問題一覧
1
骨髄には、全ての血液細胞の起源となる造血幹細胞が存在する
○
2
慢性白血病は、腫瘍化した細胞が分裂と成熟・分化する能力を有する。一方、急性白血病は、分化・成熟能をほとんど失い、分裂能は維持されている
○
3
顆粒白血球の中では、好中球の数が1番多い。
○
4
敗血症などの重篤な細菌感染症では、好中球は高値を示す。
○
5
好塩基球は寄生虫感染で顕著な増加を示す
×
6
ミエロペルオキシダーゼ染色で、陽性率が3%未満であればリンパ性白血病と診断する
○
7
胸腺において、T細胞抗原受容体の遺伝子の再構成がおこる
○
8
貪食能を有し、単球に由来する細胞はどれか
マクロファージ
9
造血幹細胞に発現する抗原はどれか
CD34
10
T細胞が分化・成熟する一次リンパ器官はどれか
胸腺
11
ヒトの免疫担当細胞に関する記述のうち正しいのはどれか
特異的な抗原を認識したB細胞は、ヘルパーT細胞の助けを受けて、抗体産生細胞へと分化する, 活性化したヘルパーT細胞上に発現したCTLA-4(細胞傷害性Tリンパ球抗原-4)分子は、その細胞自身に抑制性シグナルを伝える受容体として働く
12
免疫担当細胞に関する記述のうち正しいのはどれか
B細胞は骨髄で発生・分化し、抗体の遺伝子再構成を経たあと、二次リンパ器官に移動して、成熟B細胞となる, ナチュラルキラー細胞は、自然免疫系で働くリンパ球で、細胞障害性を示すだけでなく、インターフェロンγ(IFN-γ)を産生する
13
幹細胞に関する記述のうち正しいのはどれか
胚性幹細胞(ES細胞)は、自己複製能を持つ, 造血幹細胞は、臍帯血にも含まれる
14
ヘマトクリットとは、全血に対する赤血球の占める容積率のことである
○
15
血友病Aでは血液凝固第Ⅸ因子の欠乏ないし、活性低下が関与する
×
16
播種性血管内凝固症候群(DIC)では、凝固系が活性化するため、血小板が増加する
×
17
顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤は、腎性貧血に用いる
×
18
ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球数のいずれかが減少した状態を貧血と定義する
○
19
外因性凝固に関する時間を定義するのが、プロトロンビン時間(PT)である
○
20
赤血球の破壊亢進でミオグロビンが上昇する
×
21
血小板は、コラーゲンに粘着すると活性化される
○
22
網状赤血球は、骨髄から末梢血に入ったばかりの幼若赤血球である
○
23
平均赤血球容積が低値を示す貧血はどれか
鉄欠乏貧血
24
フィブリノーゲンをフィブリンに分解するのはどれか
トロンビン
25
ヒトの血液に関する記述のうち正しいのはどれか
血漿とは、血液中から血球を取り除いた液体の部分のことである
26
播種性血管内凝固症候群(DIC)に関する記述のうち、誤っているのはどれか
血小板が増加する
27
薬剤師は以下の検査データを確認した。化学療法の開始に伴う相互作用による重篤な副作用を回避するため、定期的にモニタリングすべき検査データとして、特に重要なのはどれか
PT-INR値
28
この患者で欠乏している血液凝固因子はどれか
第Ⅷ因子
29
プロトロンビン時間が延長する疾患はどれか
播種性血管内凝固症候群(DIC)
30
ヒトの赤血球に関する記述のうち、正しいのはどれか
赤血球の分化はエリスロポエチンで促進する, 老化した赤血球は脾臓や肝臓で破壊される
31
汎血球減少を呈する代表的な疾患はどれか
再生不良性貧血, 急性白血病
32
貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか
巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸の欠乏により起こる, 自己免疫性溶血性貧血は、大球性貧血に分類される
33
血小板に関わる分子についての記述のうち正しいのはどれか
セロトニンは、血管の損傷部位で活性化された血小板から放出される, トロンボキサンA2は、血小板内のCa2+濃度を上昇させ、血小板凝集を促進する
34
インスリン分泌増加では、高カリウム血症が見られる
×
35
細胞外のカリウム濃度は、ATPの加水分解エネルギーを利用して、細胞内に比べて高く保たれている
×
36
Fe(血清鉄)は貧血の病態把握を行うための基本的な検査である
○
37
鉄は赤血球のヘモグロビンを構成する元素で、欠乏すると小球性貧血をきたす
○
38
高カルシウム血症の要因と考えられるものはどれか
乳がん
39
トリクロルメチアシドにより血中濃度が低下するのはどれか
Na+
40
中枢性尿崩症の病態について、正しいのはどれか
バソプレシンの分泌が低下する
41
利尿薬の作用機序でないのはどれか
アルドステロン受容体刺激
42
原発性アルドステロン症の臨床所見として、正しいのはどれか
低カリウム血症