問題一覧
1
疾患と危険因子の組合せで正しいのはどれか。
喉頭癌——―—— 喫煙
2
疾病の発生要因と疫学要因の組合せで正しいのはどれか。
媒介動物——— 環境要因
3
疫学的因果関係があると判断できるのはどれか。
特定の要因と疾病の関係に特異的な関連が存在する。
4
エビデンスレベルが最も高い研究デザインはどれか。
無作為化比較研究
5
疫学研究に関する記述で正しいのはどれか。
分析疫学は記述疫学よりも疾病と要因との関連を示しやすい。
6
分析疫学はどれか。
縦断調査で喫煙習慣と胃がん罹患率との関係を検討した。
7
コホート調査はどれか。
喫煙習慣のある集団とない集団との脳卒中発生状況を経年的に追跡した。
8
コホート研究と比較した症例対照研究の特徴で正しいのはどれか。
まれな疾病の研究に適している。
9
因果関係を推測することができる研究デザインはどれか。2つ選べ。
コホート研究, 症例対照研究
10
介入研究で正しいのはどれか。2つ選べ。
介入と結果との時間的関係が明確である, 観察研究より高いレベルのエビデンスを提供する。
11
市内の中学校10校を無作為に2群に分け、一方の生徒に肥満予防のパンフレット配布に加え肥満予防教育の授業を実施し、他方の生徒に肥満予防のパンフレット配布のみを行った。実施の前後に肥満予防行動について意識調査を行った。 この調査方法はどれか。
介入調査
12
インフルエンザの原因と発症との因果関係で正しいのはど れか。
ウイルスは発症の必要十分条件である。
13
耐糖能異常の頻度の地域比較研究を行ったところ、A地区では空腹時血糖 で評価し、B地区では随時血糖で評価していたことが明らかになった。 疫学調査法におけるこのような問題点はどれか。
情報の偏り〈バイアス〉
14
系統誤差の原因はどれか。
検者間の測定差
15
保健活動で用いる尺度の妥当性の説明として正しいのはどれか。
測定したい特性が正しく測定できている
16
多量飲酒と肺がんに関する症例対照調査を実施した。多量飲酒の肺がん 発生に対するオッズ比は2.0であったが、多量飲酒と喫煙の関連が強 いので、喫煙有無別に集計した。喫煙有群、喫煙無群ともオッズ比は 1.0となった。 多量飲酒と肺がんとの関係に影響を与えている喫煙の作用はどれか。
交絡因子
17
症例対照研究における交絡因子の制御方法はどれか。
マッチング
18
分析時における交絡要因の制御方法はどれか。
層化
19
疾病の罹患群と非罹患群のスクリーニングの要件で正しいのはどれか。 2つ選べ
疾病予防対策の効率の向上が期待される, 測定者による結果の変動が少ない。
20
スクリーニング検査で敏感度が低い場合の問題点はどれか。
患者の見落としが多くなる。
21
集団検診で行うスクリーニング検査の特異度が低い場合の問題点はどれか。
精密検査の対象者が増える。
22
陽性反応的中度が上昇する理由として適切なのはどれか。
疾患の有病率が上昇した。
23
3種類のスクリーニング検査A、B、CのROC曲線 を示す。 検査の正確さについて正しいのはどれか。
3検査のうちAが最も正確な検査である。
24
ある集団の特定健康診査で得られたヘモグロビンA1c値の頻度の 分布を確認するのに最も優れているのはどれか。
ヒストグラム
25
特定健康診査を受診した100人の腹囲とHbA1c値について、個 人ごとの2つのデータを一度に示し両者の関連を表現するのに 優れているのはどれか
散布図
26
この集団を代表するのに適した数値はどれか。
150
27
測定値の偶然誤差の大きさを表す指標として適切なのはど れか。2つ選べ。
分散, 標準偏差
28
塩分摂取量と収縮期血圧との「無相関の検定」をしたところ統計学的 に有意でなかった。正しいのはどれか。
塩分摂取量と収縮期血圧との関係の有無については何もいえない。
29
疫学的因果関係について正しいのはどれか。
相対危険度が高いことは関連の強固性を示す。
30
疫学研究を行ううえで最も重要なのはどれか。
参加者の人権の尊重
31
30%+40%=70% 答え70%の罹患を減らせる
32
虚血性心疾患
33
アスベスト曝露の肺がん罹患に対する寄与危険割合の算出の ために十分な情報を持つ指標はどれか。
アスベスト曝露の肺がん罹患に対する相対危険
34
喫煙による肺がん発症のリスク比が8の場合の寄 与危険割合はどれか。
87.5%
35
人口10万人当たりの年間の肺癌死亡率が、喫煙者 では100、非喫煙者では20、集団全体では50で あった。人口寄与危険割合はどれか。
60%
36
ある時点における世界各国の1人当たりの食塩摂取量と高血圧症有 病率との関係を図示し、相関係数を求めた。この研究方法はどれか。
生態学的研究
37
市の保健師が市内在住の成人の生活実態把握のために横断研究を行 う。対象者の選定で適切なのはどれか。
市の住民基本台帳から無作為に選定した成人
38
コホート内症例対照調査の対照群選定で 適切なのはどれか。
観察開始時の全体から選ぶ
39
0.05
40
保健所で肥満防止を目的とした教室の参加者を対象に、運動 と体重変化の関連を調べることにした。対象者は軽度肥満の 40歳代の女性300人であり、本人の希望で軽い体操をする群 100人(体操群)と中等度の運動をする群200人(運動群) とに分かれ、同じ保健師による集団指導を受けた。教室開始 時に体重測定を行い半年後にどれだけ体重が変化したかを調 べた。 ⑴この研究デザインはどれか。2つ選べ。
介入研究, 前向き研究
41
スクリーニングについて正しいのはどれか。
同一検査で敏感度と特異度の両方を改善することはでき ない
42
スクリーニング検査で正しいのはどれか。2つ選べ
早期発見した場合、治療法が存在する疾患を対象とする。, スクリーニング陽性者に対して診断確定する方法がある 疾患を対象とする。
43
新たにがんのスクリーニング法が開発され、市では住民健診 で利用できるか検討することになった。市内のA病院でがん 患者100人と健康な人100人を対象に調査を行い、検査陽性 とがん罹患との関連が明らかになった。市と地域の医療機関 は協力体制が取れており、これまでのがん検診では一時検診 と精密検査の実施体制が確立されている。スクリーニング検 査法評価の指標の中で、A病院で行った調査の結果と比べて、 住民200人を対象に調べた場合に結果が低くなる可能性があ るのはどれか。
陽性反応的中度
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保育所長から「昨日午後から今朝にかけて、園児100 人中35人に嘔吐、下痢症状がある。本日も多くの園児、 職員が同様の症状で欠席している」との連絡が入った。 保健所は感染症と食中毒の両面から調査を開始した。 保健師は調査した結果を分析することにした。適切な のはどれか。
発症日時ごとの発症者数をプロットする。