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生理学2学期期末
  • コーギー渡辺

  • 問題数 99 • 9/29/2023

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  • 1

    f.膵臓のホルモン ・膵臓にはランゲルハンス島と呼ばれる 細胞が存在する。 ・ランゲルハンス島には、  を分泌する α 細胞(約 20%)、  を分泌する β 細胞(約 80%)、  を分泌するδ細胞がある。 ・主に血糖値の変化で分泌調節が行われる。 (一部神経による分泌促進もある) ・血糖値は約100mg/dl に維持されている。

    内分泌

  • 2

    g.副腎のホルモン ・副腎は、腎臓の上端に接して左右 1 対存在する。 ・副腎は皮質と髄質に分けられ、各々異なるホルモンを分泌する。 (1)副腎髄質ホルモン ・副腎髄質は、 性細胞から (エピネフリン)、 (ノルエピネフリン)、ドパミンを分泌する。 ・副腎髄質ホルモンは といわれる。

    クロム親和 アドレナリン ノルアドレナリン カテコールアミン

  • 3

    ■生理作用 ・アドレナリン、ノルアドレナリンは類似した生理作用を持つ。 アドレナリン 心拍出量増加 心拍数増加 血糖値上昇 気管支拡張 胃腸運動抑制 ノルアドレナリン 血管収縮or弛緩  上昇 その他:代謝促進 ・分泌調節:交感神経によって調節される。 ・緊急事態に直面すると、副腎髄質ホルモンが分泌され、闘争、 防衛などの行動に都合のよい状態になる。これを緊急反応という

    収縮

  • 4

    副腎皮or随質ホルモン 外側から1状層、2状層、3状層の3層に分けられる 1状層から電解質コルチコイド、 2状層から糖質コルチコイド、  3状層から副腎アンドロジェン が分泌される

    球 束 網

  • 5

    ①電解質コルチコイド ・代表的な物質は ■生理作用 ・腎臓の 管に作用して を再吸収、 ⁺の排泄を促進。 分泌調節:レニンーアンジオテンシン系により、調節されている。 ・分泌異常:過剰でコン症候群

    アルドステロン 集合 Na K

  • 6

    ②糖質コルチコイド 主なものは、コルチゾルとコルチコステロンである。 ■生理作用 ・ 促進 ・血糖値上昇or下降 ・抗炎症、抗 作用 ・胃酸、ペプシン分泌促進、粘液分泌抑制 ・抗ショック作用 ・許容作用など 分泌調節:階層的支配、負のフィードバック機構 異常分泌:過剰で クッシング症候群 ③副腎アンドロジェン ・男性ホルモンの作用を持つが活性は弱い

    糖新生 上昇 アレルギー 

  • 7

    精巣のホルモン 男性化を促進させるホルモンが分泌される。 ・男性化作用を有するホルモンを総称して男性ホルモン、 という。 精巣から分泌される主な男性ホルモンはテストステロンである。 テストステロンは精巣の間質細胞(ライジッヒ細胞)から生成・分泌される。

    アンドロジェン

  • 8

    精巣・生理作用 ・セルトリ細胞に作用し、 形成促進 ・男性内生殖器(前立腺、精嚢)の発育促進、機能維持 ・第二次性徴の発現を促す。 (外生殖器の発育、体毛の成長、甲状軟骨突出、声変わりなど) 分泌調節:階層的支配、負のフィードバック機構 ・アンドロジェンは からも少量分泌される

    精子 卵巣

  • 9

    卵巣のホルモン ・卵巣から分泌されるホルモンは女性ホルモンという ・卵巣は皮質と髄質よりなる。 ・皮質に卵胞と黄体がある。髄質は血管組織で占められる。 ・卵胞から卵胞ホルモンが、黄体から黄体ホルモンが分泌される。 ①卵胞ホルモン(エストロジェン) ・卵胞ホルモンを総称してエストロジェンという。 ・エストロジェンの代表的なものとして以下のものがある。 ・エストラジオール ・エストロン ・エストリオール ■生理作用 ・卵胞の発育促進 ・卵管運動を高め、卵子の子宮腔への輸送を助ける。 ・子宮内膜(粘膜)と膣上皮の増殖を促す。 ・乳腺の発育促進 ・女性の第二次性徴の発現を促す。 (乳房の発達、骨格の女性化、皮下脂肪の沈着など) ・骨吸収を抑制し、骨形成促進

    エストロジェン

  • 10

    ②黄体ホルモン ・主なものは である。 ■生理作用 ・受精卵の着床を容易にし を維持する ・ 腺の発育促進 ・排卵抑制or促進 ・体温上昇作用 ・女性ホルモンの分泌調節:階層的支配、負のフィードバック機構 ・女性ホルモンは副腎皮質や精巣からも分泌される。 ※正のフィードバック調節 ・排卵の前には血中エストロゲンが急激に増加し、 プロゲステロンの存在下でLHの増加を起こす。これを という

    プロジェステロン 妊娠 乳 抑制 LHサージ

  • 11

    その他のホルモン ■消化管ホルモン ・ガストリン ・セクレチン ・コレシストキニン等 ■腎臓のホルモン ・レニン ・エリスロポエチン ■松果体のホルモン ・メラトニン ※メラトニンは夜間に分泌が増加し、昼間低下する ■心房のホルモン ・心房性ナトリウム利尿ペプチド ※腎臓に作用して水とNa⁺の排泄促進血管を拡張させ血圧を下げる。血管拡張作用もある。

    エリスロポエチン

  • 12

    <神経系の分類> ・神経系は中枢神経と末梢神経とに分類される。 ・中枢神経は、脳と脊髄よりなる ・末梢神経は、機能的に体性神経系と自律神経系に分類される。 また、解剖学的に脳神経と脊髄神経に分類される。 ・体性神経系は身体の運動や感覚機能を司る。 ・自律神経系は循環・呼吸・消化などの各種の自律機能を司る。 ・末梢性神経は、求心性神経と遠心性神経よりなる。 ・体性神経系の求心性神経は感覚神経と呼ばれ、遠心性神経は運動神経と呼ばれる。 ・自律神経系の求心性神経は内臓求心性神経と呼ばれる。 遠心性神経は交感神経と副交感神経に分けられる

  • 13

    ニューロン ・情報の伝達や処理を行う。 ・ から1本の軸索と数本の樹状突起がでる。 ・ は情報を細胞体から神経終末へ伝える。 ・ は情報を受け取る ・ は他のニューロンに接続し情報を伝える。 ・ニューロンは胎児の間にさかんに分裂、増殖して生後早い時期に分裂を止める特徴がある

    細胞体 軸索 樹状突起 神経終末

  • 14

    支持細胞 ・ニューロンは種々の支持細胞によって、支持・保護されている。 それらの支持細胞をグリア細胞(神経膠細胞)という。 ・グリア細胞はニューロンを保護したり、栄養を与えたり、免疫に関与し、神経系が正常に機能するのを助けている。 ・グリア細胞は生後も分裂機能を持つor持たない

    持つ

  • 15

    ■末梢性神経のグリア細胞 ・末梢神経系のグリア細胞として、シュワン細胞がある。 シュワン細胞は軸索を取り巻き、髄鞘(ミエリン)を形成する。 ■中枢神経系のグリア細胞 アストロサイト(星状膠細胞)=ニューロンと血液間での に関与、 の形成を補助する オリゴデンドロサイト(希突起膠細胞)= 形成、末梢神経系でのシュワン細胞に相当 ミクログリア(小膠細胞)= の一種で異物の除去に働く

    物質交換 血液脳関門 髄鞘 マクロファージ

  • 16

    有髄線維と無髄線維 ・無髄線維では1個の 細胞が数本の軸索を包んでいる。 有髄線維=髄鞘に包まれている神経線維 無髄線維=髄鞘に包まれていない神経線維

    シュワン

  • 17

    ■髄鞘 ・支持細胞が軸索を何重にも巻きついて鞘を形成したものを髄鞘(  )という。 ・軸索を絶縁する働きをもつ ・髄鞘には切れ目があり、 の絞輪という

    ミエリン ランビエ

  • 18

    軸索輸送 ・軸索内では両方向性に絶えず物質が移動していること ・細胞体から神経終末に向かうものを順行性軸索輸送という。 ・神経終末から細胞体に向かうものを逆行性軸索輸送という。 ・軸索輸送は タンパクである1と2によって行われる。 ・1は逆行性輸送に、2は順行性輸送に働く

    モーター ダイニン キネシン

  • 19

    変性と再生 ・ニューロンは生後早い時期に分裂増殖を止める。 ・軸索は生後も枝分かれや伸びることができる。 ・ニューロンの軸索が損傷・切断されると軸索は変性を起こす。 順行性変性( 変性)損傷部位より末梢or細胞体側の軸索が変性 逆行性変性 損傷部位から末梢or細胞体側に変性 ・損傷部位が細胞体に近いほど順行or逆行性変性を起こしやすい ・末梢神経系では軸索が変性したあと、細胞体が死滅していなければ細胞体側から軸索が伸びてきて、もとの標的細胞に到達し 線維の再生が行われる。

    ワーラー 末梢 細胞体 逆行 神経線維

  • 20

    神経線維の興奮伝導 神経細胞は電気的に興奮し伝える仕組みを持つ <膜電位> ・神経細胞には細胞膜の内側と外側との間に電位差がある。 この電位差を膜電位という。 ・電位差は細胞内外の 分布の違いによって生じる。 ・膜電位は神経細胞が刺激を受けて興奮するとき大きく変化し、軸索を伝導する。

    イオン

  • 21

    静止電位 ・静止時のニューロンの細胞内は細胞外に対して約- mVの負の電位を示す。 ・ナトリウムポンプの働きにより細胞内外のイオンの不均衡な分布が維持される。 ・ナトリウムポンプ(ナトリウム・カリウムポンプ) → 個の を細胞内から細胞外へ 個の を細胞外から細胞内へ運んでいる

    80 3 ナトリウム 2 カリウム

  • 22

    活動電位 静止電位が刺激によって一時的に逆転する現象である。 ・活動電位は 、 ともいわれる 負or正の電位が負or正の電位に向かっていくことを脱分極という。この時期を脱分極相という。 ・脱分極がある一定の値に達すると神経細胞は活動電位を発生。この値を 、または閾膜電位いう。 ・活動電位は膜電位の0を超してプラスになる。 プラスの電位部分を という。 ・活動電位は頂点に達した後、再び負の電位に戻る。 この相を 相という。 ・活動電位が静止電位に戻る時、膜電位がもとの静止電位より陰性 になる。これを という。 ・閾値以上の興奮を起こす刺激であれば、ニューロンは刺激強度の 大小に無関係に一定の形と大きさの活動電位を発生する= の法則 ・活動電位の上昇相と下降相の間、細胞は新たに興奮できない。 この時期を1期という。 ・1期終了後、細胞は興奮しにくく通常より閾値が高くなる。 この時期を 期という ※活動電位の大きさが通常よりも小さくなる

    インパルス スパイク 負 正 閾値 オーバーシュート 再分極 過分極 全か無 絶対不応 相対不応

  • 23

    伝導の三原則 伝導=1本の神経線維を伝わる活動電位は隣接する他の神経線維には伝わらない 伝導=神経線維の直径が同じ場合,活動電位の大きさは一定で減衰することなく伝導。 伝導=神経線維の途中に刺激が加わると活動電位は両方向に伝わる ※決まった方向に伝導= 性伝導 反対方向の伝導= 性伝導

    絶縁性 不減衰 両方向性 順行 逆行

  • 24

    有or無髄線維は跳躍伝導をとる ・絶縁性の髄鞘をもつ、有髄線維では髄鞘のないランビエの絞輪 の部分でのみ電流が流れる。 活動電位は1つのランビエの絞輪から次のランビエの絞輪へと髄鞘を飛び越えて伝わる

  • 25

    神経線維の分類 伝導速度の違いで分類される。 伝導速度の速い方からA、B、Cに分類される。 Aはさらに 、、、に分類される 電気刺激に対する閾値はAが最も低い ・太い神経線維は圧迫に弱or強く細い神経線維は局所麻酔薬が速or遅く効く。 また、 線維の場合、Ⅰa群、Ⅰb群、Ⅱ群、Ⅲ群、Ⅳ群という分類もある

    αβγ∂ 弱 速 感覚

  • 26

    ■神経線維の分類 伝導速度 感覚線維 感覚 髄鞘 Aα ①体性運動(α運動神経線維) ②Ⅰa 群→ ③Ⅰb 群→ 受容器 ④Aβ Ⅱ群→ 圧覚 ⑤Aγ→運動神経線維 ⑥Aδ Ⅲ群→温or冷痛覚(鈍or鋭) ⑦B→交感・副交感神経の筋前線維 ⑧C Ⅳ群 温or冷痛覚(鈍or鈍)

    筋紡錘 腱 触 冷鋭 温鈍

  • 27

    シナプス伝達の特徴 ① 方向性伝達=シナプス前終末の興奮は神経終末からシナプス後細胞に伝わる。逆に伝わることはない ②シナプス遅延=興奮がシナプスを通過するのに要する時間。約 ミリ秒。 ③易疲労性=シナプス前終末を繰り返し刺激するとシナプスは疲労 してシナプス伝達の が行われる ④ 不足や の影響を受けやすくシナプス伝達が傷害される ⑤中枢or末端神経系のシナプス伝達=数十から数千に及ぶシナプスが接続している。

    一 0.2 酸素 薬物 中枢

  • 28

    興奮性シナプスと抑制性シナプス ・興奮性シナプスはシナプス後細胞の膜電位を一過性に脱分極させる。 この膜電位変化を興奮性 (EPSP)という。 ・抑制性シナプスにはシナプス後抑制とシナプス前抑制がある

    シナプス後電位

  • 29

    抑制性シナプス ■シナプス後抑制 ・シナプス後細胞を一過性に過分極をさせ、興奮性を低下させる。 この過分極性の膜電位変化を (IPSP)という。 ■シナプス前抑制 ・シナプス前終末からの興奮性伝達物質の放出を減少させる。 結果、小さなEPSPorIPSPしか発生しない

    抑制性シナプス後電位 EPSP

  • 30

    興奮が重なり、よりEPSPが大きくなることを加重という。 ①時間的加重 時間差で刺激を受けることで起こる ② 的加重 多数のシナプス前線維の刺激による ※IPSPにも起こりうる

    空間

  • 31

     =ある1本のニューロンの軸索が多数の側枝に分かれて他の多数のニューロンとシナプスを形成すること  =多数のニューロンの軸索が同一の1個のニューロンにシナプスを形成する場合 神経線維がAとBあった場合、A,Bそれぞれの単独刺激効果の 和よりもA,B同時刺激の方が大きくなることを という。 A,Bそれぞれの単独刺激効果の和よりもA,B同時刺激の方が小さくなることを という。これは単独刺激で活動電位を生じる共通のニューロンがあるためである

    発散 収束 促通 閉塞

  • 32

    シナプスは頻繁に使用されると伝達機能が変化する性質=シナプス伝達の 性 ■反復刺激後増強( 刺激後増強(PTP)) ・シナプス前ニューロンを反復刺激するとその後しばらくは通常の刺激に対してシナプス後ニューロンに大きな反応が起こる。 ■長期増強 (LTP) ・大脳皮質や ではシナプス伝達機能の増強が数時間から数日にわたって持続する場合がある。 ■長期抑圧(LTD) において重要な役割を果たし動きの補正に関与しているといわれる。無駄な動きや悪い動きを抑圧する。

    可塑 テタヌ 海馬 運動

  • 33

    神経伝達物質 ・末梢神経の遠心性神経が作るシナプスの神経伝達物質として、 アセチルコリンとノルアドレナリンがある。 ■放出される部位と神経伝達物質 運動神経 →アセチルコリン  線維→アセチルコリン  線維→ノルアドレナリン  線維→アセチルコリン  線維→アセチルコリン

    末端 交感神経節前 交感神経節後 副交感神経節前 副交感神経節後

  • 34

    神経伝達物質  酸は興奮性伝達物質として関与  、は抑制性伝達物質として関与 オピオイドペプチドは に関与。 サブスタンスPは 覚に関与。

    グルタミン GABA グリシン 鎮痛 痛

  • 35

    受容体 ・シナプス後膜には神経伝達物質に対して特異的に結合する受容体がある 例アセチルコリンに対して→アセチルコリン受容体 ※アセチルコリン受容体には 受容体と 受容体がある ・シナプス後膜に存在する受容体をシナプス後受容体、シナプス前膜に存在する受容体をシナプス前受容体という

    ニコチン ムスカリン

  • 36

    反射の要素=受容器、求心性神経、反射中枢、遠心性神経、効果器 ・反射の経路を という ・受容器が刺激されてから効果器が反応するまでの時間を反射時間という

    反射弓

  • 37

    反射の種類 運動反射= 反射、 反射、 膜反射、 反射など 自律神経反射= 反射、 受容器反射など 内分泌反射= 反射など

    伸張 屈曲 角 嚥下 対光 圧 射乳

  • 38

    脊髄に出入りする末梢神経は全て脊髄前根または脊髄後根を通る。 ・後根を通る神経線維は求心性線維(感覚性線維)である。 ・前根を通る神経線維は遠心性線維(運動性線維)である。 ・後根を求心性線維、前根を遠心性線維が通ることを の法則という

    ベル・マジャンディー

  • 39

    脊髄には多くの反射中枢がある。 ・反射は、運動反射と自律神経反射に分けられ、 正確には次の4種類の反射がある。 1.  ― 反射 2.  ― 反射 3. ― 反射 4. ― 反射

    体性運動 内臓内臓(自律神経) 体性内臓(自律神経) 内臓運動

  • 40

    脊髄と脳との連絡が絶たれると切断部より下の脊髄が支配する領域では一時的に脊髄機能が麻痺し脊髄反射が消失する。 血運動も麻痺し、血圧は下降して死に至ることもある。 これを脊髄 という。 ※動物が高等であるほど長く続く

    ショック

  • 41

    H.小 脳 ・脳幹の背側にあり上面は大脳半球に覆われる ・表面は灰白質の皮質で内部は白質の髄質で深部に 状核がある。 ・運動の調節に関与。 → 緊張の調節、身体の や の保持など運動が円滑に行われる調節 ・熟練した運動の と にも関与

    歯 筋 平衡 姿勢 記憶 学修

  • 42

    視床 視床下部とともに間脳に属し第 脳室の両側に位置。 ・ 、 、 に重要な部位である ・外側部と内側部に分けられる

    感覚 意識 運動

  • 43

    視床 ・外側部(特殊感覚中継核群)は 系を構成する ・嗅覚以外の全ての感覚を中継する 内側膝状体は聴覚、外側膝状体は視覚の中継核である ・内側部は 系を構成する ・ 、 、 に重要である

    特殊投射 非特殊投射 覚醒 意識 注意

  • 44

    視床下部 生命活動の調節に中心的な役割を果たす 視床下部にある中枢・関与する調節 ① 調節中枢 ② 血糖値調節中枢( ・  中枢) ③ 中枢 ④ リズムに関与する中枢 ⑤ ホルモン分泌の調節中枢 ⑥ 及び 行動に伴う自律機能調節

    体温 摂食満腹 飲水 概日 下垂体 本能情動

  • 45

    ①体温調節中枢 ・視床下部の体温調節中枢は皮膚や視床下部にある温度受容器から の情報を受け取って統合し、体温を維持するための調節を行う ②摂食及び血糖調節中枢 ・視床下部内or外側核は満腹中枢、視床下部内or外側野は摂食中枢と呼ばれる ・腹内側核と外側野は 値を維持する調節も行う

    内 外 血糖

  • 46

    ④概日リズム形成に関与する中枢 ・ と睡眠、 やホルモンの日内リズムの形成に関与する ⑤下垂体ホルモン分泌の調節中枢 ・下垂体前or後葉ホルモンの分泌を促進または抑制する ・下垂体前or後葉ホルモンを血中に分泌する。 ⑥本能及び情動行動に伴う自律機能調節 ・緊急事態に起こる全身的な反応を防御反応という→瞳孔縮小or散大、立毛、呼吸の亢進、血圧上昇、腸運動の低下or亢進、骨格筋血流の増加が起こる

    覚醒 血圧 前 後 散大 低下

  • 47

    K.大 脳 ・大脳縦裂によって左右の半球に分かれて表面は多数の溝と回に区分される。 ・外側溝、中心溝、頭頂後頭溝がある 表面は前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉に分けられる。 表面は灰白質からなる大脳皮質(新皮質)で覆われ中には白質が存在する ・白質の中には灰白質の塊からなる大脳 核が存在する

    基底

  • 48

    大脳 ・新皮質とつながって中に取り残された部分は大脳 系(辺縁皮質)と呼ばれる。 ・大脳の灰白質は中心から大脳基底核、大脳辺縁系、新皮質の3つの部分に分けられる。 ・新皮質は発生学的に新しく高次神経機能の多くはここで行われる

    辺縁

  • 49

    大脳基底核 ・大脳半球の深部にあり尾状核、被殻、淡蒼球からなる ・間脳にある 核、中脳にある 質も大脳基底核に含めることもある ・尾状核+被殻= 体 ・被殻+淡蒼球= 核 ・大脳基底核は の調節に関係

    視床下 黒 線条 レンズ 運動

  • 50

    大脳辺縁系 ・大脳の内側部にあり発生学的に古い ・主な構成要素は帯状回、海馬傍回、海馬、偏桃体など 働き ① による本能行動の発現を調節 ② (海馬が重要な働きをする) ③情動行動の発現と動機づけ( がカギとなる) ④自律機能の統合

    視床下部 記憶 扁桃体

  • 51

    c.新皮質 (1)機能局在 ・組織学的に表面から内側に向かって6層からなる ・ は皮質を52の領野と呼ばれる領域に分けている

    ブロードマン

  • 52

    運動野(一次運動野) ・骨格筋の随意or不随意運動に関係する中枢で前頭葉の中心前回にある ・運動野にある運動ニューロンは を経て脊髄に向かって下行する この新経路を 路( 路)という

    随意 内包 錐体 皮質脊髄

  • 53

    ②感覚野 体性感覚野 頭頂葉の中心後回にある 反対側半身の体性感覚( 、温冷、  覚、 感覚)を司る中枢 味覚野 頭頂葉の体性感覚野の下部にある 聴覚野 側頭葉上部で外側溝に面する部分にある 視覚野 後頭葉の内側面にある

    触 痛 深部 

  • 54

    ③連合野 ・運動野,感覚野以外の領野のこと ・発生学的に最も古or新。高等動物で発達 感覚野で受け入れた情報を統合し過去の経験と照合して認識する。そして判断を行い、意志が決定される ・言語、学習、知能、判断、思考、創造、高度な感性に関わる 脳の他の部分と回路を形成して意識、注意、覚醒、睡眠、記憶にも関わる

  • 55

    ①言語機能 ・言語中枢は大脳皮質の言語野にある 通常左or右半球が言語優位である ・大脳左半球の前頭葉に運動or感覚性言語中枢(ブローカー野またはブローカーの中枢) →障害されると言語を理解できるが流暢に話せない1性失語症となる 側頭葉に運動or感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)が存在する →障害されると言語の理解が障害され2性失語症となる

    運動 感覚

  • 56

    学習 ・過去の経験に基づいて行動や反応を比較的長い間変化させる能力 ・心理学的分類によると 学習と 学習に分類される

    非連合 連合

  • 57

    非連合学習=1つの事柄・刺激について学ぶ場合 連合学習 古典的orオペラント条件づけ=無条件刺激と条件刺激の2つの刺激間の連合が学習される 古典的orオペラント条件づけ=ある行動を起こしたときに報酬もしくは罰を与えるとその行動が起こりやすくなったり起こりにくくなったりする

    古典的 オペラント

  • 58

    記 憶 ・過去の経験を覚えこんで(記銘)、内容を保持し、意識的あるいは無意識的に思い出す(再生または想起)一連の能力 ・記憶は持続時間から 記憶、 記憶、 記憶の3種類の過程がある

    感覚 短期 長期

  • 59

    ④意識・注意・覚醒・睡眠 意識:覚醒状態で外的刺激に反応できる脳の活動状態 ・覚醒は上行性網様体賦活系が働くことで誘発。 上行性網様体賦活系 → 脳幹、間脳までを含めた経路で末梢からの感覚刺激を受け大脳皮質を覚醒状態にする。 ・注意:様々な情報の中からある情報を集中させること ・人間は覚醒と睡眠を繰り返す。睡眠は年齢とともに短くなる。

    意識

  • 60

    ⑤知能・判断・思考・創造性 ・知能とは個人が目的を持って行動し合理的に考え環境を効果的に処理する総合的、全体的能力とする の定義が一般的である ・ 性は全く新しいアイデアに達するものと考えられている

    ウェックスラー 創造

  • 61

    (3)脳波(EEG) ・脳は自発的に電気的活動をしておりこれを導出記録したものを脳波(EEG)または脳電図という ①脳波の分類 α 波=8~13Hz、振幅は普通25~50㎶。 目を閉じて 状態で最もよく現れる β波=14Hz以上の波 精神活動中や感覚刺激を受けた時に現れる θ波=4~7Hzの波 睡眠時に著明 δ波=0.5~3Hzの波 深睡眠時や深 の際に現れる。 乳児or高齢者では覚醒時にも見られる

    安静 麻酔 乳児

  • 62

    (3)脳波(EEG) ・異常波としては正常成人の波より速いor遅い周波数成分の波が多い。 ・ (棘波)などの特殊波形がみられることがある ・ の診断や脳死の判定に用いられる

    遅い スパイク てんかん

  • 63

    ②睡眠時の脳波 ・睡眠時の脳波を記録すると θ 波や δ 波がみられる。 ・睡眠中に覚醒時を思わせる脳波が現れる時期がある→レムorノンレム睡眠という。それ以外をレムorノンレム睡眠。 レム睡眠の特徴 ・眼球は急速に動き、心拍数や呼吸も乱れ、夢をみることが多い。 ・顔面や指の筋に断続的な小さな収縮がみられることもある。 ・ 睡眠ともいわれる。 ・成人では90分ごとに出現し、一晩に約 回起こり、 睡眠全体の約20%を占める。 ・新生児や乳児ではレム睡眠の占める割合が小さいor大きい

    レム ノンレム 逆説 大きい

  • 64

    脳脊髄液 ・脳や脊髄を取り囲みクッションのように働いて脳や脊髄を する ・脳には脳室(側脳室,第三脳室,第四脳室)、脊髄には中心管といわれる腔所があり、内部は脳脊髄液で満たされる。 ・脳室の脈絡叢から分泌される

    保護

  • 65

    M.末梢神経系 a.末梢神経系の分類 ・末梢神経は脳および脊髄より出て全身に広く分布する。 ・解剖学的に 神経と 神経に分類。 ・機能的に 神経系と 神経系に分類。

    脳 脊髄 体性 自律

  • 66

    脳神経 Ⅰ嗅神経=1神経:嗅覚を伝える Ⅱ視神経=1神経:視覚を伝える Ⅲ動眼神経=運動神経:眼球運動,眼瞼挙上, 体筋 副交感神経:2縮小(2括約筋) Ⅳ.滑車神経 運動神経:眼を内下方に向ける(上斜筋)

    感覚 毛様 瞳孔

  • 67

    脳神経 Ⅴ.三叉神経 眼神経・上顎神経・下顎神経の3枝に分かれる。 運動神経:咀嚼、嚥下運動 感覚神経:顔面、前頭部の皮膚感覚鼻腔、口腔粘膜の感覚 Ⅵ.外転神経  運動神経:眼球を外転(外側直筋) Ⅶ顔面神経 運動神経:顔面の表情筋を支配 感覚神経:舌の前方2/3の味覚 副交感神経: 腺、唾液腺の分泌( 下腺、下腺) Ⅷ.内耳神経(聴神経ともいう) 感覚神経:聴覚を伝える蝸牛神経、 感覚を伝える前庭神経

    涙 顎 舌 平衡

  • 68

    脳神経 Ⅸ舌咽神経 運動神経:咽頭筋の運動 感覚神経:舌の後方1/3と咽頭の味覚、咽頭粘膜の感覚 副交感神経:唾液腺( 下腺)の分泌 Ⅹ.迷走神経 運動神経:咽頭、喉頭の運動 感覚神経:咽頭、喉頭の感覚 副交感神経:胸腹部の運動・分泌 内臓求心性神経:喉頭の感覚、胸腹部の内臓感覚 Ⅺ.副神経 運動神経:胸鎖乳突筋、僧帽筋を支配 Ⅻ.舌下神経 運動神経:舌の運動

  • 69

    脊髄神経は椎間孔を通って脊柱管を出る ・遠心性神経は前or後根、求心性神経は前or後根を通る。 ・遠心性線維の細胞体は脊髄内の灰白質に存在する。 ・求心性線維の細胞体は脊髄外の椎間孔付近に存在する。 ・この求心性線維の細胞体の集合部を後根神経節という。 脊髄の各髄節は特定の皮膚領域の感覚を支配している。 このような脊髄神経による皮膚の分節的支配様式を皮膚分節(デルマトーム)という。 ・皮膚分節は体幹では比較的規則的に並ぶが四肢では不規則になる ・皮膚分節を利用して脊髄神経の損傷部位を知る手がかりとする。 ・一方、前根も同様に特定の筋を支配しており、 これを筋分節(ミオトーム)という。境界は皮膚分節より曖昧である

    脊髄神経

  • 70

    自律神経系 ・循環、呼吸、消化、分泌、排泄、体温調節など基本的な生命活動(自律機能)の維持に働く神経系を自律神経系という ・内臓、 筋、平滑筋、腺など全身に分布。 ・自律神経系は生体の恒常性の維持に重要な役割を果たしている。 ・意識的随意的な制御を受けない そのため 神経系、 神経系ともいう

    心 植物 不随意

  • 71

    1)交感神経系と副交感神経系 ・交感神経系は 随と 随、副交感神経系は と 随から出る ・交感神経系はエネルギーを消費する変化、副交感神経系はエネルギーを確保する変化をもたらす

    胸 腰 脳幹 仙

  • 72

    ■交感神経系と副交感神経系の作用 交感神経系 副交感神経系 瞳孔→散瞳 縮瞳 唾液腺→粘液性唾液分泌 漿液性唾液分泌 気管支→拡張 収縮 気道分泌→減少 増加 血圧→上昇 低下(軽度) 心拍数→や増加 低下 肝臓→グリコーゲン分解 グリコーゲン合成 消化管 運動→低下 促進 分泌→低下 増加 皮膚 血管→収縮 汗腺→発汗 立毛筋→収縮 膀胱 排尿筋→弛緩 収縮 内尿道括約筋→収縮 弛緩 男性生殖器→射精 勃起

    作用

  • 73

    2)節前ニューロンと節後ニューロン ・中枢or末梢神経系から出たニューロンは効果器に至る間にシナプスを形成しニューロンを変える。このニューロンのシナプスの存在する部位を 神経節という。 ・中枢神経内に細胞体を持つニューロンを節前ニューロンといい、 そこから伸びている軸索を節前線維という。 ・神経節内に細胞体を持つニューロンを節後ニューロンといい、そこから伸びている軸索を節後線維という

    中枢 自律

  • 74

    3)神経伝達物質 ■交感神経・副交感神経から放出される神経伝達物質 運動神経末端→アセチルコリン 交感神経節前線維→アセチルコリン 交感神経節後線維→ノルアドレナリン 副交感神経節前線維→アセチルコリン 副交感神経節後線維→アセチルコリン

    アセチルコリン

  • 75

    内臓求心性神経 ・内臓からの情報は自律神経遠心性線維とほぼ平行して走行する。 ・求心性線維を 神経求心路あるいは内臓求心性神経という

    自律

  • 76

    b.交感神経系 ・交感神経の節前ニューロンは第 1 髄~第2(ないし3) 髄の 側角から出て脊髄前根、白交通枝を通って交感神経節に達する。 ・脊柱の左右に交感神経幹という交感神経節の鎖がある。 ・交感神経節は交感神経幹に加えて の近くにもある。

    胸 腰 内臓

  • 77

    節前ニューロンは次のいずれかの方法で節後ニューロンとシナプスを形成し節後ニューロンが効果器に達する。 ①交感神経幹の神経節でシナプスを形成し節後ニューロンが内臓効果器を支配する。 ②交感神経幹でシナプスを形成して節後ニューロンが灰白交通枝を 経て脊髄神経に入り血管、汗腺、立毛筋を支配する。 ③交感神経幹の神経節を素通りして腹腔または骨盤腔にある神経節 (腹腔神経節、上腸間膜神経節、下腸間膜神経節)で節後ニューロンにシナプス連絡して節後ニューロンが内臓効果器に至る。 ※例外として副腎髄質は節前ニューロンによって直接支配される

    ずいしつ

  • 78

    副交感神経の節前ニューロンは 及び第 ~ 仙随の側角から出て効果器の近傍あるいは効果器の壁内にある神経節で節後ニューロンにシナプス連絡し節後ニューロンが効果器に達する

    脳幹 2 4

  • 79

    脳幹から起始(脳神経)  神経→毛様体筋と瞳孔括約筋を支配  神経→涙腺、顎下腺、舌下腺  神経→耳下腺  神経→心臓、気管支、肺などの胸腔内器官、および肝臓、胃腸管、膵臓などの腹腔内器官を支配 ■仙随から起始  神経→直腸・膀胱・生殖器などの骨盤腔内器官を支配

    動眼 顔面 舌咽 迷走 骨盤

  • 80

    d.自律神経調節の特徴 (1)二重(神経)支配 ・内臓器官の多くは交感神経と副交感神経によって二重に支配されている 二重支配 心臓・気道・胃腸・膀胱・膵臓・唾液腺 交感神経支配 瞳孔散大筋・副腎皮or髄質・ 筋・汗腺・大部分の血管 副交感神経支配 瞳孔括約筋・一部の血管

    髄 立毛

  • 81

    2) ・一般に交感・副交感神経による同一効果器に対する作用は相反的でありこれを 支配という ※ 腺分泌は支配を受けない (3) ・自律神経線維は安静な状態でも常時自発性に活動している。この活動を自律神経遠心性線維の自発性活動あるいは という

    拮抗 唾液 トーヌス

  • 82

    e. 性神経の働き ・内臓の受容器からの情報を中枢に伝えて種々の器官に反射性反応を引き起こして自律能を調節する ・内蔵の異常によって内蔵求心性神経を介して 痛が起こる場合がある

    内臓求心 関連

  • 83

    消化管における壁内神経叢 ・消化管の運動は消化管を支配する交感・副交感神経を切断した後でも維持される。これは壁内神経叢によって消化間の運動が局所性に調節されているからである。 ■壁内神経叢 ・筋層間神経叢(アウエルバッハorマイスネル神経叢) ・粘膜下神経叢(アウエルバッハorマイスネル神経叢)

    アウエルバッハ マイスネル

  • 84

    ■自律神経系の神経伝達物質 アセチルコリン(ACh)を放出するニューロンを 作動性ニューロンという ・ノルアドレナリンを放出するニューロンを 作動性ニューロンという ※汗腺を支配する交感神経節後ニューロン末端からはアセチルコリンorノルアドレナリンが放出される

    コリン アドレナリン アセチルコリン

  • 85

    2)受容体 1.アドレナリン受容体(カテコールアミン受容体)→ 、アドレナリンに反応する受容体 ・アドレナリン受容体は α受容体とβ受容体の2種類がある α受容体 全身の血管収縮や胃腸管の括約筋の収縮などに関与 β 受容体 心拍数増加、心収縮力増大、脂肪分解促進、気管支拡張、骨格筋の血管拡張、胃腸管の平滑筋弛緩などに関与

    ノルアドレナリン 

  • 86

    ・ 受容体にはニコチン受容体とムスカリン受容体がある。 ニコチン受容体 ・節前or後線維末端から放出されるアセチルコリンに反応 ・節後ニューロンの細胞体に存在する ムスカリン受容体 ・節前or後後線維末端から放出されるアセチルコリンに反応 ・平滑筋などの効果器に存在する ・アトロピンで遮断される

    アセチルコリン 前 後

  • 87

    i.自律神経系の中枢 ・自律機能を調節する交感および副交感神経の節前ニューロンが 出力する脳幹と脊髄は自律神経系の第一次中枢と呼ばれる。 ・交感神経節前ニューロンの細胞体は 髄の中間質の側角に存在する ・副交感神経節前ニューロンの細胞体は 随の側角と の種々の神経核に存在する

    胸腰 仙 脳幹

  • 88

    j.自律神経の関与する反射 ・自律神経遠心性神経の活動は中枢or末梢神経線維の刺激により反射性に影響を受ける ・種々の自律神経反射は次の3種に大別される ①内臓ー内臓反射 求心路:内臓求心性神経 遠心路:自律神経 ②体性ー内臓反射 求心路:体性求心性神経 遠心路:自律神経 ③内臓ー体性(運動)反射 求心路:内蔵求心性神経 遠心路:運動神経

    末梢

  • 89

    1)内蔵―内蔵反射 ・圧受容器反射による の調節や胃腸管の刺激によるその運動と消化液の の調節など多くの内蔵機能はこの反射により 常時調節される

    血圧 分泌

  • 90

    体性―内臓反射 ・皮膚などの加えられた刺激は中枢神経系で統合され自律神経を介して内臓機能に影響を及ぼす。 ・体性ー内臓反射は脊髄を介する 反射と脳幹で統合される 反射に大別される

    脊髄 上脊髄

  • 91

    体性-内臓反射 脊髄反射→反射中枢が脊髄 上脊髄反射→求心性入力が上行して脳幹で統合されて自律神経を 介して全身性の内臓反射を起こす。 例)手足の刺激など(鍼刺激)

  • 92

    物理療法と体性ー内臓反射 皮膚、筋や関節などに刺激を加えることによって内蔵機能を図る治療法として 、 、 など様々な物理療法がある。 これらの治療効果には体性感覚刺激によって内臓に起こる反射性反応が関与している場合が多い

    鍼灸 マッサージ 温冷湿布

  • 93

    ■1反射 侵害性刺激によって逆行性興奮が起こりCGRP、サブスタンスP、VIPなどが放出される。その結果皮膚血管が拡張される。これを1反射という

    軸索

  • 94

    3)内臓―体性反射 ・内臓からの求心性情報は中枢神経を介して反射性に体性運動神経の活動を変化させ骨格筋の収縮性を変化させる。 ・内臓の病変で激しい腹痛が起こったとき腹筋が緊張することを といい内蔵―体性反射に該当する

    筋性防御

  • 95

    ■各反射の例 ・圧受容器反射 ・膀胱調節 ・胃腸管運動調節など

    内臓-内臓反射

  • 96

    ■各反射の例 ・体温調節反射 ・射乳反射 ・射精反射など

    体性-内臓反射