問題一覧
1
沈降法では、時間ごとに固体粒子(粉体)の沈降量を測定すれば粒度分布を求めることができる。
正
2
ストークス式が適用できるのは、粉体が一定速度で沈降している場合である。
正
3
液体中での固体粒子の沈降に対し、ストークス式が適用されるとき、沈降時間は 粒子径の2乗に比例する。
誤
4
密度が同一な球形粒子からなる粉体では、それぞれの粉体の平均粒子径は比表面 積に反比例する。
正
5
個数平均径 Dnと重量平均径 D wを比較すると、Dn < Dwである。
正
6
粒子径が大きい粉体ほど、空隙率が大きい粉体層を形成する。
誤
7
同一成分の粉体においては、粒子径が小さいほど流動性が良くなる。
誤
8
粉体の内部摩擦係数と付着力が小さいほど、流動性は良い。
正
9
みかけ密度(かさ密度)の大きい粉体ほど、その安息角は大きい。
誤
10
みかけ密度(かさ密度)の小さい粉体ほどオリフィスからの流出速度が増大する。
誤
11
一般にみかけの比容積の小さな粉体は飛散性が大である。
誤
12
見かけの比容積が大きい粉体は流動性が優れている。
誤
13
安息角の大きい医薬品粉末ほど、その付着力は小さい。
誤
14
粉砕すると、安息角は小さくなる。
誤
15
相対湿度が臨界相対湿度以上になると水溶性粉体の吸湿量が大きくなる。
正
16
水に可溶な結晶性粉末は臨界相対湿度が定まっていて、それ以上の相対湿度では 吸湿量が急激に大きくなる。
正
17
分散や変動係数の値が大きいほど混合度は良い。
誤
18
標準偏差値の大きい粉体集団ほど混合度は良い。
誤
19
みかけの溶解速度定数は温度、粘度及び撹拌条件に依存するが、溶解液の容積には 依存しない。
誤
20
時間と共に濃度が増加すると、溶解速度は小となる。
正
21
Hixson-Crowell式において、みかけの溶解速度定数の次元は(時間)-1(質量)1/3である。
正
22
Hixson-Crowell式は、粉末粒子の粒度分布が正規分布に従うとして導かれている。
誤
23
Hixson-Crowell式は、粒度分布を持つ物体の溶解現象を表す式である。
誤
24
油滴が水中に存在するとき、サイズが小さい油滴ほどエネルギー的に安定である。
誤
25
電解質水溶液では負の吸着(Γ <0)となり、その表面は真水に近い。
正
26
無機塩類を水に溶解すると、その溶液の表面張力は増大する傾向にある。
正
27
ベンザルコニウム塩化物は、陽イオン性界面活性剤である。
正
28
ラウリル硫酸ナトリウムは、液体表面に吸着されにくく、負吸着を示す。
誤
29
界面活性剤水溶液の表面張力は、臨界ミセル濃度以上で急激に低下する。
誤
30
クラフト点はアルキル鎖の炭素数が増加すると高くなる。
正
31
アルキル硫酸ナトリウムの直鎖アルキル基(C10H21〜C18H37)の炭素数が増加する と、クラフト点は低くなる。
誤
32
非イオン性界面活性剤水溶液では、曇点以上になると2相分離が起こり、溶液は白 濁する。
正
33
ポリオキシエチレン系非イオン性界面活性剤溶液では、加温するとある温度でエステル結合が切れて溶解性が低下し溶液が濁る。このときの温度を曇点という。
誤
34
ソルビタンモノラウレートのHLB値は、ソルビタンモノステアレートのHLB値に 比べて小さい。
誤
35
拡張係数が正であれば、液体は固体表面上にレンズ状となり、Young式が成り立つ。
誤
36
粉体を圧縮して製した平面に液を滴下した場合、拡張ぬれの接触角は付着ぬれの接 触角よりも大きい。
誤
37
拡張ぬれの現象は、接触角θが0°<θ≦180°の時に生ずる。
誤
38
ブドウ糖水溶液は、コロイド溶液である。
誤
39
5%ポリソルベート80水溶液は、コロイド溶液である。
正
40
エマルション(乳濁液)では、液体の分散媒中に固体物質が微細な粒子として分散 している。
誤
41
親水性コロイドは、溶液の電解質濃度を高めることによって安定化できる。
誤
42
親水コロイドに多量の電解質を添加すると、凝結を起こす。この効果はイオンの 種類により異なり、陰イオンではCl-の方がI-よりも大きい。
正
43
タンパク質などの親水コロイドは、アルコールなどの脱水剤と少量の電解質を添加すると、凝集し沈殿する。これを塩析という。すると、凝集し沈殿する。これを塩析という。
誤
44
互いに反対符号に帯電した水溶性高分子コロイドの静電的相互作用を利用して、 マイクロカプセルを調製することができる。
正
45
懸濁剤の粒子径は保存中に溶解と析出を繰り返すことにより、初期の粒子径分布の ほぼ中間にそろう傾向がある。
誤
46
HLB値が7より小さい界面活性剤を用いると、安定なo/w型エマルションは生成し ない。
正
47
w/o型の乳剤は、メチレンブルーを加えると全体が着色される。
誤
48
スダンIIIを少量添加してエマルション全体が着色するとo/w型である。
誤
49
エマルションの電気抵抗は0/W型の方がW/O型に比べて小さい。
正
50
転相温度(PIT)より高い温度で粗乳化を行い、その後温度をPIT以下に下げる と、転相の際に微細化が行われ、安定な乳剤を調製することができる。
正
51
クリーミングの速度がストークス式に従う場合、クリーミングの速度は分散媒の 粘度が高いほど、大きくなる。
誤
52
塑性流動を示す流動体は、降伏値よりも小さいせん断応力においてはみかけ上ニ ュートン流体として挙動する。
誤
53
液体に加わるせん断応力とせん断速度との間に直線関係が成立する場合の全てをニ ュートン流動という。
誤
54
ダイラタント流動では、粘度はせん断速度の増加とともに減少する。
誤
55
ダイラタント流動は、固体含量の少ない懸濁剤において観察される。
誤
56
準粘性流動を示す流動体のみかけの粘度は、降伏値以上では、せん断応力の増加 に伴って大きくなる。
誤
57
液体に加わるせん断応力とせん断速度との間に直線関係が成立しない場合をチキ ソトロピーという。
誤
58
高分子化合物を含む水溶液の粘度は、濃度が上昇しても変化しない。
誤
59
オストワルド(Ostwald)型粘度計は、非ニュートン流体の粘度測定に適している。
誤
60
一般酸・塩基触媒反応によって分解する薬物では、緩衝液の組成によって安定性が異 なる。
正
61
高分子電解質溶液に塩を添加してイオン強度を増加させると、高分子はより広がっ た形となり、粘度が増加する。
誤
62
両性高分子電解質であるタンパク質は、等電点で一番広がりが小さくなる。
正