問題一覧
1
心周期に伴う心臓の変化で、収縮期の初期には心室の容積は変わらずに内圧が上昇していく。このときの心臓で正しいのはどれか
左心室の内圧は大動脈圧よりも低い
2
正常な心臓で心拍出量が減少するのはどれか
大動脈圧の上昇
3
健常な成人の心臓について、右心室と左心室で正しいのはどれか。2つ選べ
単位時間当たりの収縮回数
4
( )の組織を環流した血液は心臓に戻る前に肝臓を通過する。( )に入るのはどれか。
小腸
5
動脈で正しいのはどれか
内膜、中膜および外膜のうち中膜が最も厚い
6
大動脈系と比較した肺動脈系の特徴はどれか
塞栓症が起こりやすい
7
左片麻痺のある脳梗塞患者で閉塞が最も疑われる動脈はどれか
ア
8
浮腫の原因となるのはどれか
リンパ還流の不全
9
A さん(43 歳、男性、会社員)は、 1 か月前に右頸部の腫瘤に気付き、自宅近くの診 療 所を受診し、大学病院を紹介された。検査の結果、A さんは、非 Hodgkin(ホジキン)リンパ腫と 診断され、縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫も確認され、化学療法導入のため入院した。 A さんは「悪性リンパ腫と言われたときにはショックだったけど、化学療法は有効であると聞いて、 頑張ろうと思っている」と話す。入院時、A さんは体温 37.5 °C、呼吸数 18/分、脈拍 84/分、血圧124/64 mmHg であった。血液検査 データは、赤血球 302 万/μl、Hb 10.3 g/dl、白血球 6,400/μl、 総蛋白 7.6 g/dl であっ た。 入院当日、A さんは看護師に「最近、なんとなく手がむくんでいるような気がする」と言う。A さ んの手のむくみの原因として可能性が高いのはどれか。
上大静脈の圧迫
10
腎機能障害のある患者に見られる浮腫の原因はどれな
血漿膠質浸透圧低下
11
肝硬変患者の腹水貯留に関連するのはどれか
アルブミンの低下
12
血液中の濃度の変化が膠質浸透圧に影響を与えるのはどれか
アルブミン
13
加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか
収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下する
14
血圧を上昇させるのはどれか
セロトニン
15
血圧を上昇させるのはどれか
バソプレシン
16
収縮期血圧の上昇をきたす要因はどれか
末消欠陥抵抗の増大
17
血圧測定で収縮期血圧が本来の値より高く測定されるのはどれか
幅の狭いマンシェットを用いる
18
成人で高血圧と判断するのはどれか
122/92 mmHg
19
入浴時に全身の血液循環が促進される理由で正しいのはどれか
静水圧作用
20
末梢血管抵抗が低下するのはどれか
アナフィラキシーショック
21
入浴時の回避事項とその根拠との組み合わせで誤っているのはどれか
長時間の入浴 ----- 細胞内液量の減少
22
起立性低血圧について正しいのはどれか
自律神経障害を起こす疾患で生じやすい
23
アンジオテンシンII の作用はどれか。 1) 細動脈を収縮させる。 2) 毛細血管を拡張させる。 3) レニン分泌を促進する。 4) アルドステロン分泌を抑制する。
1) 細動脈を収縮させる。
24
上腕動脈で行う聴診法による血圧測定で適切なのはどれか。 1. 成人では 9~10cm 幅のマンシェットを用いる。 2. マンシェットの下端と肘窩が重なるように巻く。 3. マンシェットの装着部位と心臓が同じ高さになるようにする。 4. マンシェットと腕の間に指が 3、4 本入る程度の強さで巻く。
3. マンシェットの装着部位と心臓が同じ高さになるようにする。
25
触診法による血圧測定で適切なのはどれか。 1. 血圧計は患者の心臓の高さに置く。 2. マンシェットの幅は上腕全体を覆うサイズを選ぶ。 3. 150 mmHg まで加圧して減圧を開始する。 4. 加圧後に1拍動当たり2〜4mmHg ずつ減圧する。 5. 減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値を拡張期血圧とする。
4. 加圧後に1拍動当たり2〜4mmHg ずつ減圧する。
26
成人の血圧測定に用いる上腕用マンシェットの幅はどれか。 1. 20cm 2. 14cm 3. 9cm 4. 5cm
2.14cm
27
水銀式血圧計を用いた触診法による血圧測定で適切なのはどれか。 1. 脈が触知されなくなったら 50mmHg 加圧する。 2. 1 秒に 20 mmHg の速さで減圧を開始する。 3. 減圧開始後初めて脈を触知したときの値が収縮期圧である。 4. 脈が触知しなくなったときの値が拡張期圧である。
3. 減圧開始後初めて脈を触知したときの値が収縮期圧である。
28
心血管系の症状とアセスメントの組み合わせで正しいのはどれか。 1. 頸静脈の怒張 中心静脈圧の低下 2. 心尖拍動部の左方移動 右心室肥大 3. 拡張期心雑音 弁の障害 4. 大腿動脈拍動の減弱 レイノー現象
3. 拡張期心雑音 弁の障害
29
胸管で正しいのはどれか 1. 弁がない。 2. 静脈角に合流する。 3. 癌細胞は流入しない。 4. 主に蛋白質を輸送する。
2. 静脈角に合流する
30
リンパ系について正しいのはどれか。 1. リンパ管には弁がない。 2. 吸収された脂肪を輸送する。 3. 胸管は鎖骨下動脈に合流する。 4. リンパの流れは動脈と同方向である。
2. 吸収された脂肪を輸送する。
31
リンパ系について正しいのはどれか。 1. リンパ液の主成分は赤血球である。 2. リンパ液に脂肪成分は含まれない。 3. 過剰な組織液はリンパ管に流入する。 4. 胸管のリンパ液は動脈系へ直接流入する。
3. 過剰な組織液はリンパ管に流入する。
32
リンパ系で正しいのはどれか。 1. リンパ管には弁がない。 2. 胸管は鎖骨下動脈に注ぐ。 3. 吸収された脂肪の輸送に関与する。 4. リンパの流れは動脈と同方向である。
3. 吸収された脂肪の輸送に関与する。
33
リンパ系で正しいのはどれか。 1. 過剰な組織液を回収する。 2. リンパに脂肪成分は含まれない。 3. 胸管のリンパは動脈系へ直接流入する。 4. 健常成人のリンパ流量は 7~10 L/日である。
1. 過剰な組織液を回収する。
34
左心不全でみられる症状はどれか。 1. 肝腫大 2. 下腿浮腫 3. 起坐呼吸 4. 頸静脈怒張
3. 起坐呼吸
35
A さん(54 歳、男性)は、10 年前に心筋梗塞を発症し、2年前に慢性心不全と診断 され外来受診を続けてきた。1週前からトイレ歩行時に息苦しさがあり、4日前から夜に咳と痰と がみられ眠れなくなっていた。本日、A さんは定期受診のため来院し、心不全の増悪と診断され入 院した。入院時、体温 36.3°C、呼吸数 24/分、脈拍 96/分、整で、血圧 124/72mmHg であった。 心エコー検査で左室の駆出率 28%であった。体重は1週間で4kg 増加し下肢の浮腫がみられる。 このときの A さんのアセスメントで適切なのはどれか。 1. ショック状態の可能性が高い。 2. 左心不全の症状はみられない。 3. NYHA 心機能分類のI度に該当する。 4. 浮腫は右心不全の症状によると考えられる。
4. 浮腫は右心不全の症状によると考えられる。
36
急性左心不全の症状はどれか。 1. 肝腫大 2. 呼吸困難 3. 下腿浮腫 4. 頸静脈怒張
2. 呼吸困難
37
心拍出量が増加しているにもかかわらず心不全に至るのはどれか。 1. 高血圧 2. 心筋梗塞 3. 拡張型心筋症 4. 甲状腺機能亢進症
4. 甲状腺機能亢進症
38
左心不全で入院中の片麻痺患者。夜間に呼吸が苦しくなり顔色不良となった。 対応で適 切なのはどれか。 1. 肩枕を入れる。 2. 起坐位にする。 3. 下肢を挙上する。 4. ヴァルサルヴァ法を実施する。
2. 起坐位にする。
39
無対の静脈はどれか。 1. 鎖骨下静脈 2. 総腸骨静脈 3. 内頸静脈 4. 腕頭静脈 5. 門脈
5. 門脈
40
A さん、45 歳の男性。出版社に勤務。5 年前に職場の健康診断でコレステロール値が高 いと指摘されていた。会社で徹夜した午前 8 時ころ、突然、前胸部に締め付けられるような痛みが 起こり、治まらないため、1 時間後救急車で来院した。受診時の呼吸数 23/分、 心拍数 98/分、血 圧 198/112 mmHg、 心電図で ST 上昇があり、心エコー検査の結果、左室前壁心筋梗塞と診断され 入院した。 A さんの冠状動脈の狭窄部位はどれか。 1. ア 2. イ 3. ウ 4. エ
4. エ
41
上行大動脈から分枝するのはどれか。 1. 冠状動脈 2. 腕頭動脈 3. 左総頸動脈 4. 左鎖骨下動脈
1. 冠状動脈
42
正常な糸球体で濾過される物質はどれか。 1. フィブリノゲン 2. ミオグロビン 3. アルブミン 4. 血小板 5. 赤血球
2. ミオグロビン
43
糸球体濾過量の推定に用いられる生体内物質はどれか。 1. 尿素 2. イヌリン 3. ビリルビン 4. クレアチニン 5. パラアミノ馬尿酸
4. クレアチニン
44
ナトリウムイオンが再吸収される主な部位はどれか。 1. 近位尿細管 2. Henle(ヘンレ)のループ(係蹄)下行脚 3. Henle(ヘンレ)のループ(係蹄)上行脚 4. 遠位尿細管 5. 集合管
1. 近位尿細管
45
ネフローゼ症候群で必ずみられるのはどれか。 1. 血尿 2. 体重減少 3. 低蛋白血症 4. 低コレステロール血症
3. 低蛋白血症
46
尿細管で再吸収されないのはどれか。 1. 水 2. ブドウ糖 3. ナトリウムイオン 4. クレアチニン
4. クレアチニン
47
アルドステロンで正しいのはどれか。 1. 近位尿細管に作用する。 2. 副腎髄質から分泌される。 3. ナトリウムの再吸収を促進する。 4. アンジオテンシン I によって分泌が促進される。
3. ナトリウムの再吸収を促進する。
48
水・電解質の調節で正しいのはどれか。 1. 循環血漿量の減少はレニンの分泌を増加させる。 2. 抗利尿ホルモン(ADH)は尿浸透圧を低下させる。 3. 過剰な飲水は血中ナトリウム濃度を上昇させる。 4. アルドステロンは腎からのカリウム排泄を減少させる。
1. 循環血漿量の減少はレニンの分泌を増加させる。
49
抗利尿ホルモン(ADH)の分泌を抑制するのはどれか。 1. 血圧低下 2. 循環血漿量減少 3. 血漿浸透圧低下 4. 血中カルシウム値低下
3. 血漿浸透圧低下
50
腎臓でナトリウムイオンの再吸収を促進するのはどれか。 1. バソプレシン 2. アルドステロン 3. レニン 4. 心房性ナトリウム利尿ペプチド
2. アルドステロン
51
膀胱の蓄尿と排尿反射で正しいのはどれか。 1. 排尿中枢はホルモンによって制御される。 2. 排尿反射は交感神経を介して起こる。 3. 蓄尿時に内尿道括約筋は収縮する。 4. 排尿時に外尿道括約筋は収縮する。 5. 蓄尿時に排尿筋は収縮する。
3. 蓄尿時に内尿道括約筋は収縮する。
52
健康な成人における日の平均尿量はどれか。 1. 100 mL 2. 500 mL 3. 1,500 mL 4. 2,500 mL
3. 1,500 mL
53
蠕動運動がみられるのはどれか。 1. 腎動脈 2. 腎盂 3. 膀胱 4. 尿道
2. 腎盂
54
蠕動運動がみられるのはどれか。 1. 腎動脈 2. 尿管 3. 膀胱 4. 尿道
2. 尿管
55
排尿時に収縮するのはどれか。 1. 尿管 2. 尿道 3. 膀胱平滑筋 4. 内尿道括約筋 5. 外尿道括約筋
3. 膀胱平滑筋
56
成人で 1 日の尿量が 100 mL 以下の状態を示すのはどれか。 1. 希尿 2. 頻尿 3. 乏尿 4. 無尿
4.無尿
57
無尿の定義となる1日の尿量はどれか。 1. 0mL 2. 100mL未満 3. 400mL未満 4. 700mL未満
2. 100mL未満
58
成人の膀胱の平均容量はどれか。 1. 100 mL 2. 500 mL 3. 1,000 mL 4. 1,500 mL
2. 500 mL
59
成人の 1 日の平均尿量はどれか。 1. 100ml以下 2. 200ml~ 400ml 3. 1,000 ml ~ 1,500 ml 4. 3,000 ml 以上
3. 1,000 ml ~ 1,500 ml
60
尿の回数が異常に多い状態を表すのはどれか。 1. 頻尿 2. 乏尿 3. 尿閉 4. 尿失禁
1. 頻尿
61
乏尿はどれか。 1. 1日の尿量が少ない。 2. 尿意が乏しい。 3. 排尿痛がない。 4. 尿比重が低い。
1. 1日の尿量が少ない。
62
成人の正常尿で正しいのはどれか。 1. 尿比重が 1.025 である。 2. 排尿直後は無色である。 3. 1 日尿量は 400ml である。 4. 排尿直後にアンモニア臭がある。
1. 尿比重が 1.025 である。
63
成人の乏尿の基準はどれか。 1. 100ml/日以下 2. 200ml/日以下 3. 300ml/日以下 4. 400ml/日以下
4. 400ml/日以下
64
成人の 1 日の尿量で乏尿と判断する基準はどれか。 1. 100ml 以下 2. 200ml 以下 3. 400ml 以下 4. 600ml 以下
3. 400ml 以下
65
尿および血清に含まれる物質を表に示した。クレアチニンはどれか。 1. ア 2. イ 3. ウ 4. エ
3. ウ
66
腎機能の指標はどれか。 1. AST(GOT) 2. 尿ビリルビン 3. 尿素窒素 (BUN) 4. 血清アミラーゼ
3. 尿素窒素 (BUN)
67
尿潜血反応が陽性の時、 尿中に存在するのはどれか。 1. ビリルビン 2. アルブミン 3. ヘモグロビン 4. ウロビリノーゲン
3. ヘモグロビン
68
老化による尿の生成と排尿機能の変化はどれか。 1. 排尿回数の減少 2. 膀胱容量の増加 3. 夜間尿量の減少 4. 残尿量の増加 5. 尿比重の上昇
4. 残尿量の増加
69
慢性腎不全によって起こるのはどれか。 1. 低血圧 2. 低リン血症 3. 低カリウム血症 4. 低カルシウム血症
4. 低カルシウム血症
70
慢性腎不全によって起こるのはどれか。2つ選べ。 1. 低血圧 2. 低リン血症 3. 低カリウム血症 4. 代謝性アシドーシス
4. 代謝性アシドーシス
71
腎臓について正しいのはどれか。 1. 腹腔内にある。 2. 左右の腎臓は同じ高さにある。 3. 腎静脈は下大静脈に合流する。 4. 腎動脈は腹腔動脈から分かれる。
3. 腎静脈は下大静脈に合流する。
72
膀胱で正しいのはどれか。 1. 漿膜で覆われている。 2. 直腸の後方に存在する。 3. 粘膜は移行上皮である。 4. 筋層は 2 層構造である。
3. 粘膜は移行上皮である。
73
交感神経の興奮によって起こる眼の反応はどれか。 1. 散瞳 2. 流涙 3. 明顯応 4. 対光反射
1. 散瞳
74
副交感神経の作用で正しいのはどれか。 1. 瞳孔散大 2. 気管支拡張 3. 心拍数の増加 4. 消化液分泌の促進
4. 消化液分泌の促進
75
交感神経の作用はどれか。 1. 散瞳 2. 腸蠕動の促進 3. 排尿筋の収縮 4. グリコーゲン合成の促進
1. 散瞳
76
交感神経の作用はどれか。2つ選べ。 1. 精神性発汗 2. 腸蠕動の促進 3. 排尿筋の収縮 4. グリコーゲン合成の促進
1. 精神性発汗
77
リラクセーションで期待される反応はどれか。 1. 血圧の上昇 2. α 波の減少 3. 呼吸数の減少 4. 筋緊張の亢進
3. 呼吸数の減少
78
リラクセーションで期待される反応はどれか。 1. 血圧の上昇 2. α 波の減少 3. 脈拍数の減少 4. 筋緊張の亢進
3. 脈拍数の減少
79
副交感神経の作用はどれか。 1. 瞳孔の散大 2. 発汗の促進 3. 心拍数の低下 4. 気管支の拡張
3. 心拍数の低下
80
副交感神経の作用はどれか。 1. 瞳孔の散大 2. 発汗の促進 3. 気管支の拡張 4. 消化液の分泌亢進
4. 消化液の分泌亢進
81
副交感神経系の作用はどれか。 1. 瞳孔の収縮 2. 発汗の促進 3. 気管支の拡張 4. 消化管運動の抑制
1. 瞳孔の収縮
82
副交感神経系の作用はどれか。 1. 発汗の促進 2. 気管支の拡張 3. 唾液分泌の亢進 4. 消化管運動の抑制
3. 唾液分泌の亢進
83
副交感神経の作用はどれか。 1. 発汗 2. 縮瞳 3. 尿量減少 4. 消化管運動抑制
2. 縮瞳
84
副交感神経の作用はどれか。 1. 発汗 2. 尿量減少 3. 心拍数減少 4. 消化管運動抑制
3. 心拍数減少
85
交感神経系の緊張で弛緩するのはどれか。 1. 立毛筋 2. 瞳孔散大筋 3. 膀胱括約筋 4. 気管支平滑筋
4. 気管支平滑筋
86
交感神経の緊張状態はどれか。 1. 瞳孔の収縮 2. 気管支の収縮 3. 心拍数の減少 4. 末梢血管の収縮
4. 末梢血管の収縮
87
交感神経の興奮によって起こる眼の反応はどれか。 1. 明順応 2. 散瞳 3. 流涙 4. 視野狭窄
2. 散瞳