問題一覧
1
私たちの心や体はある年齢までは(①)・発達していきますが、その後はそれは止まり、(②)が始まります。また、人生においては、個人差はあるものの、就学、就職、結婚、出産、育児、退職などのさまざまなできごと(【③】)が起こります。それらをもとに人生を乳幼児期、学童期、(④)、青年期、中年期、高年期などと段階に分けたものを(⑤)といいます。(⑤)によって健康の状況や健康課題も変化していきます。
発育, 老化, ライフイベント, 思春期, ライフステージ
2
ライフステージと(①)の関係は「若いうちは(①)であっても、それがだんだん損なわれていく」という単純なものではありませんが、死亡や病気などにかぎると確かにそのような傾向があります。(②)は0~4歳をのぞくと年齢が増すごとに増えています。(③)のように若い人に多い病気もありますが、多くの病気にかかる可能性は(④)とともに増していきます。それでも、(⑤)が高い水準にあるわが国の80歳においては、男性の64.2%、女性の81.8%(2019年)が生存しています。
健康, 死亡率, 精神疾患, 加齢, 平均寿命
3
ライフステージによって健康課題は変化していく。
○
4
人は若いうちに健康であっても、それがだんだん損なわれていくものである。
○
5
精神疾患は若い人に多い病気である。
○
6
わが国の80歳における生存率は女性より男性のほうが高い。
✕
7
わが国の平均寿命が高い水準にある。
○
8
乳幼児期に多い事故死の原因は何か、2つ書きなさい。
窒息, 溺水
9
心や体の発達とのかかわりで、精神疾患が多くみられるようになる時期を2つ書きなさい。
学童期, 思春期
10
働くこととのかかわりで生じる健康課題とは何か、2つ書きなさい。
身体活動の減少, 労働災害
11
加齢に伴って徐々に直面する健康課題とは何か、書きなさい。
生活習慣病
12
乳幼児期や学童期などの子供の健康や福祉に対してつくられた法律の名称を3つ書きなさい。
母子健康法, 児童福祉法, 学校保健安全法
13
2018年にできた、妊娠・出産から子供が生まれ育ち成人するまでの、切れ目のない支障のための環境整備をめざす法律の名称を書きなさい。
成育基本法
14
①から⑤まで当てはめてください。
卵巣, 子宮, 精嚢, 性管, 精巣
15
女性の体は、(①)を迎えてから数年間は、(②)が起きなかったり、起きても不規則だったりすることが少なくありません。思春期後半に向かうにつれて、(①)と(③)が一定のリズムをもつようになり、多くの人は(④)が安定しますが、(③)時には心身の不調をともなうこともあります。(④)は(⑤)の変化で知ることができます。
初経, 排卵, 月経, 性周期, 基礎体温
16
男性は、思春期には(①)が発達し、(②)が起こるようになります。(②)とは性的興奮によって陰茎が勃起し、(③)を体外へ放出することで、(④)がともないます。なお、自ら生殖器に刺激を加えて(④)を得ようとすること(【⑤】)が、健康や発達に悪影響を及ぼすことはありません。
精巣, 射精, 精液, 性的快感, マスターベーション
17
思春期には、(①)を見通す力が十分育っていなかったり、(②)することを躊躇わない気持ちが強かったりして、喫煙・飲酒・薬物乱用や無理なダイエット、無謀な自転車やバイクの運転など、場合によっては心身の健康に大きな影響を与える行動を選択してしまうことがあります。
結果, 挑戦
18
不安や悩みをもち精神的に(①)であることが、他人への暴力行為や過食嘔吐、自傷行為、極端な場合には自らの命を絶つことなどに結びつくことがあります。もし思春期の健康課題に関して自分では解決できないと感じた場合には、躊躇わずに教師や(②)などに相談し、周囲の(③)を求めることが有効です。
不安定, カウンセラー, サポート
19
初経後すぐに規則的な性周期が起こる。
✕
20
日常生活に支障をきたすほど強い月経痛がある場合は婦人科を受診した方が良い。
○
21
高校生の時期には、女性の性機能は未熟な部分がある。
○
22
精子は毎日つくられるので、射精をしないと体にたまり続ける。
✕
23
自傷行為とは、わざと自分の体を傷つけることである。
○
24
「異性と親しくなりたい」という気持ちや性に対する関心は、(①)になるにつれ男女ともに高まり、行動も変化していきます。しかし、(②)の強さやあらわれ方には男女の違いがみられます。また、同じ状況でも男女により受け止め方が異なる場面も増えていきます。
思春期, 性的欲求
25
男女の(①)には違いがありら性にかかわる意識(【②】)や行動が異なるのは当然です。しかし、その違いは同じ人間であるという共通点から考えるとわずかなものがあるともいえます。男女差を意識しすぎたり強調しすぎたりすると息苦しさを感じたり、差別が生まれたりすることになります。
脳, 性意識
26
体の性と(①)が異なっている人や同性を好きになる人などもいるので、男女で二分することが難しい場合もあります。現在ではすべての人が自分らしく生きていける社会が目指されています。
心の性
27
性に関する理解(①)に基づく言動はさまざまな誤解や(②)の原因になります。また、自分の不用意な発言や行為が、相手に対して精神的苦痛を与えてしまうこともあります。さらに、相手の(③)を考えずに、自分の(③)だけで勝手に行動することは、犯罪に繋がる場合もあります。相手の(④)と体をよく(⑤)し、その(③)や状況を尊重して接することが大切です。
不足, トラブル, 気持ち, 心, 理解
28
「自分の不用意な発言や行為が、相手に対して精神的苦痛を与えてしまうこと」。 このことを何というか。
セクシャル・ハラスメント
29
「相手の気持ちを考えずに、自分の気持ちだけで勝手に行動することは、"犯罪"につながる場合もあります」。の"犯罪"とはどのようなことがあるか。
ストーカー
30
高校生の性交についての情報源として一番多いものは何か。
友人や先輩
31
友人や先輩が情報源の場合、どのようなことに注意する必要があるか。
誤情報
32
自分自身が選択する性行為は、自分と相手の現在、そして将来にも大きく(①)します。周囲の情報を(②)に受け入れずに、その行動がもたらす(③)をよく考え、生じる(④)を自覚した上で、自分のとる行動を選択するべきです。そのためには、保健・医療機関などの(⑤)情報源から必要な情報を得たり、医師なとの専門家に相談したりすることも大切です。
影響, 無批判, 結果, 責任, 信頼出来る
33
思春期には、男性のみが異性への関心が高くなる。
✕
34
誤った避妊法を信じた結果、望まない妊娠などで相手を傷つけてしまうことがある。
○
35
性交については、高校生の多くが親や兄弟などから情報を得ている。
✕
36
思春期には欲求に応じてあるがままに行動するのがよい。
✕
37
性意識や性への欲求には、男女差や個人差がある。
○
38
卵子と精子の受精から始まる妊娠・(①)の過程は、一般に、母体となる女性の生殖器の内部でおこなわれます。卵管のなかで受精した卵子〈受精卵〉は(②)を繰り返しながら子宮へ運ばれ、およそ1週間で子宮内膜に付着して、(③)をつくり始めます〈着床〉。これが妊娠の始まりです。
出産, 細胞分裂, 胎盤
39
妊娠するとホルモンの働きによって排卵がなくなり、(①)も休止します。妊娠が確認できる頃には、すでに胎児の脳や心臓など各(②)の形成は始まっており、この時期の母体の状態は胎児の成長に大きな影響を与えます。
月経, 器官
40
①から⑤まで当てはめなさい。
卵管采, 卵巣, 子宮内膜, 子宮, 膣
41
妊娠中、妊娠の可能性のある時期に、胎児の健康的な成長のために女性が配慮すべきことや注意することについてまとめなさい。
喫煙, 飲酒
42
妊娠したかどうかは、つわりが起きたり、月経が遅れたりして気付くので、病院で診察を受ける必要はない。
✕
43
マタニティーブルーは出産後の女性特有の心理状態なので、家族は気にしなくてよい。
✕
44
妊婦のダイエットが胎児の栄養不足につながることが報告されている。
○
45
妊娠届を役所に提出すると母子健康手帳が受け取れる。
○
46
正常な妊娠では、ほぼ妊娠満50週で出産を迎える。
✕
47
妊娠のしやすさは年齢、特に女性の年齢と関連しています。たとえ月経があっても、(①)歳代半ばからは妊娠の可能性は急減し、(②)歳以上になると治療をおこなっても妊娠・出産は難しくなります。
30, 40
48
医師によって妊娠が確認されると、(①)を市役所などに提出して、母子健康手帳を受け取ります。その後定期的に(②)を受け、母体や胎児の健康状態を把握するほか、必要な保健サービスを受けることもできます。安全な出産・育児をするためにはこのような(③)からのサービスを大いに活用するとともに、妊娠初期からかかりつけの(④)をつくり、継続的に胎児と母体の(⑤)を把握することが大切です。それは、緊急の場合においても、迅速で適切な対応につながることになります。
妊娠届, 健康診査, 行政, 医療機関, 健康状態
49
"保健サービス"にはどのようなものがあるか。
健康診査, 予防接種
50
妊娠は、女性にとってもパートナーにとっても、その後の(①)に影響を及ぼす重大な出来事です。1回の(②)でも妊娠する可能性があるため、その前に「今、妊娠を望んでいるのかどうか」「子供を産み育てる準備が出来ているかどうか」をパートナーとともに確かめあっておく必要があります。その際、母体となる女性の心身の(③)や、当人とそのパートナーなどの(①)、家庭や職場の状況などを踏まえて、互いによく話し合うことが大切です。
家族計画, 性交, 健康状態
51
子供の人数や子供を産む時期と間隔を考えることを、(①)といいます。妊娠にかかわるさまざまな問題を考慮して、子供を望むときだけ妊娠できるようにし、子供を望まないときには確実に(②)をおこなうべきです。このことは、女性特有子供の健康を守ることにもつながり、新たな生命に対する親としての責任といえます。
人生設計, 避妊
52
コンドームについて。 ・男性の陰茎が勃起状態になってから、(①)に装着する。 ・比較的容易に購入でき、比較的(②)である。 ・(③)の予防に、効果がある。 ・(④)はない。
性交前, 安価, 性感染症, 副作用
53
低用量ピルについて。 ・女性が、28日を1周期として(①)日間服用し、(②)日間服用を休止する。 ・医師の(③)と処方箋が必要。検査費用も含めるとやや高価。 ・(④)の予防に、効果がない。 ・(⑤)に、吐き気、めまいなどの副作用が出ることもある。
21, 7, 診察, 性感染症, 使用開始初期
54
コンドームの問題点は、傷つくと使用中に(①)ことがある。
破れる
55
低用量ピルの問題は、(①)がある。
副作用
56
妊娠した場合でも"特別な理由"であれば、人工妊娠中絶ができます。 この特別な理由とは、(①)、(②)理由で、妊娠の継続により母体の(③)が損なわれる場合と、(④)の結果による妊娠の場合。
身体的, 経済的, 健康, 性的暴力
57
妊娠した場合でも特別な理由があれば、"ある限られた時期"までは人工妊娠中絶ができます。 この"ある限られた時期"とは妊娠満何週未満か。(満○○週未満と答えてください。)
満22週未満
58
人工妊娠中絶が出来る時期が満22週未満に設定されているのは、(①)が(②)で生きていけない時期だから。
胎児, 母体外
59
結婚は、(①)で定められ、社会的に認められた夫婦の関係です。結婚生活には、多くの場合、(②)を産み育てる営みが伴います。したがって、(③)が十分に発達していることは結婚の大切な要件です。年齢によっては、死産など、出産にも伴う(④)が起こる危険性が高くなったり、年齢が上がるにつれて妊娠しにくくなったりします。
法律, 子供, 性機能, 健康問題
60
高校生の時期から(①)に努め、妊娠・出産・育児といった結婚によって起こるさまざまな出来事に備えたいものです。
健康づくり
61
結婚は、それまで異なる生活をしていた者どうしの(①)の始まりです。結婚生活での様々な事柄に対して、(②)で協力して対処していくことが求められます。そのためには、互いを認め合い、健康に対する(③)や思いやりなどをもつなど、良好な(④)を築いていくことが必要です。したがって、精神面の(⑤)も欠かすことができません。
共同生活, パートナー, 責任感, 人間関係, 発達
62
性機能が十分に発達してさえいれば、結婚の要件は満たしている。
✕
63
親のよい食習慣は、子供のよい食習慣の形成を促進する。
○
64
生活習慣や、喫煙、飲酒などの行動は、家族の健康には関係しない。
✕
65
子育ての悩みはできるだけパートナーだけに相談したほうがよい。
✕
66
結婚生活には、家族の健康への責任が伴う。
○
67
結婚生活を(①)なものにするためには、家族で悩みや心配事を相談し合ったり、支えあったりしながら、(②)を高め、よい関係を築くことが大切です。ところが近年、(③)を傷つける行為や子供に対する(④)行為が増えています。このような状況に対して、地域には家庭や育児の不安・悩みを相談出来る専門機関があり、相談支援を行っています。また、子育て支援や地域ネットワークづくりも進められています。地域のサービスを有効に(⑤)し、人々が互いに支え合うことは、家族を含めた良好な人間関係づくりに繋がります。
健康的, 信頼感, パートナー, 虐待, 活用
68
児童虐待の種類を4つ書きなさい。
身体的虐待, 心理的虐待, 性的虐待, ネグレクト
69
地域にある家庭や育児の不安・悩みを相談出来る専門機関を2つ書きなさい。
配偶者暴力相談支援センター, 女性相談センター
70
中高年期になると、加齢とともに心身の(①)に老化が生じるようになります。それに伴い、骨粗しょう症、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)など、さまざまな(②)にかかるリスクや、転倒などの(③)によるけがのリスクが高まります。また、病院やけがからの(④)にかかる期間も長くなります。
機能, 病気, 事故, 回復
71
機能的な老化現象をすべて選びなさい。
聴力が低下する。, ホルモン・免疫力が低下する。, 記憶力・脳の処理速度が低下する。, 血管が硬くなる。, 関節が硬くなる。
72
形態的な老化現象をすべて選びなさい。
身長が縮む。, 体重が減少する。, 骨がもろくなり、折れやすくなる。, しわが増える。, 白髪になる。
73
中高年期になると、動作に関する能力は年齢とともに(①)していくが、知識や経験に関する能力は、年齢とともに(②)していくこともある。
低下, 向上
74
歳をとれば誰でも体力が落ちてくるので、若い頃の生活習慣が中高年期の健康に及ぼす影響はほとんどない。
✕
75
カルシウムは、骨粗しょう症の症状があらわれてからとるようにすればよい。
✕
76
定期的に健康診断を受けるなど、自己管理が大切である。
○
77
加齢により知識は低下し、物事の判断ができなくなる。
○
78
中高年期の健康には、生きがいや心の「はり」は関係しない。
○
79
わが国では、社会の(①)が進んでいることから、(②)をはじめとしたさまざまな病気、転倒事故、寝たきりなどを予防し、高齢者の(③)を高めることが必要です。
高齢化, 認知症, 生活の質
80
日常生活で(①)や支援を必要とする高齢者の増加に対応していく必要があります。そのためには、健康診断や健康教室などの(②)の領域と、治療や救急といった(③)の領域と訪問介護や施設での介護などの(④)の領域とが、(⑤)して総合的な支援を進めることが重要です。
介護, 保健, 医療, 福祉, 連携
81
私たちは人生の大部分を働いて過ごすことになります。働くことは、自分や家族の生活を経済的に支えるにとどまらず、自分自身の可能性や人間関係を広げ、(①)や(②)といった健康にもつながります。また、多くの人が働くことで社会が発展し、健康的な環境づくりが実現するという側面もあります。
生きがい, 自己実現
82
働くことが健康に好ましくない影響を与えることもあります。たとえば、強い(①)がもたらされると、精神の健康が脅かされます。また、心身に大きな負担がかかるような(②)の労働により病気になったり、(③)が十分でない不適切な作業環境のためにけがをしたりすることもあります。
ストレス, 長時間, 安全配慮
83
働く人の安全や健康の(①)は、企業の(②)な責任でもあるとの考えから、労働災害の防止対策に加えて、健康づくりに積極的に取り組む企業が増えてきました。たとえば、職場では産業医をはじめとした(③)によって、さまざまな(④)がおこなわれるようになっています。このように、職場全体で心と体の両面から総合的に健康づくりを進める「心とからだの健康づくり(【⑤】)」が展開されています。
確保, 社会的, 専門家, 健康づくり支援, トータル・ヘルスプロモーション・プラン
84
働くことと健康に関しては、(①)ごとに異なる課題があります。働くことに不慣れな若い頃には、働くこと自体が(②)をもたらすことかもしれません。また、自身やパートナーの妊娠・(③)、あるいは病気の治療や家族の(④)の際には(⑤)が必要となります。健康とのかかわりをよく理解した上で働くことが、私たちには求められているのです。
ライフステージ, ストレス, 出産, 介護, ワーク・ライフ・バランス
85
多くの産業で機械化・自動化が進み、少なくなった労働は何か。
肉体労働
86
情報機器の普及・発展により、働き方はどのように変化したか。1つ選びなさい。
社外勤務や在宅勤務などが増えた。
87
交替勤務や夜間勤務が増加した理由は何か。1つ選びなさい。
営業時間の延長や業務の国際化。
88
肉体労働の代わりに増えてきたのがデスクワークなどの頭脳労働である。
○
89
過労死する人は中高年だけであり、若者にはみられない。
✕
90
フリーターなど、非正規雇用で働く人々のなかには、将来への不安によるストレスを抱えながら仕事をしている人も少なくない。
○
91
情報機器の普及・発展により、それらを活用した在宅勤務など、働き方が多様化している。
○
92
長時間の過重な労働が原因で、過労死や過労自殺にいたる人もいる。
○
93
職場での精神的重圧感や精神疲労により、どうなる人が増えているのか。
早期退職, アルコール依存症, 精神疾患