問題一覧
1
理論 問3 薬理 正答率13% 統合失調症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (103回間154出題)(青門P280)
クエチアピンは、セロトニン5-HT₂ᴀ受容体、ヒスタミンH₁受容体及びアドレナリンα₁受容体を遮断する。, アリピプラゾールは、ドパミンD₂受容体及びセロトニン5-HT₁ᴀ受容体に対して部分刺激薬として作用する。
2
103回 32 T型Ca2+チャネルを遮断することで抗てんかん作用を示すのはどれか。1つ選べ。
エトスクシミド
3
108回 154 抗てんかん薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ペランパネルは、シナプス後膜に存在するグルタミン酸AMPA受容体を遮断して、グルタミン酸による神経細胞の過剰興奮を抑制する。, レベチラセタムは、シナプス小胞タンパク質2A(SV2A)に結合して、神経伝達物質の遊離を抑制する。
4
105-31 ベンゾジアゼピン骨格を有し、筋弛緩作用に基づく転倒などの副作用が少ない催眠薬はどれか。1つ選べ。
クアゼパム
5
105-154 催眠・鎮静作用をもつ薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ
ジフェンヒドラミンは、中枢神経系のヒスタミンH1受容体を遮断し、眠気を誘発する。, デクスメデトミジンは、アドレナリンα2受容体を刺激し、ノルアドレナリン放出を抑制することで鎮静作用を示す。
6
106-153 26歳女性。以下の処方箋を持って来局した。患者からの聞き取りによると、「会社の部署の異動により、寝付けなくなった。眠りにつくことができれば朝まで眠れるが、寝付けないときには、ついスマートフォンで動画を見てしまう。寝坊するのが怖くて眠れない日もある。他に病気はない。」という。 問 153(薬理) 処方されたラメルテオンに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
メラトニン MT1 及び MT2 受容体を刺激する。
7
103回 問248 62歳女性。毎日午前1時に就寝し、午前6時に起床する規則的な生活をしている。最近寝付きが悪い日が続いた。薬局で睡眠改善薬の一般用医薬品を購入して服用したが、改善されなかった。そこで専門医を受診し、すぐに眠れて朝すっきり起きられるような薬を希望し、睡眠薬が処方されることになった。 問248 (実務) 処方される薬剤として最も適切なのはどれか。1つ選べ
ゾルピデム酒石酸塩錠
8
103回 問249 62歳女性。毎日午前1時に就寝し、午前6時に起床する規則的な生活をしている。最近寝付きが悪い日が続いた。薬局で睡眠改善薬の一般用医薬品を購入して服用したが、改善されなかった。そこで専門医を受診し、すぐに眠れて朝すっきり起きられるような薬を希望し、睡眠薬が処方されることになった。 問249 (薬理) 前問の選択肢1〜5に挙げた薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
大脳辺縁系に分布するγ−アミノ酪酸GABAA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合し、GABAA受容体のGABAに対する親和性を高める。, オレキシン受容体を遮断することで脳内におけるモノアミン神経系を抑制する。
9
103回 問250 45歳男性。「最近、肩こりゃ腰痛がひどく、寝付きも悪く、しだいに朝起きるのがつらくなった。不安感が強く、仕事が楽しいと感じることもなくなり、職場に行くことが苦痛である。」と訴え心療内科を受診し、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。 問250 (実務) 薬剤師の服薬指導の内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
立ち上がる際は、ゆっくりと立ち上がり、めまいやふらつきに注意してください。, 自動車の運転等の危険を伴う機械の操作は避けてください。
10
103回 問251 45歳男性。「最近、肩こりゃ腰痛がひどく、寝付きも悪く、しだいに朝起きるのがつらくなった。不安感が強く、仕事が楽しいと感じることもなくなり、職場に行くことが苦痛である。」と訴え心療内科を受診し、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。 問251 (薬理) 1週間後、以下の処方3が追加された処方箋を持って、再度薬局を訪れた。 この患者が服用している薬剤の中には追加薬剤と併用禁忌のものが2つあるため、処方を追加した医師に疑義照会を行った。併用によって生じる副作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
アドレナリンα2受容体が過剰に刺激され、著しい血圧低下が現れる。, メラトニン受容体が過剰に刺激され、催眠作用が著しく増強される。
11
108回 問153 統合失調症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ハロペリドールは、中脳辺縁系におけるドパミンD2受容体を遮断することで、統合失調症の陽性症状を改善する。, クロルプロマジンは、ヒスタミンH1受容体及びアドレナリンα1受容体を遮断することで、鎮静作用を示す。
12
105回 問252 23歳女性。母親に連れられて病院を受診した。母親の話では、幻覚や妄想と思われるような意味の分からないことを話すようになったとのこと。今年、大学を卒業して企業で働き始めたが、最近は欠勤気味であった。患者は統合失調症と診断され、ハロペリドールによる治療を開始した。しかし、手の震えなどの錐体外路症状の訴えが患者からあったため、医師より代替薬について相談があった。 問252(実務) この患者に対し、薬剤師が推奨できる薬物として適切なのはどれか。2つ選べ。
アリピプラゾール, リスペリドン
13
105回 問253 23歳女性。母親に連れられて病院を受診した。母親の話では、幻覚や妄想と思われるような意味の分からないことを話すようになったとのこと。今年、大学を卒業して企業で働き始めたが、最近は欠勤気味であった。患者は統合失調症と診断され、ハロペリドールによる治療を開始した。しかし、手の震えなどの錐体外路症状の訴えが患者からあったため、医師より代替薬について相談があった。 問253(薬理) 医師に提案したそれぞれの薬物のもつ作用の特徴として、適切なのはどれか。2つ選べ。
セロトニン 5–HT2A受容体遮断作用, ドパミンD2受容体部分刺激作用
14
107回 問246 23歳女性。半年前に幻覚と妄想が出現し統合失調症と診断され、リスペリドン6mgによる治療を受けていた。精神症状は改善したが、手のふるえや筋肉が突っ張るような錐体外路症状が出現した。また、これまで規則正しかった月経が止まったとの訴えがあり、検査により高プロラクチン血症と診断された。患者から別の薬剤への変更を希望され、以下の処方へ変更することになった。 問246(薬理) この患者でリスペリドン服用中に認められた副作用発生の主な機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。
線条体におけるドパミンD2受容体遮断, 脳下垂体前葉におけるドパミンD2受容体遮断
15
107回 問247 23歳女性。半年前に幻覚と妄想が出現し統合失調症と診断され、リスペリドン6mgによる治療を受けていた。精神症状は改善したが、手のふるえや筋肉が突っ張るような錐体外路症状が出現した。また、これまで規則正しかった月経が止まったとの訴えがあり、検査により高プロラクチン血症と診断された。患者から別の薬剤への変更を希望され、以下の処方へ変更することになった。 問 247(実務) 変更後の処方薬に関する記述として、適切なのはどれか。2つ選べ。
第1世代(定型)の統合失調症治療薬と比べ錐体外路症状が発現しにくい。, 投与中は血糖値の定期的なモニタリングが必要である。
16
105回 問154 催眠・鎮静作用をもつ薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ジフェンヒドラミンは、中枢神経系のヒスタミンH1受容体を遮断し、眠気を誘発する。, デクスメデトミジンは、アドレナリンα_2_受容体を刺激し、ノルアドレナリン放出を抑制することで鎮静作用を示す。
17
105回 188 75歳男性。15年ほど前から動作がゆっくりになり、立っているときに前かがみの姿勢が目立つようになった。近医を受診したところ、パーキンソン病と診断され、タリペキソールの投与により症状の改善を認めた。70歳頃より症状が悪化したが、レボドパとカルビドパの配合剤への変更により、症状の改善が得られていた。最近、この配合剤の薬効の持続時間が短くなり、配合剤の使用回数が増えた。この患者の病態及び薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
この患者に最初に出現した症状を、寡動及び姿勢反射障害という。, 薬効持続時間の短縮に対して、配合剤1回量を減量し、エンタカポンを併用する。
18
107回 168 図のように薬物Aは酵素アに作用する。薬物A及び酵素アに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
薬物Aは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパからドパミンへの異化を抑制する。, ドロキシドパは、酵素アによってノルアドレナリンに異化される。
19
103回 165 図は、カテコールアミンの生合成・代謝経路を示している。ただし、A〜Eは化合物を、ア〜エは酵素を示している。パーキンソン病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
エンタカポンは、ウを阻害して末梢でのDの生成を抑制する。, ドロキシドパは、血液−脳関門を通過し、脳内でイによりCに変換される。
20
108-248 70歳男性。肺がんによる疼痛があり、以下の処方により、在宅で緩和ケアを行っている。本日、薬剤師が患者宅を訪問し、薬学的管理指導を実施した。 患者に痛みに関する聞き取りを行ったところ、「痛みのコントロールは良好だったが、3日前から同じ時間帯に突然強い痛みが繰り返し起こるようになった」との情報を得た。突然の痛みの頻度を患者に尋ねたところ、「次回のオキシコドン徐放錠を服用する約2時間前に痛みが出始めることが多く、オキシコドン塩酸塩水和物散の服用回数が5回以上になっている」との情報を得た。なお、処方薬による副作用の症状は出ていない。 問248(実務) 薬剤師は、医師に連絡し処方変更の協議を行った。提案すべき内容として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
オキシコドン徐放錠を増量する。
21
108-249 70歳男性。肺がんによる疼痛があり、以下の処方により、在宅で緩和ケアを行っている。本日、薬剤師が患者宅を訪問し、薬学的管理指導を実施した。 患者に痛みに関する聞き取りを行ったところ、「痛みのコントロールは良好だったが、3日前から同じ時間帯に突然強い痛みが繰り返し起こるようになった」との情報を得た。突然の痛みの頻度を患者に尋ねたところ、「次回のオキシコドン徐放錠を服用する約2時間前に痛みが出始めることが多く、オキシコドン塩酸塩水和物散の服用回数が5回以上になっている」との情報を得た。なお、処方薬による副作用の症状は出ていない。 問249(薬理) 処方されたいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。
オピオイドμ受容体を刺激することで、痛みの上位中枢への伝達を抑制する。, 腸管に存在するオピオイドμ受容体を遮断することで、蠕動運動の低下を防ぐ。
22
105-250 75歳男性。大腸がんステージⅣに対して、mFOLFOX6療法により治療中である。原発巣の痛みに対し、処方1の薬剤が投与されていたが痛みのコントロー ルが不十分であった。そのため、処方 2を追加(1週間ごとに増量)したところ、 NRS(Numerical Rating Scale)は6/10から徐々に低下し持続痛はほとんどなくなり、開始16日目にはNRSは2/10となった。しかし、開始18日目に下痢、発汗、発熱、見当識障害が出現し、開始25日目に不眠、焦燥感、体重減少を訴え、処方薬による副作用が疑われ、血液検査を行った。 問250(薬理) 副作用発現の作用機序として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
セロトニン再取り込み阻害作用
23
105-251 75歳男性。大腸がんステージⅣに対して、mFOLFOX6療法により治療中である。原発巣の痛みに対し、処方1の薬剤が投与されていたが痛みのコントロー ルが不十分であった。そのため、処方 2を追加(1週間ごとに増量)したところ、 NRS(Numerical Rating Scale)は6/10から徐々に低下し持続痛はほとんどなくなり、開始16日目にはNRSは2/10となった。しかし、開始18日目に下痢、発汗、発熱、見当識障害が出現し、開始25日目に不眠、焦燥感、体重減少を訴え、処方薬による副作用が疑われ、血液検査を行った。 問251(実務) 副作用の改善を目的とした医師への処方提案として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
トラマドールを中止し、オキシコドンに切り替える。
24
107回 問28 メピバカインの局所麻酔作用の機序はどれか。1つ選べ。
電位依存性 Na+チャネルの遮断
25
105回 問27 強酸性下でも活性を示すため、胃炎や消化性潰瘍に用いられる局所麻酔薬はどれか。1つ選べ。
オキセサゼイン
26
理論 問3 薬理 正答率13% 統合失調症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (103回間154出題)(青門P280)
クエチアピンは、セロトニン5-HT₂ᴀ受容体、ヒスタミンH₁受容体及びアドレナリンα₁受容体を遮断する。, アリピプラゾールは、ドパミンD₂受容体及びセロトニン5-HT₁ᴀ受容体に対して部分刺激薬として作用する。