問題一覧
1
代謝において、生物体が簡単な物質から化学的に複雑な物質を合成する過程のことを何といいますか。漢字で書いてください。
同化
2
犬猫の栄養管理について、正しいものを選んでください。 ①栄養管理は犬猫自身が行う。 ② 飼い主の与え方により犬猫の栄養状態が変わる。 ③家族一人だけ栄養管理について理解をしておけば大丈夫。 ④愛玩動物看護師の業務には栄養管理と食事相談は含まれない。 ⑤ 犬猫に栄養管理は必要ない。
2
3
ペットフードの製法において、大量生産が可能で加圧、加熱調理して原料を押し出し成型で製造する機械を何といいますか。 1 アウトルーダー 2 アウトランダー 3 エクスランダー 4 エクストパンダー 5 エクストルーダー
5
4
炭水化物に含まれていない元素または分子はどれですか。* 1 炭素(C) 2 酸素(0) 3 窒素(N) 4 水素(H) 5 水 (H20)
3
5
グルコースやフルクトースはどれに含まれますか。 1 単糖類 2 二糖類 3 少糖類 4 多糖類 5 オリゴ糖類
1
6
解糖系では、実質いくつのATPを獲得します か。 ①1 ②2 ③ 3 ④ 4 ⑤5
2
7
食事中の脂肪として含まれる中性脂肪の正式名称をカタカナで書いてください。
トリアシルグリセロール
8
脂肪の働きとして、誤っているものを選んでください。 1 エネルギーを供給する 2 必須脂肪酸を供給する 3 水溶性ビタミンの吸収を助ける 4 嗜好性を向上させる 5 ホルモンや胆汁の合成など生理機能を維持する
3
9
アルキル基に二重結合を持つ脂肪酸はどれですか 1 飽和脂肪酸 2 不飽和脂肪酸
2
10
タンパク質に含まれていて、糖質や脂肪には含まれていない元素はどれか。 1 c 2 н 3 N 4 O
3
11
アミノ酸2分子の結合において、水(H20)が取れて結合することを何結合と言いますか。
ペプチド結合
12
猫に特異的に必須な栄養素は、次のうちどれですか。 1 ロイシン 2 タウリン 3 バリン 4 リジン 5 メチオニン
2
13
ミネラル(無機質)でないものはどれか?(複数回答可) 1 炭素 2 塩素 3 硫黄 4 亜鉛 5 鉄
1
14
ミネラルの記述として誤っているものを1つ選 びなさい 1 カリウムはミネラルの一種である 2 塩素の主な摂取源は肉や緑黄色野菜である 3 銅やマンガンは、犬と猫に必要な微量ミネラルである 4 あるミネラルが過剰になると、他のミネラルの摂取を妨げることがある 5 ミネラルは体内で合成することができない栄養素である
2
15
慢性腎臓病の動物に対し、摂取制限を行うミネラルはどれか(複数回答可) 1 リン 2 ホウ素 3 ナトリウム 4 ヨウ素 5 亜鉛
1.3
16
ビタミンの生理作用を発揮する前に、活性化が必要な化合物のことを何といいますか。
プロビタミン
17
ビタミンDの生理作用として、腸管吸収の促進と骨への沈着促進されるミネラルは次のうちどれですか。 1 マグネシウム 2 カリウム 3 カルシウム 4 クロール 5 鉄
3
18
糖代謝の酵素反応に必要な水溶性ビタミンは次のうちどれですか。 1 チアミン 2 コバラミン 3 リボフラビン 4 アスコルビン酸 5 コリン
3
19
犬の摂食行動・採食パターンにおいて正しいものはどれでしょうか。 1 单独捕食 2 新鮮肉食 3 少量頻回採食 4 間欠採食 5 肉食性
4
20
犬猫の必須アミノ酸の中で、猫が特異的にオルニチンやシトルリンからの合成能が低く不足しやすいアミノ酸は次のうちどれでしょうか。 1 メチオニン 2 フェニルアラニン 3 アルギニン 4 リジン 5 ヒスチジン
3
21
猫で特異的にその酵素が活発化しており、糖質 以外のものからグルコースを合成する代謝のことを何といいますか。漢字で書いてください。
糖新生
22
食事中のエネルギーとして、総エネルギーから 排泄される糞や尿のエネルギーを引いたエネルギーを何といいますか。 1 代謝エネルギー(ME) 2 可消化エネルギー(DE) 3 基礎代謝(BM) 4 ボディ・コンディション・スコア(BCS) 5 筋肉・コンディション・スコア(MCS)
2
23
RERは、代謝体重にいくつの数字を掛けた計算で算出できますか。(RER=〇〇x代謝体重) 〇〇にあてはまる数を答えてください。 ① 40 ② 50 ③ 60 ④ 70 ⑤ 80
4
24
1日の水分摂取量の目安として、次のうちどの数値と同じと考えればよいか。 1 BER 2 RER 3 DER 4 MER 5 BM
3
25
エネルギーの過剰摂取や運動量低下が原因で起こる肥満を何というか。 ① 一次性肥满 ② 二次性肥满 ③ 原発性肥满 ④ 続発性肥満 ⑤ 連続性肥満
3
26
体重10kgの犬が、BCS4、15%の体重過剰である時、理想体重は何kgか。 ① 7.5 ② 8 ③ 8.7 ④ 10.5 ⑤ 11.5
3
27
肥満における食事療法と運動療法の記述として、正しいものはどれか。 ①摂取エネルギーの増加が必要である。 ②運動量を減らす必要がある。 ③犬では1週間あたり4%までの減量が望ましい。 ④充分なタンパク質、ビタミン、ミネラルの供給が必要である。 ⑤ 低繊維、高エネルギー食が望ましい。
4
28
犬の妊娠期間で正しいものはどれか。 ① 約20日 ② 約43日 ③ 約63日 ④ 約123日 ⑤ 約200日
3
29
猫の妊娠期の栄養管理について、正しい記述はどれか。 ① 妊娠初期からエネルギー給与量を増加する ② 妊娠中期からエネルギー供給量を増加する ③ 妊娠後期からエネルギー供給量を増加する ④ 妊娠前と特に変わらない
1
30
犬の初乳が成熟乳に変化するといわれる時期はどれか。 ① 24時間 ② 48時間 ③ 72時間 ④ 1週間 ⑤ 2週間
4
31
犬用、猫用サプリメントとして使用される次の保健機能成分とその主な機能が期待される分野の組み合わせとして、誤っているのはどれか ① オリゴ糖一腸内環境の改善、免疫力向上関連 ② DHAーアレルギー対応、抗老化対応関連 ③ グルコサミン一関節ケア関連 ④ アントシアニンー抗酸化対応関連 ⑤ L-カルニチン一皮膚・被毛ケア関連
5
32
ペットフードの水分含有量に関する記述で誤っているのはどれか (複数回答可)* ①ドライフードの水分含有量はおおむね 15%である ②セミモイストフードの水分含有量はおおむね30%である ③ソフトドライフードの水分含有量はおおむね 40 %である ④ウェットフードの水分含有量はおおむね75%である
1.3
33
犬・猫の栄養要求量ガイドラインに関する記述 として、正しいのはどれか。 ①犬・猫の栄養要求基準としては、米国、欧州、日本、オーストラリアなどが独自の基準を設定している ②米国ではNRC(米国国家研究協議会)とAAFCO(米国飼料検査官協会)とが独自の基準を設定している ③日本では、米国のNRCの基準に準拠して基準をペットフード公正取引協議会が採用している ④欧州は米国のAAFCOの基準に準拠した基準を採用している ⑤NRCは主に米国のペットフード業界の研究者から成り立っている
2
34
犬や猫に与えてはいけないものに関する記述として、誤っているのはどれか チョコレートは犬が好む食品である。しかし、原料であるカカオ豆に含まっるテオブロミンというアロカロイドがけいれん、下痢、嘔吐などをひきおこすため、犬には絶対に与えてはいけない。ただし猫はこの物質に対する感受性が低いため、特に注意の必要はない。 タマネギ、長ネギ、ニンニクなどのネギ類は溶血性貧血を起こすため犬には与えてはいけない。もちろん猫にも同様であるため与えてはならない。 キシリトールは人間では虫歯予防効果やエネルギー減にならないなど注目されている。しかし犬では、インスリンの放出作用があり、運動失調、虚脱、けいれんなどをひきおこす。このため与えてはいけない。ただし猫は、犬のような反応を起こさないため、特に注意は必要ない。 生のイカ、タコ、エビ、魚の内臓などはチアミナーゼ(アイノリナーゼ)というビタミンB1分解酵素を持っている。このため、犬にも猫にも生の魚介類を与えないようにする。特に猫はビタミンB1の要求量が犬の5倍ほどあるため注意が必要でる。 生卵の白身にはビオチンの吸収阻害をするアビジンというタンパク質がある。継続的に与えると、すべての動物でビオチン欠乏症が起きるため注意が必要である、ただし,牛でも全卵であれば問題ない。
1
35
絶食時のエネルギー源として、体内に貯蔵されている栄養素の中で最初に枯渇する栄養素は次のうちどれか。 1 炭水化物 2 蛋白質 3 脂肪 4 ビタミン 5 ミネラル
1
36
疾患がなく、何らかの原因によって食物を摂取できない状態をなんといいますか。* 単純性飢餓 ストレス性飢餓
単純性飢餓
37
尿石症に関する記述として誤っているのはどれ か 1 シュウ酸カルシウム尿石症は若齢動物に多発する 2 ストルバイト尿石症は老齢動物に多発する 3 犬のストルバイト原石症は相産性酸別炎により誘発されることが多い 4 シュウ酸カルンウム家石症ではマグネシウムを制限した食事を与える 5ストルバイト尿石症では尿をアルカリ性にする食事を与える
2
38
非経腸栄養のうち、動物に必要なエネルギーと 栄養分をすべて経静脈により供給する方法は次のうちどれでしょうか。 1 TPN 2 PPN 3 PPP 4 TTP 5 TNN
1
39
飢餓状態の時に、代謝シフトに合わない栄養組成の給餌再開により発生する「給与時再開時症候群」をカタカナで「。o症候群(シンドローム) 」という。ooに合う言葉を入れてください。
リフィーディング
40
絶食状態の動物の食事を再開する場合、一般的に栄養組成として適しているものはどれか。 1 高炭水化物、高脂肪、高タンパク質 2 高炭水化物、高脂肪、低蛋白質 3 高炭水化物、低脂肪、低蛋白質 4 低炭水化物、低脂肪、高タンパク質 5 低炭水化物、高脂肪、高タンパク質
5
41
非経陽栄養法の必要となる検病の特徴として、誤っているのはどれか、 ①経口摂取が可能な動物 ② 消化管の安静が必要な動物 ③吸収不良症候群の動物 ④炎症性腸疾患の動物 ⑤代謝が異常に充進している動物
1
42
経胃/経腸栄養剤の特徴に関する記述として、正しいものはどれか。 ①給与のしやすさを最優先に考え液体状のものが大半を占める。 ②病態別につくられた栄養剤も存在する。 ③食欲を増進するよう固形状で形成されている。 ④すべての栄養剤は完全な栄養条件を満たすよう作成されている。 ⑤動物用の多くの製品が開発・販売されている。
2
43
糖尿病動物の管理に関する記述として、誤っているのはどれか。 ① 食物繊維を多く含んだフードは、食欲低下目的に給与する。 ②ストレスの少ない生活を送るのが重要である。 ③猫糖尿病用に用いられる高タンパク食のフードがある。 ④ 食事管理だけで維持管理できる糖尿病猫では少量頻回給与がよい。 ⑤ 食事量は計算で出た給与量を必ず与えるよりは、定期的体重測定で増減補正
1
44
皮膚疾患に関する記述として、正しいのはどれか。 ①除去食とは、今まで食べたことのないタンパク質で構成された食事である。 ②誘発試験とは、現在の食事に卵を加え食物アレルギーが起こるか試験するこ ③ビタミンA反応性皮膚炎とはビタミンA低下により起こる皮膚炎である。 ④1型亜鉛反応性皮膚症は、距鉛が不足した食事給与により起こる皮膚炎である ⑤ジェネリックドッグフード皮膚症とは、手づくりのドッグフードにより引き起こされる
1
45
慢性腎臓病の栄養管理に関する記速として、現っているのはどれか。 ①タンパク質を制限する。 ②ナトリウムを制限する。 ③ 水を制限する。 ④リンを制限する。 ⑤エネルギーを十分与える。
3
46
尿石症に関する記述として、正しいのはどれか。 ①シュウ酸カルシウム尿石症は若齢動物に多発する。 ②ストルバイト尿石症は老齢動物に多発する。 ③ 犬のストルバイト石症は細菌膀胱炎により誘発されることが多い。 ④シュウ酸カルシウム尿石症ではマグネシウムを制限した食事を与える。 ⑤ストルバイト尿石症では尿をアルカリ性にする食事を与える。
3
47
慢性心不全動物の栄養管理に関する記述として、誤っているのはどれか。 ① カルニチンを不足させない。 ②除脂肪体組織を減らす。 ③ タウリンを不足させない。 ④ナトリウム過剰給与は避ける。 ⑤ 肥満を避ける。
2
48
肝性脳症を示す疾慮(肝硬変など)で行う栄養管理に関する記途として、正しいのはどれか ①肝性脳症の食事の回数は1日1食がよい。 ②肝性脳症の食事は高タンパク食とする。 ③肝性脳症の食事は芳香族アミノ酸中心の食事にする。 ④肝性脳症の食事は食物機維の給与が有効である、 ⑤肝性脳症を示す場合は、エネルギーを制限する
4
49
栄養診断の方法に関する記述として、誤っているのはどれか。 ①BCS は動物病院で最もよく使われる栄養診断法なので信頼性は高い。 ②BCS は目視と触診によって診断される方法なので、定量性に問題がある。 ③栄養診断は本来脂肪の蓄積状態をみるものなので、体脂肪率で診断したほうがより正しい診断ができる。 ④BCSは浮腫のある個体の診断には使えない。 ⑤ 5段階法での BCS3の個体の体脂肪率はおよそ20%である。
1
50
犬と猫の肥満に関する記述として、正しいのはどれか。 ①先進国において、動物病院に来院する大や猫のうち1割程度が肥満である。 ②犬の肥満は、糖尿病のリスク因子となる。 ③去勢や不妊手術は、肥満のリスクを低滅させる効果がある。 ④肥満した猫の減量には、数日間にわたる完全な施食が有効である。 ⑤犬の減量のスピードは、1週間あたり初期体重の0.5~2.0%とする。
5
51
犬用体脂肪計を用いて体脂肪率を測定する際の注意点として、誤っているのはどれか。 ①測定時、犬の姿勢は立位である。 ②測定前に測定部位を消毒用アルコールで拭くのは皮脂や汚れを除くためである。 ③測定部位は最後助骨の後ろで背骨から5cm離れた腰部である。 ④電極は微毛をかき分けて露出させ皮間に直接当てるようにする。 ⑤体脂肪計の測定原理は生体インビーダンス法である。
3
52
タンパク質に関する記述として、誤っているのはどれか。 ①タンパク質の構成元素は、炭素(C)、水素(H)、酸素(0)のほかに窒素(N)、硫黄(s)で ある。 ②タンパク質は多数のアミノ酸がペプチド結合したものである。 ③体内でのタンパク質の働きは、構造タンパク質として体の機成成分になる場合と機能性タンパク質として機能性物質となる場合とに大別される。 ④動物が体内で合成できないアミノ酸を必須アミノ酸といって、動物によって若下の違いがあるが、およそ10種類程度ある。 ⑤タンパク質は分解されるとアミノ酸、脂肪酸になる。
5
53
炭水化物の働きに関する記述として、誤っているのはどれか。 ①エネルギー源として使用されるのは、脂質、炭水化物とタンパク質で、これらを三大栄養素という。 ②デンプンやセルロースなどの炭水化物を構成する単糖は果糖である。 ③三大栄養素のなかで一番先にエネルギーになるのは炭水化物である。 ④デンプンやセルロースなどの炭水化物は多数の単糖がつながった多糖類である。 ⑤オリゴ糖とは、単糖が数個つながったもので、腸内の環境を改善する効果がある
2
54
ペットフードの種類と製造方法に関する記述として、正しいのはどれか。 ①ドライフードは水分が10%前後のフードをいう。通常ドライフードといわれるフードには発泡したタイプとビスケットタイプとがあり、ビスケットの製造には、主にエクストルーダが用いられる。 ②エクストルーダがドライフードなどの製造に用いられる理由は、主にフード中のデンプンをa化させて消化率を向上させるためである。また、a化の結果としてフードの粒が膨化することとなる。 ③ソフトドライフードとセミモイストフードの製造上の違いは前者が押出成型機、後者がエクストルーダを用いていることである。 ④ソフトドライフードでもセミモイストフードでも、十分に加熱殺菌がされるため、保存料や糖類、糖アルコールの配合などは不要である。 ⑤ウエットフードには、缶詰、レトルトパウチ詰、アルミトレイ詰、プラスチックカップ詰などがある。殺菌装置はいずれも、加圧装置のないオートクレーヴでも、加圧装置のあるレトルトでもかまわない。
2
55
犬・猫のエネルギー要求量に関する記述として、正しいのはどれか。 ① 犬や猫の基礎代謝(BM) あるいは基礎エネルギー要求量(BER)の測定は容易である。 ②安静時エネルギー要求量(RER) は「絶食」という条件下で「眠らずに安族」という条件を加味して測定する。 ③維持期エネルギー要求量(MER) は食事を摂取することを許し「限らずに安都」という条件を加味して測定する。 ④1日当たりエネルギー要求量(DER)は、家庭で創育したり、通常とは異なる環境下で飼育したり、種々のライフステージ下で犬や猫を健康に飼育する場合のエネルギー要求量のことで、維持、妊娠、泌乳、成長、労役などを含めた1日当たりのエネルギー要求量のことである。 ⑤DERはBMにステージ別、労役別などの係数を加算して求める、
4
56
ペットフードに使用される原料に関する記述として、誤っているのはどれか。 ①穀類であるトウモロコシ、小麦、玄米などの役割は、エネルギー源として位置づけられる。 ②糖類の役割は、エネルギー源、甘味料、保存料、腸内環能の改善が挙げられる。 ③大豆などの豆類の役割は、植物性のタンバク資源として位置づけられ、内類や魚粉などの動物性タンパク源に比べると割安の原料といえる。 ④魚粉は、品質面では脂肪の酸化やタンパク質の分解といった劣化の心配の少ない非常に安定した原料といえる。しかも動物性タンパク質なので可解性も高く、特にドライキャットフードには安心して使用できる原料である。 ⑤油脂類では、牛脂(タロー)や鶏油(チキンオイル)がよく使用されるが、脂肪の酸化防止には酸化防止剤を添加のうえ使用することが望ましい。
4
57
動物の食事のエネルギーに関する記述として、誤っているのはどれか。 ①食物のもつエネルギー価を計算で推測する場合に、ヒトでは炭水化物、脂質、タンパク質の1g当たりの代謝エネルギー価 (ME) をそれぞれ4kcal、9kcal、4kcal、とみなすのに対し、犬や猫にペットフードを与える際には、それぞれ3.5kcal、 8.5keal、 3.5kcalとみなすことにしている。このヒトと人・猫のMEに相違があるのは、ヒトの食物とペトフードとの消化率の差によることが大きい。 ②ヒトや犬・猫の食事のエネルギー合量あるいはこれらの動物のエネルギー要求を調定する際には、MEという尺度を用いる。 ③動物に与えられた食事のエネルギーを総エネルギー(GE) といい、エネルギー詳価に用いられる ME とは、GEから糞として排泄されるエネルギー(FE) およびガスとして排泄されるエネルギー(GPD)を差し引いたものである。 ④エネルギーの単位として用いられるのは、カロリー(cal)とジュール(T)がある。日本では一般に前者が用いられることが多い。 ⑤犬や猫では食事のME を求める際に、GPD は無視してもよい。これは、ガスの量が余り多くなく捕集する意味がないからである。
3
58
栄養管理における注意点に関する記述として、正しいものはどれか。 ①経胃栄養管理を行う場合、栄養の計算だけで十分であり、水分の計算は必要ない ②胃瘻/腸瘻チューブ、非経静脈チューブの設置部位は、安定化するまで2~3日ごとに設置部位およびチューブの状況をチェックする。 ③ 胃瘻/腸瘻チュープの安定化には少なくとも設置後7日程度を要する。 ④動物のBCSは栄養学的介入の判断の一助とはなり得ない。 ⑤1〜2%程度の軽度の体重減少もまた、重要な栄養管理失宣を示唆する所見である。
3
59
犬・猫のライフステージと栄養に関する記述として、正しいのはどれか。 ① 犬や猫には妊娠期に妊娠同化作用という授乳に備えたエネルギー蓄積システムがある。この妊娠同化作用によるエネルギーの蓄積の割合は犬のほうが猫より大きい。 ②授乳期には、与える食事は維持期程度のエネルギー含量でも摂取量でカバーできるため十分である。 ③子犬は哺乳期に胎盤経由で免疫抗体を受動免疫として母体より受け取るため、出生直後に初乳を飲ませることは必ずしも必要ではない。 ④成長期の子犬には、できるだけ高エネルギーの食事を与え、できる限りの早い成長をさせる事が必要である。 ⑤維持期以降は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることによる肥満の可能性が高まるため、運動と食事の量(エネルギー摂取量)の管理に注意をはらう必要がある。
5
60
脂溶性ビタミン ビタミンA D E K
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