がある。 3.腎機能低下例では灌流量を低めに設定する必要がある。 4.体表面積当たりの至適灌流量は乳幼児より大きくなる。 5.灌流圧は平均大動脈圧で100mmHgを下回らないことが重要である。

    2

  • 35

    開心術における心筋保護について正しいのはどれか。 1.心筋保護液において血液添加は不可欠である。 2.逆行性心筋保護液注入圧は30mmHg以上とする。 3.心臓の常温虚血時間の安全限界は5分未満である。 4.低温によって心筋酸素消費量は低下する。 5.高度大動脈弁閉鎖不全症例では大動脈基部から心筋保護液を注入する。

    4

  • 36

    人工心肺を用いた体外循環においてインシデントレポートを提出すべきなのはどれか。 a.ヘパリン投与後に ACT を測定しなかった。 b.ヘマトクリット値が低下したため赤血球輸血を行った。 c.血圧が低下したため流量を増加させた。 d.体外循環離脱困難でありIABPを挿入した。 e.大動脈遮断後ヘパリンを投与していないことに気づき、ヘパリンを投与した。

    2.a,e

  • 37

    慢性腎不全による維持透析患者における人工心肺管理で正しいのはどれか。 1.無輸血体外循環が容易である。 2.血清カリウム値は高めになるよう補正する。 3.灌流圧は高めになる場合が多い。 4.利尿薬を大量に用い自尿の確保に努める。 5.術中透析施行中はその流量分だけ灌流量を増やす。

    3

  • 38

    貯血槽の血液レベルが急激に低下した。対応として正しいのはどれか。 a.脱血回路の確認 b.貯血槽に乳酸加リンゲル液を急速補液 c.一時的な送血流量低減 d.左房ベント挿入 e.血管収縮剤投与

    1.a,b,c

  • 39

    人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。 1.左心補助の装置である。 2.回路を構成する装置はECMOと同じである。 3.開放回路型が主流である。 4.拍動流ポンプを必要とする。 5.使用限界は3時間である。

    3

  • 40

    補助循環について正しいのはどれか。 1.PCPSはV ー Vバイパス方式である。 2.PCPSによって左心系の後負荷は軽減する。 3.体外設置型拍動流型補助人工心臓では電気駆動方式が多い。 4.体内植込み型補助人工心臓では拍動流型よりも連続流型が多い。 5.左心補助人工心臓では左室脱血よりも左房脱血の方が高流量を得やすい。

    4

  • 41

     IABPによる合併症で誤っているのはどれか。 1.腸管虚血 2.大動脈解離 3.血小板数の減少 4.細菌感染 5.急性心筋梗塞

    5

  • 42

    人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理について正しいのはどれか。 1.ワルファリン内服患者ではカニュレーション開始前のヘパリン投与は不要である。 2.完全体外循環中にACTが600秒以上になった場合には少量のプロタミンを投与する。 3.人工心肺離脱後のプロタミン投与時には心機能は良好であっても血圧低下に注意する。 4.人工心肺離脱後の送血カニューレの抜去はプロタミン投与後に行う。 5.人工心肺離脱後はプロタミン投与後も吸引ポンプで出血を回収し使用血液量の節減に努める。

    3, 4

  • 43

    成人の人工心肺操作条件で適切でないのはどれか。 1.ヘマトクリット値 : 25% 2.混合静脈血酸素飽和度 : 75% 3.送血流量 : 2.4L/min/m2 4.平均動脈圧 : 70mmHg 5.中心静脈圧 : 20mmHg

    5

  • 44

    外部灌流型膜型肺について誤っているのはどれか。 1.中空糸の外側を血液が流れる。 2.落差脱血に用いるのに適している。 3.内部灌流型膜型肺より圧力損失が小さい。 4.内部灌流型膜型肺より多く用いられている。 5.血液の流れは層流になる。

    5

  • 45

    人工心肺中の血液への影響について正しいのはどれか。 a.送血ポンプは溶血の原因になる。 b.T細胞や NK細胞の活性が低下する。 c.顆粒球は人工心肺開始直後から一過性に増加する。 d.血小板は70〜80%減少する。 e.溶血によりハプトグロビンが増加する。

    1.a,b

  • 46

    人工心肺回路の動脈フィルタについて正しいのはどれか。 a.メッシュサイズは200~400μmである。 b.親水性のメッシュが使用される。 c.血液は上部から流入し、下部から流出していく。 d.回路の最後に装着する。 e.エアトラップと同様の構造である。

    4.c,d

  • 47

    人工心肺による体外循環時の内分泌系・免疫系の変動について正しいのはどれか。 a.レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系は活性化される。 b.アドレナリン分泌は低下する。 c.バソプレシン分泌は低下する。 d.インスリン分泌は亢進する。 e.炎症性サイトカインの血中濃度は上昇する。

    2.a,e

  • 48

    カリウムについて正しいのはどれか。 a.人工心肺中は高カリウム血症になる。 b.インスリンはカリウムを細胞内に移動させる。 c.低カリウム血症では不整脈が出やすくなる。 d.心筋保護時の心停止には低カリウム液を用いる。 e.溶血すると低カリウム血症になる。

    3.b,c

  • 49

    ヘパリン起因性血小板減少症 (HIT)について誤っているのはどれか。 a.血栓症を起こす。 b.アルガトロバンを使用する。 c.血小板第4因子が関与する。 d.血小板輸血を行う。 e.ヘパリンコーティング回路を使用する。

    5.d,e

  • 50

    混合静脈血酸素飽和度 (SVO2) について正しいのはどれか。 a.パルスオキシメータで測定できる。 b.過度の血液希釈によって低下する。 c.人工心肺中の血液加温時には低下する。 d.50%では嫌気性代謝が進行する。 e.80%は低心拍出量状態を意味する。

    4.b,c,d

  • 51

    人工心肺を用いた体外循環中に用いる血液濃縮器について正しいのはどれか。 1.メインの人工心肺回路と別の並列回路を必要とする。 2.除水量の第一の規定因子は装置を通過する血液流量である。 3.血清カリウム濃度の低下効果は透析装置と同等である。 4.遠心力を用いて血球成分と血漿成分を分離する装置である。 5.水分のみでなくアルブミンなどの血漿タンパクも除去される。

    1

  • 52

    人工心肺を用いた体外循環について誤っているのはどれか。 1.体重あたりの適正灌流量は小児では成人に比べて多い。 2.血液希釈により末梢血管抵抗は低下する。 3.低体温により血中酸素溶解度は低下する。 4.低体温によりヘモグロビンの酸素結合力が高くなる。 5.低体温により血液粘稠度は上昇する。

    3

  • 53

    低体温体外循環に伴う生体の変化で誤っているのはどれか。 1.出血傾向を来しやすい。 2.動脈圧が低下する。 3.心房細動になりやすい。 4.脳血流を維持するautoregulationが働く。 5.高カリウム血症になりやすい。

    5

  • 54

    人工心肺離脱に向けて行うべきもので誤っているのはどれか。 1.復温 2.換気再開 3.プロタミン投与 4.電解質補正 5.心腔内空気抜き

    3

  • 55

    人工心肺を用いた体外循環中の溶血について正しいのはどれか。 1.模型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。 2.遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。 3.高度溶血例ではヘパリンを追加する。 4.細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。 5.血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。

    5

  • 56

    人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。 1.マンニトール ー 浸透圧の調整 2.アドレナリン ー 心収縮力の増強 3.ハプログロビン製剤 ー 出血の予防 4.乳酸加リンゲル液 ー 細胞外液の補正 5.アルブミン製剤 ー 膠質浸透圧の調整

    3

  • 57

    人工心肺を用いた体外循環中の安全管理で正しいのはどれか。 1.レベルセンサには磁気センサが用いられている。 2.レベルセンサはエアトラップ(バブルトラップ)に取り付ける。 3.フィルタのサイズは動脈フィルタの方がバブルトラップより目が細かい。 4.閉鎖回路では気泡流入の可能性はない。 5.エアブロックとは送血回路が空気で満たされ送血が止まることをいう。

    3

  • 58

    ECMOについて正しいのはどれか。 a.ACTを400秒以上に保つ。 b.V-Vバイパスのみである。 c.新生児にも使用される。 d.全身麻酔を必要としない。 e.ローラポンプを用いることが多い。

    4.c,d

  • 59

    動脈血のpH7.69、Pco2 28mmHg、[HCO3⁻]33mEq/Lの病態を示すのはどれか。 1.呼吸性アルカローシス 2.呼吸性アシドーシス 3.代謝性アシドーシス 4.呼吸性アルカローシスと代謝性アルカローシスの混合障害 5.呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスの混合障害

    4

  • 60

    ヘモグロビン酸素解離曲線で誤っているのはどれか。 1.低体温では解離曲線は左方偏位する。 2.高体温では同じ酸素分圧でも酸素飽和度が低下する。 3.2,3-DPGの増加は解離曲線を右方偏位させる。 4.二酸化炭素分圧が増加すると解離曲線は左方偏位する。 5.アシドーシスでは解離曲線は右方偏位する。

    4

  • 61

    成人男性の人工心肺完全体外循環中のトラブルやその対応について正しいのはどれか。 1.貯血槽が完全に空にならなくても空気の誤送が生じ得る。 2.動脈解離発生時には送血流量を増やし続行する。 3.脱血不良時には脱血カニューレをより深く挿入する。 4.人工肺内血栓形成時にはヘパリンの追加投与を行う。 5.脱血回路に持続的に微小気泡が引けてくる場合は直ちに送血を停止する。

    1

  • 62

    体外循環における血液希釈の利点はどれか。 1.溶血の軽減 2.血液粘性の増加 3.酸素運搬能の増加 4.膠質浸透圧の上昇 5.代謝性アルカローシスの軽減

    1

  • 63

    IABPについて正しいのはどれか。 a.拡張期に下行大動脈でバルーンを拡張させる。 b.冠動脈血流量を増加させる。 c.左室の後負荷を軽減する。 d.大動脈弁狭窄症には禁忌である。 e.収縮期血圧を上昇させる。

    1.a,b,c

  • 64

    人工心肺を用いた開心術中の心筋保護について正しいのはどれか。 a.細胞内液型心筋保護液のナトリウム濃度は細胞外液型より低い。 b.高カルシウム液で心停止を得る。 c.心筋保護液に血液を混じる場合には超低温がよい。 d.僧帽弁手術では選択的冠灌流が必要である。 e.逆行性冠灌流の場合には冠静脈洞から注入する。

    2.a,e

  • 65

    呼吸補助ができるのはどれか。 a.IABP b.左心バイパス c.PCPS d.ECMO e.補助人工心臓

    4.c,d

  • 66

    人工心肺を用いた体外循環に伴う生体の変化について正しいのはどれか。 a.補体系が活性化する。 b.血小板数が減少する。 c.リンパ球数が減少する。 d.血中抗利尿ホルモンが減少する。 e.血中ブラジキニンが減少する。

    1.a,b,c

  • 67

    遠心ポンプについて正しいのはどれか。 1.吸引回路用のポンプに適している。 2.駆出される血液量は回転数に正比例する。 3.回路閉塞時に回路破裂の危険性が大きい。 4.同じ回転数でも流量は後負荷によって変化する。 5.低流量時の回転数調節による流量制御が容易である。

    4

  • 68

    乳児の人工心肺について正しいのはどれか。 1.チアノーゼ性心疾患では非チアノーゼ性より灌流量を多く設定する。 2.体表面積当たりの灌流量は成人例より少なく設定する。 3.遠心ポンプの使用率は成人例より高い。 4.無輸血手術は成人例より容易である。 5.目標灌流圧は成人例より高く設定する。

    1

  • 69

    開心術における心筋保護について正しいのはどれか。 a.人工心肺の送血回路から側枝を出して心筋保護液を注入する。 b.細胞内液型心筋保護液中のNa+濃度は細胞外液型より低い。 c.逆行性心筋保護では右室の心筋保護液灌流が不十分となりやすい。 d.血液併用心筋保護液では品質液性心筋保護液より注入温度を低くする。 e.心筋保護液の初回注入量の目安は80mL/kgである。

    3.b,c

  • 70

    人工心肺を用いた体外循環中に血中濃度が低下するのはどれか。 1.血糖 2.レニン 3.アドレナリン 4.サイトカイン 5.カルシウム

    5

  • 71

    人工心肺装置の目的と構成機器との組合せで正しいのはどれか。 a.出血の回収 ー 血液吸引ポンプ b.静脈血の酸素加 ー 人工肺 c.肺循環の維持 ー 血液ポンプ d.余剰水分の排出 ー ベントポンプ e.貯血槽内の微小気泡除去 ー 動脈フィルタ

    1.a,b

  • 72

    体表面積0.5m2の乳児の人工心肺を用いた開心術で、吸引からの血液の戻りが全くない完全体外循環中 (膀胱温30°C)、静脈リザーバに400mLが貯血されていた。何らかの原因で静脈回路からの脱血が完全に途絶えた時、静脈リザーバが空になるまでの時間[秒]に最も近いのはどれか。

    3.20

  • 73

    IABPについて正しいのはどれか。 a.上行大動脈にバルーンを留置する。 b.収縮期血圧を上昇させる。 c.中等度以上の大動脈弁閉鎖不全症には禁忌である。 d.冠動脈灌流圧を増加させる。 e.左室後負荷を軽減させる。

    5.c,d,e

  • 74

    人工心肺における遠心ポンプについて正しいのはどれか。 a.流量計は不要である。 b.吸引ポンプに用いることができる。 c.ローラポンプに比べて血液損傷が少ない。 d.回路閉塞時に回路破裂の心配がない。 e.空気を送り込む心配がない。

    4.c,d

  • 75

    ヘパリン起因性血小板減少症 (HIT) について正しいのはどれか。 1.トロンビンが増加する。 2.出血性合併症を起こしやすい。 3.血小板第X 因子が関与する。 4.ヘパリンコーティング回路の使用により回避できる。 5.ヘパリン投与直後に発症することが多い。

    1

  • 76

    補助循環について正しいのはどれか。 1.IABPではバルーンを弓部大動脈に留置する。 2.PCPSは全身麻酔を必要とする。 3.PCPSは左心系の後負荷を軽減する。 4.補助人工心臓は右心補助に用いられることが多い。 5.補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

    5

  • 77

    体表面積1.8m2の男性の人工心肺を用いた開心術で、吸引回路からの血液の戻りが全くない完全体外循環中 (膀胱温 32°C)、静脈リザーバに800mL が貯血されていた。何らかの理由で静脈回路からの脱血が完全に途絶えた時、リザーバが空になるまでの時間 [秒]に最も近いのはどれか。

    2

  • 78

    人工心肺を用いた体外循環について正しいのはどれか。 1.ヘパリンは送血管および脱血管の挿入が完了した後に投与する。 2.ACT(活性化凝固時間)は150〜250秒に維持する。 3.目標とする至適灌流量が得られた状態を完全体外循環という。 4.血液希釈限界はヘモグロビン10g/dLである。 5.復温灌流中には送脱血温の温度較差を10°C以内とする。

    5

  • 79

    膜型人工肺について正しいのはどれか。 1.均質膜では血液は酸素ガスと直接接触することはない。 2.気泡型人工肺よりもタンパク変性が生じやすい。 3.均質膜は多数の微細な孔の開いている構造からなる。 4.膜の形態はフィルム型とシート型とに大別される。 5.均質膜では長時間使用すると血漿漏出が起こる。

    1

  • 80

    血液が多管構造の外部を灌流する装置はどれか。 1.血漿分離用フィルタ 2.熱交換器 3.限外ろ過装置 4.血液濃縮器(ヘモコンセントレータ) 5.血液透析用ダイアライザ

    2

  • 81

    低体温体外循環の影響で正しいのはどれか。 a.末梢血管抵抗低下 b.酸素消費量低下 c.カテコラミン活性低下 d.血液凝固能亢進 e.血液粘稠度低下

    3.b,c

  • 82

    IABPの適応について正しいのはどれか。 a.冠動脈ステントにおける遅発性血栓性閉塞の予防 b.冠動脈バイパス術後のグラフト閉塞の予防 c.切迫心筋梗塞 d.人工心肺離脱困難 e.心原性ショック

    5.c,d,e

  • 83

    人工心肺を用いた体外循環における患者側へのヘパリンの初期投与量はどれか。 1.5000単位 2.1.0~1.5mg/kg 3.5.0~6.0mg/kg 4.200~300単位/kg 5.400~500単位/kg

    4

  • 84

    人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。 a.充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。 b.小児では成人に比して希釈率は低くなる。 c.希釈限界はヘマトクリット10%である。 d.希釈率が高いほど酸素運搬能は高まる。 e.希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。

    2.a,e

  • 85

    乳児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。 a. 無血充填時の希釈率が高くなる。 b. 体表面積当たりの至適灌流量が多い。 c. 至適灌流圧が高い。 d. 無輸血体外循環が容易である。 e. 水分バランスの管理が容易である。

    1.a,b