問題一覧
1
血清タンパク質に関して正しいものをふたつ選べ。
アルブミンは、血中で各種物質の運搬をしている, 血清アルブミン濃度が2.5g/dL以下では浮腫を起こす
2
尿酸に関して正しいものを2つ選べ
血清尿酸濃度7.0mg/dL以上を高尿酸血症という, 腎機能障害により痛風を発症することがある
3
ビリルビンに関して正しいものを2つ選べ
閉塞性黄疸で、高直接型ビリルビン血症となると血中にデルタビリルビンが出現する, 血清総ビリルビン濃度が2~3mg/dLを超えると黄疸が認められる
4
黄疸に関して正しいものをふたつ選べ
肝細胞障害性黄疸では、尿中ビリルビンが増加する, 黄疸は、血清総ビリルビン濃度が、2~3mg/dLを超えると認められる
5
トランスアミナーゼに関して正しいものはどれか
肝硬変では、通常ASTやALT値は200U/L以下である, AST、ALTともに高度上昇(500U/L以上)では急性肝炎が考えられる
6
LDに関して正しいものを2つ選べ
LDは、H(heart)型とM(muscle)型の2種類のサブユニットからなる四量体、組み合わせにより5つのアイソザイム(LD1~5)がある, 血清´LD値は、細胞障害性疾患のスクリーニング検査として広く使われている
7
ALPに関して正しいものを2つ選べ
胆道閉塞では、ALP1およびALP2が増加する, ALP3は、骨代謝マーカーとして利用されている
8
γ-GTとLAPに関して正しいものをふたつ選べ
胆汁うっ滞では、胆汁排泄障害によりγ-GT活性が誘導される, 閉塞性黄疸では、血清LAP活性は著しく上昇する
9
コリンエステラーゼ(ChE)に関して正しいものをふたつ選べ
重症肝疾患では、血清ChE活性の低下を認める, 血清ChE活性値はアルブミンの濃度の変動をよく反映する
10
アミラーゼに関して、正しいものを2つ選べ
尿中アミラーゼは、尿量の影響を受けるので、クレアチニン補正するか、アミラーゼ·クレアチニンクリアランス比(ACCR)を用いて評価する必要がある, 膵疾患と他の疾患の鑑別には電気泳動法などによるアイソザイム分析が行われる
11
血清電解質に関して、正しいものをふたつ選べ
原発性アルドステロン症では低カリウム血症がみられる, 血清ナトリウムイオンは、血漿浸透圧の調節に関与している
12
酸塩基平衡に関して正しいものを2つ選べ
代謝性アシドーシスでは、HCO3濃度は低下する, 呼吸性アシドーシスでは、PaCO2濃度は上昇する
13
アニオンギャップに関して正しいものを2つ選べ
酸が過剰に生成したとき、値は増加する, 代謝性アシドーシスの鑑別に使われる
14
血清無機質に関して正しいものを2つ選べ
カルシトニンは、血清カルシウムとリン酸濃度を低下させる, ビリルビンD過剰症では高カルシウムと高リン血症がみられる
15
血清鉄に関して正しいものを2つ選べ
肝炎では貯蔵鉄が放出されるので、血清鉄値は上昇する, 総鉄結合能とは、血清100mL中に含まれる血清鉄の結合タンパク質の総量を示し、結合できる鉄の量で表されている
16
血清銅とセルロプラスミンに関して正しいものを2つ選べ
血清中の銅の大部分は、セルロプラスミンと結合している, セルロプラスミンは肝臓で合成され、炎症性疾患で増加する
17
心電図に関して、正しいものを2つ選べ
QRS波は心室の収縮に対応する波形である, P波は洞房結節の興奮に対応した波形である
18
呼吸機能検査に関して正しいものを2つ選べ
最大呼気位から一気に吐き出して、開始1秒間に吐き出した空気量を1秒量とよぶ, %肺活量80%以上で1秒率70%以下は閉塞性障害と判定される
19
動脈血ガス分析に関して正しいものを2つ選べ
動脈血の炭酸ガス分圧の低下は血液のpH上昇を意味する, pHが測定される
20
急性膵炎に関して正しいものを2つ選べ
発症の主な原因にアルコール摂取があげられる, 発症の主な原因に胆石症があげられる
21
心筋梗塞およびCKに関して正しいものを2つ選べ
心筋トロポニンTは、特異性の高い心筋梗塞マーカーである, 発症後、血清酵素CK、AST、LDの順に上昇する
22
アイソザイムに関して正しいものを3つ選べ
CKのアイソザイムの分別定量にら、免疫阻害法が用いられる, アイソザイム分析は、病変部位の推定に利用できる, アイソザイムは同じ反応を触媒するが、異なるタンパク質である
23
基準値に入っているか判定せよ 血清総タンパク質9.5g/dL
×
24
基準値に入っているか判定せよ 総ビリルビン1.0mg/dL
○
25
基準値に入っているか判定せよ 血清クレアチン0.9mg/dL
○
26
基準値に入っているか判定せよ BUN13mg/dL
○
27
基準値に入っているか判定せよ 血液pH7.4
○
28
基準値に入っているか判定せよ 血清鉄20μg/dL
×
29
基準値に入っているか判定せよ 血清Na100mEq/L
×
30
基準値に入っているか判定せよ 血清カリウム8.0mEq/L
×
31
基準値に入っているか判定せよ 血清AST 12 IU/L
○
32
基準値に入っているか判定せよ アニオンギャップ62mEq/L
×
33
基準値に入っているか判定せよ 血清クロール25mEq/L
×
34
基準値に入っているか判定せよ 血清HCO3 13.0mEq/L
×
35
尿および便で次の所見が見られた時、考えられる原因を答えよ 尿タンパク
ネフローゼ症候群
36
尿および便に次の所見が見られた時、考えられる原因を答えよ 尿糖
腎性尿糖、副腎皮質機能亢進
37
尿および便に次の所見が見られた時、考えられる原因を答えよ ケトン体
飢餓
38
尿および便に次の所見が見られた時、考えられる原因を答えよ ビリルビン
胆汁うっ滞、閉塞性黄疸、肝細胞障害
39
尿および便に次の所見が見られた時、考えられる原因を答えよ 尿潜血
腎尿路疾患、溶血性疾患
40
尿および便に次の所見が見られた時、考えられる原因を答えよ 尿中ウロビリノーゲン
総胆管完全閉塞
41
尿および便に次の所見が見られた時、考えられる原因を答えよ 便潜血反応
大腸がん
42
腎機能検査に関する次の記述に適する検査を選べ 蓄尿を24(2)時間行う。糸球体ろか速度を反映する
クレアチニンクリアランス
43
腎機能検査に関する次の記述に適する検査を選べ 筋肉量の影響がない。血清クレアチニンよりも鋭敏に腎機能の低下(70ml以下)を示す
血清シスタチンC
44
次の血漿異常タンパクのフルネームを選べ AFP
α-フェトプロテイン
45
次の血漿異常タンパクのフルネームを選べ PSA
前立腺特異抗原
46
次の血漿異常タンパクのフルネームを選べ ASLO
抗ストレプトリジンO抗体力価
47
次の血漿異常タンパクのフルネームを選べ CEA
がん胎児性抗原
48
次の血漿異常タンパクの検査内容として対応するとものを選べ AFP
肝細胞癌の腫瘍マーカー
49
次の血漿異常タンパクの現在内容として対応するものを選べ PSA
前立腺癌腫瘍マーカー
50
次の血漿異常タンパクの検査内容として対応するものを選べ ASLO
A群β溶連菌の感染
51
次の血漿異常タンパクの検査内容として対応するものを選べ CEA
大腸(結腸、直腸)癌の腫瘍マーカー