問題一覧
1
急激な肝細胞障害をきたす病態。通常は肝炎ウイルスによるものをさす
急性肝炎
2
脳症が出現する重篤な肝障害 B型肝炎ウイルスが最多
劇症肝炎
3
臨床的に6ヶ月以上にわたり肝機能検査値の異常とウイルス感染が持続している状態
慢性肝炎
4
薬物投与により発症する肝障害
薬物性肝障害
5
アルコールによる肝障害
アルコール性肝障害
6
肝臓全体が偽小葉と呼ばれる再生結節に置き換わった状態 不可逆性で進行性
肝硬変
7
原発性と転移性がある 胃癌、肺癌などの血行性転移が多い
肝癌
8
脂肪代謝障害のため脂肪(主に中性脂肪)が肝細胞内に過剰に蓄積した状態
脂肪肝
9
肝炎ウイルス感染、薬物などによらず自己免疫反応が、発症、進展に関与する慢性肝炎
自己免疫性肝炎
10
胆管が慢性炎症により壊され、胆汁が流れにくくなり、肝臓内に胆汁が停滞することによっておこる 自己免疫性 無症候性 かゆみ
原発性胆汁性肝硬変
11
胆汁中のコレステロールやビリルビン、カルシウムが胆嚢内で析出したものが胆石。 中年女性 ある場所で症状違う 胆汁
胆石、胆嚢炎、胆管炎
12
高齢女性、症状は胆石同様 右季肋部痛、黄疸 血清腫瘍マーカーCEA 胆嚢に発生するものと総胆管に発生する悪性腫瘍
胆嚢癌、総胆管癌
13
胆嚢内に突出した隆起性の良性病変 がんと間違えやすい
胆嚢ポリープ
14
良性腫瘍であるが腫瘍類似病変 がんと間違えやすい 胆嚢壁の対象性肥厚として描出
胆嚢腺筋腫症(アデノミオマトーシス)
15
膵実質内における膵酵素群の活性化により、膵の自己消化が起こるために発症する アルコール多飲による膵液流出障害4割、胆石、総胆管結石による胆汁の逆流2割 痛みは仰臥位で増強、座位前屈で軽減
急性膵炎
16
炎症により膵の線維化と膵実質の破壊が徐々に進行する疾患 膵機能の荒廃をきたす 石灰化、二次性糖尿病
慢性膵炎
17
膵臓原発の悪性腫瘍。膵管上皮に発生するものが多い 後腹膜腔にあるため診断が困難 早期診断困難
膵癌
18
上気道の急性カタル性炎症の総称。90〜95パーセントはウイルス由来。気管支、肺胞に炎症が及ぶと気管支炎、肺炎の合併
かぜ症候群
19
多くは上気道におけるかぜ症候群が気管、気管支に波及、続発して発症。原因ウイルスが下気道まで及んで発症。 かぜ症候群の症状+喀痰
急性気管支炎
20
経気道的に入り込んだ微生物が肺胞内で炎症をきたす状態。 死亡率は高齢になるに従い著しく上昇する。 飛沫感染、赤沈亢進、白血球増加、CRP陽性化(炎症知見)
肺炎
21
結核菌を吸い込むことで感染。 他の先進国に比較し患者多い。 発病は5パーセント。 不顕性感染。 ツベルクリン反応 咳嗽(がいそう)、喀痰、微熱、盗汗
肺結核
22
1年間に3ヶ月以上続く咳嗽や喀痰が2年間以上連続して認められることが診断基準
慢性気管支炎
23
終末細気管支より末梢での気腔が肺胞根期の破壊を伴いながら異常に拡大をきたした疾患。 喫煙が危険因子 喫煙者のCOPDの発症率は15~20パーセント。 気管支喘息患者は発症率10倍高い。
肺気腫
24
好酸球、リンパ球を主体とした気道の炎症。気道の狭窄と気管支腺の過分泌状態を呈する結果、肺機能上閉塞性障害(1秒率の低下)をきたす。
気管支喘息
25
肺胞構造のうち肺胞隔壁を中心とした肺の間質に炎症をみとめる疾患
間質性肺炎
26
酸素や炭酸ガスが通過する場である肺胞癖の肥厚により酸素の取り込みが低下→肺の柔らかさが(コンプライアンス)低下→肺機能検査で拘束性障害を呈する
特発性肺線維症
27
肺が破れ、胸壁と肺の隙間に空気が貯留した状態。 突然出現し、強い胸痛を自覚する。
気胸
28
睡眠中に上気道が狭くなることによって無呼吸状態と大きないびきを繰り返す疾患。 無治療の場合動脈硬化疾患の危険因子となる。
睡眠時無呼吸症候群
29
悪性新生物による死亡、男性1位、女性で2位。 小細胞癌と非小細胞癌にわかれる 扁平上皮癌と腺癌が多い。
肺癌
30
気管支の一部が永続的に拡張した結果、多量の膿性痰を喀出し時に血痰も出るような状態 気管支壁の筋性成分が破壊され、異常に気管支腔が拡張し、中枢側よりも拡張している状態。 不可逆的変化。
気管支拡張症