問題一覧
1
動く時に意識の中で奏でている動感メロディーとしてとらえられるもの
動感図式
2
動感図式の発生学習こそがスポーツの( ? )における中核的な指導内容である。 ( ? )に当てはまる単語は?
運動学習
3
身体中心化作用によってとらえられる対私的な動き方として意識される動感にしたがって動ける感じをとらえる能力を何というか
コツ
4
情況投射化作用によってとらえられる情況的な動き方として意識される動感にしたがって動ける感じをとらえる能力を何というか
カン身体知
5
プログラム学習では、指導者が各スポーツの陵域の専門家の作成した学習プログラムにしたがって学習内容を説明き、学習活動を( ① )するだけで、学習課題は学習者の自得によって、達成されてしまう。しかし、この指導方法では運動技能の獲得を目指す身体知の領域では学習の( ② )を引き起こしてしまうことがある。 ①と②に当てはまる単語を答えよ
①マネジメント②つまずき
6
ベンチプレスやスクワットといった人為的に分解して構築された運動材を何というか。
exercise
7
exerciseとは対照的に、主体と情況との絡み合いの中で発生する有意的な行動の仕方とみなされる人間の運動を何というか。、
movement
8
指導者は、( ? )を通して学習者のその時々の動感図式化の様相を把握し、欠落している動感の形成を通して学習者に新たな動感図式の発生を促さなければならない。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ
感覚潜入
9
動感図式の( ? )を指導できない指導者というものは、学習者に解かせる幾何の問題を自分で解けない数学教師と同じである。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ
発生学習
10
プログラム学習を用いた運動指導では( ① )への細分化によって習練課題を自得できる学習者が徐々に多くなると、指導者は自らが提案した学習方法の課題達成率が高いことを楯にして、できないことを学習者自身の( ② )や能力不足の所為にしてしまうことも稀ではない。 ( ① )と( ② )に当てはまる単語を答えよ。
①スモールステップ②努力不足
11
身体性を運動学習を通して獲得することをスローガンに、( ? )における体育が人間形成に始原的な役割をはたすという主張に基づいて教科体育の新たな価値づけといぅのが展開された。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
学校教育
12
動感図式の発生学習の指導こそが( ? )としてのスポーツ指導者独自の中核的任務であること ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
専門職
13
運動観察ではどのようにして情報をとらえる必要があるか。
選択的
14
スポーツ運動学、運動モルフォロギー(形態学)における他者観察を動感自己観察に対象させるかたちを何というか。
動感他者観察
15
自らの動感経験に支えられた( ① )と他者の動感に共鳴できる( ② )という2つの能力 ( ① )と( ② )に当てはまる単語をる答えよ。
①運動を見抜く力②運動共感能力
16
動感は形成位相の中でもきわめて気まぐれに推移し、なかなか定着しないという性格を持っているので、これを( ? )を用いて表現するには大きな困難が伴う。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
言語的手段
17
動感他者観察と動感交信による分析は( ? )をもっている。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
相互補完性
18
指導者には目の前で運動している学習者に次々とたたみかけるように質問できるという( ? )というものが求められる。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
借問能力
19
言葉にしにくい動感を学習者から紡ぎ出すことができる借問能力の形成には、指導者自身の動感自己観察の体験の中で、動感意識の発生分析に基づいて多様な( ? )を収集しておくことが不可欠である。
動感素材
20
学習者の動感図式化を助けるために指導者が自らの( ① )の世界で学習者の代わりに動感図式を作り出すことができる能力を「( ② )」と呼び、スポーツ指導者に不可欠な専門的能力の1つである。 ( ① )と( ② )に当てはまる単語を答えよ。
①潜勢自己運動②代行能力
21
運動の遂行者が身体で覚えている知識のことを何というか。
身体知
22
運動の遂行者に動感として捉えられる一人称の運動のことを何というか。
動感運動
23
「似ている動き」のことであり、課題となる運動を行う際には、「あの技と同じように」「あの時と同じ感じで」といった指導や助言が多くなされる。ということを何というか。
アナロゴン
24
形成位相(五位相論)について、習熟の順序通りに答えよ。また、各段階に対応する説明を答えよ。 【解答例】 ( ? )位相 ( ? )な段階
原志向位相 なじめそうな段階, 探索位相 わかる気がする段階, 偶発位相 まぐれで成功する段階, 形態化位相 できる確信のもてる段階, 自在位相 思うままできる段階
25
運動学習の研究は、心理学をベースとした( ① )や( ② )といった伝統的な学習理論にまで遡る。 ( ① )には学習を刺激と反応と考える理論を。 ( ② )には学習を環境に対する認知構造の変容ととらえる理論を答えよ。
①刺激-反応(S-R)理論②認知(S-S)理論
26
刺激-反応(S-R)理論は、パブロフの条件反射理論やスキナーの( ? )などが含まれる。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
オペラント条件付け理論
27
認知(S-S)理論はケーラーの( ? )やトールマンのサイン・ゲシュタルト理論などが含まれる。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
ゲシュタルト理論
28
S-S理論やS-R理論は、動物を使った報酬訓練や迷路課題に代表されるように、非常に簡単な課題を用いた学習実験が行われ、その際、統計的に観察が可能な行動にのみ焦点が当てられ、( ? )そのものにほとんど関心が向けられなかった。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
動作
29
球技や格技の技能で中核的な役割を果たすものは何か。
予測
30
刺激や反応もない場面で生じる効果を何というか。
メンタルプラクティス
31
「認知(S-S)理論」では、中枢のプロセスが重視され、予測やメンタルプラクティスの効果なども説明が可能となったが、「( ① )でわかっていても( ② )がそのように動かない」という事態を説明できない。 ( ① )と( ② )に当てはまる単語を答えよ。
①頭②身体
32
人間の発達を特徴づけている問題は何か。
運動の習得
33
通信理論、自動制御理論と人間の神経系に関する理論とアナロジーを通して確立された理論を何というか。
サイバネティクス運動制御理論
34
アダムスが運動学習の説明を試みた理論を何というか。
閉ループ制御理論
35
シュミットが運動学習の説明を試みた理論を何というか。
スキーマ理論
36
閉ループ制御理論では、知覚や記憶に基づいたフィードバック機能を組み込んだ制御モデルを用いて新しい運動課題の習得を説明できるようになったが、記憶や運動のプログラムが用意されているということを前提としているので、まだやったことのない運動の学習が( ? )なしでも生じうるということなどが説明できない。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
結果の知識
37
スキーマ理論では、閉ループ制御理論の問題点を克服するために「( ? )」を意味する「スキーマ」の存在を仮定し、運動学習の習得を説明したが、運動の誤差や修正をどのような機構で行うのかといった問題が現れた。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
普遍化された運動プログラム
38
ロボットは、量的にとらえることができる情報を獲得して、自ら( ? )することで「障害物を避けて目標に到達する」という行動を可能にしている。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
自己組織化
39
動物(人間を含む)の運動には、即興(運動と知覚の同時発生)と呼ばれるものがあるため、「プログラム→動作」「知覚→運動」といった( ? )を前提にしているサイバネティクス的自己制御では説明できない。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
順序性
40
意図しさえすれば、自らの経験と身体的可能性に基づいて、( ? )に行動(運動)できるという点は、人間も動物も変わらない。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
合目的的
41
ネズミに代表される下等哺乳類と人間は、環境の激変にも対応して生存できる点から動物と人間には、多くの類似点が存在してはいるが、そこには本質的な相違がある。その違いは、「人間の場合は実際の( ? )から解放されていること」があると考えられている。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
情況
42
小学校低学年の子どもたちはそれほど苦労もせずに一輪車乗りをマスターしてしまう。同様に才能に恵まれた名選手は難しい技をあまり反復もしないでなちどころにものにしてしまう。このように新しい動きかたを( ① )に身につけてしまった場合には、その習得過程が極端に( ② )されているために、発生した動感図式を逐一確認しないまま放置していることが多い。 ( ① )と( ② )に当てはまる単語を答えよ。
①即座②短縮
43
動感自己観察に基づく反復による運動習得では、学習者は運動の遂行後に自らの動感図式の確認を何度も繰り返すので、動感図式は比較的細かく( ? )にとらえられている。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
鮮明
44
その後の習練を通して( ? )が高まっていくと、次第に自己観察する意識が背景に退いて、自らの同感図式を確認せずにただやろうと思うだけで運動ができるようになってしまう。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
習熟
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スポーツ指導者の中には、自分自身は高い運動技能を身につけてはいても、それができるようになるプロセスで動感図式がどのように発生したのかを厳密に分析してこなかった人もいる。このような人が指導するには、指導者自身が実技実習の中で、動感自己観察の方法を用いて動感意識を図式化していく過程を意識的に分析しながら( ? )動きかたを身につけることが、すなわち「教えるために覚え直す」ということが求められる。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
改めて
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最先端の競技スポーツの世界では、世界チャンピオンでも一線を引退して3年も経てば自分がやってきた技術がそのままでは、もはや通用しないことを実感せざるをえないほど、( ? )の流れは早い。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
技術革新
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まだやったこともなく実際にはできない運動を潜勢自己運動として遂行できるようになることによって、その運動の動感図式を把握することができる。それゆえ、指導者は自らの( ? )の低下とともに運動体験を増やすことはできなくなっても、潜勢的な動感モデルと解される運動経験を獲得し、これに基づいて自分ではやったことのない運動の指導が可能になる。 ( ? )に当てはまる単語を答えよ。
身体能力