問題一覧
1
たより【頼り・便り】
頼りにするもの・よりどころ, 縁故・つて, (よい)機会・ついで
2
こころばへ【心ばへ】
気立て・性質, 心づかい, 趣・情趣
3
ものがたり【物語】
雑談・語らい・おしゃべり, 物語(『源氏物語』などの物語作品)
4
たづき【方便】
方法, 手段
5
しな【品】
身分・地位・家柄, 品格・人柄
6
いとま【暇】
ひま・休むこと, 別れ
7
ためし【例】
先例・例, 手本・規範
8
つとめて
早朝, (何かあった日の)翌朝
9
ほど【程】
間・時間・頃, 距離・広さ・あたり, 身分・家柄・年齢, 様子・具合・程度
10
やう【様】
理由・事情, 方法・手段, 様子・ありさま, 〜ことには
11
こころ【心】
気持ち・意向・気立て, 意味・事情, 風情・情趣・趣向
12
いろ【色】
様子・顔色・表情, 風流・情趣, 恋愛
13
こころざし【志】
愛情・誠意・気持ち, 贈り物・謝礼
14
そのかみ【其の上】
その当時, 昔
15
をりふし【折節】
季節・その時々, ちょうどその時
16
あらまし
予定・予想・計画, おおよそ・概略
17
いそぎ【急ぎ】
準備・用意, 急用・急ぐこと
18
ようい【用意】
気くばり・心づかい・注意, 準備・支度
19
あからめ【あから目】
脇見・よそ見, 浮気
20
ちぎり【契り】
約束・男女の結びつき, 前世からの因縁・宿縁
21
とが【咎・科】
欠点・短所, 罪・過失
22
かたへ【片方】
片方・半分・傍ら・一部分, 仲間・同僚
23
和歌、"あるじ"もまらうとも、異人もいひあへけり
主人
24
この人の家喜べるやうにて、"あるじ"したり。
もてなし
25
"ろく"を出ださるれば、肩に掛けて拝して退く。
ほうび
26
筒井筒井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな"いも"見ざるまに
いとしい人
27
同じさまにて、故郷には恋ひしのぶ"おとうと"の尼上には文たてまつるとて
妹
28
公世の二位の"せうと"に良覚僧正と聞えしは、きはめて腹悪しき人なりけり。
兄
29
忠明も太刀を抜いて、御堂の東の"つま"にも、あまた立ちて向かい合ひたれば、
端
30
わが心にもなかなかの思ひの"つま"なるべきをなど思し返すを、
きっかけ
31
いかばかり身にしみぬらん七夕の"つま"待つ宵の天の川風
夫
32
"これ"は大明神の御使ひなり。
この私
33
つきて来る童あり。"それ"がうたふ舟唄
その人
34
(女のことを)やうやう忘れゆく際に、"かれ"、はた、えしも思ひ離れず、
あの女
35
御乳母小式部の君は『"ここ"をば捨てさせ給ひつるか。御供に参らん、御供に参らん』と泣きののしる。
この私
36
忍ぶべきことなれば、"そこ"にもまた人には漏らし給はじと思ふに
あなた
37
旅のうたには、"こなた"を思ひて詠みけりと見ゆ。
この私
38
大将の"そなた"に参りつるは。
そちら
39
山崎の"あなた"に、水無瀬といふ所に宮ありけり。
向こう
40
何の"あやめ"も知らぬ賎の男も、御門のわたり隙なき馬、車の立処にまじりて笑みさかえ聞きけり。
物の道理
41
"あやなき"人の恨み負ふ、かへりては軽々しきわざなりけり
道理に合わない
42
野山にまじりて竹を取れつつ、"よろづ"のことに使ひけり。
さまざま
43
"よろづ"え言ひ放たず、心弱くことうけしつ
万事につけて
44
この歌も、衆議判の時、よろしきよし"沙汰"ありて、のちにもことさら感じ仰せ下されけるよし、家長が日記には書けり。
判定
45
あへて罪科の"沙汰"もなかりけり。
命令
46
この歌の故にやと、時の人"沙汰"しけるとぞ。
うわさ