問題一覧
1
ポルトランドセメントの製造における次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
粘土の代替材料の一部として石炭灰を用いる場合、クリンカーおよびせっこうの微粉砕後に石炭灰を混合する
2
次の骨材を用いて製造された各種コンクリートのうち、JIS A5308(レディーミクストコンクリート)の規定に照らして、正しいものはどれか
JIS A 5021(コンクリート用再生骨材H)に適合する再生骨材Hを用いて、「舗装 曲げ4.5 6.5 25 BB」を製造出荷した
3
各種コンクリートの配(調)合に関する次の一般的な記述のうち、不適当なものはどれか。
水中不分離性コンクリートの単位水量は、材料分離を防ぐために、一般のコンクリートに比べて少なくする
4
JASS5では、海水の作用を受けるコンクリートについて、高炉セメントB種を用いる場合、水セメント比の最大値を普通ポルトランドセメントより大きくしている。
○
5
土木学会示方書では、軽量骨材コンクリートの空気量は、普通骨材コンクリートより1%大きくすることを標準としている。
○
6
水中不分離性コンクリートの単位水量は、材料分離を防ぐために、一般のコンクリートに比べて少なくする。
✕
7
一般の鋼繊維補強コンクリートにおいて、繊維の容積混入率を5%とすると、コンクリートの練混ぜや繊維の分散に支障をきたす
○
8
粗骨材を実積率の小さいものに変更したので、同一スランプを得るために、単位水量を減らすとともに細骨材率を小さくした。
✕
9
単位水量を変えずにスランプを大きくするために、AE減水剤を高性能AE減水剤に変更し、細骨材率を大きくした。
○
10
暑中期において、コンクリート温度が高くなることが予想されたので、同一のスランプおよび空気量を得るために、単位水量を減らすとともに、AE剤の使用量を減らした。
✕
11
粗骨材を最大寸法25mmの砂利から20mmの砕石に変更したので、同一のスランプを得るために、単位水量を大きくし、細骨材率を小さくした。
✕
12
JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)では、高強度コンクリートのみスランプフロー値が規定されている。
✕
13
JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)では、荷卸し地点でのスランプフローの規定値を50㎝、60㎝としている。
✕
14
水密コンクリートでは、密実になるように振動を加え、打継ぎを多くして施工するようにしている。
✕
15
土木学会示方書の高強度コンクリートにおいて、耐凍害性が要求される場合の空気量の標準値は設計基準強度が100N/mm2の場合3.0%とされている。
○
16
配(調)合強度を変えずに空気量を増加させるため、AE剤の添加量を増やし、水セメント比を変えずに単位水量を低減し、細骨材率を大きくした。
✕
17
水セメント比およびスランプが同一の場合、使用する細骨材の粗粒率が大きいほど、細骨材率を小さくする。
✕
18
普通骨材コンクリートをポンプで圧送する場合、細骨材率を高めると圧送性は一般によくなる。
○
19
減水剤の減水効果は、コンクリート中に空気泡が連行されることによって生ずるものである。
✕
20
土木学会示方書では、単位水量の上限は185kg/m3を標準とし、これを超える場合には、所要の耐久性を満足していることを確認することとしている。
✕
21
粗骨材を砂利から砕石に変更することにしたので、同一のスランプを得るために、単位水量を増やし、細骨材率も大きくした。
○
22
夏期において練上がり温度が高くなることが予想されたので、所定のスランプおよび空気量を得るために、AE剤の使用量を増加した。
○
23
空気量を多くする必要が生じたので、同一スランプとなるように、細骨材率を小さくし、単位水量を少なくした。
○
24
温度ひび割れを少なくするためには粗骨材最大寸法は施工可能の範囲で大きくし、実積率の大きい粗骨材を用いる。
○
25
マスコンクリート部材である橋脚の施工において、セメントの水和熱を低減させるために、低熱ポルトランドセメントを用いるとともに、呼び強度を保証する材齢を28日から91日に変更した。
〇
26
土木学会示方書の海洋コンクリートにおいて、耐久性から定めるコンクリートの最大水セメント比は一般現場施工の場合、飛沫帯および干満帯を50%として規定している。
✕
27
土木学会示方書の海洋コンクリートにおいて、耐久性から定めるコンクリートの最小の単位セメント量を、粗骨材最大寸法が40㎝で海中の場合は280kg/m3としている。
〇
28
土木学会示方書では、水セメント比の最大値を65%としている。
〇
29
土木学会示方書では、一般の水中コンクリートの水セメント比を50%以下としている。
〇
30
JASS5では、水密コンクリートの水セメント比を50%以下としている。
〇
31
JASS5では、遮蔽コンクリートの水セメント比を55%以下としている。
✕
32
セメントに関する次の一般的な記述のうち、適当なものはどれか。
混合材の分量が多いほど、密度は大きくなる。
33
各種セメントを用いたコンクリートの特徴に関する次の記述のうち、不適当なのはどれか。
高炉セメントは、高炉スラグの潜在水硬性により、コンクリートの組織を緻密化させ、耐凍害を向上させる。
34
骨材の密度および吸水率に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
レディーミクストコンクリートに用いる骨材の品質はJIS A 5308の附属書Aで規定されており、粗骨材の吸水率は3.0%以下であるのに対して川砂は3.5%以下である。
35
次の各種骨材の記述のうち、誤っているのはどれか。
海砂には塩分が含まれており、鉄筋腐食が問題になることから、近年ではほとんど使われていない。
36
フライアッシュに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
高炉セメントおよびフライアッシュセメントは、アルカリシリカ反応を抑制する効果を有しない。
37
トラックアジテータのドラム内に付着した普通コンクリートのフレッシュモルタルは、付着モルタル安定剤によって処理し、翌朝の普通コンクリートに混合して再利用できる。
〇
38
回収骨材を専用の設備で貯蔵、運搬、計量している場合は、粗骨材および細骨材の目標回収骨材置換率の上限をそれぞれ50%とすることができる。
✕
39
練混ぜを開始してから荷卸しまでの運搬時間は1.5時間以内とするが、購入者と協議のうえ、運搬時間の限度を変更することができる。
〇
40
トラックアジテータは、その荷の排出時に、コンクリート流の1/4および3/4のところから個々に試料を採取してスランプ試験を行い、両者のスランプの差が3cm以内になるものでなければならない。
〇
41
連続濃度測定方法でスラッジ水の濃度を管理し、スラッジ固形分率が3%以下となるように上澄水と混合して計量した。
〇
42
あらかじめ許容差内で計量してある混合剤と一緒に水を累加して計量し、1回計量分量の計量値の許容差が、合計で±3%以下となるように管理した。
✕
43
JIS A 1119(ミキサで練り混ぜたコンクリート中のモルタルの差及び粗骨材量の差の試験方法)に規定される試験を行い、コンクリート中のモルタルの単位容積質量の差およびコンクリート中の単位粗骨材量の差を求め、練混ぜ量と練混ぜ時間を決定した。
〇
44
JIS A 8603-2(コンクリートミキサー第2部:練混ぜ性能試験方法)に規定される試験を行い、コンクリート内の空気量、モルタル量、粗骨材量の偏差率、コンシステンシー(スランプ)および圧縮強度の偏差率を求め、使用する、ミキサの適合を確認した。
〇
45
レディーミクストコンクリートの種類として、呼び強度54、スランプフロー55㎝の高強度コンクリートを選定した。
〇
46
レディーミクストコンクリートの容積を、運搬車1台に積載されたコンクリートの全質量をフレッシュコンクリートの単位容積質量で除して求めた。
〇
47
普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの塩化物含有量を、普通ポルトランドセメント中の塩化物イオンおよび配合設計に用いた単位セメント量との積に塩化物イオン残存比を乗じた値として求めた。
✕
48
レディーミクストコンクリートの運搬時間を「レディーミクストコンクリート納入書」に記入される納入の発着時刻の差によって確認した。
〇
49
「高強度 60 50 20 L」のレディーミクストコンクリートにおいて、スランプフローが59.0㎝、空気量が4.0%であったため、新しく試料を採取してあらためて試験を行った結果、スランプフローが56.0cm、空気量が3.8%となったので、合格と判定した。
〇
50
「高強度 60 50 20 L」のレディーミクストコンクリートのとき、圧縮強度の検査を行うための1回の試験において、100m3に1回の割合で任意の3運搬車から採取した試料を用いてそれぞれ1個ずつ、合計3個の試供体を作成した。
✕
51
高強度コンクリートにて、呼び強度を保証する材齢での圧縮強度試験において、アンボンドキャッピングを適用した。
✕
52
レディーミクストコンクリートの運搬時間は、練混ぜを開始してから荷卸し完了までの時間とし、その時間は1.5時間以内とする。
✕
53
ダンプトラックは、スランプ2.5cmおよび6.5cmの舗装コンクリートを運搬する場合に限り使用することができ、その運搬時間の限度を60分以内としている。
✕
54
トラックアジテータの性能試験に用いるコンクリートは、スランプ8~18cmのものとし、荷卸しされるコンクリート流の約1/4および3/4のとき、それぞれ全断面から試料を採取してスランプ試験を行い、両者のスランプの差が3cm以内になるものでなければならない。
〇
55
トラックアジテータのドラム内に付着したモルタルの再使用は、軽量コンクリートおよび高強度コンクリートには行えず、普通コンクリートと舗装コンクリートにのみ利用可能である。
✕
56
計数抜取検査は、計量抜取検査に比べ判定能力が高く、コンクリートの品質検査に適している。
✕
57
生産者危険率とは、不合格としたいある特定の悪い品質の検査ロットが抜取検査で合格とする確率のことである。
✕
58
1個の試験結果を用いるX管理図と数個(n≧2)の試験結果の平均値を用いるX’管理図では、X’管理図のほうが管理限界の幅は大きくなる。
✕
59
シューハート管理図で連続する3点中、2点が3σ(管理限界)の領域に打点されていたが、その2点は中心線を挟んで両側上にあるので、公邸に異常はないと判断した。
〇
60
JIS A 5308の規定に照らしたとき、下記のコンクリートは正しいものか。 「高強度 57 45 20 M」
〇
61
JIS A 5308の規定に照らして、下記のコンクリートは正しいか。 「軽量1種 30 8 15 N」
〇
62
JIS A 5308の規定に照らして、下記のコンクリートは正しいか。 「普通 30 50 20N」
✕
63
JIS A 5308の規定に照らして、下記のコンクリートは正しいか。 「高強度 50 21 20N」
〇
64
購入者は、生産者と協議のうえ、JISに規定されていない混和材料をコンクリートや鋼材に有害な影響を及ぼさないことや所定の品質と安定性を確かめて使用することができる。
〇
65
購入者は、生産者と協議のうえ、レディーミクストコンクリートのスランプの許容差を指定することができる。
✕
66
購入者は、生産者と協議のうえ、レディーミクストコンクリートの空気量の値を指定することができる。
〇
67
購入者は、バッチごとの計量記録およびこれから算出した単位量の提出を生産者に要求することができる。
〇
68
骨材の貯蔵設備はレディーミクストコンクリートの最大出荷量の1日分以上に相当する骨材を貯蔵できるものでなければならない。
〇
69
骨材の貯蔵設備は日常管理ができる範囲であれば、レディーミクストコンクリート工場と同一敷地内に設置しなくてもよい。
〇
70
ミキサの種類と定格容量が規定されており、同規格に適合しないミキサを用いることはできない。
✕
71
ミキサの要求性能として排出性能が規定されており、水平二軸形ミキサを用いる場合、15秒以内に分離を起こすことなく全部混合槽から排出できなければならない。
〇
72
練混ぜ工程の管理において、練り混ぜられた全パッチのコンクリートについて目視によってスランプおよび容積を確認し、午前および午後にそれそれ1回の頻度でスランプおよび空気量を実測した。
〇
73
練混ぜ工程の管理のために、品質特性の各項目を試験するための試料をトラックアジテータから採取し、対象のバッチの練混ぜ量を採取する量の分だけ割り増して、納入書に記載された容積を下回らないように管理した。
〇
74
回収骨材と新骨材とを合計した全使用量に対する回収骨材の使用量が20%を超えないように、新骨材のベルトコンベアによる運搬中に回収骨材をホッパから一定量引き出し、上乗せして使用した。
✕
75
コンクリートの容積の試験において、1運搬車に積載された全質量を荷卸し前後の運搬車の質量差から計算によって求めた。
〇
76
アルカリシリカ反応による膨張ひび割れは、反応性鉱物を含む骨材がある量以上存在し、細孔溶液中に十分な水酸化アルカリが存在すれば、水分供給のない乾燥状態に置かれていても発生する。
✕
77
部材両端が強く拘束されている鉄筋コンクリート柱においてアルカリシリカ反応が進むと、主(鉄)筋に直角の方向のひび割れが発生しやすい。
✕
78
海水または潮風の影響を受ける環境のコンクリート構造物では、塩化物イオンとともにアルカリ分も供給されるので、アルカリシリカ反応が生じやすくなる。
〇
79
アルカリシリカ反応の抑制対策として、反応性骨材に対して非反応性骨材を1:1程度に混合して用いる方法が有効である。
✕
80
厚みのあるコンクリート部材においては、アルカリシリカ反応によるひび割れは表層よりも内部において発生しやすい。
✕
81
アルカリシリカ反応の抑制には、フライアッシュを15%以上(質量比)含むフライアッシュセメントの使用が有効である。
〇
82
材齢9年の時のコンクリートの中性化深さが6㎜の場合、材齢25年の時の中性化深さは10㎜と推定される。
〇
83
中性化と塩化物イオンの侵入が同時に進行する場合、塩化物イオンは、コンクリートの中性化した領域に濃縮される。
✕
84
コンクリートの中性加速度は、屋外側に比べて屋内側が一般に速くなるが、 中性化した後の鋼材の腐食速度は、屋内側のコンクリートの含水量が屋外側よりも少ない場合は、屋内側のほうが遅くなる。
〇
85
高炉セメントB種を用いたコンクリートの中性化速度は、同一水セメント比の普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートよりも速い。
〇
86
下水管路の水面部以上の壁面における損傷は、微生物によって生じる硫酸塩によるコンクリートの膨張が原因である。
✕
87
土木学会示方書によると、鋼材腐食に対する照査に用いられる塩化物イオンの鋼材腐食発生限界濃度は、コンクリートに用いるセメントの種類によって異なる。
〇
88
屋内側のコンクリートは、屋外側に比べて中性化速度は速いが、中性化が鉄筋位置まで到達しても鉄筋は腐食しにくい。
〇
89
凍結により、コンクリート中の塩化物イオンは表層から内部に移動し、鉄筋位置での塩化物イオン濃度が高くなると塩害が生じやすくなる。
〇
90
凍害による劣化の恐れがある構造物には、硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法による質量損失の小さい骨材を用いるのがよい。
〇
91
下水道内におけるコンクリートの化学的侵食による劣化は、下水道中に含まれる硫酸塩が微生物の作用により硫酸となることが原因である。
〇
92
凍結防止剤として塩化ナトリウムが散布される構造物では、塩害と凍害による複合劣化が促進されやすい。
〇
93
塩害による鉄筋腐食の対策として、高炉セメントB種が用いられる理由は、普通ポルトランドセメントと比較して腐食が発生する限界の塩化物イオン量を増大できるためである。
✕
94
アルカリシリカ反応は、反応生成物の吸水膨張によるコンクリートの体積変化をもたらし、過大な膨張が起こる場合には、鉄筋の曲げ加工部で破断しやすい。
〇
95
塩化物イオンを含む凍結防止剤を散布すると、塩化物イオンがコンクリート内部へ移動することによって塩害が引き起こされるが、凍結防止剤によって水の凝固点が低下するため凍害は受けにくくなる。
✕
96
寒冷地の建造物であったため、空気量は4.5%を標準とした高強度コンクリートを使用し、凍害対策とした。
〇
97
骨材中の反応性鉱物と細孔溶液中の水酸化アルカリとの化学反応となるアルカリシリカ反応は、コンクリート中のアルカリ総量の影響を受けやすい。
〇
98
凍結圧対策とするため、コンクリートは微小な空気泡を連行したAEコンクリートとし、粗骨材に吸水率の大きい軟石を使用したが、ポップアウトが発生した。
〇
99
硫酸塩がコンクリートを膨張させるのは、水酸化カルシウムおよびアルミン酸三カルシウムと反応して、カルシウムサルフォアルミネ-トを生成させるためである。
〇
100
コンクリートがアルカリ性で塩化物イオンが所定値以下であれば、外的要因などで鉄筋を陽極とする直接電流が流れても鉄筋は腐食しない。
✕