問題一覧
1
Linuxでの印刷で使われるシステムは?
CUPS(Common UNIX Printing System)
2
CUPSで標準的な印刷コマンドで印刷ジョブを生成し、プリントキューに登録するものは?
lp
3
CUPSで標準的な印刷コマンドでプリントキューにある印刷ジョブを削除するものは?
cancel
4
CUPSで標準的な印刷コマンドでプリントキューにある印刷ジョブを表示するものは?
lpstat
5
CUPSは何と互換性がある?
レガシーな印刷システムであるLPDとの互換性がある
6
LPDと互換性のある印刷コマンドで印刷ジョブを生成し、プリントキューに登録するものは?
lpr [オプション] [ファイル名]
7
lprコマンドのオプションで指定した部数を印刷するものは?
-#数
8
lprコマンドのオプションで指定したプリンタに出力するものは?
-Pプリンタ名
9
LPDと互換性のある印刷コマンドでプリントキューの内容を一覧表示するものは?
lpq [オプション] [ユーザー名] [ジョブ番号]
10
プリントキューとは?
印刷ジョブを一時的に格納する場所。プリントキューの印刷ジョブは順番に処理される
11
lpqコマンドのオプションで指定したプリンタの情報を表示するものは?
-Pプリンタ名
12
LPDと互換性のある印刷コマンドでプリントキューにある印刷ジョブを削除するものは?
lprm [オプション] [ジョブ番号]
13
lprmコマンドのオプションで指定プリンタの印刷ジョブを削除するものは?
-Pプリンタ名
14
lprmコマンドのオプションで自分の印刷ジョブをすべて削除し、rootユーザーで実行した場合は全てのユーザーの印刷ジョブを削除するものは?
-
15
UNIXの印刷サービスCUPSのデーモン「cupsd」の設定ファイルは?
「/etc/cups/cupsd.conf」
16
「/etc/cups/cupsd.conf」で設定できるのは?
接続要求を受けるポート番号(デフォルトは631)や、接続するクライアントのアクセス制御などを設定する
17
プリンタに関する設定を記述する設定ファイルは?
/etc/cups/printers.conf
18
レガシー印刷システムとの互換性を確保するため自動的に作られる設定ファイルは?
/etc/printcap
19
Linuxでの印刷には以前は何が現在は何がつかわれている?
以前はLPD(Line Printer Daemon) 現在はCUPS(Common Unix Printing System)
20
CUPSの特徴は?
・ネットワーク上のプリンタをサポートするプロトコル「IPP(Internet Printing Protocol)」を採用 ・プリンタの機種依存情報を記述する「PPD(PostScript Printer Description)」ファイルをサポートしている ・Webブラウザベースで設定できる ・従来の印刷システム「lpd」との互換性を持っている。
21
CUPSの動作するシステムでは、印刷データはどのような流れでプリンタに出力される?
1.データを印刷プログラムによって印刷ジョブとしてスプーラ(スケジューラ)に登録する 2.スプーラは、スプールに溜まった印刷データを順に取り出してフィルタシステムに送る 3.フィルタはデータをPostScript形式に変換し、PostScript形式のデータをPPDファイルの定義に従って、印刷するプリンタ専用のラスタデータ形式に変換する。ラスタデータはバックエンドに送られる 4.バックエンドは、渡されたラスタデータを指定されたプリンタに送信する
22
PostScriptとは?
アドビシステムズが開発したページ記述言語で、どういったデータをどのように描画するかという命令が記述される
23
PPDファイルとは?
アドビシステムズが策定したファイル形式で、プリンタがPostScriptで記述されたデータをどのように扱うかを定義するファイル
24
ラスタデータとは?
点の集合で作成された画像形式です(例:JPEG、BMPファイル)
25
ベクタデータとは?
数値や座標計算によって描画される画像形式
26
CUPSではLPDよりも多くのプリンタに対応できるようになったのはなぜ?
各プリンタ用のPPDファイルを用意することで、いったんPostScript形式に印刷データを変換することで、各メーカー独自の形式に変換することが容易になるから