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病気
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  • 問題数 33 • 7/11/2023

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    問題一覧

  • 1

    ・ウサギキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes cunicu)感染による。 ・ウサギの耳の上皮に寄生。 ・掻痒感が強烈。充血、痂皮形成、悪臭のある分泌液 ・診断は直接鏡検。 ・殺ダニ剤(ベンジル安息香酸など)で治療

    ウサギ耳疥癬

  • 2

    糞線虫(Strongyloides属)の第3期フィラリアの経口・経皮感染。 殆どのサルに感染できる。 皮膚炎、呼吸器症投、腸炎、重症で肺出血、気管支肺炎 ・駆虫薬(サイアベンダゾール)などが有効。

    サル糞線虫

  • 3

    Oesophagostomum 属線虫の幼虫の経口感染 マカク属、ヒヒ属、類人猿まで広く感染。 ・結腸に寄生 ・漿膜内や粘膜下組織に結節を形成→大きくなると腸閉塞 ・糞便の虫卵検査で診断 駆虫薬(フェノサイアジン、サイアベンダゾール)を使用。

    サル腸結節虫症

  • 4

    ICLASカテゴリーE ・盲腸に寄生する蟯虫でSyphaci属に属する。マウスはネズミ盲腸虫 (Syphacia obvelata)、ラットはラット蟯虫(Syphaciamurisが感染する。 ・病原性はほとんどない。 肛門周囲に産卵するのでセロファンテープ法で柿の種状の虫卵を検出。

    盲腸蟯虫

  • 5

    ICLASカテゴリーE ・原虫Trichomonasmurisなどによる。 ・栄養型の経口摂取により感染。 病原性はない。:施設の清浄度の確認に用いられる。 ・齧歯類にいるが、ウサギにはいない。 3〜5本の前鞭毛、1本の後鞭毛、後部が尖っている。波動膜をもつ。 盲腸、結腸に寄生 ・腸内容物の直接鏡検で検出か、培養。

    腸トリコモナス症

  • 6

    ICLASカテゴリーC 線虫であるネズミ大腸蟯虫 (Aspiculurisetrapier)感染による。 結腸の肥厚をもたらす。下痢、死亡は無い。免疫不全動物では重症化。 肛門周辺に産卵しないのでセロファンテープ法は不可。糞便中の虫卵を検 出。

    ネズミ大腸蟯虫

  • 7

    ICLASカテゴリーC ・原虫Giardamuri感染による。 ・数子型と栄養型(下図)の2形態がある。 ・嚢子型の経口感染 マウス、ラット、ハムスター、スナネズミを宿主とする。 十二指腸に寄生 急性では下痢、食欲不振、体重減少、腸絨毛の萎縮、ときに死亡 糞便、腸内容物からの検出。

    ネズミジアルジア症

  • 8

    ・原虫Encephalitozoon cuniculi 感染が原因となる。 ・胞子(sporeスポア)の経口感染 ウサギで多いがマウス、ヒトも感染例あり。 不顕性が多い。 脳炎による運動失調、麻痺、 斜頸、痙攀 プドウ膜炎、白内障などの眼疾患 尿沈渣の胞子検出、抗原検査

    エンセファリトゾーン症

  • 9

    Eimeria stiedai感染が原因となる。 ・無性・有性生殖を経て糞便に排出されたオーシストの経口感染 ・感受性宿主はウサギのみ ・成熟個体の場合、不顕性が多い。 肝コクシジウム:体重減、食欲不振、黄痘、死 腸コクシジウム:下痢、粘血便 ・診断:糞便中のオーシストを塗抹法または浮遊集卵法で検出 ・サルファ剤が有効

    ウサギコンクジウム症

  • 10

    ・ICLASカテゴリーB(免疫不全動物に限る) ・感染宿主ごとに種が異なる:Pnemocystismrina(マウス),P.carini,p wakefieldiae(ラット),P.orctolagi(ウサギ),P.jiroveci(ヒト) ・栄養型(アメーバ状)と費子(シスト)の2形態を持つ。 エアロゾル感染 ・免疫不全動物では重篤な肺炎で死亡する。 病理所見:肺胞内に囊子・栄養型が充満。間質性肺炎。 ・肺乳剤のトルイジンプルーO染色で嚢子観察。PCR。抗原検査。

    ニューモシスティス症

  • 11

    ・グラム陰性桿菌Acromonas/ydophila 感染による。 ・実験動物で問題になるのはカエル 水槽の水を返して伝播する。ストレスで悪化。 カエルの皮膚・内臓で増殖し、敗血症。 ・後肢・腹部の点状出血・漬瘍、腹水、神経症状 肝細胞壞死、脾臓充血、全身性血栓 ヒトの食中毒の原因となる。

    赤肢病

  • 12

    ・病原性大腸菌(Escherichiacoli)による。血清型015,0109, 0132,142,0145,0153などによる。 幼若ウサギで発症することが多い。 経口感染 ①新生児下痢、 2離乳期下痢(高死)、3離乳期下痢(低死亡) 回腸~結腸肥厚、粘膜の漬瘍、腸絨毛の萎縮・消失 菌分離→菌体・鞭毛抗原で血清型を調べる。

    ウサギ大腸菌病

  • 13

    ICLASカテゴリーD ・グラム陽性球菌Staphylococcusresによる。 マウス、ラットなど多くの哺乳類の皮膚や粘膜に存在し、汚染率も高い。 通常不顕性の日和見感染菌。 咬傷などによる化膿性皮膚炎、漬瘍性皮膚炎 免疫不全動物の場合、膿瘍やフレグモーネ ・マンニット食塩培地(マンニット分解能)、エッグヨーク食塩培地(卵 黄反応)で分離する。コアグラーゼ産生能も指標となる。

    黄色ブドウ球菌病

  • 14

    ICLASカテゴリーD ・グラム陰性桿菌Pseudomonasegn感染症。 緑色色素ピオシアニンを作る。 土壌・河川にいて、多くの動物から検出される。 ・実験動物施設ではヒトから水を介して感染(SPFでより顕著) 通常不顕性。感染マウスは中耳炎起こし旋回。 ・免疫不全動物で菌血症 診断:病変部、盲腸、糞、飲水NAC培地で培養。線香臭がする。 ・塩酸添加水(5-10ppm)を給与で除菌

    緑膿菌病

  • 15

    ・グラム陰性短桿菌Pasteurellamulocdaによる。 .直接接触、空気、間接接触(汚水) ・鼻炎(スナッフル)が顕著→鼻汁 ·皮下膿瘍、斜頸、肺炎、子宮膿腫、敗血症 ・診断:臨床所見とクリンダマイシン加培地/改良K-B培地

    パスツレラ症

  • 16

    ・ICLASカテゴリーC ・グラム陰性桿菌Cirobacter rodeniumの感染症 経口感染 ・感受性宿主はマウス ・水様性下痢、被毛の汚れ、直腸脱、死亡(生後2~3週齢) 直腸で微絨毛を消失。粘膜が肥厚。 DHL寒天McConkey培地など腸内細菌用培地で分離

    マウス腸粘膜肥厚症

  • 17

    ㆍICLASカテゴリーC ・2016に同定されたFilobacterium rodeniumが気管支粘膜に感染する疾患 ・菌培養できない ・問題となるのはラット ・直接接触により感染 異常呼吸音、無気肺、化膿性気管支肺炎 .血清診断、PCR、病理診断(Warthin-Starry染色)

    カーバチルス病

  • 18

    マウスが含まれない ICLASカテゴリーC グラム陰性短桿菌のBordetellabronchsepicによる 哺乳類広範(ラット、モルモット、ウサギ、フェレット、イヌ、ネコ、 プタ、サル)に感受性宿主とするが、ブタ、モルモットは感受性が高い。 ・プタは姜縮性鼻炎の原因菌の一つ。 モルモットは気管支肺炎、膿性鼻汁、発咳、削痩、衰弱、死亡。 ・鼻腔粘膜のふき取り材料を血液寒天培地、DHL培地で培養し分離する

    気管支敗血症菌病

  • 19

    ICLASカテゴリーC グラム陽性球菌の肺炎双球菌Streptococcuspneumoniaeによる ラット、モルモットの感受性が高い。 ・鼻孔周囲の汚れ、目やに、鼻汁、くしゃみ、食欲減退、斜頸、流産、死 .病理所見:肺の大葉性線維素性肺炎、心外膜炎、胸膜炎、中耳炎、子宮 内膜炎 マウスの自然感染例はほとんどない。 サルやヒトも大葉性肺炎になる ・血液寒天培地ではa溶血。血清学的検査も行う。

    肺炎双球菌

  • 20

    グラム陽性球菌の溶連菌 Steptococcusqusubsp.cooepidemic感染症 実験動物の分野で問題になるのはモルモット 頸部リンバ節の"クルミ状"の腫脹 全身のリンパ節で炎症 肺、肝、脾、皮下、筋、脳など全身で炎症・膿瘍を形成 リンバ節、結膜・鼻粘液、目やにをウマ血液寒天培地で培養 血液寒天上で溶血を示す。

    溶血連鎖球菌病

  • 21

    グラム陽性桿菌であるCorynehacierium kuscheriが原因菌 ・自然宿主はマウス・ラット ・経口感染。通常は不顕性。 ・ステロイド投与、 放射線照射、ストレスなどで免疫活性が落ち ると肺、肝、腎に膿瘍を形成する。 不類住個体:口腔や盲腸→FNC寒无培地で選択。 顕性個体:口腔や盲腸→血液寒天培地で培養

    ネズミコリネ菌病

  • 22

    空気(飛沫)感染。多くは不顕性。 症状はラット>マウス ・感染初期、クック、カッカという特徴音のある呼吸音 ・慢性化すると鼻汁、 気管支炎、 呼吸困難、不活動。 ・病理:肺の肝変化、無気肺→気管支に沿った結節病変 .菌分離:PPLO培地 血清診断、PCR診断も行う。

    肺マイコプラズマ病

  • 23

    ・家伝法の届出伝染病 ・検疫対象の疾患 ・ポックスウイルス科 ・全身皮下に膿瘍→鼻汁→結膜 炎.失明→発熱.食欲不振 細菌の二次感染で死亡 強毒株の場合突然死

    ウサギ粘液腫

  • 24

    パピローマウイルス感染 ノミなどの昆虫が媒介 首、肩、腹部などに乳頭腫、 扁平上皮癌 病理組織学的検査と蛍光抗体 でウイルス抗原を検出

    ショープ乳頭腫

  • 25

    ロタウイルス感染症 他の動物のロタウイルス感染症 同様腸粘膜が障害され下痢 糞便の経口感染による

    ウサギロタウイルス病

  • 26

    家伝法の届出伝染病 ・検疫対象の疾患 ・経口、経鼻、虫などの媒介 伝染性が強く、成獣でも致死的 沈鬱、発熱、 神経症状、呼吸器 症状、黄疸 ・壊死性肝炎、全身の点状出血

    ウサギウイルス性出血熱

  • 27

    ICLASカテゴリーC ピコルナウイルス科カルジオウイルス属のTMEV感染症 宿主はマウスのみ 伝播力は強いが多くのケースでは不顕性 幼若マウスで後肢の萎縮、麻痺 SJマウスが高感受性:多発性硬化症モデル 経口感染.垂直感染 血清学的診断

    マウス脳脊髄炎

  • 28

    ICLASカテゴリーC RNAウイルスであるアルテリウイルス科に属するLDHVの感染による。 経口、経皮、がん細胞の移植などで感染 宿主はマウスのみ 発症することはない。 マクロファージで増えるので脾臓、リンバ節、肝臓、胸腺に多い。 生涯にわたり血中のLDHレベルが高い。

    乳酸脱水素酵素ウイルス病

  • 29

    ICLASカテゴリーC レオウイルス科(RNAウイルス)のマウスロタウイルス感染症 マウスのみ感染 糞便からの経口感染 哺乳マウスが感受性が高い。 水様性下痢

    伝染性マウス幼子下痢症

  • 30

    ICLASカテゴリーB 国内で感染例の多いウイルス。 コロナウイルス科RNAウイルスMHVによる。 ・感受性動物はマウスのみ マウス系統によって感受性が異なる。 肝炎・脳炎を起こす多臓器親和性と、腸炎を主体とする腸管親和性 の株がある。 近年流行しているのは弱毒株が多く、成熟マウスは不顕性で、抗体 検査で見つかることが多い。

    マウス肝炎

  • 31

    ICLASカテゴリーC・ コロナウイルス科RNAウイルスであるSDAV感染症 自然宿主はラットのみ。 鼻喉頭粘膜で増えたウイルスが顎下腺腫脹→涙腺腫大と広がる。 大半は1週間以内に治癒。 頸部が太くなる。ハーダー腺分泌液による紅涙、rednoseがみられる。 MHVと抗原性が交差するためMHV用キットで血清検査で診断。

    唾液腺涙腺炎

  • 32

    ICLASカテゴリーB 天然痕と同じポックスウイルス科のDNAウイルス(マウス痘療) 伝播力・致死性が高い。 宿主はマウスのみ。 四肢、尾、耳などが脱落する。 結膜炎、肝臓・リンバ組織の壊死 感染組織の細胞の細胞質に封入体 肉眼所見、封入体の観察、抗体検査、発育鶏卵試験などで診断 感染個体が見つかった場合は全処分

    エクトロメリア

  • 33

    ICLASカテゴリーB パラミクソウイルス科RNAウイルス HVJ (hemaggultinating virus of Japan)が病原体 宿主域は広い(マウス、ラット、ハムスター、モルモット、ウサギ、 フェレット、マーモセットなど) 感受性はマウスが高く。ラットではやや軽い。 高感受性系統*や幼若個体で重症化するが、成熟個体では耐化する。 鼻汁や唾液の飛沫感染、 接触感染 呼吸雑音、立毛、摂餌&摂水量の減少、妊娠率の低下、新生児の食殺 :移行抗体が低下したくらいの仔マウスが感染源となる。 病理所見:肺充血、肺の肝変化(赤色、灰色)、出血、瘢痕収縮 抗ウイルス抗体の抗体価を血清学的診断。 伝播力が強いので、一般にはコロニーの全処分。

    センダイウイルス