問題一覧
1
胃底腺の( )細胞から分泌される塩酸は、胃内のpHを1~3にするのに役立つ。
壁
2
分泌された塩酸は胃液を強酸性に保つことにより、異常発酵防止作用、殺菌作用を発揮する。また、( )細胞から不活発な前駆物質として分泌される( )をペプシンに変換する。ペプシンはタンパク質分解作用を発揮する。
主, ペプシノーゲン
3
胃液は強酸性であることに加えて、タンパク質を分解する酵素( )を含んでいるのに胃が消化されないのは、噴門腺や幽門腺、胃底腺の副細胞から( )が分泌され、胃粘膜を覆っているからである。
ペプシン, 粘液
4
消化性潰瘍は、塩酸などの( 1 )因子と、粘液などの( 2 )因子とのバランスが崩れて、相対的に( 1 )因子が優位になったときに発生する。 語群【攻撃 防御】
攻撃, 防御
5
潰瘍の治療薬には、( )因子を弱める薬と、( )因子を強める薬がある。前者には、H2受容体遮断薬、プロトンポンプ阻害薬、ムスカリン受容体遮断薬、制酸薬がある。後者には、PGE1、PGE2製剤、粘膜保護・組織修復促進薬、局所血流改善薬などがある。 語群【攻撃 防御】
攻撃, 防御
6
シメチジンやラニチジンは、ヒスタミンが( )受容体に結合するのを遮断することによって( )分泌を抑制し、潰瘍治療効果を発揮する。
H2, 酸(HCl)
7
オメプラゾールやランソプラゾールは、壁細胞の( )ポンプを抑制することによって( )分泌を抑制し、潰瘍治療効果を発揮する。
プロトン, 酸(HCl)
8
制酸薬は、過剰に分泌された( )を中和する目的で使われる。しかし、2次的に( )現象をもたらす欠点を持っている。
酸, リバウンド(反跳)
9
ヘリコバクターピロリ菌は、血液から胃粘膜内に漏出してきた尿素を( )に分解する。それが胃内のpHを( )させ、その結果、ガストリン分泌が促進し、潰瘍をもたらす。近年胃癌との関連にも指摘されている。
アンモニア, 上昇
10
アスピリンを服用すると胃粘膜保護効果のある( )の生合成を阻害するので、胃炎やひどいときには( )になる。
プロスタグランジン(PG), 胃潰瘍
11
塩酸は胃底腺の主細胞から分泌される。
❌
12
粘液は、胃底腺の副細胞や噴門腺、幽門腺から分泌され、胃粘膜の自己消化を防ぐ。
⭕️
13
ペプシンは、炭水化物分解酵素である。
❌
14
ヒスタミンは、壁細胞に存在するH2受容体に結合して酸分泌を促進する。
⭕️
15
ガストリンは、壁細胞に存在するG受容体に結合して酸分泌を抑制する。
❌
16
アスピリンを服用すると、胃腸障害、ひどいときには胃潰瘍を起こす。
⭕️
17
アスピリンは、プロスタグランジンの生合成を阻害することによって潰瘍の治療効果を発揮する。
❌
18
アセチルコリンは、壁細胞に存在するM3受容体に結合して酸分泌を抑制する。
❌
19
H2受容体遮断薬は、ヒスタミンを壁細胞に存在するH2受容体に結合できなくさせ、酸分泌を抑制する。
⭕️
20
プロトンポンプ阻害薬は、プロトンポンプを阻害し胃酸分泌を抑制する。
⭕️
21
ヘリコバクターピロリ菌は、胃粘膜に生息するグラム陰性菌である。
⭕️
22
ヘリコバクターピロリ菌は、尿素をアンモニアに分解し、発生したアンモニアにより胃液は酸性に傾く。
❌
23
シメチジンは、H2受容体遮断薬である。
⭕️
24
ファモチジンは、ヘリコバクターピロリ菌の除菌薬である。
❌
25
ストレスは、自律神経調節のバランスを崩し、特に副交感神経の過緊張をきたしやすいので、痙攣性便秘を起こす。
⭕️
26
硫酸マグネシウムは、浸透圧作用を利用した塩類下剤である。
⭕️
27
アトロピンは、緑内障の悪化、尿閉塞、排尿障害、口渇、便秘などの副作用を生じやすい。これらの副作用は、H2受容体を遮断することによる。
❌
28
次の薬物のうち、催吐薬はどれか。
アポモルヒネ
29
次の薬物のうち、利胆薬はどれか。
デヒドロコール酸
30
次の症状のうち、グリセリンを用いるとよいものはどれか。
便秘
31
膵消化酵素の作用を抑制するものはどれか。
カモスタット
32
次の薬物のうち、ヒスタミン(H2)受容体拮抗薬はどれか。
ファモチジン
33
次の薬物のうち、胃潰瘍の治療薬はどれか。
H2ヒスタミン受容体遮断薬
34
次の制吐薬のうち、抗コリン作用を示すものはどれか。
ブチルスコポラミン
35
抗潰瘍薬として正しいものを1つ選べ。
H2ヒスタミン受容体拮抗薬
36
止瀉薬として正しいものを1つ選べ。
ロペラミド