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7章1-26
  • こあ

  • 問題数 26 • 6/25/2024

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  • 1

    心もとなきほどにうちそよめきたるも、[あかぬここち]のみぞせらるる。

    物足りない気持ち

  • 2

    例の思ひあまり、またなぐさむ方しなければ、何となく[あくがれいでて]、院へ参り給ひぬ。

    ふらりと出かけて

  • 3

    帝、[ののしりあはれがりたまひて]、御しほたれたまふ。

    口をきわめて感動なされて

  • 4

    帳のうちよりもいださず、[いつき養ふ]。

    大事に養育する

  • 5

    姉のゆかり、この君の御かげを、頼もしきことに思ふ身なれば、[いなぶべき方なきに]、

    ことわることもできないので

  • 6

    のの強盗の首領とおぼしくて、[こと提てければ]、みなその下郷にしたがひて、主従のごとくなん待り

    さしずすると

  • 7

    「召し具し給へるは、故宮に[後れさせ給ひて]、無礼にわたらせ給へるを、じじゅう よすが時従が縁となりて」

    先立たれてしまわれて

  • 8

    御母の更衣なやみ給ふことありき。[おこたりもやり給はで]、夏の頃は、いとしも重うわづらはせ給へば、御里にまかでなむとし給ふ。

    病気がすっかりよくおなりにもならないで

  • 9

    返事するとおほして、[うちおどろき]たまひぬ。「夢と知りせば」と思ふに、悲しさ、言ふはかりなし。

    目をさます

  • 10

    昔、愛宕の山に、久しく[行ふ]聖ありけり。

    修行する

  • 11

    見れば、普賢菩薩、白象に乗りて、[やうやうおはして]、坊の前に立ち 給へり。

    しずしずとおいでになって

  • 12

    は、この僧にまことに具しておはしたるにやと[おぼす]程に、その後また、僧都の夢に見給ふやう、

    お思いになる

  • 13

    音もし給はず。「[大殿ごもりにける]か。あこきに侍り」と言ふ。

    おやすみになってしまった

  • 14

    ただ母君のそのままにうつしとり給へるを見給ふには、えたへ給はず、[かきくらされ給ふ]。

    悲しみにくれていらっしゃる

  • 15

    「大かたは、かくおそろしき物に領ぜられたりける所に参りける、やまちなり」と[かこちければ]、舅、いとほしと思ひて、

    恨み言を言ったところ

  • 16

    世にすぐれ給ひければ、内へ参らせんとて[かしづき給ふ]ところに、

    大切に育てていらっしゃる

  • 17

    薬の壷に御文そへ、まるらす。ひろげてご覧じて、いといたくあはれがらせたまひて、物も[きこしめさず]。

    お召し上がりにならない

  • 18

    童・下使ひなどまでに、[禄どもあまたかづけ給ふ]。

    祝儀の品々をたくさんお与えになる

  • 19

    いと久しくありて、思ひかけぬほどにおはしましたりければ、[えものもきこえで]逃げて戸のうちにいりにけり

    挨拶のことばも申し上げることができないで

  • 20

    「承りぬ」とて、[やがて具せられて]下りて、世間後見て、楽しく、心安く、当時までありと闘こゆ。

    そのまま連れられて

  • 21

    余は奥の一間にありて、句をねり詩をうめきるけるが、やがて[こうじにたれば]、ふとん引きかうでとろとろと睡らんとするほどに、

    くたびれたので

  • 22

    勧前ことことしからで、親しき限り五六人ばかり、常にて[さぶらふ]。

    お供する

  • 23

    帝、ののしりあはれがりたまひて、[御しほたれたまふ]。

    感動して涙をお流しなされた

  • 24

    むかし、をとこ、津の国、むばらの形、龍屋の里に[しるよしして]、いきて住みけり。

    領地があって

  • 25

    天智天皇、太子にておはしましける時、筑前の国に朝倉といへる所に、[しのびて]住み給ひけり。

    隠れて

  • 26

    「臨終の折は、風火のま去る。かるが故に、朝熱して苦多かり。鬱根の人は地水まづ去るが故に、緩慢して苦しみなし」とこそはあんめれ。されば善根者と見えさせ給ふ。あはれに内・東宮の御使ぞ隙なき。日頃いみじう[しのび]させ給へる殿ばら・御前達、声も惜しませ給はず。げにいみじゃ。

    我慢する