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法律学入門

問題数60


No.1

本書の内容に含まれるものとして、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 日本の犯罪の現状とそれに対する対策のあり方について説明する。 テキスト3〜6頁参照 b. 定期試験で論述問題が出題された場合の書き方について説明する。 c. 法の解釈と法の適用について説明する。

No.2

法律学の学習につまずく原因の説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. 日本の法律の基礎にある「近代法理論」は独特の歴史的背景をもっているため、イメージがしにくい。 b. 学生は自分の身の回りの非常に狭い範囲でしか「社会」を見ることができていない。 c. 法律学の基礎には中世貴族制の伝統が引き継がれているため、イメージがしにくい。

No.3

本書を読む上の注意として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 本に書かれていることを暗記することが最も重要である。 b. 基礎知識だけであらゆる事件を解決できるわけではないことを自覚しておく必要がある。 テキスト6〜9頁参照 c. 政治学・経済学・社会学といった様々な学問領域に目を向けることが重要である。

No.4

本書の目的として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. 法律学とは何かを説明する。 b. 法律学をどう学ぶべきかを説明する c. 法学部の面白い授業を紹介する。

No.5

法律学を学ぶ意義として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 法律学を学ぶ意義の1つに、「社会的な正しさ」という視点を身につけることが挙げられる。 b. 法律の知識をもって自分の身を守ることができるようになるという意義は、無視できない。 c. 法曹をはじめとする法律の専門家になるのでなければ、法律学を学ぶ意義はない。

No.6

本書で挙げた社会の例として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 満員電車 テキスト17〜20頁参照 b. 国 c. 地方自治体

No.7

社会的分業に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 自分に必要なものはすべて自分で作るべきである。 b. 産物を交換する社会的な仕組みと組み合わせることで意義を発揮する。 テキスト21〜23頁参照 c. 多くの人が関わるほど不効率となり、メリットは小さい。

No.8

社会があることによる負担・課題の説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. 時に社会のために大きな犠牲を強いられることがある。 b. 享受する利益や課される負担についての格差が生じることがある。 c. 社会の構成員全員で合意する必要から、大きな社会不安が生じることがある。

No.9

社会があることのメリットとして、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 人間が生存していくためにかかる費用をなくすことができる。 テキスト20〜23頁参照 b. 人間の生存を保障するために必要である。 c. 社会的な分業によって生存を豊かにすることができる。

No.10

社会と法の関係の説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 7 1つ選択してください: a. 法には、社会のメンバーの生活を守る役割がある。 b. 法には、社会のメリットを最大限に発揮する仕組みを作る役割がある。 c. 法には、社会をより大きなものにする役割がある。

No.11

解決の内容を定める法と解決の手続を定める法についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. 法を用いた紛争解決は、裁判所のみが行う。 b. 法律によって権利が与えられているのであれば、自分の実力でそれを実現してよい。 c. 法律は、大きく実体法と手続法に分けることができる。

No.12

法による紛争解決の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 紛争が起きたときにその解決のためのルールを当事者が相談するようにするとメリットが大きい。 b. ルールがあらかじめ示されると行動の選択肢が狭くなるので、人は自分の行動を決めにくくなる。 c. 法は、要件−効果の形でとらえることが重要である。

No.13

道徳・法・法律の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. 法律には、憲法のほか、府令・省令など行政機関が制定するルールも含まれる。 b. 法は、法律を含むが、それにとどまらない。 テキスト30〜31頁参照 c. 道徳は、社会の中で共有されている価値観のうち、国によって強制されるものをいう。

No.14

紛争に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 社会的分業によって作られた産物の交換をめぐる紛争は、社会としての対応が必要である。 b. 紛争は、利益を求める者同士の間だけでなく、社会にとって必要な負担を誰が引き受けるかという形でも生じる。 c. 悪いことをする人さえいなければ、社会において紛争は生じない。

No.15

法の分類に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 7 1つ選択してください: a. 法律の適用を受ける国民は、国会議員を選挙によって選ぶという形で、法律の作成に間接的に関与している。 b. 多数決によっても、何でも決めてよいというわけではない。 c. 法律の規定は、常に、当事者相談で決めたルールに優先する。

No.16

事実の確定に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 紛争を解決するためには、実際に起きたことをできるだけすべて記述することが必要である。 b. 裁判官は、原則として、証拠もないままに、ある事実があったと認定することはできない。 テキスト49〜52頁参照 c. 甲という事実の存在によって乙という事実の存在が推定されるとき、裁判官は、乙という事実の不存在を示す証拠があっても、乙という事実が存在するものとして扱わなければならない。

No.17

ルールに関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. ルールは、要件−効果の形に整理することで、紛争に適用できるようになる。 b. ルールは、例えば「AがBを突き飛ばしてケガをさせたのであれば、15年以下の拘禁刑に処する」というように記述される。 テキスト 48-49頁参照 c. ルールとは、一般性・抽象性という特徴を持つものであり、特定の具体的事件にだけ適用されるものではない。

No.18

法の解釈に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 一般に、拡張解釈よりも縮小解釈の方が、望ましい解釈手法とされる。 b. ルールは、判断者の恣意を防ぐために、できるだけ文字通り解釈することが望ましい。 c. 刑法においては類推解釈が禁じられる場合があるが、民法においては禁じられない。

No.19

法的三段論法に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. テスト問題においては、問題文中で事実が確定しているので、法的三段論法に基づいて解答する必要はない。 テキスト53〜54頁参照 b. 法的三段論法をとることによって、結論が法的なルールに基づくものであることを保障できる。 c. 要件−効果の形にした法的ルールと、要件を満たす事実の存在を示すことで、効果の発生を結論づける記述方法である。

No.20

あてはめという作業についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 1つでも要件が満たされなければ、結論を示すことはできない。 テキスト52〜53頁参照 b. 要件がすべて満たされれば、効果の発生という結論を示すこととなる。 c. 法の適用に際しては、どの要件をどの事実によって満たしたことになるのかをきちんと確認する作業が必要である。

No.21

過失責任の原則に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 不法行為に基づく損害賠償義務は、加害者に故意又は過失があるときに限って発生するというのが民法の定める原則である。 b. 科学の発達・産業の進展にともない、過失責任の原則は、より厳格に適用されるようになり、例外となる領域は縮小している。 テキスト69〜71頁参照 c. 過失責任の原則に対する例外が認められる領域としては、多数の被害者に重大な被害を生じさせるような危険を伴う活動に関する領域が上げられる。

No.22

契約に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 契約は、両当事者の合意によって成立し、合意の内容の通りに権利・義務が発生する。 テキスト62〜65頁参照 b. 契約は、個人間で結ばれるもの、あるいは会社と個人の間で結ばれるものをいい、会社同士の間で契約を締結することはできない。 c. 契約によって権利をもっているということの意味は、その内容を自らの手で相手の意思に反して実現してもよいということである。

No.23

民法の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. 民法は、私法の中でも原則となるルールを定めている。 テキスト61〜62頁参照 b. 民法は一般の市民(個人)の関係について定める法律であり、国家と市民、あるいは会社と市民の関係については対象に含まない。 c. 「実質的意義の民法」というのは、「民法」という表題をもった法律という意味である。

No.24

契約自由の原則とその例外についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 契約自由の原則に対する例外となるルールは、強行規定(強行法規)と呼ばれる形で定められる。 b. 個々の具体的契約において当事者間に対等性がなかったと判断される場合には、契約自由の原則に対する例外が認められ、国家による契約内容への介入が行われる。 テキスト65〜69頁参照 c. 契約の内容は当事者の自由に委ね、国の介入をできるだけ少なくするべきだという考え方を、契約自由の原則という。

No.25

不法行為に基づく損害賠償についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 7 1つ選択してください: a. 権利を侵害された者がいるときには、常にその損害を賠償する責任を発生させなければ、社会にとって不都合なことになる。 b. 契約が当事者の意思に基づいて権利義務関係を発生させる制度であるのに対して、不法行為は当事者の意思に基づかずに権利義務関係を発生させる制度である。 テキスト69〜70頁参照 c. 権利を侵害された者は、不法行為に基づく損害賠償を受ける以外に救済を受ける機会がない。

No.26

刑事責任の特徴についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 民事責任は被害者の損害を金銭的に埋め合わせることを目的としているのに対して、刑事責任は社会秩序を侵害した者に制裁を与えること自体を目的としている。 b. 刑事責任は、社会秩序を侵害した者に対して刑罰を科すという責任であり、生命・身体などの個人の利益が侵害された場合には問題とならない。 テキスト73〜75頁参照 c. 民事責任は被害者の意思によって免除することがありうるが、刑事責任は被害者の意思のみでは免除されない。

No.27

近代刑法の原則に含まれる諸原則についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 法益保護の原則とは、生命・身体・財産といった個人的法益が侵害されるときでなければ犯罪はないとする原則である。 b. 罪刑法定主義は、何が犯罪になるかをあらかじめ法律で定めることにより、人々の行動の自由を確保することを目的としている。 テキスト78〜82頁参照 c. 「責任なければ犯罪はなく、刑罰もない」とする責任主義にいう「責任」は、社会的害悪の大きさによって判断される。

No.28

刑罰についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. 現代の日本において行われている刑罰は、生命刑、身体刑、自由刑、財産刑に分類することができる。 テキスト75〜77頁参照 b. 刑罰は、受刑者の社会生活上の利益を剥奪することを内容としている。 c. 現代にまで連なる近代刑法の原則においては、刑罰は副作用の強い劇薬であり、謙抑的に用いるべきであるという認識が出発点となっている。

No.29

刑罰の目的についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. 刑罰の目的については、複数の考え方が重なり合いながら説明されている。 b. 刑罰の本質は、犯罪という害悪に対して、反動として加えられる害悪であるという考え方があり、これを応報主義という。 c. 刑罰は人々が犯罪に陥ることを予防する手段であるととらえる予防主義の考え方は、いずれも犯人の教育・矯正に力点を置く考え方である。

No.30

刑事責任をめぐる諸学問についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 刑法は刑事実体法に、刑事訴訟法は刑事手続法に分類される。 b. 犯罪という社会的現象を科学的に分析するとともに、犯罪の予防を考える学問領域は、刑事政策と呼ばれる。 c. あらゆる犯罪に共通してあてはまるルールは刑法各則に規定されている。

No.31

委任立法に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 特定の業界に関する専門的・技術的な事項については、国会よりも行政機関の方がより適切に判断できると考えられる。 b. 行政法においては、法律の中ですべてのルールを定めず、政令や省令にルールの詳細化を委ねることがよく行われており、このようにして制定された政令や省令を委任立法と呼ぶ。 c. 行政法に属する法律は、社会情勢の変化や技術の進化に迅速に対応する必要があるために、頻繁に改正が行われる。

No.32

行政法の構造についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. 行政法において定義規定がおかれるのは、新しい用語や略称を作り出す際に限られる。 テキスト96〜97頁参照 b. 行政法においては、ある行為を禁止する旨の定めと、それに対する罰則の定めとが、別の条文におかれているのが通常である。 c. 行政法におかれた目的規定は、その法律がどこまでの規制を定めるかということを決める指針として働く。

No.33

行政法の説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. 行政法は行政の組織やその活動内容を定める行政実体法からなるものであり、行政組織がとるべき手続について定めた行政手続法は存在しない。 テキスト87〜88頁参照 b. 行政法は、法律の執行を行政機関が行っているという特徴がある。 c. 日本には形式的意味の行政法は存在していない。

No.34

行政法の特徴についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. 民法や刑法は業としてではなく個人として行う活動を対象とするのに対して、行政法には業として行われる活動を規制の対象にするという点に特徴がある。 b. 社会が発展・拡大し、技術が進展・高度化していく中で、事前規制の必要性は小さくなっていく。 c. 民法や刑法は問題が起きた後の事後的な責任を定めるのに対して、行政法には問題が起きる前に規制をおくという点に特徴がある。

No.35

行政法の内容についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 行政法上の規制の例として、免許を持たない人が特定の行為をすることを禁止する免許制がある。 b. 行政法においては、その法律に関する事務について責任をもつ主務官庁が定められている。 c. 行政法においては様々な規制が定められるが、料金についての規制をおくことは契約自由の原則の観点から認められない。

No.36

民事執行の説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 民事執行とは、請求を認容する判決を受けた原告が、その判決内容を実現するための手続である。 b. 民事執行によって実現することができるのは金銭の支払を命じる判決だけであり、これは被告の自宅にある現金を差し押さえることによって行われる。 テキスト109頁参照 c. 民事執行は、原告の申立てによって、裁判所が進める。

No.37

刑事訴訟の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. 刑事訴訟は、被告人が罪を認めれば、起訴された内容の通りの有罪判決が下される。 b. 刑事訴訟は、被害者が犯人を罰する制度である。 c. 刑事訴訟を提起するのは検察官、その相手方となるのは被告人である。

No.38

民事訴訟の説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 民事訴訟は、原告の請求内容を被告が認めれば、訴えの内容通りの判決が下される。 b. 民事訴訟においては、原則として弁護士に依頼して訴訟手続を代行してもらうことはできない。 テキスト105〜109頁参照 c. 民事訴訟は、私人が自らの権利の実現を求めて起こすところに、刑事事件と異なる特徴がある。

No.39

審級制度に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. 刑事訴訟の第一審は地方裁判所、民事訴訟の第一審は簡易裁判所で行われる。 b. あらゆる事件は、最高裁判所によって上告を受け付けられることが保障されている。 c. 最高裁判所は、一部の例外を除くと、法律審として機能することが予定されている。

No.40

被疑者・被告人の権利についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 被疑者・被告人の基本的人権を保障することは、刑事訴訟の重要な目的の一つである。 b. 被告人が弁護人を選任することは憲法上の権利であり、必要に応じて国選弁護人が付される。 c. 起訴前の段階(被疑者の段階)には、国選弁護人制度は存在しない。

No.41

正義と法の関係についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. 国会の議決を経て定められた法律によるルールについては、さらに正当性を語る余地がないから、実質的正義を語る余地はない。 テキスト122〜125頁参照 b. 要件ー効果の構造をもった法に基づいて紛争を解決するということは、形式的正義の要請にかなったものであるといえる。 c. 自力救済の禁止は、手続的正義の考え方が現われたものであると見ることができる。

No.42

形式的正義に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 形式的正義の内容は、「等しいのであれば等しく扱う/等しくないのであれば異なる扱いをする」というものであると説明される。 b. ある結論の正しさを、それが同じ判断基準の下で比較された上で出されたものであることを根拠として語るとき、形式的正義が語られている。 c. 形式的正義は実質的な内容に踏み込むものではなく、抽象的なものでもあるため、形式的正義を語ることに意味を見出す見解はない。

No.43

手続的正義に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. 手続的正義には、実質的正義を論じあう難しさや不都合を回避しながら、「正しい」結論を社会として得ることができるというメリットがある。 b. ある結論の正しさを、それが定められた手続を経たものであることを根拠として語るとき、手続的正義が語られている。 c. 手続的正義を語るためには、定められた手続を経ているということが重要であり、手続自体の公平さは関係がない。

No.44

実質的正義に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. ある結論の正しさを、それを導いた判断基準の実質的な正しさを根拠として語るとき、実質的正義が語られている。 b. 実質的正義に基づいて判断しようとするとき、その判断基準の間に絶対的な優劣は存在していない c. 実質的正義に基づいて正しい結論を導こうとするときには、社会の構成員の一致した結論を得られやすい。

No.45

実質的正義・手続適性儀・形式的正義に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 学生への奨学金の支給が、総合的に判断して最もふさわしい者に対して行われるべきだと説明されるとき、実質的正義が語られている。 テキスト116〜122頁参照 b. 学生への奨学金の支給が、あらかじめ定められた責任者の判断によって行われるべきだと説明されるとき、形式的正義が語られている。 c. 学生への奨学金の支給が、特定の人の気まぐれを排し、あらかじめ定められた基準に照らして行われるべきだと説明されるとき、手続的正義が語られている。

No.46

条文相互・法律相互の関係についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. 法律は1つの完結した領域について定めるものであるから、他の法律との関係を意識する必要はない。 テキスト142〜145頁参照 b. 条文相互の関係を整理する際には、「原則−例外」という枠組を意識することが大切である。 c. 条文は1条ずつで完結するものではなく、複数の条文が全体として1つの大きなシステムを作っている。

No.47

法律を学ぶ上で大切な情報についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 法律用語の定義は、複数の法律用語の定義を混同しないよう、1つずつ個別に憶えるべきである。 b. 条文が適用される典型例を憶えておくことは必要であるが、典型例はあくまで1つの例でしかないということに注意が必要である。 テキスト134〜135頁参照 c. 法律の趣旨(制度趣旨)は、条文には直接書かれないものでもあり、情報としての重要度は低い。

No.48

「社会」への目の向け方に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. 例えば売買契約についてであれば、学生が普段経験するBtoCの小口の現実売買にとどまらず、事業者間売買や金額の大きな取引にもイメージを広げることが重要である。 テキスト141〜142頁参照 b. 歴史に関する知識や、国際的な視野の広さをもつことは、「現代の日本」の法律を学ぶ上で役に立つものではない。 c. 法律を理解できるようになるためには、社会の中のあらゆる活動を実際に経験してみることが必要である。

No.49

「憶える」ということに関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. イメージを組み立てようとするとき、1つの情報だけで憶えようとするのではなく、複数の情報を比較しながら憶えることが重要である。 b. 法学部での学習は、憶えた情報をそのままの形で記憶の中に収め、必要に応じてそのままの形で再現することを求められることが多い。 テキスト136〜141頁参照 c. 社会では、新しい紛争が次々と生じるため、既存の知識を暗記してそれを再現するだけでは、十分でないことが多い。

No.50

要件・効果についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 7 1つ選択してください: a. 民法・刑法においては、ルールは「要件−効果」の構造をとるが、行政法においては、ルールはそうした構造をとらない。 b. 要件と効果は、法律の条文に書かれた文言の通りに取り出すものであり、条文の解釈を行う余地はない。 c. あるルールが適用されるための前提条件が要件、ルールが適用されるときに生じる法的な状態のことを効果という。

No.51

レポート試験についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. 判例や学説は、単純に列挙するだけではなく、軸を定めて分類を行うことが必要である。 b. レポート試験では、文献資料を参照して執筆するため、学生ごとの個性はほとんど出てこない。 テキスト152〜154頁参照 c. レポート試験では、判例や学説の状況について、文献資料を網羅的に収集し、それらを整理して記述することが求められている。

No.52

引用についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. レポートの中で他人の書いたものを引用するときには、読み手が原文にたどり着けるように出典を明記することが必要である。 b. レポートを書く際には、自分の言葉と、他人の書いたものを引用したものとを、分けて記述することが必要である。 c. Aという学者の論文が手もとにないときには、Bという学者が紹介するAの見解を引用すればよい。

No.53

一行問題に対する解答についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 3 1つ選択してください: a. 一行問題においては、指定されている制度についての記述に集中するべきであり、類似制度との異同について意識する必要はない。 テキスト151頁参照 b. 制度をめぐる主立った学説の対立についての説明は、普段の授業の中で気をつけて聞くようにするとよい。 c. 一行問題については、指定されている制度の定義や要件・効果、制度趣旨や典型例などについて説明をすることが、答案の骨子となる。

No.54

事例問題に対する解答についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. 事例問題において、出題者が本当に問いたいことというのは、「犯罪が成立するか」「賠償責任を負うか」といった結論部分にある。 b. 事例問題においては、適用される条文の要件−効果、そこにあてはまる事実の存在について、まんべんなく説明をすることが重要である。 c. 記述しようとする中で学説の対立があるときには、根拠の説明に論理的な矛盾がない(あるいはより少ない)説を選択するべきである。

No.55

文献資料の説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 「体系書」とは異なる「教科書」の場合、筆者自身の説ではない説に基づいて記述されていることがありうる。 b. その本が、学生への教育用として書かれたものなのか、研究成果として書かれたものなのかは、「はしがき」などの記載を参考に判断するとよい。 c. 書籍(図書)の形になっていない雑誌に掲載された論文は、学術的価値が低く、レポートなどにおける引用には適さない。

No.56

ゼミの受講に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 1 1つ選択してください: a. ゼミは、大講義と異なり受講人数が限られており、受講者相互で顔と名前が憶えられる程度の規模になっている。 b. 「ゼミ」とは、学生自身が報告をしたり、議論をしたりする点で、大講義と異なる特徴がある。 c. ゼミでは、報告担当にあたっているとき以外は予習をする必要はない。

No.57

判例についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 2 1つ選択してください: a. 判例は、社会の中で起きた紛争が裁判所に持ち込まれたら法律の条文がどのように解釈されるかを予測する手助けとなる。 b. 判例とは、実際の事件で裁判所が出した判決のうち、先例的価値をもつものとして事実上の拘束力をもつものをいう。 c. 判例を理解するためには、その要旨部分を知ることが重要であり、前提となった事実について知る必要はない。

No.58

学説についての説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。 問題 4 1つ選択してください: a. 学説は、専門家とはいえ一個人の意見であるため、法律を学ぶ上での重要度は低い。 b. 学説は、法律専門雑誌に掲載された論文や、書籍の中で発表される。 テキスト176~178頁参照 c. 学説の中でも「説得力のある意見」というのは、1つに絞られる。

No.59

授業の受講に関する説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 5 1つ選択してください: a. 大学の授業では、インターネットを通じて資料を配布したり、チェックテストを受験させたりするシステムが活用されている。 b. 先生への質問には、オフィスアワーを活用するとよい。 c. 授業に関連する法律の条文は事前にチェックするべきであり、授業中に六法を参照することは許されない。

No.60

大学の履修制度についての説明として、最も適切でないものを1つ選びなさい。 問題 6 1つ選択してください: a. 授業の内容は、最初の授業で教員からの説明があるまでわからない。 テキスト164〜166頁参照 b. 大学では、一部の例外を除いて、自分の受講する科目を受分で選択し、登録することが必要である。 c. 予習・復習の時間を確保するために、多くの大学で、セメスターごとに登録できる単位数には上限が設けられている。

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