問題一覧
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国際看護の視点はどこに活かせる? ・国際看護協力 ・在日外国人医療・看護 ・在外邦人医療・看護 ・在宅看護 ・*邦人の「邦」は「国」のこと 邦人は自国の人という意味。対義語は「異邦人」 ・日本国内でも地域その他によってさまざまな違いがある→日本人同士であっても多様な文化・習慣・言語・宗教 ・日本国内の看護活動にも( )は活かせる
国際看護
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国際協力の歴史 • 1894~1895年:日清戦争 日本赤十字社看護師による看護活動 ・1900年:北清事変 日本赤十字社看護師による看護活動。以後たびたび同様の派遣 • 1938年:YMCA所属学生による救護班(看護師2名含む)による中国大陸での難民救済活動 •1939~1945年:日本赤十字社および篤志看護師の活動。日本赤十字社からの派遣者 1118名死亡 ・1945年:( )(WW Ⅱ)終わる
第二次世界大戦
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国際協力の歴史 ・1954年日本がコロンボ計画に加盟 *コロンボ計画:アジア・太平洋地域諸国における経済・社会開発を推進することを目的とする経済協力機構 1950年1月セイロン(現スリランカ)のコロンボで開催されたイギリス連邦外相会議で設立が合意 ・1961年 日本キリスト教海外医療協力会より ネパールに看護師2名派遣 日本赤十字社よりインドネシアに看護師2名派遣 以後( )からの派遣が続く
NGO
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国際協力の歴史 ・1965年:青年海外協力隊創設 ・1967年:青年海外協力隊よりインドに5名の看護師が派遣 ・ 1960年代末:海外技術協力事業団(( )の前身) より看護専門職の派遣開始 * JICA: Japan International Cooperation Agency:独立行政法人国際協力機構 日本の( )( )を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行う ・1979年:カンボジア難民救援医療チーム派遣開始 (〜1982) ・1982年 国際救急医療チーム創設 (現 国際緊急援助隊医療チーム)
JICA、政府開発援助、ODA
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世界の健康目標・関連する概念 ・( )の健康格差を是正し、すべての人の健康を保持増進する • ( ) (Universal Health Coverage) ユニバーサルヘルスカバレッジ:すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる状態
国家・地域間、UHC
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世界の健康目標・関連する概念 • ( ) (Primary Health Care) プライマリヘルスケア 実践的で、科学的に有効で、社会に受容されうる手段と技術に基づいた、欠くことのできない保健活動 ( )は、国家保健システムと個人、家族、地域社会とが最初に接するレベルであって、人々が生活し労働する場所になるべく近接して保健サービスを提供する。継続的な保健活動の過程の第一段階を構成する。 ( )
PHC、PHC、アルマ・アタ宣言
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MDGs(Millennium Development Goals) 開発分野における国際社会共通の目標 2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された( )を基とする 達成期限:2015年 達成すべき目標:極度の貧困と飢餓の撲滅など、8つ
国連ミレニアム宣言
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MDGSの成果と課題 成果:特に途上国の人々が直面していた多くの問題を解決する原動力となった多くの命が守られ、人々の生活環境が改善課題:MDGSの達成状況を国・地域・性別・年齢・経済状況などから見てみると、様々な格差が浮き彫りとなり、”( )”の存在が明らかに
取り残された人々
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SDGs(Sustainable Development Goals) ・( )までに持続可能でよりよい世界を目指す( )の国際目標 (その下に、169のターゲット、231の指標) ・「 ( )」、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため ・「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載 ・採択:2015年9月の国連サミット 加盟国の全会一致
2030年、17、誰一人取り残さない
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シエラレオネ共和国 ・面積:7.2万km2(日本の約5分の1) ・人口:842万人(2021年/世界銀行) •公用語:英語 ・1人あたりのGNI:500US$ (2021年/世界銀行) ・5歳未満児死亡率:105人(出生1,000人あたり 2021年/UNIGME=国連の死亡率推計に関する 機関間グループ) ・妊産婦死亡率:443人(出生10万人あたり、2020年/WHO) ・平均寿命:60.06歳(2021年/世界銀行) 46歳(2016年) ( )歳(2004年/WHO) ・宗教:イスラム教60%、キリスト教10%、アニミズム信仰30%
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疾患別の( )と看護( ) マラリアには4種類あり、それぞれ発熱サイクルが異なる。 マラリアは、蚊体内で分裂、成長する時期と人体内で分裂、成長する時期の2段階で生活感を形成している。
動向、マラリア
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疾患別の( )と看護( ) エイズ (ACQUIRED IMMUNODEFICIENCY SYNDROME=AIDS)とは、後天性免疫不全症候群のこと。 エイズは、HIV(HUMAN IMMUNODEFICIENCY VIRUS)に感染したことで起こる。 HIVが体内に侵入すると、CD4陽性リンパ球(Tリンパ球やマクロファージ)入り込み感染を起こす。 HIVに感染すると、体内でリンパ球が次々に破壊されてしまうため、免疫力が低下し、日和見感染症や悪性腫瘍を発症してエイズとなる。
動向、AIDS
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疾患別の( )と看護( ) 世界の結核の現状結核は、世界の死亡原因13位を占め、新型コロナ感染症が猛威を振るった年を除くと、単一の感染症としてはHIV/エイズを超え最大の死亡原因となっている。 世界人口の23%にあたる約17億人が結核に感染し、そのうち年間1,000万人が新たに発病し、160万人が死亡していると推定されている。
動向、結核
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疾患別の( )と看護( ) 新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルス(SARS-COV-2)による感染症。2019年12月に中国で初めて報告され、今もなお世界的な流行を見せている。 日本では2023年4月1日までに33,462,859人(国内人口の約26.5%)が新型コロナウイルス感染症と診断されている。 2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ感染症法に規定される“5類感染症”に移行した。 これにより、政府が外出自粛を要請することはなくなり、感染対策は個人や事業者の判断に委ねられるなど、大きな転換点を迎えた。
動向、COVID-19
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FGMによる健康被害 ・激しい痛み・大量出血(死に至る場合も) ・感染症・排尿障害・慢性的な合併症 ・生理不順・生理や性行為の際の激痛・難産 ・うつやPTSDなどの精神的疾患 ・生涯にわたり健康面で害を及ぼすFGMは、女性の「( )」
権利の侵害
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災害とはそもそもどんなもの 災害と一口で言ってもいくつもの種類があり分類されている。 災害とは、その要因(素因や原因など)が( )なものであれ( )なものであれ、( )および( )になんらかの破壊力が加わって、( )が失われたり( )等が失われることによって、それまでに構築されてきた( )が崩れることをいう。 人間社会が構築している均衡というものは、歴史的な時代の違い、技術力の差、地域特性の違いなどによって異なる。 すなわち災害の様相は、自然的地域特性や文化的地域特性の違いによって異なるため、きわめて多様な現象となって現れる。 このように自然的、人為的へ悪影響を与えるなんらかの破壊、という認識で良い。
自然的、人為的、人間、人間社会、人命、社会的財産、社会的均衡
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( )(天災)とは 自然環境で生きていく私たちにとってまったく同じ一日の環境はない。 太陽が昇って、雨が降って、風が吹いてと何かしらの変化があり、同じ日射量、降水量、風速だったとして翌日もまったく同じということはない。 ( )は必ず変化している。しかし( )な環境で( )な状態や( )な変化が起こるときに人にとって悪い影響を及ぼすことがある。この変化によって被害が生じることを( )と呼ぶ。 この自然災害のうち、地球の地上又は地下で起こる災害を「地象災害」、地上より上の空気中/天候の変化による災害のことを「気象災害」と呼ばれている。
自然災害、自然、自然、異常、急激、自然災害
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( )(地震/津波や火山活動など) 主に( )の動きによって引き起こされる異常現象を( )と呼んでおり、地中深くの各大陸プレートやマントルの動きによる摩擦、ひずみなどによって生じる地球の活動による現象。
地象災害、地下、地象災害
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( )(台風による洪水、大雪、雷など) 大気中の( )や( )、大気圧などの( )により生じる災害が( )と呼ばれる。
気象災害、温度、湿度、大気変動、気象災害
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これまでの地球上で起こる自然災害とは異なり、「( )」が原因となって引き起こされる災害を( )と呼ばれており次のように分類されている。 ( )は、人が与える災害であり自然災害と比べ多種多様なためより細かく分類されている。 他にも( )と呼ばれる一般的に( )として括られる災害もある。
人、人為災害、人為災害、特殊災害、テロ
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激甚化・頻発化する豪雨災害 近年、世界中で( )が頻発している。令和元年(2019年)も、各地で豪雨災害が発生し、大きな被害をもたらした。同年7月から10月には、インドを中心とした大雨により、南アジアでは死者が合計で2,300人以上となるなど甚大な被害が発生した。 インドの同年8月及び9月の総降水量は1983年以来最も多かったなど、記録的な大雨となった。
気象災害
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激甚化・頻発化する豪雨災害 令和元年の年平均気温は、世界の陸上の広い範囲で平年より高く、東アジア北東部含め世界各地で異常高温が発生した。 我が国でも全国的に気温の高い状態が続き、1898年の統計開始以来、日本の年平均気温は最も高かった。一般に、異常気象は過去に経験した。 現象から大きく外れた現象であり、人が一生の間にまれにしか経験しないものであるが、今後、地球温暖化等の( )により、世界的に異常気象が( )する可能性も指摘されている。 世界における感染症の流行をみると、WHOによれば、2012~2017年に発生した感染症は168か国で1,200件以上を数え、その中には新興感染症や再興感染症によるものも含まれていた。 今後は、( )の終息にかかわらず多様な健康の緊急事態も含む( )として、多角的にとらえることが求められる。
気候変動、増加、新型コロナウイルス感染症、複合災害
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異文化への配慮 ( )の異なる被災現場で看護活動を行う際に、わきまえなければならないこと ① 難民キャンプおよび避難民キャンプは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)や軍隊の管轄下にあるため、活動に制約を受けることがある ②国によってさまざまなルールやシステム、モラルがあるため、日本の常識を持ち込んではならない ③日本と異なる医療水準であり、日本と同様の医療を求めるべきではない ④被災者は平時と異なる緊急の生活を強いられている ⑤私たちは部外者であり、いずれはその現場から撤退することを忘れてはならない
文化背景
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健康の決定要因とメンタルヘルス ・健康の決定要因・健康の社会的決定要因とメンタルヘルスとの関係 例)( )、( )→( )における親の育児放棄・虐待→( )→脳の器質的変化→意欲・好奇心の低下→自己肯定感の低下
社会格差、貧困、幼少期、栄養不良
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医療資源の豊かな国におけるメンタルヘルスの例 ・入院・収容主義(世界で最も多い精神科病床数) ・長期間の施設隔離 ・民間精神科単科病院が80% ・多剤大量療法:化学的拘束・利益主義 ・隔離・拘束。不十分な同意による入院 ・国民の偏見・差別、メンタルヘルスリテラシー不足 ・適切な精神科医療の不足 →国連の( )から是正勧告(2022年) ( )の見直し、国民の( )
障がい者権利委員会、医療計画、意識改革
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医療資源の不十分な国におけるメンタルヘルスの例 ・専門医・専門外来の不足 ・入院病床不足 ・抗精神病薬・向精神薬の使用困難(高額) ・精神症状についての伝統的解釈・治療 ・国民の偏見・差別、メンタルヘルスリテラシー 不足 ・私宅における家族による拘束 ・適切な精神医療の不足 →( ) 介入ガイド(mhGAP-IG)の活用、( )など
mhGAP、人材育成