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臨床検査医学⑤

問題数100


No.1

敗血症とは、感染によって重篤な臓器障害が引き起こされる状態である

No.2

病原性微生物に感染した母体から胎児に微生物が移行することを市中感染という。

No.3

日和見感染症を生じる危険性が高い、感染に対する抵抗力が著しく低下した宿主を易感染(性)宿主という

No.4

母子感染は経胎盤感染、経気道感染、母乳感染に分けられる。

No.5

感染症の原因が細菌・ウイルスであることを診断するには感染部位から摂取した検体中に、病原性微生物の存在を証明すればよい

No.6

菌の形状は球状(球菌)と、桿状(桿菌)に大別される

No.7

グラム染色では、赤色に染色されるグラム陽性菌と、紫色に染色されるグラム陰性菌に大別される。

No.8

あるウイルスに感染したことを確認するためには、ウイルスに対して生体が免疫反応を起こした証拠である抗体の力価を測定する。

No.9

結核は結核菌の感染が原因で発症し、感染経路は接触感染である。

No.10

クラミジア感染症は、性交の際にChlamydia trachomatisが接触感染し、男性に性器感染を、女性に尿路性器感染を起こす。

No.11

梅毒は性交の際に、小さな傷から Chlamydia trachomatisが侵入して感染が成立する。

No.12

梅毒を検査する梅毒トレポネーマ抗原検査には、TPHA(TPLA)とFTA一ABSがあり、いずれも抗トレポネーマ抗原を測定する特異的な検査である。

No.13

淋菌感染症はNelsseria gonorrhoeaeによる性感染症である。

No.14

HIVの感染経路は性行為による接触感染、血液を介する経路の2つである

No.15

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は、HIV感染者の体液中に存在するHIVとHIV感染リンパ球が体内に侵入し、感染が成立する。

No.16

HIV感染症・AIDSは、コントロール不可能な急性疾患へと移行しつつある。

No.17

インフルエンザは、DNAウイルスの1つであるインフルエンザウイルスの感染によって発症する。

No.18

連鎖球菌属は、赤血球膜を破壊する毒素を産生する。

No.19

大腸菌のうち、特に強い病原性を示すものを病原性大腸菌という。

No.20

新型コロナウイルスの感染様式は飛沫感染であるが、通常の飛沫より小さい5μm以下のエアロゾルによる感染が三密の環境で起こりやすい。

No.21

新型コロナウィルスの重症化リスクは高齢者、基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病など)を持つ人、肥満者等である。

No.22

新型コロナウイルス検査において、簡便な操作で短時間に結果が得られる簡易キットを用いた抗原定性検査は唾液検体も適応とされている。

No.23

新型コロナウイルス検査において、抗原定量検査は核酸検出検査の感度より低いため、確定診断には用いる事はできない。

No.24

新型コロナウイルスの治療薬として推奨される中和抗体薬はウイルス増殖抑制を目的とする治療薬であり、重症化リスクを有する患者に投与される。

No.25

「癌」は悪性腫瘍を包括的に示すときに用いられ、「がん」は悪性腫瘍の組織を示すときに用いる。

No.26

間質細胞由来の悪性腫瘍は癌に分類される。

No.27

悪性腫瘍の3つの特徴は、①自律性増殖、②浸潤と転移、③悪液質である

No.28

代表的な良性腫瘍は、多発性骨髄腫や白血病がある。

No.29

脳腫瘍は、重篤な臨床経過をきたすので悪性腫瘍である。

No.30

良性腫は「自律性増殖」するため進行は早く、「浸潤と転移」や「悪液質」を起こす。

No.31

悪性腫瘍は、固形腫瘍(がん、肉腫)と非固形腫瘍に分けられる。

No.32

悪性腫瘍はその由来細胞から①上皮細胞由来の癌(がん)、②非上皮性細胞(間質など)由来の肉腫、③造血細胞由来の造血器に分類される

No.33

がん遺伝子の産物は、増殖因子、細胞表面受容体、膜結合性のG蛋白、細胞内制御因子、核内転写産物がある。

No.34

遺伝的に一方の遺伝子に異常を有する場合は、1回の異常のみでがん化へのプロセスが進むため、若年発症の傾向があり、かつ家族集積性を認める

No.35

がん遺伝子は再構成、点変異、遺伝子増幅などの変異により活性化する。

No.36

がん遺伝子は、ヘテロ接合性の消失により不活性化すると、細胞は自律性増殖を始める。

No.37

がん遺伝子発現は、細胞増殖を制御するがん制御遺伝子の発現に反応して制御されている。

No.38

ウイルス感染による発がんの機序は、細胞内シグナル経路の修飾、ウイルスDNAのゲノムへの挿入および細胞内miRNA に変質の3つがある。

No.39

多くの悪性腫瘍関連遺伝子のプロモータ領域のメチル化は、がん遺伝子の不活化をもたらす。

No.40

多段階発がん説において、ヘテロ結合性の消失は、染色体の欠損または造伝子欠失などでDNA変異により生じる。

No.41

悪性腫瘍の分子病態には、細胞の増殖や分化に関わる遺伝子の異常とともに、エピジェネティックな制御機構が関与している。

No.42

エピジェネティックな制御機構とは、遺伝子のDNA塩基配列の変化によらずに、遺伝子発現を活性化・不活化し、かつ細胞分裂後にも引き継がれる分子機構である。

No.43

エピジェネティックな制御機構には、DNA塩基のメチル化およびヒストンの化学修飾による遺伝子発現の変化の2つがある。

No.44

がん細胞は、アポトーシス機構を阻害することで、アポトーシスから逃れ、増殖を続けることができる。

No.45

がんは自らの増殖に有利になるように血管を誘導する能力を有する。この血管新生は、血管増生促進因子の働きが血管増生抑制因子の働きを上回る場合に起こる。

No.46

腫瘍細胞の不死化とは、テロメラーゼを発現させ、テロメアを伸張することにより、無限の増殖能力を獲得していることである。

No.47

造血器腫瘍は、造血幹細胞または前駆細胞に由来する悪性の疾患で、細胞の増殖や分化に関わる遺伝子の異常により発生する。

No.48

リンバ系腫瘍での染色体の遺伝子異常には、近傍遺伝子の発現が充進する

No.49

がん細胞集団は、多段階の遺伝子変異を経てがん化した1つの細胞に由来するクローンとして増殖する。これをクローン性増殖という。

No.50

がんの病理学的診断法には、形態学的病理診断として、細胞診、組織診断、分子解析の3つが有る。

No.51

組織診断法は、生検、術中迅速、切除組織、病理解剖などに分けられる。

No.52

画像診断装置のモダリティとして、単純X線、超音波検査、CT(コンピューター断層撮影)、MRI(核磁気共鳴画像法)、核医学検査がある。

No.53

がんの画像診断の目的は、腫瘍の検出、質的診断、進行度(病期)の評価、病勢のモニタリング、治療効果判定がある。

No.54

核医学分野のモダリティには、PET(ポジトロン・エミッション断層法)、SPECT(シンチグラフィ断層撮影)がある。

No.55

がんにおける内視鏡的治療には、EMR(内視鏡的粘膜切除術)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、PDT(光線力学的治療)などがある。

No.56

古典的な腫瘍マーカーとして、①がん細胞が産生するホルモン、②本来胎児期にのみ産生され、がん細胞によって再び産生される胎児性蛋白、③がん関連の抗原などがある。

No.57

FDAによるコンパニオン診断薬・機器の定義は、次の3つである。 ①治療薬のベネフィットが最も期待される患者を特定する。 ②治療薬の重篤な有害事象のリスクが大きい患者を特定する。 ③治療法の安全と効果を改善する目的で治療反応性をモニターする。

No.58

がん細胞に特異的な遺伝子変異については分子生物学的手法、細胞表面マーカーについては免疫学的手法を用いて分子マーカー検査が行われる。

No.59

がんの診断における遺伝子関連検査は、次の3つのカテゴリーに分類され ①病原体核酸検査、②体細胞遺伝子検査、③遺伝学的検査

No.60

がんの遺伝子診断のうち、病原体核酸検査が最も多く利用される。

No.61

遺伝子検査の測定法は、核酸増幅法と核酸プローブ法の2つに大別される

No.62

核酸増幅法の代表にはFISH法やサザンブロット法がある。

No.63

核酸プローブ法の代表にはPCR法がある。

No.64

がんの代表的な治療法として、手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法などがある。

No.65

がんの治療において、異なる治療法を組合わせて、総合的に治療を進める方法は集学的治療とよばれ、高い治療成績をもたらすことが示されている。

No.66

外部照射法では、光子線治療と粒子線治療に大別される。

No.67

放射線療法には、外部照射法、密封小線源治療、放射性同位元素内用治療がある。

No.68

がんの薬物療法に使用される薬物は、殺細胞性抗がん薬、分子標的薬に代表される

No.69

がんの免疫療法には、免疫活性化反応を増強する方法と、免疫抑制反応を遮断する2つの方法がある。

No.70

がんの免疫療法として免疫活性化反応を増強する方法には、免疫チェックポイント阻害剤がある。

No.71

免疫活性化反応を増強する方法として、Tリンパ球養子免疫療法などの細胞免疫療法やがんワクチン療法がある。

No.72

最近では、終末期に焦点を当てた「ターミナルケア」の表現でなく、高齢者ケアを統合的に行う「エンドオブライフケア」が多く用いられている。

No.73

回復期および障害期における保健指導やリハビリテーションは、予防段階の「第3次予防」に該当する。

No.74

予防接種には公費負担の「定期接種」と、希望者が自己負担で受ける「任意接種」がある。

No.75

検診とは、診察や各種検査で健康状態を評価し、健康の維持や疾患の予防・早期発見・早期治療に役立てるものである。

No.76

2014(平成26)年に労働安全衛生法が改正され、労働者が50名以上いる事業所は常時使用する労働者に対し、年1回のストレスチェックの実施が義務付けられた。

No.77

ストレス評価法のひとつに血液、尿、唾液中の生理活性物質を検査する生化学的評価法があるが、いちばん正しく評価できる検体は血液である。

No.78

C型肝炎ウイルスの感染予防には、できる限りワクチンによる予防接種を行うことが望ましい。

No.79

乳幼児におけるフェニルケトン尿症やガラクトース血症は先天性代謝異常による疾患である。

No.80

「研究用試薬」および「認定検査試薬」は薬事承認を取得していない試薬のため、品質にバラツキが生じる懸念がある。

No.81

細胞分裂の時、紡錘体を形成し染色体の移動に関与するのは、( )である。

No.82

体の各部や各臓器をつなぎ合わせて支え、組織や細胞を結合する役割を担っている組織を(     )という。

No.83

膠原繊維は強靭で引っ張ってもほとんど伸びない繊維で、( )から構成されている。

No.84

体腔内面に円柱細胞が配列している組織を(     )という

No.85

筋組織のうち、随意筋であり、短時間で比較的強い収縮運動に適しているのは(     )である。

No.86

左心室から送り出される血液を動脈血といい、(    )に富む。

No.87

肺における血液循環で正しいのはどれか。

No.88

胃から十二指腸に移送される時間が最も速い食物は(    )である

No.89

膵臓にあるランゲルハンス島の数は約(     )個である。

No.90

膵臓の外分泌腺からは、1日に約(    )の膵液が分泌される

No.91

膵液は弱アルカリ性で、トリプシン、リパーゼ、(    )を含んでいる。

No.92

日本腎臓学会より提唱されているeGFR(推定糸球体過量)は血清クレアチニンと(    )から算出される。

No.93

尿検査の主な検査項目には、尿比重、pH、(    )、潜血、糖、ケトン体,ウロビリンゲン、白血球、ビリルビン、亜硝酸塩がある。

No.94

生殖器系とは子孫を存続させる役目を持った特別な器官であり、(    )は男性特有の臓器で膀胱のすぐ下にあり、尿道の一部を囲むようにして存在する。

No.95

甲状腺ホルモンのうち強い生物活性を示すのは(    )である

No.96

感覚細胞は刺激を受けると(    )的変化を起こす。

No.97

免疫系には第1次リンパ組織として骨髄、(    )がある

No.98

免疫に関与する細胞が免疫担当細胞であり、その中で抗原提示細胞には、単球、マクロファージ、(    )がある

No.99

赤血球の産生の指令は主に( )で生産されている、エリスロポエチンによる。

No.100

血小板凝集(一次止血)に関与する主な血液凝固因子は(   )である。

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