問題一覧
1
愁へをやめ、恵みを施し(道)を正しくせば、その化遠く流れんことを知らざるなり。
政道
2
世を治る(道)、倹約を本とす。
方法
3
老来たりてはじめて(道)を行せんと待つことなかれ。
仏道
4
ありきたりことはまことしき文の道、作文、和歌、管弦の(道)。
方面
5
(文)は文選のあはれなる巻々、白氏文集、
書物
6
都へたより求めて(文)やる。
手紙
7
鶯は、(文)などにもめできたきものに作り、
漢詩文
8
供奉の公卿、殿上人(色)を失ひ、北面の
顔色
9
無下に(色)なき人におはけりと、
風流
10
よろづにいみじくとも、(色)好まざらん男はいとさうざうしく、
恋愛
11
同じ折亡くなり給いし侍従の大納言の御娘の(手)を見つつ、
筆跡
12
1目なりとも遅く負くべき(手)につくべし。
手段
13
あまたして(手)負ほせ、打ち伏せて縛りけり。
手傷
14
世の常ならぬ様なれども、人に厭われず、(よろづ)許されけり。
すべて
15
(よろづ)自由にして、おほかた人に従ふといふことなし。
何事につけて
16
(年ごろ)思ひつること、果たし侍りぬ。
数年後
17
遣はしし人は、夜昼待ち給ふに、年越ゆるまで音もせず。
便り
18
風の(音)、虫の音などはた言うべきにあらず。
音
19
(つゆ)も、物空にかけらばふと射殺し給へ。
わずか
20
木の葉に埋もるる筧のしづくならでは、(つゆ)おとなふものなし。
全く
21
(かたち)を改め、齢を若くせよのにはあらず。
容貌
22
鏡に色、(形)あはましかば、映らざらまし。
形
23
(かたち)を好ませ給ひて、今も良き若き人ども
美人
24
心づきなきことあらん折は、なかなかその(由)をも言ひてん。
理由
25
火をつけて燃やすべき(よし)仰せ給ふ。
こと
26
隙もなき涙に曇る心にもあかしと見ゆる月の(影)かな。
光
27
初瀬に鏡たてまつりしに、ふしまろび泣きたる(影)の見えけむは、これにこそはありけれ。
姿
28
官、位に思ひをかけ、主君の(かげ)を頼むほどの人は
恩恵
29
(ただ)言ふ言葉も、口惜しうこそなりもてゆくなれ。
直接
30
(ただ)今日も君には逢はめど人事を繋み
すぐに
31
おごれる人も久しからず久しがらず。(ただ)春の夜の夢のごとし。
ちょうど
32
(ただなる)人にはよもあらじ。
普通の
33
後七日の阿闍梨、武者を集むること、いつとかや、盗人にあひにけるより、宿直人とて、(かく)ことごとしくなりにけり。
このように
34
(さ)は言えど、上戸はかしく罪許さるるものなり。
そう
35
よき人は知りたることとて、(さ)のみ知り顔にやは言ふ。
そう
36
和歌こそ(なほ)をかしきものなれ。
やはり
37
東路の道のはてよりも、(なほ)奥つ方に生ひ出でたる人、
いっそう