問題一覧
1
主体的真理追究の過程を三段階の実存に分け、最終的に 「単独者」として神と 向き合えば、絶望= 「死に至る病」から抜け出せるとした実存主義者は誰か。
キルケゴール
2
人は死や苦痛など 「限界状況」の中で自己の有限性を自覚し、 神= 「超越者」 この存在と向き合うようになると説いた有神論的実存主義者は誰か。
ヤスパース
3
神への信仰を弱者のルサンチマン(怨恨)とし、キリスト教的価値観が崩壊していることを「神は死んだ」という言葉で表した人物は誰か。
ニーチェ
4
「神の死」「超人」「永劫回帰」などのニーチェの代表的な思想を表現した著作を何というか。
ツァラトゥストラ
5
死を恐れる「現存在」である現代人は、死を恐れるダスマン(世人)に成り下がっている。それを乗り越えるために「死への存在」であることを自覚すべきと唱えた人物は誰か。
ハイデッガー
6
「実存は本質に先立つ」とし、「人は自由の刑に処せられている」ため自己拘束して生きねばならない(アンガージュマン)とした無神論的実存主義者は誰か。
サルトル
7
フォイエルバッハの唯物論とヘーゲルの弁証法を引用し、階級対立により下部構造が 上部構造を覆す 「唯物史観」を軸にした科学的社会主義を打ち立てた人物は誰か。
カール・マルクス
8
ドイツからアフリカに渡り、現地での医療行為に一生を捧げ、「生命への畏敬」の言葉を残した人物は誰か。
シュバイツァー
9
インドの独立運動で活躍し、「非暴力+不殺生(アヒンサー)・不服従」の言葉を残した人物は誰か。
ガンディー
10
カトリック教会の修道女で、インドで孤児や感染症患者の救済のために一生を捧げた人物は誰か。
マザーテレサ
11
「異邦人」 などの不条理小説や感染症を扱った「ペスト」で世界と人間の意識の乖離を描きノーベル文学賞を受賞した人物は誰か。
カミュ
12
心理学者レヴィンは、子どもと大人の境界である青年期にある者をカタカナで何と表現したか。
マージナルマン
13
心理学者エリクソンは、社会人として責任を猶予された青年期の状態をカタカナで何と表現したか。
モラトリアム
14
心理学者エリクソンが青年期の課題として挙げた 「自分が何者であるか (自己同一性)」 という概念をカタカナで何というか。
アイデンティティ
15
ルソーは、青年期において自我の目覚めが起き、 自分自身が生まれ変わることを何と表現したか。
第二の誕生
16
防衛機制のうち、失恋後に学問に打ち込むなど、 社会的価値の高いものに情熱を向けることを何というか。
昇華
17
礼や仁の重要性や徳のある者による政治(徳治主義) を唱え、 儒教の始祖となった春秋時代の思想家は誰か。
孔子
18
孔子の死後、弟子達が彼の言行をまとめた書物の一つを何というか。
論語
19
人間に存在する四端から 「性善説」 を唱え、 また易姓革命を唱えた戦国時代の思想家は誰か。
孟子
20
孟子を批判して 「性悪説」を唱え、 学問によって人間を善に向かわせる 「礼治主義」を唱えた戦国時代の思想家は誰か。
荀子
21
万物の根源は道であり、それを捉えるために人為を廃して自然であるべき(無為自然)と唱えた春秋時代の思想家は誰か。
老子
22
「兼愛」や「非攻」を説いて全国を遊説した戦国時代の思想家は誰か。
墨子
23
君主は法の適用と「信賞必罰」により国家を治めるべきと説いた戦国時代の法家を代表する人物は誰か。
韓非子
24
実践重視の考え方である「知行合一」を唱え、陽明学を創設した明代の人物は誰か。
王陽明
25
理気説 (朱子学)を唱え 「上下定分の理」で幕藩体制の理論的基礎を作り上げ た江戸時代の儒学者は誰か。
林羅山