問題一覧
1
中毒とは生体内に吸収された①,またはその②によって正常な生体機能が障害されること
化学物質, 代謝産物
2
急性中毒とは化学物質が吸収されてから、( )で症状出現
短時間
3
少量の化学物質に長時間暴露され体内に蓄積し出現すること
慢性中毒
4
医薬品や家庭用品、農薬は( )を超えた使用で中毒になる
許容量
5
入院に至る中毒物質は( )が多い
医薬品
6
中毒死の原因 →医薬品(特に①) ( ② )
向精神病薬, 一酸化炭素
7
化学物質の吸収速度 ①>②>③の順に早い ④の方が⑤より吸収が早く中毒症状も強い
気体, 液体, 固体, 脂溶性, 水溶性
8
吸収経路の早い順 ①>②>③>④>⑤>⑥
経静脈, 経気管, 筋注, 皮下注, 経口, 経皮
9
( )が中毒物質となる場合は中毒症状の発言までに時間を要することが多い。
代謝産物
10
CBRNE災害を全部答えよ
化学, 生物, 放射線物質, 核, 爆発物
11
中毒を疑ったら( )に注意。
二次汚染
12
中毒物質の推定には( )を活用
トキシドローム
13
中毒物質に特有の臭い ガーリック臭→( )、( )
ヒ素, 有機リン
14
中毒物質に特有の臭い アセトン臭→( )( )( )
アセトン, アルコール, イソプロパノール
15
中毒物質に特有の臭い 苦いアーモンド臭→( )
青酸化物
16
中毒物質に特有の臭い 焦げたロープ臭→( )
大麻
17
中毒物質に特有の臭い 防虫剤臭→( )( )
ナフタレン, バラジクロロベンゼン
18
中毒物質に特有の臭い 腐卵臭→( )
硫化水素
19
随伴症状 咽頭痛・びらん→①.②.③.④
パラコート除草剤, クレゾール, 酸・アルカリ, 酸性・アルカリ性洗剤
20
随伴症状 縮瞳・流涎・発汗・線維東性収縮→①②③
有機リン系殺虫剤, 神経毒ガス, カーバメート
21
随伴症状 高熱・過呼吸(クスマウル呼吸)→( )
アスピリン
22
随伴症状 全身性痙攣→①②③④
三環系・四環系抗うつ薬, タバコ, 樟脳, 有機塩素
23
随伴症状 低血糖値症状→①②③④
非定型抗精神病薬, 経口血糖降下薬, インスリン, 有機フッ素
24
胃洗浄適応は、服毒後( )以内
1時間
25
吸着剤(活性炭)の投与は薬毒物服用から( )以内が有効とされている。
1時間
26
活性炭に吸着されにくい物質
エタノール
27
活性炭投与の禁忌2つ
消化管穿孔, 腸管閉塞
28
腸洗浄の適応
活性炭に吸着されにくく腸管吸収が遅い物質
29
血液除去法2つ
血液透析, 血液灌流
30
血液透析において効果が期待できないもの ・① ・分布容積が比較的(②) ・蛋白結合率が(③) ・血漿濃度が(④)
水溶性, 小さい, 小さい, 高い
31
日本中毒情報センターへの問い合わせ件数全体の約9割は①と②である
家庭用品, 医薬品
32
睡眠薬の現在の主流
ベンゾジアゼピン系薬, 非ベンゾジアゼピン系薬
33
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は中枢の(①)神経(②受容体)を活性化
抑制系, GABA
34
フルマゼニルはベンゾジアゼピン結合部位で競合的に( )→ベンゾジアゼピン系薬の作用を減弱
拮抗
35
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の作用は、抗不安、鎮静・(①)、抗痙攣、(②)
催眠, 筋弛緩
36
バルビツール酸系睡眠薬 (①)、(②)・循環抑制、(③)などの中枢神経作用が極めて強い
意識障害, 呼吸, 体温低下
37
バルビツール酸系睡眠薬の主な死因
呼吸不全, 循環不全
38
治療指数=LD50/ED50 治療指数が(①)ほど、安全性が高い 治療指数が(②)ほど致死量と有効量が近く、少し投与量を増やしただけで(③)になる
大きい, 小さい, 致死量
39
バルビツール酸系睡眠薬は、治療指数が ( )薬剤である。
小さい
40
ブロムワレリル(ブロモバレリル)尿素系睡眠薬 ・意識障害、呼吸・循環抑制などの(①)作用が強い ・(②)が強い ・大量摂取で(③)作用、(④)作用 ・主な死因(⑤)、(⑥)
中枢神経抑制, 依存性, 呼吸抑制, 心筋抑制, 呼吸不全, 循環不全
41
抗精神病薬は( )受容体を遮断する( )拮抗薬
ドパミン
42
三環系・四環系抗うつ薬 中枢の(①)および(②)の再取り込み阻害 急性中毒症状 ・中枢神経症状 ・循環器障害 →・(③)が強い ・頻脈、心筋電動障害→(④)(⑤)
ノルアドレナリン, セロトニン, 心毒性, 心室性不整脈, 痙攣
43
四環系抗うつ薬は処方量では三環系より(①)作用、(②)の副作用は少ないが、(③)の症状が多く見られる。
抗コリン, 心毒性, 痙攣
44
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI) ・他の抗うつ薬に比べて処方量での抗コリン作用、低血圧、心毒性、痙攣などの副作用は(①) .急性中毒で(②)
軽度, セロトニン症候群
45
セロトニン症候群 ・(①)だけでなく他薬剤との併用で発生しやすくなる ・摂取後(②)以内に突発
SSRI, 24時間
46
セロトニン症候群の症状 意識障害の変化→(①)、興奮 自律神経系の不安定→発汗過多(②) (③) (④)の興奮 (⑤)・(⑥) (⑥)
錯乱, 頻脈, 血圧上昇, 神経・筋, 吐気・下痢, 体温上昇
47
向精神薬の中毒の症候
悪性症候群
48
解熱・鎮痛薬 ・アセトアミノフェン →( )が最も問題となる
肝障害
49
アスピリン • 抗血小板薬,市販薬として感冒薬,消炎鎮痛薬に配合 • 大量服用では胃内に長時間とどまることがある • (①)の頻度が比較的高い • 毒性は,(②)による
慢性中毒, サリチル酸
50
アスピリン中毒の3徴
嘔吐・腹痛, 過換気, 耳鳴り
51
アスピリン中毒の治療 • 呼吸循環管理 • 尿の( )化 • 活性炭の繰り返し投与 • 高熱コントロール • 重症例には血液透析
アルカリ
52
農薬中毒 パラコート除草剤 →・人体に対する毒性(①) ・細胞膜脂質を(②)して毒性発揮 中毒症状 激しい嘔吐、腹痛、下痢、(③)、 口腔内びらん、(④)の吐物 1〜3日後に肺水腫、肝・腎・膵機能障害、(⑤) 間質性肺炎→7〜10日で(⑥)に移行
強い, 過酸化, 咽頭痛, 青色, 間質性肺炎, 肺線維症
53
パラコート中毒の疑いの場合 酸素投与は肺線維症を増悪させるためできるだけ( )
避ける
54
有機リン系殺虫剤 ・(①)から容易に吸収される ・(②)を阻害 ・(③)に注意 →有機リン系は(④)や(⑤)から大量放出
皮膚, アセチルコリンエステラーゼ, 二次汚染, 呼気, 吐物
55
グルホシネート除草剤の急性中毒 ( ) ( ) ( )
突然の意識障害, 喉頭浮腫, 消化管穿孔
56
ヒ素 潜伏期→(①)〜(②)以内 消化器症状→(③)臭、下痢、悪心・嘔吐 心循環器症状 →(④)、(⑤)、QT延長症候群、(⑥)、(⑦)ショック、(⑧)
数分, 数時間, ガーリック, 低血圧, 頻脈, 心室性不整脈, 低容量性, 中毒性心筋炎
57
ヒ素の解毒薬
ジメルカプロール
58
慢性ヒソ中毒 (①)の長期飲用による 原因:(②)のヒ素汚染 症状:癌や四肢末端の壊疽発生
高濃度ヒ素含有水, 地下水
59
水銀 ・気化すると速やかに肺から吸収される →(①)、(②)→全身症状、痙攣
呼吸困難, 化学性肺炎
60
水銀の中毒症状4つ
腸管壊死, ショック, ARDS, 急性尿細管壊死
61
有機溶剤の急性中毒症状 ・吸入:悪心・嘔吐、咳嗽 ・経口:誤嚥すると(①)(致死的) ・眼曝露:眼痛,(②),充血 ・皮膚曝露:発赤,水泡,びらん,潰瘍 ・中枢神経障害:脂溶性→血液 ・脳関門を容易に通過 幻覚,頭痛,めまい,耳鳴り,(③),(④), 痙攣,意識障害,呼吸抑制
化学性肺炎, 流涙, 酩酊, 興奮
62
シアン化水素(青酸) 液体だが、(①)あり (②)が発生する →(③)臭
揮発性, シアン化水素ガス, アーモンド
63
一酸化炭素 ・無色、(①) ・空気よりわずかに(②) ・中毒による死因トップ(年間数千人) ・(③)での不完全燃焼
無臭, 軽い, 閉鎖空間
64
一酸化炭素中毒対応 速やかに新鮮な空気のある場所に移動 ・全例で(①)投与 →(②)は信頼できない:正常値でも酸素投与 ・意識が清明な場合は,リザーバーマスク 意識障害がある場合や呼吸抑制を生じている場合は,BVM換気
高濃度酸素, SpO2
65
硫化水素 ・無色 ・空気より(①)(比重1.1905) ・(②)性 ・弱酸性 ・(③)臭 ・きわめて毒性強い ・傷病者の皮膚は(④) →組織で酸素が使用されない ・皮膚粘膜への刺激が(⑤)
重い, 水溶, 腐卵, 鮮紅色, 強い
66
塩素ガス ・空気より(①),高濃度で(②) ・毒性(③) ・漂白剤やカルキと同じ刺激臭
重い, 黄緑色, 強い
67
急性アルコール中毒 ・視床下部の体温中枢障害 ⇒(①) 最重症の目安 ・抗利尿ホルモン分泌抑制 ⇒(②),脱水 ・血管拡張作用 ⇒(③) ・肝臓の糖新生抑制作用 ⇒(④),乳酸アシドーシス
偶発的低体温, 多尿, 低血圧, 低血糖
68
急性メタノール中毒 ・服用後,(①)してから症状が出現 ・分解産物であるギ酸→(②)の原因 ・8〜24時間後→(③)、脳浮腫
時間が経過, 視力障害, 代謝性アシドーシス
69
急性メタノール中毒 治療 ・全身管理,対処療法 ・(①)であれば胃洗浄 ・(②)投与 ・Fomepizole投与 ・血液透析
1時間以内, エタノール
70
急性イソプロパノール中毒 ・(①),オーディオヘッドクリーナ, 芳香剤,染み抜き剤 ・(②)吸収あり ・肝臓のアルコール脱水素酵素で(③)に代謝 ・呼気の(③)臭(ケトン臭) ・重症例では(④)
医療用消毒剤, 経皮, アセトン, 痙攣
71
タバコ ・乳幼児の誤飲・誤食で最も多い ・( )が中毒性分
ニコチン
72
タバコ中毒 現場での処置 1. 状況の確認 何を(タバコ葉,灰,浸出液),いつ, どのくらい経口摂取したか ・嘔吐の有無 ・吐物や口腔内残渣の確認 2. 口腔内に残ったタバコ葉は(①) 3. 搬送中は(②)や(③)に注意
除去, 呼吸停止, 痙攣
73
防虫剤 樟脳(カンフル) ・毒性が(①) ・(②),(③)でも中毒を起こす
強い, 経皮, 吸入
74
ホウ酸 消化器症状 ・(①)色の吐物や下痢,(②)など ・早期の中枢神経刺激症状に続く中枢神経抑制症状 (③),不隠,(④),(⑤) ・紅斑様発疹などの皮膚症状 ・(⑥)機能障害
青緑, 出血性胃腸炎, 頭痛, 痙攣, 昏睡, 腎
75
次の中毒物質を誤飲した際に,牛乳を飲ませてもいいのはどれか、2つ選べ。
ホウ酸, トイレ洗浄剤
76
中毒物質と症候の組合せで誤ってるのはどれか、1つ選べ。
酸性漂白削 一 食道穿孔
77
覚せい剤中毒 ・アンフェタミン,メタンフェタミン ・輸入,製造,所持,売買,使用が規制されている •(①)作用と(②)作用 ・気分高揚,過活動,覚醒度の高まり,無食欲 ・精神依存が強い ・身体依存は(③) ・頻用すると耐性→使用量増大⇒急性中毒死 ・重篤例で高体温,(④),意識障害,(⑤),(⑥)
中枢神経刺激, 交感神経刺激, ない, 痙攣発作, ショック, 不整脈
78
中枢神経刺激作用+交感神経刺激作用+高体温 →( )を疑う
急性覚醒剤中毒
79
交感神経刺激症状 ①,四肢冷感,顔面蒼白,②,③, ④,口渇,振戦
散瞳, 発汗過多, 頻脈, 血圧上昇
80
覚醒剤の作用時間
4〜6時間
81
大麻(マリファナ) ・精神症状 :①,多幸感,②,パニック,幻覚妄想, 判断力③,④感覚の混乱 ・心血管症状: ⑤,⑥,⑦ ・呼吸器症状:⑧
陶酔感, 錯乱, 低下, 時間・空間, 血圧上昇, 頻脈, 不整脈, 気管支拡張作用
82
大麻の離脱症状 最終摂取後およそ①時間で生じ,②時間前後 でピーク,数週間持続
10, 48
83
コカイン ・コカの葉 ・中毒死をきたす最も危険な薬物 強い①作用,強い②作用 ③,不整脈,④,⑤,⑥ ・重症例 急性冠症候群,⑦, ⑧
中枢神経刺激, 交感神経刺激, 高体温, 高血圧, 頻脈, 散瞳, 致死性不整脈, 脳出血
84
オピオイド ・オピオイドレセプター(μ,κ,δ)に結合して作用 ・3大徴候:①,②,③ ・拮抗薬→④
中枢抑制, 呼吸抑制, 縮瞳, ナロキソン
85
モルヒネ ・オピオイド受容体を活性化して①作用 ・鎮痛薬や心原性肺水腫の治療 ・②,③(意識障害),④,⑤ ・精神依存,身体依存,耐性がいずれも⑥
鎮痛・鎮静, 縮瞳, 中枢神経抑制, 呼吸抑制, 血圧低下, 強い
86
マジックマッシュルーム 含まれる麻薬成分の サイロシビンやサイロシン →①受容体に作用し,中枢神経の興奮や麻痺,幻覚を起こす ・主な症状は②,③状態,狂乱,④など ・食べてから⑤分から⑥分後と早期に出現
セロトニン, 幻覚, 酩酊状態, 発熱, 15, 60
87
CSCATTT ・管理項目:災害現場の初動に必要な事項 Command and Control 指揮命令と連絡調整 Safety 安全確保 Communication 情報伝達 Assessment 評価 ・医療支援項目 T →① T →② T →③
トリアージ, 処置・治療, 搬送
88
Safety:安全確保 ・安全確保は,3S→・① ・② ・③
救助者, 現場, 傷病者
89
二次トリアージ 生理学的解剖学的評価 (Physiological and Anatomical Triage: PAT) 第1段階 : ①の測定 第2段階:全身の観察による②評価 (1)、 (2)で該当する異常があれば最緊急治療群赤 第3段階:③による評価 第4段階:④への配慮
バイタルサイン, 解剖学的, 受傷機転, 災害弱者
90
CBRNE(シーバーン)災害 ①で使用されることが念頭におかれた特殊災害 Chemical 化学 Biological 生物 Radiological ② Nuclear ③ Explosive 爆発物
テロリズム, 放射線, 核
91
危険物に対する防護の3原則
時間, 距離, 遮蔽
92
放射線の測定:3つに分類 ①(空間線量も含む) ② ③ ・検知は外部被ばくを測定:④ ・放射線の種類や目的により機器を選択 ・検知の様式:電離箱式,GM管式,⑤式,半導体式など
外部被ばく, 内部被ばく, 放射能, シンチレーション
93
クイックサーベイ ・目的は放射線がかかわる事案か否かの判断 →①,②,③など比較的放射性物質が付着しやすい5部位を抽出して実施
頭部, 両手, 両足底
94
ゾーニング ・一般的な多数傷病者事案の 発生現場における 安全の確保 →「①」と「②」(立ち入り禁止区域) に区分
危険区域, 警戒区域
95
除染の方法4つ
脱衣, 即時除染, 放水除染, 専門除染
96
災害時の活動で救急隊がまず行うのはどれか
指揮命令系統の確立
97
災害時医療対応の活動原則(CSCATTT)で指揮命令系統の確立の次に優先されるのはどれか
安全
98
多数傷病者に対する先着隊の最初の任務は何か
現場指揮の宣言
99
急性中毒症状で散瞳をきたすものはどれか2つ答えよ
コカイン, 覚醒剤
100
化学損傷の特徴 化学物質の種類によって(①)の性状が異なる 傷害の進行度→(②)に評価できない ・化学反応の進行とともに損傷も進行 ・体表面の化学物質を除去しても,内部へ浸透した化学物質によって皮膚や粘膜の損傷が継続 ・色調の変化,水泡を形成しないことがある
損傷, 初期